(嫌だ!!死にたくない!!怖い!!助けてくれ真田)
ユリカに渡された煙草とライターを握り締めまるで神に祈る様に握る
火の手がないにも関わらず握られた煙草の1本がボォと突然燃え尽きる
「え……」
灰が空中を舞い次第に形を取る、既に魔法を失った少女にとって、それは余りに美しくそして残酷な光景だった
「…………………………随分早い呼び出しだと思ったら成る程、これは私が出張る必要がある訳だ」
灰は人形になったかと思うと現れた人物はそう声を上げる。その人物を見上げアリサはわけも分からずその人物の名を呼んだ
「………………真……田?」
「やぁ紫藤さん、余生満喫してる?」
ユリカは自身で生み出した煙草に火を付けながら笑顔でそう言った
「おお、ユリカ様。我々の為に施しを与えに来て頂き誠にありがとうございます。」
司祭の格好をした2人は頭を垂れそう言う
「何を勘違いしている?私は彼女を助けに来ただけだ、まさか何か月か居ないだけでこんな事になってるとはな」
「真田?」
ユリカは自身の実家の様相の変化に何処かがっかりしながら周りを見る
「お、恐れながらユリカ様がお隠れになった後我々は財政難に陥りまして…………経営が」
「ふん、どうせまた私の力を当てにして散財したんだろう?ギャンブル、最高級の食事、最高級の酒、聖職者とは思えない暮らしぶりだな」
「「……………………」」
ユリカの質問に2人は何も答えずユリカは椅子を作り出しそれに座る
「取り敢えず彼女の命の保証は私がする、誰も傷つけるな」
「……………………はい」
「それと、ユリカ教は今日で解散、私がここに居られるのも一時的だ、もう財産を複製するつもりもない」
「そ、それはしかし!!」
母親が声を上げるとユリカが指を鳴らす母親の頭が爆発しその体が崩れ落ちる
「ひ、ヒィ!?」
その光景に父親は腰を抜かしユリカは再び指を鳴らすと父親の頭も爆ぜ体が崩れ落ちる
「喧しい」
ユリカはそう言うと立ち上がると次々とアリサを襲っていた大人達を殺し始めた
「アハハハハハハハハ、見てよ紫藤さん!!殺したよ!!死んだよ!!私を苦しめた人皆死んだ!!アハハハハハハハハハハ」
1人殺す度にユリカは恍惚とした表情を浮かべる、その様子を不思議に思ったアリサは声を掛ける。
「お、おい。真田、お前何か変だぞ?」
「あw紫藤さんw人間の体で魔女の力を受け止めるのは無理があったみたいwあのね今ねw人を殺したくて仕方無いのw人を殺すのが楽しいのwだからねw皆以外殺すんだwもしかしたら皆も殺しちゃうかも知れないけどwその時はごめんねw」
「は?お前」
「それじゃあ始めるねw【みんな死ね】w」
その声と同時に周囲にいた人々が次々と倒れ始めた
こうして【第二の大魔女】が産声を上げた