姫川大輝は逆行する_が、どうにも弟が弟じゃない。 作:ある日の残り香
お気に入りの数がめっちゃ増えてる!?
やっぱり、数が少ないだけでアクア女体化とか姫アク♀を主食としている人が多く隠れているのかもしれないですね。
アクア女体化と姫アク♀、もっと増えろ。
頭部への強い衝撃。俺の部屋に潜んでいた男のブラックジャックが俺の頭部へと振り下ろされた。
「あ、がっ……!」
俺は体勢を崩し、床に倒れ込む。倒れ込んだ俺に、男は何かしらの薬品を染み込ませたのであろうハンカチを口元に当ててきた。俺の意識は薄れていく。
せっかく、過去に戻れたのに。アクアを今度こそ救えると思ったのに、こんなところで終わるのか。そんな悔しさがただ溢れて、そして消えた。
次に目を覚ますと俺の手足は結束バンドで縛られ、口はガムテープで塞がれていた。周囲を見回せば、そこがどこかのガレージ……あるいは地下室であることがわかった。俺の身体は台の上か何かに寝かされており、固定された丸鋸が空を切るように作動していた。そして頭上には、その様子を撮影するかのようにカメラが吊るされている。丸鋸の駆動音がやかましい。
「目を覚ましたようだな、姫川大輝。」
声がした方を向く。そこには、俺の部屋に忍び込んで俺を襲撃した男が立っていた。状況証拠的に、こいつがあの封筒を送りつけた犯人だろう。
「僕は星野のクラスメイトだ。名前は……名乗るまでもないだろう。」
いや、名乗れよ。
「なぜ君がこんな目に合っているのか、自分でよくわかっているだろう?」
知らねえよ。カミキヒカルの差し金か?
「……おっと、口を塞いでいたんだった。忘れていたよ。これじゃあ意思疎通もできやしない。」
なら外せよ。
「だが、これから君が出す騒音を考えたら、塞いだままの方が都合がいい。これから君の罪状を述べる。ああ、否認しても刑は執行する。僕は君にとても不快な気持ちにさせられたからね。」
どこまでも自分勝手な理屈を並べ立てる男に、俺は苛立ち始める。一体どんな大義名分があってこの男は俺のことを殺そうとするのか、納得に足る理由が説明されるわけがないと確信していた。
「では罪状だ。」
「姫川大輝は、星野と黒川あかねの間に挟まり、ついには星野アクアを簒奪した疑いがかけられている。」
は?
「酷いじゃないか。百合の間に挟まるなんて。僕も星野のことが好きだったが、黒川あかねとの交際を機に諦めたというのに……君は自重せず、その美しい百合の間に挟まったんだよ?わかるかい、万死に値する。」
俺は誤解だと叫ぶ。アクアのことは大切な妹であるが、恋愛対象としてみたことはないと。だが、口を覆うテープがその弁護を妨害する。
「言っただろう。否認しても刑を執行すると。判決、死刑。」
男が手元で何かを操作すると、なにかしらの機械が作動するような音が聞こえた。それと同時に、俺が乗っている台が動き始める。俺が乗っている台は、ベルトコンベアだったのだ。家庭用のそれを改造し長くしたものである。改造のせいか速度は極めて遅いが、それが余計に恐ろしい。俺の身体は少しずつ、丸鋸に近づいていった。
「できるだけ意識を保ってくれよ、姫川大輝。君が死ぬまでの映像は、星野に贈るつもりだからな。もう二度と、星野が男に拐かされることがないようにするための、いい勉強教材になってくれ。」
俺は身を捩ってベルトコンベアから逃れようとする。そして、ベルトコンベアから乗り出して床を見た時、俺の希望は潰えた。
そこには、丸鋸が等間隔に上向きで設置されていた。落ちれば確実に大怪我は免れないし、最悪の場合は普通に死亡する。
「壮観だろう。僕がこれまで貯めるだけ貯めて使わなかったバイト代やお小遣いを全て使ったんだ。全部で200万は超えていることだろう。僕の将来の学費になるはずだったんだ。しっかりと堪能してくれ。」
俺はこの時、男から人生を全て投げ出してでも俺を殺すという覚悟を感じた。一体何がこの男をそこまでさせているのかがわからなかった。
「死ね、姫川大輝。百合の間に挟まり、僕の星野を奪った男。」
「私はお前のものじゃ、ない!!」
