何故こうなった?   作:練火

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こんばっぱー

練火です(´・ω・`)

最近疲れが貯まって貯まって……まぁいいか


それでは駄文ですが、そんなこんなでどうぞ!!!!


第17話『過去と現実』

尚敏のISをデュノア社研究所に情報開示した後、アルクが飯に誘ってきたので乗ることにした。

 

~とあるカフェ~

 

カチャッ

 

「……旨いな…これ」

 

クラブハウスサンドを指しながら舌を巻く尚敏。アルクは軽めに笑いながら

 

「そうだろう?ここは私のお気に入りでな。週に二~三回は足を運んでるのだよ」

 

紅茶をテーブルに置くと尚敏の雰囲気が変わった。

 

「ん?どうしたのだ?」

 

「……アンタが何故、この写真を持っているんだ?」

 

テーブルの上にあのとき見つけた写真立てとその写真に写っている幼少期のアルクそして……

 

「……なんでコイツが写っている?」

 

ーーーーーーその横にいるのはこの世界に来る前の岳村尚敏だった。

アルクはソレを聞くと、少し寂しげな顔をして

 

「これは…私が子どもの時…唯一、友達となってくれた男でな。いろいろな事を教えてくれたよ…」

 

確かに死ぬ前の雇い主とは違う雇い主の子どもと仲良くなったのは覚えているが……

 

「その男は……今どこに……?」

 

生唾を飲みながら言う尚敏。その問いにアルクは首を横に振るのみだった。

 

「最後に『1ヶ月後にまた来るよ』と言い残して死んだよ……40年前に雇い主に裏切られてね……」

 

ソレも記憶にある……一つ確かめてみよう……

 

「……俺達には親はいない……」

 

「?どうしたんだ?いきなり」

 

どうしたんだ?と聞いてくるアルクを無視して続ける

 

「……俺達には友達はいない」

 

「……まさか……いや…」

 

「…俺達には死んでも泣く奴はいない…」

 

バンッ!!

 

「答えろ…!なんで君がその言葉を知っているんだ!!?」

 

アルクがテーブルを強く叩き、鬼気迫る顔つきで聞いてくる。反対に尚敏はマジかよ……と言う顔つきで言った。

 

「……俺達傭兵《メンバー》……その生き方として俺が教えた戦うための理由(ルール)だ……その反応を見るにやっぱりか…」

 

「いいから答えろォォッ!!なんでソレを知っているんだ!?お前は何者だ!!」

 

紅茶を飲み終え、まっすぐにアルクを見つめ

 

「改めて自己紹介をしよう…IS学園生徒… 二人目の男性搭乗者・岳村尚敏……そして、元傭兵《メンバー》総隊長・岳村尚敏」

 

「そんな…なんで…」

 

アルクは信じられないと言う顔で、こちらを見ている。尚敏は優しそうな顔つきになり

 

「ーーーーーー久しぶりだなアルク…」

 

その言い方にアルクはビクッと反応をした後、

 

「…この40年…ひたすら待ち続けていましたよ……岳村隊長…」

 

少し涙を溜め、そう呟いた。

 

「すまないな。だが、俺もここが40年後の世界だとはついさっきのこの写真で気付けたんだ」

 

テーブルの上にある写真を指しながら言う尚敏。

 

「でも、どうしてですか?40年前の戦争で姿を消したと思ったら……今、現れるなんて……」

 

その言葉に引っ掛かりを覚えた。

 

「?ちょっと待て。《40年前の戦争で姿()()()()()》ってどういう意味だ?」

 

「?言葉通りの意味ですが……??」

 

「いや、俺は確かにあの日、銃弾が腹を突き抜けて死んだんだぞ?その場所に俺の遺体があるはずだ」

 

その言葉にアルクは首を横に振り

 

「いえ。父上がすぐに生存確認をしたのですが、隊長を残して全員死亡が確認されました」

 

