キュウべえ「ボクと契約してTS魔法少女になってよ」 作:フェレーデ
原作内容が殆どなので読み飛ばしても問題ありません。
一部作者の想像で補完している部分はあるので、解釈違いがあったらゴメンネ!!
第2章の叛逆編は現状4割くらい書き終わったところです。
年末は時間が取れそうなので、1月半ばくらいから順次投稿予定です。
お楽しみに!
▷1周目【始まりの時間軸】
『えー、そんなことないよ。なんかさ、燃え上がれ~って感じでカッコいいと思うな』
『そんなのもったいないよ。せっかく素敵な名前なんだから、ほむらちゃんもカッコよくなっちゃえばいいんだよ』
『ほむらちゃん。わたしね、あなたと友達になれて嬉しかった。あなたが魔女に襲われたとき間に合って、今でもそれが自慢なの』
『それでも、私は魔法少女だから。みんなのこと、守らなきゃいけないから』
魔法少女になっているのは巴マミ、佐倉杏子、鹿目まどか。
まどかが魔法少女になったのはほむらが転校してくる数日前で、交通事故に遭った野良猫のエイミーを助けるために契約している。
転校初日にほむらにカッコよくなっちゃえばいいとか言って励ましていたのは、まるで過去の自分を見ているようだったから。魔法少女の契約を交わして生き方を見つけて自信をつけたまどかは、おどおどしたほむらに親近感を抱いたのだと思う。
ワルプルギスの夜と戦っていたのはマミさんとまどかだけだったので、杏子との合流はなくさやかの契約もなし。魔法少女として最期まで戦ったまどかを救う道があると知ったほむらは、終わらない旅路へと歩みを進めることになる。
まどかの最期は『戦死』だった。
▷2周目【リスタートの時間軸】
『鹿目さん、私も魔法少女になったんだよ! これから一緒に頑張ろうね』
『やったーほむらちゃん! すごいよ! すごい!』
『どうして……そんな…』
魔法少女になっているのは巴マミ、佐倉杏子、鹿目まどか、暁美ほむら。
前回と同じくさやかの契約はなしで、杏子の合流もなし。ほむらが魔法少女としてのキャリアを積み上げ、その全容を知るための時間軸。
おそらく最もほむらにとって楽しかった時間軸で、爆弾を武器に使い始めるのはこの頃。未来から来たことを話しているかは不明だが、この頃のほむらは人を疑うということを知らないので話していたのではないかと思われる。
まどかの最期は『魔力欠乏による魔女への変異』。
▷3周目【仲間割れの時間軸】
『伝えなきゃ…! みんなキュウベエに騙されてる!!』
『あたしたちに妙なこと吹き込んで仲間割れでもさせたいの? まさかあんた本当はあの杏子とかいうヤツとグルなんじゃないでしょうね』
『ソウルジェムが魔女を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!』
『もういやだ……いやだよぉ………!!』
ほむらにとってトラウマとも呼べる時間軸。
自分の言ってることは誰にも信じてもらえず、まどかの友達である美樹さやかには敵視され、同じ魔法少女の杏子とは協力関係すら結べない。
そして、いざ魔法少女の末路が魔女になることだと判明したら、尊敬していた先輩魔法使いの巴マミが錯乱して殺されかけ、仲間割れして残ったのはまどかと自分だけ。
それでも挑んだワルプルギスの夜には敗北を喫し、完全に生きる気力を失った。
誰かに頼ろうとすればあまりの真実の重さに正気を保てず、1ヶ月程度の関係性は瓦解する。
ほむらにそう思わせるほどには十分な経験となった時間軸で、まどかに”お願い”をされたことで一人で頑張るしかないと覚悟を決めることになる。
まどかの最期は『ほむらによる
▷4周目~n-2周目【ひとりぼっちの時間軸】
『誰も未来を信じない。誰も未来を受け止められない。だったら、私は……もう誰にも頼らない!』
『誰に分かってもらう必要はない。もうまどかには戦わせない。繰り返す、私は何度でも繰り返す。同じ時間を何度も巡り、たった一つの出口を探る』
『貴女を、絶望の運命から救い出す道を…!』
ほむらがベテラン魔法少女になるための時間軸であり、まどかが魔法少女になるのを阻止しようとして失敗した回数そのもの。
