犯行を認めたマーゴを処刑を行うため少女達はゴクチョーに促されそれぞれのスマホに現れた執行ボタンを押す
「はい!!ではこれより、魔女の処刑を執行します」
ゴクチョーの宣言と共に歯車が回る音が聞こえ台座が入れ替わり現れたのはターゲットボードが現れマーゴが括り付けられる
「あらあ♡悪趣味全開でとても良いわぁ♪ゾクゾクしちゃう」
「存分に味わいな、それが君が感じる最後の感情だ」
ユリカがそう言うとマーゴは恍惚とした表情でユリカを見つめると何処からか凶器が現れる
弓矢が飛びマーゴの頬の数cm離れた場所に飛び矢継ぎ早にマーゴの体の近くに刺さる
「メルルちゃんは、本当に優しくて良い子だったの。魔女だったなんて信じられないくらい、可愛らしくて、あまりにいじらしくて、全部私の物にしたくなっちゃったのよ。私を見ている驚いた瞳も、清らかな服も可愛らしい声も。美しい銀白の髪も、飛び散った赤い血も、心臓も、全部、全部全部。本当に愛しくて愛しくて、私の物にしたのよ」
尚も恍惚な歪んだ笑みでマーゴが語る
「…………嘘だ」
そこにヒロが待ったをかけた
「残念ながら嘘じゃない。これが私の真実の愛」
「嘘だ!!」
ヒロが更に強く言うとマーゴの瞳が揺れる
「君は、メルルを愛してなどいなかった!!これが真実の愛?反吐が出る。お前の愛は嘘だ!!そんな物は愛じゃない!!お前は愛を知らない!!」
ヒロが叫ぶとマーゴの表情は歪む
「違う……ちが…………私は愛を知っているの、これは、愛なのよ…………」
「う〜ん、私は愛については良く分かりませんが、ヒロさんの主張の方がしっくりきますね!!マーゴさん、貴女は愛しているから殺したのではなく、消えてほしいから殺したんじゃないでしょうか?」
そこにシェリーが賛同しマーゴに問いを投げる
「違う!違う違う違う違う違う!!私は愛を知っているのよ!!これが愛なのよ!!もう止めて!!私の愛を否定しないで!!」
「分かるよ、何となくだけど」
そこにユリカが始めてマーゴの意見に賛同する。味方を得たと思ったマーゴは再び笑みを浮かべる
「でもね、宝生さん、その愛の向かう先は決まって【破滅】ってオチがつくの、愛した側も、愛された側もね」
「違っ…………そんな訳は…………」
「今の君を見てみなよ、何より君の愛した氷上メルルを見てみなよ、愛された氷上メルルは息絶え愛した君も今息絶えようとしている。これが【破滅】じゃなくて何だって言うの?」
ユリカの問いにマーゴは口をパクパクと動かすが言葉は出てこない、その体は【なれはて】となっていく
軈て、マーゴは何かを悟った様に
「ああ、私、愛なんて、知らなかったのね」
そう言い残しその全身に矢を受け【なれはて】となった
「無事に魔女のなれはてとなりましたので、彼女は永遠の牢獄へ閉じ込めます」
ゴクチョーが淡々と口にする
(……………………やっぱり【宝生マーゴの運命】が手に入らない、1週目の時も犯人である【蓮見レイアの運命】は手に入らなかった、魔女は死んでないから?)
「無事に終わって良かったですね。また殺人事件が起きたら魔女裁判を開きます。それまでは今までどおりに囚人として慎ましく生活をして下さい。コレにて閉廷とします」
ゴクチョーはそう言い飛び去りユリカはアリサと共に1本だけ煙草を吸い眠りに付いた