「なん…だと…?」

 

俺は仲間が全員死んだのを聞いた後に死んだんだ…その後に空爆等があったら全員の遺体が無いハズ……いや…でも……まさか……

首元にぶら下がっているドッグタグがチャリっと音を立てる。

 

「それにしても名前を聞いたときは、まさかと思いましたが…」

 

尚敏は考えるのを後に回して、アルクの質問に答えた。

 

「…アルク。今から言うのを黙っていて貰えるか?」

 

「隊長の言葉ならなんでも信じます」

 

尚敏はあの戦争で死んだ後の事を話した。アルクはソレを真剣に聞いていく。

話し終えて、アルクが口を開き。

 

「だから、隊長だけ死亡が確認されなかったんだな…一つだけ、あの地で妙な場所が合ったのは隊長の死んだ地点ですかね?」

 

「妙な場所?」

 

尚敏が聞くと、アルクはええっと頷き

 

「父上から聞いたのですが廃墟の壁際に死体がないのに血の海の跡と《メンバー》が愛用していたデュノア社の戦闘服があったんですよ」

 

間違いない。俺の記憶が確かならば…自分の血の海で死んだのだ……

 

「あの時はアルクの父親には随分と世話になったもんだ…そのうえ、今回はその息子であるアルクの世話になるとはな……世界って狭いな~」

 

「私はもう50越えましたし。それにしても、隊長。40年前と性格が違いますね?」

 

アルクがコーヒーに口をつけながら、言ってくる。

 

「そうか?……だとすれば、平和はだからじゃないか?…平和は人を怪物から只の一般市民に戻す……戦争と真逆だな…戦争は人を怪物に変える…」

 

テーブルに代金を置き、アルクと別れる前に頼み事をする尚敏

 

「アルク、お前に頼みたいことがある。■■■■■■やってくれるか?」

 

「少し、厳しそうですが隊長の頼みです。やってみましょう!その代わり、うちの娘を頼みます……」

 

アルクはソレを聞き終え、一礼をして去っていった。

尚敏もソレを見送らず、

 

「『モード暗殺者』」

 

『《鏡月・モード暗殺者》起動スタート』

 

鏡月を身に纏い

 

『ステルス・ON』

 

そのまま空に翔び発った。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈次の日のIS学園・屋上〉

 

まだ日が出ておらず、少し薄暗い屋上に

 

「《鏡月・待機モード》」

 

ステルスが解除され、降り立つ尚敏がいた。

 

「…流石に行き帰りもフルスロットでやってるからからだが悲鳴をあげているなぁ」

 

部屋に戻る前に保健室で手当てぐらいするか……

そう思った尚敏は保健室へ足を伸ばした。

 

スッー

 

静かに保健室へ入ると

 

「誰だ……」

 

ベットの方から声が聞こえた。知っている声なので尚敏は見ずに答える。

 

「自分の手当てをしに来たんだよ。ラウラ」

 

「貴様か…岳村。何故、名前で呼ぶのだ?いつもはニュービー等と言って馬鹿にしてくるお前が……?」

 

「別に……?そっちが良いならそうするぞニュー「ラウラで」…ラウラ」

 

軽めに手当てを終わらすと月明かりの下に行きながら言う尚敏。その彼にラウラはゆっくりと口を開いた。

 

「なあ、岳村。私はいったいなんだろうな……戦争をするために作られて、なのにあの大会で貴様にボコボコに負けて……私の存在理由などすでに無くなってしまったほどだ…」

 

その声に尚敏は無言で聞く。

 

「私などが教官のようにはなれないのだろう……私がいままで頑張って来たのは何だったのであろうな……」

 

「……ラウラ、知り合いにこういう奴がいた」

 

ラウラの不安で潰されそうな声を祓うかのように尚敏は口を開く

 

「……どんな奴だ?」

 