その時、男の背後から何者かが蹴りをかました。男は予想外の奇襲に体勢を崩して、機械を操作するスイッチを手放した。
「ほ、星野!!」
アクアは、そのスイッチを拾うとすぐに操作を行い、俺は死へと運ぶベルトコンベアを停止した。丸鋸は止まっていない。アクアはスイッチを持ち去り、そのまま床に置かれた丸鋸を避けながら俺の元へ駆け寄る。そして、俺の口を塞いでいたガムテープを剥がし、結束バンドを外した。
「姫にい、大丈夫!?」
「あ、ああ。お陰でな……でもなぜここが……」
なぜここがわかったのか。そもそも、アクアは今日不在のはず。そんな疑問が脳裏をよぎったが、視界に映った光景を見て、俺はアクアを抱えてすぐにその場を離れた。
「ちぃっ!!」
つい先程までアクアがいた場所に向けて、走ってきた男がナイフを突き刺していた。男は俺たちの方を向き直ると、アクアを抱き抱えた俺の姿を見て、唇から血が出るほどに噛み締め、顔を歪ませた。
「星野……よくも僕を騙したな……お前がレズなら仕方ないと俺は身を引いたのに、諦めたのに……裏では男とヨロシクやってたんだもんなァ……!!」
「そもそも誰なの、あなた……?」
アクアは男が誰かわからない様子だった。
「こいつはストーカーだ。お前の盗撮写真を所有している。」
「……私はそういうの無縁だと思ったんだけどな。」
一方的な好意。自己完結した短絡的な思考、独善的な行動。どこまでもストーカーの見本とも呼べる男である。だが、これほどの設備を整えてまで俺を殺しにくる執念と、これらを揃えるだけの行動力だけはただのストーカーではない、さらなる異常性の発露であった。
「憎い、憎いなぁ。星野、姫川大輝ィ……お前ら、いつからだ?いつから僕を騙していた?」
「落ち着けクソガキ、俺たちは兄妹だ。お前が思っているような関係じゃない。」
「黙れェ!!そもそも苗字も髪の色も目の色も違うじゃねェか!!」
男は刃物を振り回すが、俺はそれを避けながら出口を目指す。これでも役者だ。こんな応酬は殺陣でなんどもやってきた。当たるわけがない。
先ほどの空間は地下倉庫だったようだ。地上は車のガレージとなっている。なるほど、大分金のかかった家のようだ。高校2年生で自由に使える金が7桁なだけある。
ガレージの扉は開いていた。アクアが開けっぱなしにしていたのだろう。叫べば、誰かが気づくように。俺はそこから脱出を__
「逃げるなァァァァァァ!!!」
空気を切る音がした。
鋭い痛みと共に、俺の背中が急に熱くなる。だが、アクアはそれに気づいていない。俺は痛みを堪え、外へと走り抜けた。
しばらく走ったところで、俺はアクアを降ろす。
「アクア、警察に連絡をしてくれ……」
「わかっ……姫にい!?」
俺はアドレナリンが切れたのか、地面にへたり込む。口からは、血反吐を吐き始めた。
「ヘマしたな……あの野郎最後に、なんてコントロールしてんだ。」
俺の背中には、男が投げたナイフが深々と刺さっていた。
アクアはより焦った表情に変わり、警察と救急に連絡していた。俺の意識は少しずつ、遠のき始めていた。血を失いすぎたのかもしれない。
「姫にい、姫にい……しっかりして!!」
「ごめん……な、アクア……もうあれ、ダメかもしれない。」
「やだ、嫌だ!!姫にいも私を置いていくの!?ダメだよ、すぐに救急車が来るから……っ!!」
「……アクア。」
そういえば、本人に言ったことあったっけか。
俺は、薄れゆく意識の中口を動かす。
「俺は、自分に血の繋がったきょうだいがいるってわかった時、すごく嬉しかったんだ……まだ、俺には家族がいたんだって……」
「姫に……」
俺の目には、涙を流す星空があった。
「愛してる、お前たちのこと。頼りないお兄ちゃんで、ごめんな……」
俺の意識は、そこで途切れた。
カミキヒカルは、映画の撮影を見学していた。だが、アクアがいない。有馬かなが言うには、「アクアは今朝急に予定ができて来れなくなった」ということらしい。胸騒ぎがしていた。
撮影の休憩時間、有馬かなが身内からと思しき電話に出ていたが、その表情はその電話が悪いニュースであったことを知らせていた。
