魔法少女ノ魔女裁判 運命の中の少女   作:寝心地

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第14話

翌日

 

「………………………………」

 

ユリカは城ケ崎ノアの【液体操作】の実験を続けていた

 

(運命系の複製は何度行おうと魔法が強くなる訳では無い、一度使ったらスロットから外して良いか。液体操作の魔法は射程は見える範囲ならどこでも、ただし、壁等の障害物がある場合はその手前までしか効果が無い、着色や脱色も操作する液体の中で分離させれば可能っと)

 

ユリカはそう考え液体操作への理解を深めつつココの希望通り鮭おにぎりと城ケ崎ノアの運命を入れ替え朝食に出す

 

「うっひょー!!これこれ!!やっぱおにぎりこそ至高よなぁ〜」

 

生み出されたおにぎりにココは真っ先に飛びつき次々とおにぎりを食べ進めていく

 

「食べ過ぎは良くないよ」

 

ユリカはそう言いつつ更におにぎりを生み出しその場を離れ自身の房に戻り煙草を吸う

 

「……………………ハァ」

 

「何だよ」

 

煙草の煙を吐きながらため息を吐くとアリサが鬱陶しく思ったのか此方を向く

 

「別に、何でも無い」

 

ユリカはそう言い再び煙を吸い込むとアリサが手を差し出してくる

 

「………………………………何?」

 

「煙草…………くれ」

 

アリサに差し出された手に煙草を乗せるとアリサは自身の手で火を付ける

 

「火…………強くなったね」

 

若干強火になったアリサの火を見てユリカはそう感想を漏らす

 

「こんな所にいたら嫌でも魔法が強くなんだろ」

 

「……………………そうかもね」

 

ユリカは自身の手を見つめそう呟き2人は煙草を吹かしていると

 

「キャアアアア!!」

 

叫び声が聞こえ何が起きたのか慌てて確認に向かう

 

「アリサ君、ユリカ君…………」

 

そこには何人かの少女が集まっており一つの房を見ていた、何が起きたのかとユリカとアリサも房を見るとそこは真っ白なキャンバスの様になっていた

 

「何これ?」

 

「ノアちゃんが我慢出来なかったみたいで」

 

「部屋を真っ白に染めちゃったんですぅ〜」

 

「ヒロさんとも喧嘩した様ですし…………」

 

エマ・シェリー・ハンナがそう答え部屋の中ではノアが頬を膨らませていた

 

「……………………取り敢えず部屋を元に戻しておこうか」

 

ユリカはそう言うと部屋の白い塗料がユリカの指先に集まるとノアのスプレー缶の中に戻る

 

「ふぅ……………………」

 

ユリカはため息を吐くと夕食を済ませ

 

その日の夜

 

事件は起きた

 

「ぎゃっ、ぎゃああああああああ!?」

 

2度目となる叫び声が聞こえそちらに向かうと再び少女達が集まっていた

 

「今度は何?」

 

「あ、あれ…………」

 

ココの指差す方を見るとそこにはアンアンとノアの部屋で倒れる氷上メルルと赤い血に濡れた赤い剣があった

 

(ああ、ここはゲームの通りなのか、なら)

 

ユリカは煙草に火を付け煙を吐きつつとある人物を見た

 

メルルの死体が見つかり直ぐにゴクチョーからメッセージが届き魔女裁判の開廷を告げられた

 

「あ、良い機会ですし。前々から準備していた【事前投票】を導入しましょう」

 

「【事前投票】?」

 

「ええ、捜査の前に先に投票してもらい、1番疑わしき囚人を拘束します。そうすれば捜査中に犯人による不正も行われないでしょうし、特定がしやすくなるんじゃないかと。つまり裁判がさっさと終わる。それでは皆さん、自身のスマホで1番疑わしき囚人に投票して下さい。」

 

少女達は困惑しながらも事前投票を行っていく、最多票を集めたのは当然、二階堂ヒロだった

 

(ここまでは予想通り)

 

それからゴクチョーから捜査の許可が降りユリカは真っ先にメルルの殺人現場に向かう

 

中には入らず房の手前で屈み込む

 

ピリッと頭に電気が走った様な痛みが走りそれが大きく強くなっていく、痛みに耐えているととある事に気付いた

 

(前ほど痛くない?)

 

痛みが引いた事で思考が楽になったユリカはスロットを確認する

 

1.【氷上メルルの運命】

 

そこにはやはりメルルの運命が現れており手から淡い光が溢れている

 

(既に交換権使ってるのにメルルの運命がスロットにある…………もしかして運命系は強制交換?兎も角、これで大分楽になるな)

 

それからゴクチョーが裁判所に向かう様にアナウンスが流れユリカも裁判所に向かった




複製可能な物
1.煙草→【氷上メルルの運命】
2.ウイスキー(愛用の銘柄)
3.ハムサンド→鮭おにぎり
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