寝台特急「サンライズ出雲」出雲・松江殺人事件   作:新庄雄太郎

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いよいよ、最終章です。


第8章 解かれた謎と時刻表トリック

「事件が起きた、マンションで犯人が侵入して伊藤さんを殺害後に駅へ向かって列車に乗ったってことは考えられないかな?。」

 

と、桜井は言う。

 

「ああ、それも考えられるな。」

 

「今頃、高山は出雲へ向かっているんだろう。」

 

「うん。」

 

「犯行時刻からにすると、犯行は20時15分頃だから駅まではタクシーに乗ったってことは考えられないかな?。」

 

「ああ、それも考えられるな。」

 

と、高杉は言った。

 

「そして、出雲の猪目洞窟で殺人が行われた。」

 

「つまり、犯人は同一人物の可能性が高いですね。」

 

特捜班は、さっそく推理してみた。

 

「という事は、犯人は伊藤を殺害後に逃走した。」

 

「ほう、なるほど。」

 

一方、高山の方では。

 

「桜井の方は、殺害された伊藤の方を捜査しているからやはり犯人は猪目洞窟の殺人の同一人物ではないかな。」

 

「その可能性が高いな。」

 

と、南は言った。

 

「分かった、犯人はこれを使ったんだよ。」

 

「高山、何かわかったのか。」

 

「犯人はこれを利用したんですよ。」

 

と、高山は時刻表をもって説明した。

 

東海道新幹線「ひかり343号」

 

東京発21時25分 乗車

 

静岡着22時22分 下車

 

寝台特急「サンライズ出雲」

 

静岡発0時20分 乗車

 

出雲市着9時59分 下車

 

出雲大社に観光後に、猪目洞窟で深川を殺害。

 

特急「やくも16号」

 

出雲市発11時56分 乗車

 

松江着12時29分 下車

 

松江城と小泉八雲旧居へ観光

 

特急「いそかぜ」

 

松江発15時03分 乗車

 

米子着15時29分 下車

 

快速「とっとりライナー」

 

米子発15時32分 乗車

 

鳥取着17時06分 下車

 

特急「スーパーはくと8号」

 

鳥取発14時21分 乗車

 

京都着17時25分 下車

 

新幹線「ひかり122号」

 

京都発17時34分 乗車

 

東京着20時14分 下車

 

「そうか、犯人はこれを利用したのか。」

 

「ええ。」

 

「それで、犯人はわかったのか。」

 

「ああ、この方法で利用したのは藤岡勝彦だ。」

 

「早速、高杉班長に報告してくるわ。」

 

高山は、東京の高杉班長に報告した。

 

「何、犯人は藤岡が。」

 

「ええ、恐らく東京で起きた殺人と猪目洞窟の殺人は藤岡が犯人だったんです。」

 

「ほう、やはり藤岡が。」

 

「ええ。」

 

「よしっ、高山たちは捜査を続けてくれ。」

 

「わかりました。」

 

宍道湖

 

「あの、なんであなたが私を。」

 

「君に知られてしまったからな。」

 

と、藤崎は言った。

 

「えっ、まさか私を」

 

「知られた以上は死んでもらおうか。」

 

と、藤岡は注射器を取り出した。

 

「そこまでだ!、藤岡。」

 

「はっ。」

 

「やはり、事件の犯人はあなただったんだな。」

 

「えっ、どうしてそれを。」

 

「あいつらが許せなかったんだよ。」

 

「やはり、金による犯行か。」

 

「ああ、そうだよ一らは親父を騙したんだよ。」

 

「それで、殺人を計画したのか。」

 

「ああ。」

 

数分後、山村刑事たちが到着した。

 

「藤岡勝彦、お前を殺人容疑で逮捕する。」

 

こうして、東京と出雲で起きた連続殺人は解決した。

 




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劇中の列車時刻は、98年10月のダイヤを使用しています
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