専用の銃火器を扱う女子生徒と対称するかの様に基本的に専用の近接武器を持っていますが、サブウェポンとして手榴弾を扱う生徒が居る様に別に銃火器を使えない訳ではありませんし、極小数ではありますがトンデモ兵器を扱う男子生徒も居ます。
学園都市キヴォトスのウトナピシュティム地区、通称D.U.にて独立連邦捜査部『シャーレ』が運営しているカフェでは、このキヴォトスに於いて随分と珍しい光景が広がっていた。
キヴォトスは学園都市として大半の住人が生徒であり、何故か女子ばかりなのが普通であるのだが…。
「はぇ〜…ここが噂のシャーレが運営しているカフェかぁ」
「オープンして間もないとは言え真っさらの新品って感じだな」
「内装に関しては先生がある種の自費で揃えたモノを業者に頼んで配置しているらしいね」
「流石はお金持ち学校に通ってるだけあってそこら辺の事情には詳しいのな…うん? これウチで作られてる磁器そっくりな耐熱プラコップじゃん」
極々僅かながら在籍している
「質に関しては並とは言え、こうして緑茶だけではなく紅茶やジュースなんかも一通り揃えてあるのは中々すげぇな」
「給湯室に持ち込み可ってあったから、高いヤツが欲しいって場合はオレみたいに自分で淹れろって事だろ」
「お品書きに無いと思ったら、それ持参だったのかい…」
「別に今なら見栄を張る必要は無いというのに…」
「まぁ、そこら辺はいつも通り、個人の自由って事っすよ」
各々が購買で買ったり自らが持ち込んだ菓子を広げ、カフェの一画を占領して談笑している姿は紛れもなく青春の1ページと言える様な光景であったが、一人私服である事を除き着用している制服が違う所から分かる通り、其々が在籍している学校は異なっており、学校の大きさが違う等些細な話でありゲヘナとトリニティ、学校同士の仲が悪いとさえ言われている所からも来ている始末。
其々がそんなキヴォトスに於いて国家に代わり政治を司っている各学園、そのパワーバランス等知った事かと言わんばかりに集まっており、面倒な柵を忘れて笑い合っているのがこの集まりなのである。
「今迄も色々良くなる様に足掻いてきたけど…遂に始まっちまうんだよなぁ…」
『はぁ………』
尚、初めて集まった二年前の動機については、其々神様転生させられたにも関わらず持ってる知識の少なさと『兎に角バッドエンドが多い』という程度にしか知らないにわか知識の転生者達が『この簡単に滅びかねないキヴォトスで何とか生き延びる為にも、定期的に集まり今後に備えて情報交換していかないか?』という提案が発端だったりする…なんでキヴォトス簡単に滅んでしまうん?
これにより原作開始時点埋まっていた幾つかの地雷と言える展開を事前に解決しており、その度にこの様な感じでD.U.の何処かしらに集まって慰労会という名で愚痴混じりの雑談に興じているのである。
ただ、今回の集まりに関しては少しばかり話が変わり、つい先日『シャーレ』が発足され『先生』が赴任したというニュースを受けた事で物語が始動した事を察し、これから始まる激動の時代を何とか乗り越える為の英気を養う為、シャーレの下見序でに全員で集まって騒ごうぜ!!といった感じで招集されたのである。
…因みに招集を掛けたのは記念すべき第一章としてデカい山場が待ち構えているアビドス男子であり、それに同意したのが同じ学校に所属する風紀委員が馬鹿やらかすゲヘナ男子であり、二人揃って遠い目をしながら空笑いしている姿から明日は我が身と理解している他メンバーもヤケクソ気味に賛同したのだ。
「あ〜…辛気臭い雰囲気になってる所悪いっすけど、この後の予定はどうするかって決めてるんすか?」
比較的精神的ダメージが軽微だったヴァルキューレ男子*1が声を掛けると、恨めしそうな目でヴァルキューレ男子を見ながらも上体を起こし、其々の予定を伝える事にした。
「俺は一章の件もあるから先生に顔見せしておこうかと思ってるけど、他に先生に顔見せする予定があるのっているのか?」
先ず予定を挙げたのは何故かこのメンバーの中でリーダーの様な扱いを受けているアビドス男子の『
「俺も万魔殿という一応ゲヘナの顔に所属しているんでな、ここまで来ていて顔出ししないのはそれはそれで失礼というものだろう」
次に挙げたのはゲヘナ男子の『
「僕は特に所属してる組織も無いけれど、折角来たんだし顔合わせ位はしておこうかな?」
そしてキヴォトスに於けるゲヘナの対とくればでお馴染みのトリニティ男子である『
「自分は…今は良いかなぁ…? どうせ二章で先生来たらアイツらに呼び出されそうだし…少しでも英気を養っておきたい…」
そう言ってまたしても微妙に陰気を纏っているのはミレニアム男子の『
「(ズズッ)うへぇ…まぁ、俺に関しても確か最初のイベントが百鬼夜行だった筈だし今回はパスだな、あのアホ猫シバく準備したいし」
凹むマキナに引きながらも持ち込んでいた三色団子を呑み込む百鬼夜行男子の『
「オレはパスだ、それとバサラはやり過ぎるなよ? この前の様に俺等とやり合うノリで大惨事になったらオレが〆る役回りになるんだぞ?」
厳つい話し方で持参した飲茶を啜る山海経男子の『
「喧嘩はやめてよぉ…それとボクもパスかなぁ、一度に何人も顔出ししたって覚え難いだろうし、それなら特に用事も無いから後回しで良いや」
ゴウトに次ぐ巨躯にも関わらずのんびりとした口調をしているのはレッドウィンター男子の『
「オレも行けんな、先生が本編通りの性格ならば俺の様な訳アリで転校した扱いの生徒は気に掛けてしまうだろうし、それに気を散らされて悲惨な末路を辿ってしまっては死んでも死に切れん」
そう言いながらも不満げに紅茶を飲むのは『
「それじゃあ自分は行かせてもらいましょうかねぇ…てか多分原作でのウチが関係する問題、初手さえどうにかすればもっとマシになりそうっすから、是非とも顔見せしておきたいんっすよねぇ…」
遠い目をしながらぼやいているのはヴァルキューレ男子の『
合計九人、神により転生の対価として任されたバッドエンド多発地帯にしてほぼ運命の袋小路の様なキヴォトスの運命打破を達成する為、其々の通う学園で起きた問題に右往左往しながらもこれまでの二年間互いに支え合い励まし合いながら協力してきた彼等には確かな絆が存在しており、其々の所属校と仲間達を天秤に掛ければ仲間を選ぶ者まで居る程である。
「それじゃあ顔合わせ終わったらどうする? 久しぶりにカラオケとかどう?」
「お〜…良いなカラオケ…もう数ヶ月は行ってないし、久々に行くとするか」
「そういえばD.U.にも新しいカラオケのお店が出来た様だし、新規開拓として行ってみないかい?」
「良いね良いねさんせーいっ!」
和気藹々と二度目の青春を楽しむ男子達だが、この数十分後に届いたケイゴからのモモトークにて盛大に凹む事になるのだった…。
『(アビドス一章)もう始まっとるがな!?』
色々頑張ってる野郎共の青春劇場、尚特訓風景で地が飛び散るのは日常茶飯事だったりする()
主要メンバー以外の男子生徒について知りたいですか?
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