「その昔、ソイツ…Aは戦争のせいで両親がおらず、孤児だった。だが、ある時、ある傭兵に拾われてソイツの背中を見て育っていった。その傭兵は大部隊のリーダーで、仲間からも好かれており、誰もがソイツの為ならこの命を預けられるってレベルの奴だった」

 

「まるで教官のような人物だな…」

 

ラウラが居るであろうベットに近づきながら話し続ける。

 

「Aもソイツになりたいと思い、ソイツの後を一生懸命ついてきた。だが、ある時。その傭兵は戦争中に怪我をして部隊を離れることになった。そのときに一時的にだがリーダーに選ばれたのがAだった。Aはずっとソイツの背中を誰よりも追ってきて、その努力もしていた、だから、その命令に異を唱える奴はいなかった」

 

「私の成功した場合か」

 

ラウラがため息混じりに言った。

 

「まぁ聞け。ーーーーーーだが、そこで問題が起こった。Aは大部隊の指揮をとるが、いつもよりは戦果が出なかったんだ……何故だかわかるか?」

 

「どうしてだ?Aはその傭兵と同じような指揮を取ったんだろう?」

 

「他の仲間がついて来なかったんだ……Aは傭兵の真似…背中を追うばかりに意識が向いて、他の仲間と交流を極力避けていた。そのうえ、Aは一時的に部隊を離れたソイツと見比べられ。その内、大部隊の内部対立が起こり。傭兵が戦前復帰したときには大部隊の人数は大幅減少、Aはその時に殺されてしまっていた」

 

「なっ!?そ、それでは……」

 

「そう、どちらにせよ結末は最悪なんだ…俺の知り合いの傭兵はその骸を抱き、嘆き悲しんだ……何が言いたいか分かるか?お前が行こうとしてた道の末路はそんなもんさ…」

 

「ならば……私はどうすれば良かったんだ……!?今さらそんなことを言われても…私には……もう……この道しか…無いのだぞ!?」

 

シャーッ

 

ベットのカーテンを開け、目尻に涙を溜めているラウラの顔を見る。

 

「いや、まだ道はあるさ」

 

「……どう言うことだ…?」ゴシゴシ

 

涙を拭きながらこちらを見るラウラ

 

「お前はまだやり直せる…まだその途中だ…この学園には三年間は在席なんだ。その間に新しい道を決めれば良い」

 

「…………し」

 

「ん?」

 

聞き返すと、ラウラは自らを抱いて微かに震えながら

 

「もし、私が三年間のうちに今、歩んでいる道を変えられなかったらどうなる……?私はそのAと同じ末路になるのか………?」

 

尚敏はそれを聞くと、ラウラの真横まで立ち……

 

ポンッ

 

「……ふぇ?」

 

「そんな時は俺が側にいて変えてやるよ。何度でも……な」ナデナデ

 

頭を撫でながらそう答える尚敏。ラウラは少し顔が赤くなりながら目線をこっちに向け

 

「……ホントか?」

 

怯えたような声音で聞いてくるラウラ、それに尚敏は頭を撫でながら、笑顔で答えた。

 

「おう、ラウラが良いって言うなら俺はラウラの味方だ……っと言うわけで」

 

ボスンッ

 

ラウラをベットに寝かせると

 

「今日は午後からだから今は無理せず、眠っとけ」

 

そう言って保健室から出ようとする尚敏。ドアから出ようとする前になにかを思い出したのか、その場でラウラの名を呼び

 

「ーーーーーーおやすみ、良い夢を……」

 

プシューッ

 

一人残ったラウラは少し笑いながら、

 

「そうか……なら私も頑張らないとな…あぁ、こんな気持ちははじめてだ……」

 

少し頬を紅くしながらゆっくりと眠りについた。

今夜は良い夢が見れそうだ………




疲れた~終わった~
次の話で一区切りつけるためにいつもより長めにしてみました。
グダ文ですんませんでした!!orz
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