彡(゚)(゚)「天空の城ラピュタ」   作:名無ナナシ

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第3話 プロローグ

第3話 プロローグ

 

彡(゚)(゚)「……」カリカリカリ

 

(´・ω・`) .。oO(宮崎さんは映画冒頭のプロローグコンテ作業をしている)

 

(´・ω・`)「プロローグとは……」

映画の物語が始まってオープニングタイトルが出るまでの小さなドラマのことだ

 

ラピュタのプロローグは

ヒロインのシータが捕らわれている飛行船に

空中海賊のドーラ一家が襲撃し、悪役のルスカたちが応戦

そのさなかにシータが飛行船から落下するというものだ

 

(´・ω・`)「時間にして3分50秒たらず」

この僅かな時間ですべての観客の心をしっかりと掴まなければならない

それができなければ、後に続く2時間もの物語に

観客の心を付き合わせるのが難しくなるからだ

 

このプロローグからどうオープニングに繋げるか?

どうすれば無駄な時間やカットを使わないで事件性を高くするか?

どのようにスリル溢れる冒険活劇が始まることを観客に印象付けるか?

 

(´・ω・`)「そしてこのままでは落下していく少女が死んでしまう」

と観ている人を驚かせたままオープニングに繋げたい

というのが宮崎駿の想いだったはずだ

 

彡;(゚)(゚)「こんなんじゃあアカン!!」

宮崎さんは何度も試行錯誤を重ねていた

 

(´・ω・`)「ここで余談を少し……」

この冒頭の場面、制作当初はヒロインのシータが着ている服は

青い帽子を被り、白い襟の青いワンピースだった

 

(´・ω・`)「おそらく……」

連れ去られたシータは元々着ていた服を着替させられて

ルスカたちと行動を共にする間や、豪華飛行船のキャビンにいても

目立たず違和感がないようにと……考えられたのだと思う

 

(´・ω・`)「でも、この案は変更された」

服を着替えさせた案でいこうとすると、着替えたと分かる一コマが必要になる

それを与えられた短い時間の中に入れるのはあまりにもったいない

 

(´・ω・`)「さらに、シータがワンピースを着ていると困る別の問題もあった」

(´・ω・`)「映画の見せ場の一つにもなる、パズーとシータの出会いが……」

(´・ω・`)「しっくりこなくなってしまう」

 

(´・ω・`)「ワンピースを着たシータはどうしても深窓の令嬢……」

(´・ω・`)「いいとこのお嬢さんに見えてしまう」

 

(´・ω・`)「片や、主人公のパズーは貧しい鉱山の見習い小僧だ」

(´・ω・`)「考えてもみて欲しい」

 

(´・ω・`)「貧しいパズーが金持ちの裕福な少女に心を開くだろうか……」

(´・ω・`)「きっと開かない。素直な気持ちで話せないだろう」

 

(´・ω・`)「だから、シータの服はパズーと似た生活レベルの服でないといけない」

(´・ω・`)「そこで、選ばれたのが作業着の紺色の貫頭衣だ」

 

(´・ω・`)「映画の途中でシータが誘拐される場面が少しだけ流れるんだけど」

(´・ω・`)「その時シータは紺色の貫頭衣を着て動物のヤクの世話をしていた」

 

(´・ω・`)「だから、シータは連れ去れた時のままの服でいた」

(´・ω・`)「ってストーリーになるんだ」

 

(´・ω・`)「もしかしたら……」

(´・ω・`)「シータはずっと獣の臭いをプンプンさせていたのかもしれないね」

(´・ω・`)「それとも臭いを誤魔化すため香水をつけられたかもしれない」

 

(´・ω・`)「それを指摘しないパズーの優しさ……とまでは邪推だけど」

(´・ω・`)「アニメ作りにはこのような細かい部分の整合性も考えないといけない」

 

彡;(゚)(゚)「これもアカン!!」

 

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