魔法少女ノ魔女裁判 運命の中の少女   作:寝心地

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第3話

少女達しか居なくなったラウンジの中、少女達は困惑していた

 

「皆、聞いてくれ。私達はどうやら共同生活を強いられる事になる。それが何時まで続くかは分からないが、今は大人しく従おう。知り合ったばかりではあるが、私は君達を出来る限り守りたい、皆に危険が及ぶような行動は慎んでもらいたい」

 

ラウンジの中心に近い位置に立ち少女達にそう告げたのは蓮見レイア

 

「まずは全員自分のポケットをみてくれ、各自スマホが配給されている。残念ながら圏外で外と連絡は取れないが先程ゴクチョーも言っていたが、そのアプリの中に【魔女図鑑】と言うアプリが入っていた、どうやらルールブックの様だ、牢屋敷のマップや規則が入っていた。このルールを遵守し生活していこう。全員しっかり目を通しておいてくれ」

 

「ふざけんな!!魔女とか囚人とか知るかよ!!1秒だってこんな所居たくねぇ。うちはここを出るからな!」

 

「反抗的な態度を見せたら、看守に何をされるか分からないよ」

 

「ほっとけよ!!オメェには関係ねぇだろ!!」

 

紫藤アリサはそう言うとラウンジを飛び出す

 

「私も煙草とお酒があればどうでも良いや」

 

煙草を吸い終わり火を消しソファから立ち上がったユリカもそう言いその場を離れると自室に戻る

 

「あ?」

 

「やっほー紫藤さん」

 

「そういやテメェが同部屋だったな、チッ」

 

アリサは舌打ちするとそのままベットに横になる

 

「煙草吸って良い?」

 

「………………………………好きにしろ」

 

カチリと火が灯る音が響き煙が登る

 

2人の間に言葉は無く煙草の臭いと煙が2人の間を隔てる壁の様に立つ

 

「………………………………おい」

 

軈てアリサの方がユリカに声を掛ける

 

「………………………………うちにも1本くれ」

 

ユリカは何も言わず煙草の箱をアリサに向けアリサはそこから1本煙草を取る

 

ユリカがライターで火を付けてやるとアリサが煙を吸い込む

 

「ゲッホゴッホ!!、何だコレ!?前に吸った時はこんな…………」

 

「ああ〜オコチャマが遊びで吸っちゃう様な煙草と同じ感覚で吸ったのか…………あんなのと一緒にしない方が良いよ、肺が死ぬから」

 

「ああ!?オコチャマで悪かったな!!」

 

2人はそれから特に言葉は交わさずアリサは立ち上がる

 

「あれ?どっか行くの?」

 

「言ったろ、こんな場所に1秒でも居たくねぇ、さっさと脱獄してやる」

 

「ふぅ〜ん、まぁ無駄だろうけど頑張ってね」

 

ユリカはそう言うとアリサを見送った

 

それから数時間後

 

スマホから音と振動が起こりユリカは目を開く、何時の間にか眠っていた様だ

 

『皆さん、夕食の時間です。速やかに食堂に集合して下さい』

 

「ふっ!!う〜〜〜ん」

 

大きく伸びをし体を動かすとパキパキと骨が軋むのを感じ立ち上がると食堂に向かうとそこでは既に何人か食事をしていた

 

「お腹すいた〜ご飯何〜?」

 

ユリカの言葉に誰も答えない、ユリカは首を傾げる

 

「そこにあるものをビュッフェ形式で食べる様にと言う事らしい」

 

レイアの言葉と指差す方に目を向ける

 

「………………………………なにこれ?」

 

そこにあったのは焦げまくった真っ黒の物体、ユリカの言葉に答えられる者は1人も居なかった

 

「そう言えば私がお酒飲ませた人は?」

 

「う、うん、お酒が効いてるのかまだ寝てる」

 

「う〜ん、やっぱり素人にあのお酒は不味かったかな?」

 

それからユリカは食事の中で唯一まともと言える林檎を2〜3個取り席に座る

 

「そう言えば、皆さんはどんな魔法を使えるんですか?」

 

橘シェリーが唐突に尋ね全員の視線が集まる

 

「フフン、私の魔法はこれですわ〜!!」

 

遠野ハンナはそう言うと目立つ所に立ちちょっと浮いた

 

「おお〜、【浮遊】の魔法ですね!!」

 

しかしそれも精々十数秒それが終わるとゼェゼェと行きを荒くする

 

「ユリカさんはどんな魔法を使えるんですか?」

 

軈て標的はユリカに移り視線も自然とユリカに集まる

 

「私はこれ」

 

ユリカはそう言い掌を全員に見える様に見せると次の瞬間、ウイスキーの瓶が現れた

 

「おお!!」

 

「私の魔法は【複製】見たことがある物なら何でも幾らでも複製出来る」

 

「す、凄い魔法ですわね」

 

「ただし、複製出来るの物はスロット形式で【3つ】までしか記憶出来ない、それ以上を複製したいならどれか一つと交換する必要があるけど交換できるのは1日に1度だけ、後イメージはハッキリしてないと駄目。例えば【お酒】を複製しようとしたとして【ウイスキー】なのか【ビール】なのか【ワイン】なのかとかそう言う細かい情報が必要なの」

 

「意外と制約も多いんですね」

 

「まぁね、あ、チョコレート食べる?」

 

「「「食べる!!」」」

 

そうして楽しい?食事も終わりユリカは独房へ戻っていった




真田ユリカ 15歳

原罪 ???

灰色の瞳と緑色の短髪の少女、15にして酒と煙草を嗜む超不良、その正体は前世の記憶を持つ転生者

魔法 複製
記憶している物を複製出来る、スロットに3つまで登録した物なら数に限り無く複製出来るが登録は大雑把な括りで登録出来ない
例として酒や煙草、菓子類等は銘柄等の指定まで必要
登録は一日一回一枠だけ交換可能

現在登録されている物
1 煙草(愛用の銘柄)
2 ウイスキー(愛用の銘柄)
3 ライター→某有名菓子店の期間限定だったチョコレート
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