ベタな異世界ファンタジー世界でテンプレチート持ちの転生者(アルパカ)でもチートハーレムを目指して良いですか? 作:ルカ
「マジかよ」
何度自分の姿を見返してもそれは変わらない。ただアホそうな獣の顔。つまり、アルパカに転生した自分の顔が見えるだけだった。
「いや、待って?まだアルパカに転生したって決まったわけじゃないし?と言うかアルパカに転生する希望を出した覚えも無いんだが」
おかしい。どうしてこうなった?必死に思い出そうとすると何か封印されている様な感覚を覚えた。あーこれ、あれだわ。都合が悪いからなんとやらって奴だ。誰がやったか知らないが、やられっぱなしも嫌だ。何が方法が無いか……。お、これは?
「
跳ね返しておくに限る。だって人の脳みそを弄って記憶を封印するなんて敵のやる事だしやり返されても文句は言えないよな。
「お?記憶が蘇って来た!!さぁ、どうして俺はアルパカなんだ?」
『貴方は死にました』
「おーまいがー」
『可哀想なので貴方にはかなりベタな異世界で二度目の人生をプレゼントします。ついでにチートもあげます(テンプレ)』
「やったー!!!」
そうだそうだ。一回死んでそれから女神様に会ってチートを貰ったんだ。さっきの魔法もそれか。でもまだアルパカの話は出てない。もう少し後かな?
『何のチートが欲しいですか?魔力チート?それとも全ての属性魔法が使える魔法チート?剣聖チートもありますし、戦いが苦手な方は料理スキルや鍛治スキルもあります。武器作ったり、美味しいものを作って陰ながら仲間を支援するのも良いと思います。他には魔物と話せたりする言語スキルもあってこれもまたオススメで。後は魔法を作れたりと解析とかもベタですけど』
「うーん、全部下さい!!どれも凄そうなので!」
『えぇ……』
「え?くれないんですか?くれると言ったのに!嘘つきですね」
『は?神を捕まえて今嘘つきと言いました?聞き捨てなりませんね……。良いでしょう、多少の制限はありますがその覚悟はありますか?』
「え?あーチートくれるなら良いですよ」
『人の道を外れる事になりますよ?後悔はしませんね』
「そう言うの良いんで早く下さい」
『分かりました。私はちゃんと忠告しましたからね?』
「これでチートで無双していっぱいハーレム作れる。やったー!!」
そうだ、テンション上がって話なんか聞いてなかった。でも、でもアルパカになるとは言ってない訳で。まさか人の道を外れるのがアルパカだなんて思わないだろ。精々悪魔と人間のハーフで魔人とかさ。魔物なのかなと思うだろ。
「何となく分かった所で使える物を試してみるか」
取り敢えず何が出来るか、そして何が出来ないかを試してみる事にした。
「まず、ベタだけど"ステータスオープン"」
異世界に来たらこれだと思う。居酒屋のとりあえず生みたいな感じでさ。やっとかないと落ち着かないみたいな。通過儀礼だと思う。
「おぉ、出た出た」
透明なアクリル板みたいなヤツには俺の名前らしき物とレベルが書いてあった。そしてその下には、スキルがズラッと並んでいた。その中に探していた物を見つけて、俺はそれを呼ぶ。
「解析さん、頼りたいんだけど。いる?」
一昔前のラノベで良くあった解説系スキルが喋って段々自我を持ち相棒ポジションになる奴である。この世界では解析と言うスキルがそれっぽかった。かなりベタな異世界である此処なら通用する筈と思ったんだが。
《お呼びでしょうか》
「呼んだ。まず、俺の事について解析して欲しい。俺は何なの?」
《アルパカです》
「そりゃあ見れば分かるけどもっと他にさ」
《この世界には同一の種類が見当たらない、異世界のアルパカの様ですね。故に繁殖は不可能なので子孫を残す事は出来ません。それから、特徴として人の寿命よりも短い様ですね。生きられて二十年程度ですね》
「二十年!?」
成人式ぐらいまでしか生きれないの俺。うわ、ショック。この世界に同じ種類がいないって事は前世のアルパカの身体で転生したって事か。……急いで無双してハーレム作らないと長い様であっという間だからな。こうしてアルパカだけど、チート持ちの俺は即座にハーレムを作る事を決意した。
「解析さん」
《はい、何でしょう》
「常に困ってる女の子を探して見つけたら自動的にその場へ瞬間移動するスキルとか無い?」
《すみません、良く分かりません》
何でだよ分かれ!