野郎共、青春を征く   作:神薙改式

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 因みに前話でカタカタヘルメット団が本来のタイミングよりも早く仕掛けて来ていたのは、偶々休暇で買い物する為D.U.に来ていた団員がケイゴを見つけたので、それを仲間内でモモトークに流した結果、何時行くの? 今でしょ!? と判断された為です。

 今迄バイク使って出れていた為外出タイミングがバレずにいただけであり、実は迂闊に地元から離れられない抑止力的な存在なのがケイゴです。

 後、前回書き忘れていましたが転生者達は知り過ぎている為に行動が不審にならない様に、意図的に記憶がにわか状態になっております。

 誤字脱字がありましたら報告よろしくお願いします。


第二話 撃退、カタカタヘルメット団

“色々安全装置が備え付けられてるのは分かったけれども、今度からはこういった事をする際にはちゃんと事前に教えてよね?”

「はい、すいませんでした」

 

 カタカタヘルメット団へとダイナミックエントリーを決めた後、そのままアロナバリアを当てに一直線に校庭まで敵陣突破を敢行する事で先生の安全を確保し自身は戦場へと突貫したのだが、普段通りアビドス生達による支援を受けながらも皆が戦い易い様敵陣を引っ掻き回そうとした所で不意に視界が変化し、様々なデータが表示され地形や人や物の位置関係、それによって相手の動きが手に取る様に理解出来、あっという間に蹴散らす事に成功した。

 

 普段であれば仲間の位置把握や回り込んでいた敵と鉢合わせする等して手間取ったりする事もあったのだが、これが噂の先生パワーなのかと関心しながら先生が興味深いのか中心に皆が集まっていたので俺もそこに合流すると、薄っすらと青筋立てた先生によって正座からのお叱りを受ける羽目に。

 

 尚、経緯を聞いた他の皆はそんなに怒る事だろうかと言った感じに首を傾げつつも、先生は貧弱らしいからあの程度すらも危なかったんだろうな、といった感じで納得して感じで特に止める事なく流していた、流石アビドスである*1

 

“もう…今回はこれ位にしておくけれど、次唐突にこんな感じの事したらもっと長いお説教になるからね?”

「はい、すみません」

“分かったのなら良し、足崩しても良いよ”

「脚の感覚無くて嫌な予感しかしないんだ…がァッ!? あ、脚が…痺れたぁ…」

 

 慣れない正座によって即座に脚が痺れてしまったケイゴは立とうとしてもマトモに動けず、廊下とは言え直接地面にうつ伏せとなって脚の痺れが引くまで待つ体勢となった。

 

 そしてそんな普段は見せない様な何も出来ず情けない姿のクラスメイトで先輩であるケイゴを見たアビドス生達はというと…。

 

「ん、マトモに動けないケイゴ先輩は珍しい」

「いっつも色んな場所に跳び回ってますもんねぇ〜⭐︎」

「よし、それじゃあケイゴが早く復帰出来る様にマッサージしてあげよっか」

「そ、そんな事したら後でケイゴ先輩に怒られますよ!?」

「流石にそれはライン越えじゃない!?」

 

 当然の様にケイゴを弄っていた。

 

「があぁぁぁぁぁっ!? ばっ、おま、やめろホシn、シロコお前もかぁッダダダダダッ!?」

“皆仲が良いんだねぇ…”

「こ、この状況で煽りでしかねぇぞ先生ぃ!?」

 

 〜少女達少年弄り中〜

 

「それで、馬鹿な事した時はどうするんだったかな?」

「あだだだ…ご、ごめんよぉ〜…」

「……………ごめ、なさ」

 

 少しして悪意の比率が殆どなマッサージが効果を奏したのか、脚の痺れが取れたケイゴは一転攻勢、一瞬疲労困憊によりくたばったかの様に伏せた後、見事に騙された事で拘束を緩めたシロコを振り払い、まずは驚きつつも拘束を緩めていなかったホシノをアイアンクローで引き剥がし、振り払われた事でまだ隙だらけだったシロコにもアイアンクローで鷲掴みに、的確に両者のこめかみへと力を込めて激痛によるお仕置きを敢行していた。

 

 尚あまりの手際の良さと浮き上がる程に込められている力に他のメンバーと先生はドン引きである。

 

“なんか凄く手慣れてる動きだったけど、ケイゴは何処かで寝技とか習ってたのかい?”

