魔法少女ノ魔女裁判 運命の中の少女   作:寝心地

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女神様と牢屋敷組

魔女因子の呪縛から解き放たれた少女達、その中でも牢屋敷に残る決断をした少女達にとって課題は山積みだったが少しずつ解決していった、その中心には宝生マーゴの存在が大きかった

 

「………………………………」

 

そんなマーゴは手の中にある手紙を睨んでいた

 

「何を今更…………」

 

そう呟くと手紙をグシャリと握り潰す

 

「マーゴちゃん!!」

 

それと同時に扉が開け放たれ城ヶ崎ノアが入ってくる、その手には1枚の絵画が握られ体は絵の具に塗れ随分とカラフルになっていた

 

マーゴは手紙を隠し何時もの笑顔をノアに向ける

 

「あらノアちゃん♪今日はどんな絵を描いたの?」

 

ノアは出来た絵を皆に見せて回るのは牢屋敷に残った少女達に周知されていた

 

特に共に大魔女に立ち向かったメンバーにはいの一番に見せる様にしている

 

「見て見て〜今までで一番の出来だよ〜」

 

そう言ってノアが見せてきたのはユリカの肖像画、あの日以来ノアは多くの絵を描くようになったがその中でも断トツでユリカの絵が多くなった

 

全周回を通してあまり絡みの無かった2人の関係に不思議に思ったマーゴは1度ノアに何故ユリカの絵ばかり描くのかと聞いたことがある、その時ノアは

 

『だって、ユリカちゃん言ってたもん。「死んでも良いのは自分だけ」って、それって死んでも悲しんでくれる人が居ないって事だよね?皆ユリカちゃんを忘れるって事だよね?なら、ノア達がユリカちゃんを忘れない様にしないと…………』と言った

 

そう言うノアの言葉にマーゴも同意し時々皆でどのユリカの絵が好きか等のちょっとした品評会が行われる程度には描かれている

 

「……………………マーゴちゃんどうかしたの?」

 

ユリカの絵を見ている様で別の事を考えていたマーゴに突如ノアから直球の質問が飛び目を見開き一拍置いてから口を開く

 

「………………………………父が会いたいそうよ」

 

「ちちってお父さんって事?」

 

「そうよ」

 

「う〜ん、でもマーゴちゃんを虐めてた人だよね?嫌いだから虐める筈なのに会いたいなんて変だね」

 

「仕方無いわよ、あの人はそれが愛だと思ってるのだから」

 

「ふぅ〜ん、変な人だね」

 

「……………………フフ、ええそうね、変な人よ」

 

それからマーゴは父に拒否の手紙を書こうとペンと紙を取った

 


 

数日後

 

「マーゴ!!」

 

執務室の扉が開き夏目アンアンが飛び込んで来る

 

「どうしたのアンアンちゃん?」

 

「へ、ヘリだ」

 

「ヘリ?物資の補充はまだ2週間は先だったと思うけど」

 

「そ、それがマーゴに会いたい者を連れてきたと」

 

「私に会いたい人?…………まさか」

 

マーゴは嫌な予感がしつつもそうでない事を祈りそうでない場合の事も考え外に出る

 

一歩一歩歩く度に嫌な汗が背中を流れ外に出る

 

そこには着陸したヘリと政府の人間、そしてマーゴがこの世で最も会いたくない男が立っていた

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