作兵衛たちとわかると村人たちが寄ってくる。
村人「作兵衛?生きとったか!負け戦と聞いてたが・・・」
作兵衛「村も無事でなによりだ。」
すると皆つるを見る・・・
つる「どうも・・・つると申します。」
村人「作兵衛が女を!?」
村人「なんだこの別嬪は!?売るのか!」
村人「いくらだ?」
村人「待て待てどうせ豊太郎に雇われるのがおちだぜ。」
作兵衛「口は悪いがいい奴らだぜ。」
つる「そうでしょうか・・・」
豊太郎「それは後で考えるとして・・・武田兵に追われてるところを助けたんだ。」
村人「この村まで攻めてくるのか?」
作兵衛「知らねーよ。」
村人「敵兵の数は?大将は?」
作兵衛「興味ねーし。」
子ども「武田軍って何喰ってるの?」
作兵衛「ほうとうなるものがあるらしい・・・小麦粉のヒモを味噌で煮込んで・・・」
村人「こういう奴じゃった!」
作兵衛の性格は村人もわかってはいるらしい・・・
そうして作兵衛はつるを預けてくれそうなところに向けて歩き出す。
豆助「どうするんすか?」
作兵衛「寺に連れてく。寺はあんたみたいな身寄りのない奴を受け入れてくれるからな。今後どうするかは落ち着いてから決めればいい。」
豊太郎「迷ったら私のところ来てくださいよ。文字も書けるでしょうから帳簿とかまかせたいな。もちろん給金は払うよ。」
つる「でもさっきは無償で働かせたいって・・・」
作兵衛「こいついつも攫ってきた奴は自分の土地で働かせてんだよ。しかも給金払って。そのせいで税金とか無償とかに敏感になってるんだよ。」
つる「悲しい経営者の性だったんですね・・・いろいろとありがとうございます。あなた方に助けていただいたことは忘れません。」
しかし行ってみると・・・
豊太郎「黒焦げになってる・・・」
村人「こないだ野盗に襲われたぞ。」
つる「なるほど・・・貴方たちにとってはこれも日常と。」
作兵衛「流石にちげぇよ!」
豊太郎「どうしようか・・・うちにも住むとこあるけど俺料理下手なんだよね。」
豆助「こないだ作った料理なんて小作人や使用人さん悶絶して倒れこむほどだったすもんね・・・それで自分達で作ることになったほどですし。」
つる「どんだけですか・・・ごはんは妥協したくないですし・・・しばらくは作兵衛殿の使用人としておいてくれませんか?どうせすべてを失くした身です。御恩も返したいですし。」
作兵衛「絶対飯作るの面倒なのもあるだろ!?だいたい俺んちってこんなんだぜ?」
作兵衛が指さした先にはおんぼろなかやぶき屋根の家があった・・・
つる「ぶ、武士の娘に二言はないですよ・・・」
作兵衛「無理すんな!?」
結局住むこととなったつると作兵衛。どうなるのか!