鶴姉妹と同棲している話   作:鳥頭堂正太郎

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鶴姉妹とパフェを食べる話(前編)

ねこねこカフェ。

そこはまぁ、名前の通り猫をイメージしたファンシーなお店だった。

お店のシンボルマークに使われている猫のイラストがかわいい。

まぁ、席に案内され、メニューに目を通す。

見かけだけの店かと思ったら、しっかりと本格派の店で、コーヒーや紅茶だっていろんな種類がある。

瑞鶴はコーヒーのページを、翔鶴は紅茶のページを、それぞれしっかりと目を通している。

 

そういえば、パフェを食べたいって事だったな。

と思って、パフェのページを見てみると、驚いた。

むちゃくちゃたくさん種類があった。

いろんな種類のフルーツパフェから、抹茶やあんこを主軸にした和風パフェ、さらにはトマト、味噌、唐揚げ、しらすといった、誰が頼むんだ?というような変わり種まで。

さらにサイズだって、S、M、Lという普通のサイズから、中ジョッキ、大ジョッキ、ピッチャー、中バケツ、大バケツと様々なサイズがあって、最大の富士山パフェなんて80センチ以上あって、重さ8キロとか書いてある。

こんなの1人で喰える人いるんかよ…

と思ったら5人からと書いてあった。

まぁ、そうなるな。

「二人とも見てよ、8キロのパフェとか書いてあるよ。こんなん無茶だろ〜。」

と二人に向かって笑いながら言うと、

翔鶴は平然とした顔で

「えぇ、知ってますよ。

それ、食べに来たんですから。」

と言い、瑞鶴は

「そうなの?なんだ〜、知ってたら、ポップコーンやお菓子少なめにしたのに…」

と言った。

いや、ポップコーンやお菓子を少なめにしたら、とかいう量じゃない気がしますよ。

5人からって書いてあるんだよ。

 

それでも注文は決まったみたいで、店員さんを呼んで注文する。

「ブレンドのホットコーヒーとねこねこパフェの三毛猫チョコをピッチャーで。」

これは瑞鶴。

続いて、僕が

「ねこねこパフェの三毛猫チョコをSで。」

と言うと、瑞鶴はチッと舌打ちした。

なんで、舌打ち?

最後に翔鶴が

「ホットジンジャーティーどえりゃあたっぷりに、富士山パフェを。」

と言うと、店員さんの顔色が変わって、

「富士山パフェは5人からなんで、お一人での注文はちょっと…」

と言った。

翔鶴が

「私には多すぎるとおっしゃりたいんですか?」

と言うと、

店員さんは慌てた顔で

「い、いえ、そういう訳では」

と言うと、翔鶴は

「舐めないでください。

持ってきてください。

富士山パフェ。」

と言った。

「か、かしこまりました」

店員さんがそう言って、逃げるように去っていくと、

瑞鶴は真面目な顔をして、

「翔鶴姉、ホットジンジャーティーどえりゃあたっぷりを頼むとか本気で登頂する気なんだね。」

と言った。

「どういう事?」

と聞くと、

「あれくらいの大きなパフェになるとね、アイスクリームの業務用サイズのがそのまま使われていたりするから、そのままだと凍えちゃうんだよ。

だから、翔鶴姉はホットジンジャーティーを頼んで、体を温めながら食べる作戦なんだよ。

しかも、途中で無くならないように、どえりゃあたっぷりサイズ。」

フードファイターかよ!

 

「ところで、瑞鶴さんはじっくりコーヒー欄を見てたけど、ブレンドなんだね。」

と僕が言うと、瑞鶴は

「コーヒーは嗜好品だから、人それぞれ好みがあるでしょ。

ブレンドというのは、そのお店の標準な味で、店主が一番好みの味だったりするわけ。

それで、その店のブレンドを飲んでみて、好みだなぁと思ったら、そこのコーヒーの味は自分の好みに近いわけですよ。

だから、私は初めての店ではブレンドを頼むんだよ」

と言った。

深い、深いな!

「ところで、僕がねこねこパフェの三毛猫チョコを頼んだら、舌打ちされてたけど、何か気に障りましたかね?」

と、質問すると、

瑞鶴は口ごもったが、翔鶴が、

「それはね、瑞鶴はあなたが違うものを注文して、分け合えれば、お互いに違うものを食べれたのに、同じ物を注文したから、分け合えれないから、つい舌打ちしちゃったのよね。

そうでしょう、瑞鶴。」

と答えた。

「そうなの?」

僕が問いかけると、瑞鶴はこくんと頷いた。

 

あ〜、そうだったんだね。

三毛猫チョコはなんかパフェに乗ってた猫が可愛くてつい注文しちゃったんだけど、別のにすれば良かったかな…

 

とか思っていると、まずは僕が注文したパフェが届いた。




ねこねこカフェは実在しませんが、キャッツカフェが元ネタです。
名前とパフェの多種類さだけ。
翔鶴が富士山パフェを頼むシーンはトネガワの大盛りカツ丼のシーンのパクリです。w
瑞鶴のコーヒーの頼み方は、京都の有名なコーヒー店の店主がされたインタビューにのっていて、私がなるほどと思ったのでそうしてます。
あと、同じ物を頼まれて舌打ちするのは、よしながふみの愛がなくても喰っていけますから。
女性は違うものを少しずつ食べたいらしい…
まぁ、ピッチャーが少しずつかは知らない。
ただいま、秋の遠征と声優さんのイベントが重なりまして、月曜まで時間が取れません。
ていうか、艦これもイベントしてないし、秋刀魚も一匹も取れてない…
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