翌朝
ユリカが目を覚ますとアリサの姿は無かった
「ああ、逃げ出そうとして捕まったんだっけ?」
ポリポリと頭を掻き大きな欠伸をすると朝食の為食堂に向かう
「おはよ〜う」
そう言いつつ食事の並ぶテーブルを見れば相も変わらず酷い食事が並んでいた
試しに黒い謎の塊を一口食べてみるとそれはそれは酷い味に2度と口にしない事を誓った
林檎を手に取ってみると昨晩と同じ物なのか補充も替えもされていないのか若干傷んでいた
「うっわ、酷い仕事してるなぁ〜」
そう言いつつ備え付けの食事を諦めサンドイッチを複製し齧り付く
「う〜ん!!タマゴサンド最高〜!!」
2個程食べた所で全員の視線が自身に向いている事に気付く
「皆も食べる?」
その言葉に全員肯定を示し全員分のタマゴサンドを複製し終えるとユリカは煙草を生み出しライターで火を付ける
「ねぇ、ユリカちゃん」
一仕事終えたユリカが煙草を楽しんでいると桜羽エマが声を掛けてくる
「ん?」
「あの、ヒロちゃんの為に後2つサンドイッチを貰いたいんだけど……………………」
「ああ、そう言えばあの子は?」
「うん、お酒を飲んだからか具合が悪いみたいでまだ寝てる」
「ああ、二日酔いになっちゃったのね、良いよ」
新たに生み出されたタマゴサンドを持ってエマは自身の房に向かうのを見届けユリカは煙草を吸い終わるとフラフラと歩き出す
特に目的も無く歩いていると宝性マーゴが図書室に向かうのが見えた
「何してるの?」
「あら、真田ユリカちゃんだったわね、図書室に来てする事と言えば1つでしょう?貴女は?」
「散歩、何読んでるの?」
「何も、読めそうな本はないみたい」
「あっそ」
ユリカはそう言い煙草を取り出すと火を付け煙を吸う
「ねぇ、私にも1本頂ける?」
「ん?良いよ」
ユリカはマーゴに箱を向けるとマーゴは1本取りライターで火を付け煙を吸い込む
「ゲッホコホッ、随分強い煙草ね。貴女こんなの吸ってたら早死にするわよ?」
「……………………良いよ、どうせここにいる限り遅かれ早かれ死ぬんだから。貴女もそう思うから吸ってるんでしょ?」
「…………そうね」
マーゴは再び煙草を吸いそう言うと煙を吐く、その姿は服装も相まってより艶美やかに見せる
その後、夕飯となりユリカの周りには再び他の少女達が集まって来る、あんな物を食べる位なら3食タマゴサンドを食べた方がマシだろう
そう思っていると昨夜暴れ欠けた二階堂ヒロがやってくる
「……………………真田ユリカ」
「やぁヒロさん、二日酔いで少しは落ち着いたかな?」
「氷上メルルが酔いに効く薬を出してくれてね、お陰で大分落ち着いたよ」
「なら良かった」
「だが、未成年飲酒と未成年喫煙は正しくない。今すぐ止めたほうが良い」
「……………………気が向いたらね」
ユリカはそれだけ言うと10個程タマゴサンドを複製する
「取り敢えずこれだけあれば足りるでしょ?私は寝るから何かあったら起こして…………じゃ、お休み〜」
ユリカはそう言うと自身の房に戻り眠りに付いた
複製出来る物
1 煙草(愛用の銘柄)
2 ウイスキー(愛用の銘柄)
3 某有名名菓子店の期間限定だったチョコレート→たまごサンド