数時間後、答え合わせは行われた。ニュースを見た僕は「俳優の姫川大輝が刺された」という内容に対してほくそ笑んだ。しかしその直後の情報に、僕は動揺した。
「現場にはかつて舞台『東京ブレイド』で共演した星野アクアさんが駆けつけ、懸命な救護活動を行なったため、意識不明の重体ではありますが、病院の説明によると命に別状はないとのことです。」
「姫川大輝さんを襲った男については、自宅からは複数の丸鋸等を含む凶器と、星野アクアさんを盗撮したと思しき写真が複数枚発見されており、警察は関連を調べております。」
「星野アクアさんが所属する苺プロダクションでは過去に、所属するアイドルがストーカーと化したファンの男性に刺され、亡くなる事件も起きたのが記憶に新しい方もいるかもしれません。」
これら情報は、不要な情報の羅列だった。わざわざマスコミがこのような不要な情報の羅列を行う時、そこには意図が存在する。
マスコミは真偽を問わず、「文脈」を作る力が存在する。下衆な者たちは、そこから邪推を始めるのである。
僕はSNSを確認した。この時間はトレンドになっており、「姫川大輝」「星野アクア」「黒川あかね」「東京ブレイド」「東ブレ」「浮気」などのワードが関連ワードとして上がっていた。
SNS上に存在する人間や、お茶の間で芸能人を眺める人間のほとんどは小学生のような精神性と野次馬感情を抱えている。プライベートで男女の芸能人が同じ空間にいれば交際を疑い、すぐにそれを素晴らしい推理だと思い込んで発信する。自分と同じ意見を述べる者がいれば、多数決でそれを真実であると受け止める。
それを見込んで、マスコミは今後のニュースのネタづくりのために今回の報道をおこなったのだろう。もしも姫川大輝が死亡していれば話は別だったのだろうが、彼は生きている。つまり、まだ叩けるのだ。生きてさえいれば、不謹慎厨はあまり発生しない。
「このままではアクアの品位が落ちてしまう……僕の推しが、テレビから消えてしまうかもしれない……」
僕は自身の失策を呪った。犯人役である高校生は、前々からアクアのストーカーであり、僕はそこに目をつけて彼の前でわざとらしく「姫川大輝と星野アクアが相合傘をしている写真」と姫川大輝の住所が書かれた紙を落として、写真だけを拾った。当然手袋をつけていたから、紙に僕の指紋は残らない。
彼のSNSの発言を見るに、彼は星野アクアによる裏切りよりも「百合の間に挟まった姫川大輝」を抹殺するに違いないと踏んだからだ。
僕は彼の肩に手を置きながら、「今見たことは秘密にしてくれ」と言いつつ盗聴器を仕込んだ。その盗聴器から彼の計画を聞き、その日にアクアが駆け付けないように有馬かなを使ってアクアを事件現場から遠ざけようとした。
「一体、どうして気づいたんだ?」
だが、アクアは現場に現れて姫川大輝を救ってしまった。まったく、回りくどい殺し方をしようとするからこうなるのだ。部屋に忍び込んだ段階で刺してしまえば確実に殺せただろうに。あるいは、意識を取り戻すまで待たなければ。まったく、強いこだわりがある人間というのは厄介だ。
いや、それよりもアクアが現場を特定できた理由が不明だ。一体何があれば当日の朝に気づくことができるというのだ。
「__GPSか。」
僕の娘なら、それくらいはするだろう。納得ができる。しかし、それはつまり姫川大輝がそれほどまでにアクアにとって大切な人間であるという証左であって。
「おのれ、姫川大輝……!!」
ちょうどその時、テレビにはアクアの記者会見が映し出される。その顔は沈鬱としており、僕はその顔に怒りの溜飲が少しだけ下がった。姫川大輝は死にはせずとも、その命の重みを持ってアクアに深い傷を残したのだから。
不躾な記者からの質問がアクアに殺到する。アクアはその質問を聞くと、深呼吸をして答えた。
「姫川大輝は、私の兄です。正確には異母兄という形になります。私の父親は彼の父親と同じ上原清十郎で、母親が違います。血縁上の母については、一般人である上にすでに故人であるため回答を差し控えさせていただきます。なお、私にとっての父母は里親であり、ここまで育ててくださった斉藤夫妻に他なりません。これを聞いた上でも質問があればお答えします。」
