第4話 ヘビースモーカー
彡(゚)(゚)カキカキカキ
(´・ω・`) .。oO(宮崎さんの作業を見ていると……)
いつまでたっても同じシーンばかり描いて
ちっとも仕事が進んでないように見える
彡;(゚)(゚)「ぐぬぬぬ」
(´・ω・`) .。oO(でも、没になった絵コンテからは……)
背負った責任や重圧が垣間見ることができた
彡;(゚)(゚)「失敗できないんや」
1時間後
彡(゚)(゚)y━~~「ふー」
(´・ω・`) .。oO(宮崎駿はヘビースモーカーだ)
吸うのはチェリー
毎日、3~4箱は吸うので
宮崎さんの周りはいつも薄っすらとタバコの煙で靄がかかっていた
彡(゚)(゚)「ヒロカツくんはタバコは何を吸うんや?」
(´・ω・`)「キャスターです」
彡(゚)(゚)「ほな、君のキャスターを1カートン、買ってきてくれや」
(´・ω・`)「え?ボクの?宮崎さんはチェリーでしょ?」
彡(゚)(゚)「ついでに、ワイのチェリーも1カートン、買ってきてくれや」
(´・ω・`) .。oO(買い物も仕事のうち)
普通に自分のだけ買ってきてで十分な話だと思うけど……
(´・ω・`)「ボクのタバコのついででなくても……」
彡(゚)(゚)「いやいや、これは仕事じゃないんや」
彡(゚)(゚)「ヒロカツくんを私用で使うのはアカン」
彡(゚)(゚)「せやから、君の買い物のついでにワイのもチェリーも買ってきて欲しいんや」
(´・ω・`) .。oO(公私の別にこだわって、けじめをつけたがる)
いかにも監督と呼ばせない宮崎さんらしさだ
(´・ω・`) .。oO(このことがあって以降、ボクは必ず一声かけるようになった)
(´・ω・`)「タバコ買いに行きますけど、チェリーも買ってきますか?」
彡(゚)(゚)「頼んだやで」
第5話 お地蔵さん
(´・ω・`) .。oO(宮崎駿と一緒に働くようになってしばらく……)
ボクが宮崎さんに抱いた印象は
お地蔵さんのような人である
9:30
(´・ω・`)「仕事前の掃除、掃除っと」
10:00
(´・ω・`)「おはようございます」
彡(゚)(゚)「おはようさん」
彡(゚)(゚)カキカキカキ
(´・ω・`)カキカキカキ
12:00
(´・ω・`)「お昼だ!」
彡(゚)(゚)「頂きます」
彡(゚)(゚)バクバクバク
(´・ω・`) .。oO(宮崎さんはいつもお弁当を持参だ)
彡(゚)(゚)「ごちそうさん」
彡(゚)(゚)「寝るんで、30分たった起こしにきてや」
彡(-)(-)zzz
30分後
彡(゚)(゚)「ふー寝た、寝た」
(´・ω・`) .。oO(起こしてと毎度言っていくのに、大抵、勝手に起きてくる)
13:00
彡(゚)(゚)カキカキカキ
(´・ω・`)カキカキカキ
18:00
彡(゚)(゚)カキカキカキ
(;´・ω・` )カキカキカキ
2:00
(´ω`)「ふぁーあ、もう夜中だ……」
彡(゚)(゚)「今日はここまでやな」
(´・ω・`)「お疲れ様です」
彡(゚)(゚)「お疲れ様やで」
(´・ω・`)「16時間労働、基本的にこれが毎日」
宮崎さんはお昼の休憩とトイレ、お茶くみの時以外はずっと机に向かって描き続ける
ボクにはその後ろ姿がお地蔵さんに見えた
(´・ω・`)「余談だが……」
スタッフは座り心地のいいキャスター付きの椅子を使っているのに
宮崎さんだけは折りたたみ式のパイプ椅子
その上に胡坐をかいたまま描くのが宮崎スタイルだ
(´・ω・`)「もっといいイスに座ればいいのでは?」
彡(゚)(゚)「ワイはパイプ椅子が一番なんや」
(´・ω・`) .。oO(宮崎駿に一日中付き合わされる椅子も大変である)
後日談だがラピュタの製作が終わる頃には、パイプ椅子も音を上げて
V字に凹んでいた……