「近接戦闘するなら拘束された時の立ち回りとかも覚えておかなきゃ話になりませんからね、友人との近接戦訓練やってる内に覚えたんですよ」

 

 悪餓鬼二人から反省の色が伺えた為ケイゴが手を離すと、つま先が浮いていた二人は尻餅をついた後ホシノは痛がりながらも立ち上がり、シロコは直ぐに痛みは取れないのかこめかみを抑えながら唸っていた。

 

 そんなホシノとシロコを一旦横に置いておく事にした面々に対して、先生が来訪した事で物資の補給等好転した状況を更に進める為にカタカタヘルメット団を追撃する事を提案し、良い加減我慢の限界だったアビドスの皆もそれに賛成した。

 

「今迄にも何度か侵入して破壊工作とか物資をちょろまかしたりしてたんだけど、アイツらどっかから補給受けてるみたいで一人だけだと次の襲撃を引き延ばす位しか出来なかったんですよね」

「私達は弾薬消費しちゃうから下手に攻めれないのに、ほんとやんなっちゃうわ…」

「運搬位なら手伝えると思ったんですけど、バレない様に運び出すのにも技術が必要みたいで失敗しちゃったんですよね…」

 

 一度防衛の為にホシノとノノミとシロコを残し、アヤネとセリカを連れてちょろまかした物資の運搬を手伝ってもらったのだが、途中二人が見つかってしまい運搬中の弾薬全て使い切る事になり、結局持って帰れたのは一応目標量は持って帰れた医療物資と雑貨がそこそこ程度にケイゴが持てた分の弾薬だけである。

 

 結局ケイゴの隠密能力頼りでそこまで効率が良くならず、取りに行った人数で考えれば散々な結果な為それ以降はケイゴ一人で行く状態に戻ったのである。

 

「取り敢えずアイツらの拠点潰しに行くのは良いとして、先生はどうやって移動しますか?」

“えっ? そこら辺はバレない様流石に徒歩で行くつもりだけど?”

「うへ〜…少なくともアイツらの拠点五つ以上はあるらしいのに?」

「この前確認してみたら七つはそれらしい場所あったな…本当に憎たらしいぜ」

 

 不良といえども人間である事には変わりなく、何度も襲われれば学習するものである…具体的に言えば本拠地自体は電車を使う様な場所に移し、アビドスにあるそれらは攻め入る前と撤退する際に利用するだけの、一時的な物資の集積所なのである。

 

“え゛っ!?”

「向こうも今迄ケイゴ先輩に何度か襲われてますからねぇ〜、対策されるのも当然ではあるんですけどね〜…」

「ん、アイツら支援受けてるからって前日にトラックで物資搬入するヤツと、当日に本拠地から電車で乗り込んでくる二つの部隊に別れてる」

 

 尚その結果、アビドスで今最も稼いでいるのは鉄道とそれに付随するコンビニいう有様である…治安はゲヘナ並みに終わっている為修理費用も終わっているが。

 

「集積所に関しては先生が用意してくれた物資で罠を仕掛ければ良いとして、本拠地にはどうやって乗り込むかですよね」

「ケイゴ先輩はアイツらの本拠地が何処にあるのか知らないの?」

「確か以前に調べようとして断念したんでしたっけ?」

「電車の追跡しようにも暇潰しに外見てるヤツとかも居るから、隠れる場所が無い道中で普通にバレて撃たれるんだよな…俺は大丈夫でもバイクやられたらアウトだし」

 

 その際ヘヴィマシンガンを撃つ為に窓を割られ、担当だったハイランダー生はその日枕を涙で濡らした。

 

“ふむ、そこら辺は私が場所を特定してみるよ…うん、ここだね”

「これが…大人の力?」

 

 アロナの力です。

 

「ケイゴともう一人だけならバイクで先に現地入り出来るけど、他のみんなは電車の都合だねぇ〜…」

「ヘルメット団とブッキングしたらその時点で開戦ですねっ⭐︎」

「ん、悪くない」

「寧ろ先制攻撃出来るから良いんじゃない?」

「作戦失敗した帰りの途中で襲われて帰り着いたら既に拠点に罠が仕掛けられてある状態で更に襲撃を受ける事になる訳ですか…ちょっと可哀想ですね」

“ま、まぁ仕方ないだろうけどお手柔らかにね…?”

 

 尚アヤネも憐憫の眼差しを向けてはいるが、一切負けると思っていない時点で頭アビドスである。

 

 そんなほのぼのとカタカタヘルメット団が叩き潰される為の作戦会議が進むのを見て先生は苦笑いしか出ず、何とか少しは抑える様に言っているが、無駄なんだろうなぁ…と頭の片隅で諦めていた。

 

 その日、カタカタヘルメット団はボコボコにやられた上に逃げ場の無い電車で追撃を喰らい、更に電車を先回りしたケイゴに私物を除いて本拠地を焼き払われるという、泣きっ面に蜂としか言えない程の大惨事に見舞われる事となった。

 

 そして電車での追撃戦で電車をボロボロにされ、当日のハイランダー生はキレたがアビドスに返り討ちにされた、また枕を濡らした。

*1
上空十メートルからの勢い付けて落下とか、一つ間違えば普通にキヴォトス人でも危険な行為です




 ハイランダー生のキレ方は例のアレでしたが、頭アビドスには無力でした、ここはキヴォトスだからね、仕方ないね(遠い目)

 てかケイゴが先生には真面目な口調で話すだろうと軽い気持ちで書いてたらアヤネとごっちゃになってめっちゃ紛らわしくなってしまった…取り敢えず何とか修正しなくては…。

主要メンバー以外の男子生徒について知りたいですか?

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