アクアの答えは毅然としていた。力強くカメラを見つめ、視聴者に、記者に誠意を尽くしたことを訴えていた。真実を知らぬ者には、そこに偽りがあると疑えないほどに。
そうだ、彼女の母親はアイであり一般女性ではない。父親も上原清十郎ではなく、僕だ。なるほど、アイの名誉を守るためか。僕のことはまだ知らないのかもしれないが、知っていたとしても隠しただろう。
「やはり、君は素晴らしい「嘘つき」だよ。星野アクア。」
星野ルビーは、会見を見ていた。双子の妹である彼女は、アクアが今最大限無理をして毅然と対応していることに気づいていた。それでも、アクアの心の中には以前までは存在しなかった自己肯定感のようなものがあることにもまた、気づいていた。
「……今度は救えたんだね、アクア。」
アクアの前世、雪宮五里は看護師であった。だが彼女はかつて目の前で体温を失っていく、死んでいくママをただ見ていることしかできず、救えず、それが大きな心の傷となっていた。
だからこそ、今回兄である姫川大輝を救えたことは、彼女にとっての救いでもあったのだろう。アクアの中にもう雪宮五里は存在しなくとも、アイを救えなかった後悔は残り続けていたのだから。
「ずるいなぁ、姫川大輝。あなたばかり、アクアの救いになって。」
ルビーは、暗い部屋の中でそう呟いた。
黒川あかねの元にも、記者たちは集結した。裏取りのためである。
「アクアちゃんから紹介は受けていました。と、言っても元から同じララライの先輩だったので、見知った顔ではありましたけどね。よく三人でご飯を食べに行ったりもしましたよ。」
ただただ当たり障りのないことを答える。それ以上のことは、話すつもりはなかったから。
「……ああ、週刊芸能実話さんですね。はい、懐かしいですね。あの日ですよ、アクアちゃんがDNA鑑定書を持って姫川さんに会いに行ったのは。当時はその血縁関係を明かすつもりがなかったので、まさか週刊誌に撮られるなんてと二人とも焦っていたのを覚えています。」
向こうから飛び込んできてくれたおかげで、過去の爆弾も解除できた。これで何も憂いはない。
だが……今回の騒動には大きな問題があった。姫川さん、アクアちゃんとルビーちゃん、そして私は、連日ニュースで名前が挙げられることで知名度が上がってしまったのだ。
これは、復讐がさらに難しくなったことを示していた。
俺は目を開ける。見知らぬ天井だ。繋がれた点滴と、花瓶に生けられた花。そして__
「バカタレっ!!いつまで寝てんだいっ!!」
泣きながら俺に怒鳴りつける金田一さん。そして、その横から目を覚ました俺の顔を見て泣きそうになっているアクアだ。
「俺、何日寝てた?」
「丸2日だよ、姫にい。あと二週間は絶対安静。」
幸いにも臓器が無事だったり、アクアの懸命な初期救護によってどうやら俺は一命を取り留め、大した後遺症も残らなかったらしい。
「__俺が寝ている間にあったことがあれば教えてくれ。」
アクアと金田一さんの口から、これまでのマスコミの報道や、苺プロ、ララライの状況が語られた。
「なるほど、血縁関係はバラすしかなかったな。そりゃ。」
「ごめんね、確認できればよかったんだけど。」
「いや、寝てたのは俺の方だし。むしろ、よくやってくれたよ。」
アクアが俺の手を握る。
「生きててよかった……姫にい。」
「お前が来てくれなかったら危なかったな。それでも、危ない真似はあまりしないで欲しいけど……」
「でも、元はと言えば犯人は私のストーカーだし……私のせいで……」
「__金田一さん、少し外してもらっていいか?」
「あ、ああ。」
金田一さんが病室を出ていくと、俺は声を潜めてアクアと話し始める。
「今回の件、偶然だと思うか?」
「え?」
「偶然お前が出かける予定の日に、お前のストーカーが俺の殺害計画を立てるなんておかしくないか?」
「それって……」
「カミキヒカルだろ。」
