魔法少女ノ魔女裁判 運命の中の少女   作:寝心地

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第19話

スマホの通知音がなりゴクチョーのアナウンスが入る

 

少女達はラウンジに集まりゴクチョーが姿を現す

 

「さて、皆さんお揃いですね。既にお知らせしましたがまた殺人事件が起こって仕舞いました。前回と同じく事前投票を行います。怪しい方に証拠隠滅などされては困りますからね」

 

「事前投票…………いや、裁判すら開くまでもない」

 

「ヒロ君?それはどういう意味だい?」

 

ヒロの発言にレイアが質問を投げる

 

「犯人は明確だ。銃を持って立っていたエマ以外にない!!」

 

「怪しいのはヒロちゃんだよ」

 

「何が言いたい?」

 

「僕をあの時間に呼び出したのはヒロちゃんだ。最初から僕を陥れるつもりじゃないかな?」

 

「それで?私がココを殺し君に罪を擦り付けるつもりだと?」

 

「あ〜、そういうのは裁判の時にやってもらえます?取り敢えず今は、ささっと投票しちゃって下さい」

 

ゴクチョーに促され少女達は投票していく

 

間抜けなファンファーレが鳴るとヒロとエマが映し出された「おや、困りましたね。ヒロさんとエマさん同数トップですか、では、取り敢えず2人とも拘束と言う事で」

 

ヒロはその結果に納得行かず喚いていたが結果が覆る事は無く2人は連行されていった

 

それから少女達が調査に乗り出しユリカは煙草を咥えながらココの周囲を探る

 

「チッ、煙草が湿気っちゃう」

 

まだ小雨が降り頻る中調べていたユリカはそう零す

 

「ウッ、良くそんなのマジマジと見れるね。おじさんちょっと気分悪いかも」

 

隣で吐き気を抑えるのはココと仲が良かったミリアだ

 

「吐くなら茂みの方にしてよ?」

 

ユリカはそれからも手掛かりを探し続けるが特に大きな異常は無く魔女裁判の時間を知らせる鐘の音が鳴った

 

裁判所の自身の席に着くとゴクチョーが現れる

 

「それでは、魔女裁判開廷です」

 

ゴクチョーが宣言し飛び立つとやはり司会進行したのはレイアだった

 

「まずは私から、検死の結果を報告しよう。殺されたのは沢渡ココ君。死体は雨の降る中庭で発見されたが死体の損傷が激しく詳しい死亡推定時刻は分からなかったが時間はそんなに経っていないと思われる。直接的な死因は額に打ち込まれた弾丸による銃殺、その後身体に火を付けられたと思われる。そして死体の第一発見者はエマ君だった、間違いないね?」

 

「うん」

 

「また、ココ君が持っていたスマホも見つかっている。これらが現場から見つかった物で」

 

「その辺で良いだろ。まどろっこしい事は良いんだよ」

 

「どういうことだい?」

 

「結論から話そうぜ、二階堂や桜羽がうだうだ言ってるようだが、一番怪しいのは1人しか居ねぇだろ」

 

「成程、それなら聞かせてもらおうかアリサ君、君の意見を」

 

審問開始

 

「犯人は黒部だろ、沢渡は脳天を銃でぶっ飛ばされてんだ。なら、犯人は銃を持ってる黒部しかいねー。何か反論あるかよ?」

 

「……………………確かにその面だけ見れば私が一番怪しいのは認めるは、でも、私から見れば貴女も怪しいわ」

 

「ああ!?」

 

「沢渡ココは銃殺された後火をつけられている、そんな火力が出せるのは貴女しかいないわ、紫藤アリサ」

 

「2人とも落ち着け、銃はもう1丁存在している」

 

「もう1丁だと?」

 

「ああ、桜羽さんが持ってた奴ね」

 

「なら、銃は黒部の以外にもあったって事かよ」

 

「そう、つまり死因が銃殺だからといって黒部ナノカが犯人とは限らない」

 

「……………………チッ、わかったよ。ウチが間違ってた」

 

「まぁ、でも。桜羽さんが持ってた銃は凶器じゃないだろうけどね」

 

「ユリカ君、それは何故だい?」

 

「仮に桜羽さんが持ってた銃も黒部さんの銃と同じ魔法の銃だったとして、沢渡さんの犯行に使われたのなら一発空薬莢がある筈だ、それはリボルバー式だから薬莢はシリンダーに残ってる筈だよ」

 

エマがシリンダーを調べようとするが銃など持ったこともないエマはワタワタするばかりで一向に調べが進まない

 

「……………………貸しなさい」

 

そこにナノカが助け舟をだしカチリとシリンダーをズラし残弾数を確認する

 

「…………確かに真田ユリカの言う通り、弾は全部残ってるわ」

 

「となると、ヒロ君が見た【銃を持ったエマ君】は本当に銃を拾っただけと言う事だな」

 

「そもそも桜羽、何で銃なんて拾ったんだよ」

 

「それは…………実はヒロちゃんが見た時、僕が拾ったのは2回目なんだ」

 

「2回目?」

 

「うん、1回目に拾った時、本物かどうか調べようとしたんだけど持った所が熱くて落としちゃったんだ、それで壊れてないか慌てて拾って確認しようとしたら」

 

「私が来た…………と言うことか」

 

「うん…………そうだよ」

 

「………………………………成程、犯人が分かった」

 

ヒロはそう言うと犯人に向かって指を差しその指先が指す方を見て驚いた

 

「真田ユリカ、犯人は…………君だ」

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