先輩として尊敬していたであろう巴マミや、まどかの友達ということで親交があったであろう美樹さやかと敵対することになり、覚悟を決めたとは言っても辛く苦しいことだったと思われる。
真実を話してもダメ、敵対してもダメ、魔法少女としてどれだけ経験を積んでもダメという無限ループに陥り、さらには守りたいと思っているまどかや親交のあった人たちからかつての思い出が消えて、忘却という苦難を幾度となく味わった。
杏子と協力関係を結ぶようになったのは戦力面の理由もあるのだろうが、友達と呼べるほどの関係性になったことがないから、忘却のショックが少ないという心理的要因もあったんじゃないかと思う。
杏子の過去についてほむらがどれだけ知っているかは未知数だが、叛逆の映画内ではさやかと仲良くできるような世界を作っていたことから、さやかと杏子が友達になった時間軸を経験したこともあるのかもしれない。
まどかの最期はいずれも『魔法少女契約による救済失敗』
▷n-1周目【光明を見た時間軸】
『暁美ほむら、君は戦わないのかい?』
『その必要はないわ。私の戦場はここじゃない』
『キュウべえ、これはどういうことだ』
『世界を繋ぐ結界は完成した。これから鹿目まどかにそれを使って、この世界の外に放り出す。代償は、このソウルジェム1つだ』
この作品のほむらにとって転機となった時間軸。
名前も知らない初めて見た魔法少女が魔女と化したまどかと相討ちする場面を目撃し、これだけの力を持った魔法少女の力を借りればワルプルギスの夜を倒せると希望を抱く。
また、恐らくではあるがキュウべえの目的がエネルギー回収であることを初めて知ったループであり、ただの愉快犯ではないということを認識した。
まどかの最期は『魔女と化して世界追放』
▷n周目【本編の時間軸】
『あなたは自分の人生を尊いと思う? 家族や友達を大切にしている?』
『神様でも何でもいい。今日まで魔女と戦ってきたみんなを、希望を信じた魔法少女を、わたしは泣かせたくない。最後まで笑顔でいて欲しい。それを邪魔するルールなんて壊してみせる。変えてみせる。これがわたしの祈り、わたしの願い。さあ、叶えてよ…インキュベーター!!』
『ほむらちゃん。ありがとう。あなたはわたしの、最高の友達だったんだね』
本編時間軸なので特に語ることはなし。
強いて言うなら、この作品では誰も魔女になることはなく、誰も命を落とすことはなかった。
まどかの最期は『概念となって消滅』
▷再編された世界
『それが魔法少女の運命よ。この力を手に入れた時から分かっていた筈でしょ? 希望を求めた因果がこの世に呪いをもたらす前に、私達はああやって消え去るしかないのよ…』
『暁美さん? まどかって……』
『誰だよ…』
『そのリボン……鹿目まどかのだよな…?』
まどかが女神のような存在になって現世から消えた世界。
1つ上の次元にシフトして概念となってしまったため、まどかの側からはいつでも世界を見ることができるが、ほむらの側からはまどかを観測することはできなくなった。
記憶を残しているのはさつきとほむらの2人だけ。ほむらはこの世界で生きてきた記憶も持っているが、さつきには再編前の世界で生きていた記憶しかない。
また、願いの肝になっていたまどかの存在が消えたことでほむらの固有魔法にも変化があった。
固有魔法は記憶操作、武器は弓。どんな願いを捧げて魔法少女になったことになっているのかは不明。
◆さつきの各時間軸での行動について
~n-2周目:魔法少女契約は交わしていたが、魔法少女の多くいる見滝原から離れた場所で魔女退治を行い、ワルプルギスの夜出現のタイミングでは毎回別の場所にいた。(キュウべえの計らい)
n-1周目:もともと別の場所にいたが、まどかの魔女化により世界中で異変が起き、発生源を探ってみると見滝原だった。命を掛ければ倒せると直感し、正義を為した魔法少女として散っていく。
n周目:魔法少女同士が仲良くすることはないということでソロ活動していたが、ほむらに協力を持ち掛けられて行動を共にすることに。
再編世界:まどかの存在を覚えているのが自分とほむらだけだと聞かされ、ほむらはあの子の守った世界だからと言ってこの世界を守っていく気持ちを語るが、さつきは叛逆の決意を固める。