「……ああ、なるほど。」
この事件は、アイの事件とどこか似ている。
「向こうから仕掛けてきたんだ。でもまさか、他の人間を使うとは……本人を返り討ちって形で殺ってってのは難しいかもな。」
「……。」
「アクア?」
「姫にい__」
アクアが俺の手を握って、顔を近づけてくる。
「大丈夫だよ、姫にい。姫にいを襲わせた奴は私が殺すから。」
アクアの目からは、光が消えていた。あるのは、全てを飲み込むような黒い星。俺はそれに圧倒されていた。夜空の凶星のようにも思えたそれから目を離すことができなかった。
病室を去ったアクアは視界の端をついてくる影の言葉を聞いていた。
「お前はアイは救えなかったが、姫川大輝を救うことができた。だが、アイを殺した男がそれで止まると思うか?お前の全てを奪うまで、奴が止まることはない。奴を殺せ、復讐を果たせ。」
「わかってるよ、吾郎さん。いや__」
その影の姿が変わる。それは、アイが死んだ時の幼い時の私だ。
「__私の後悔。」
アイを救えなかった私の後悔。私を復讐に突き動かすもの。
幸せな日々はもう終わり。
私は道を間違えた。
「姫にいも、あかねも、ルビーも……もうこの復讐には手を出させない。私が、カミキヒカルを殺す。私が全てを抱えて一緒に死んでやる。」
今までの復讐はアイへの後悔から生まれたものだった。アイを救えなかった私が、のうのうと生きていていいのかという、罪悪感から生まれたものだった。
カミキヒカルが自分の周りに危害を加える可能性があるということも理由として把握はしていたが、それについてはどこか現実離れしたものとして感じていた。
でも、実際に姫にいが襲撃された。私の復讐にも、大義名分が生まれてしまった。私が「やりたい」と思う理由が生まれてしまった。
もう戻れない。
この道を進むしかない。
姫川大輝
生存したが、アクアが真の意味で復讐の決意をしてしまった。
全治一ヶ月、二週間は絶対安静。
星野アクア
姫にいからの愛情を受け、自己肯定感は少し上がったが姫川を失う可能性を現実のものとして認識したため、復讐心が「使命感」から、「やりたいこと」に覚醒する。
忘れていた記憶の一部が甦りつつある。(前世の記憶は戻ってない)
側から見たらヤンデレだし、兄妹バレしてから気が抜けたのか、少しだけバラエティとかでもブラコンが顔を覗かせるようになる。視聴者諸兄は、アクアみたいな可愛い妹がいたらいいのにと姫川を羨み始める。
相変わらず心にヒビは入ったまま、少し割れ始めている。
星野ルビー
姫川大輝がアクアに与えた多くの影響には嫉妬こそするが、自分にはできなかったことだと受け止めている。
上原清十郎じゃない方、本当の父親の正体を早く知りたい。
それにしても、ロリ先輩が行った現場の集合記念写真に写ってるこの男……なんか既視感あるような気がする。
アクアと仲直りできない間に、アクアと姫川大輝がどんどん仲良くなっていくことに危機感がある。
黒川あかね
アクアちゃんの次の行動は読めた。
有馬かな
ミキさん、アクアと会えなくて少し悲しそうだったけど理由が理由だから仕方ないわよね。今度、別の機会で会えるように根回ししようかしら。
斉藤夫妻
炎上騒動になりかけてヒヤヒヤしたが、アクアが全て丸く収めた。しかし、それによって姫川大輝と星野姉妹の血縁関係に注目したマスコミや番組などからの取材依頼や出演オファーに忙殺される。
カミキヒカル
姫川大輝を殺せなかったのは残念だけど、アクアが「嘘つき」として覚醒しつつあるので嬉しい。
いつか会いたいな。
ストーカーくん
アクアのクラスメイト。友達がいない。アクアの良さは自分が1番よくわかってると思い込んでいる。逮捕済み。
拘りが強い性格で、自分の思考が絶対というタイプの人間。印象にあまり残らない顔つきをしている。
今回の事件はあるスプラッタ映画から着想を得たようで、それを知ったマスコミはその映画を批判した。
カミキヒカルのことはよく知らない。
次回から新章、最終章です。はたして姫川はアクアを救うことができるのか。
次回、「復讐実行中計画進行中」