ハーメルンでは載せるのが初めてなのでどうか暖かい目で見ていてください。
それではどうぞ!!
プロローグ『始まりの夢』
ーーーーーここはどこだ?
「君の望みはなんだ?」
ーーーーーお前は……誰だ?
「俺は君だ。もう一度聞く、君の望みはなんだ?」
ーーーーー望み?夢の中か??じゃあ……望みは3つある!!
「3つだけとは……君はあまり欲が無いんだな」
ーーーーーそれ以上に思いつかないんだよ!?
「まあ良いだろう。それで、一つ目は?」
ーーーーー今以上に力をくれ
「二つ目は?」
ーーーーーそれに伴う耐久力だな。
「君は脳筋だったのかい?」
ーーーーー悪かったな脳筋で!!
「いや、別に悪くはない………最後の質問は?」
ーーーーーそうだなぁ…………この戦争を終わらすための……俺だけが使える兵器!!っとか?
「クククッ……子供かい?」
ーーーーーウルセェよ、バカ野郎
「まあ良いだろう………それでは__________」
俺は何か言っていたが聞こえはしなかった。
~
「……う……長……隊長!!起きてください!尚敏隊長!!!」
「ハッ!……………寝てたのか……」
目を覚ますと目の前には仲間の一人が尚敏こと俺の肩をつかんでいた。
「………お前、ヤッパリそんな趣味が……」
「違いますよ!!ってかヤッパリって何ですか!?ヤッパリって!!」
尚敏は目の前の男の叫びはスルーして
「何かあったのか?」
「絶対後で解いてやる……ハイ。もうすぐ援軍が来るらしいので、それまで耐えてくれと上から伝令が来ました」
男の言葉を聞きながら尚敏は近くの机の上に置いてあるサブマシンガンを手に取りキャンプから出た。
「いつまで持ちこたえれば良いんだ?」
「およそ……二十分らしいです」
キャンプの外には仲間の傭兵たちが弾等を分配している。
(後二十分………この調子なら持ちそうだな)
敵兵と俺達傭兵達はちょうど一直線に並んでいる。
バラバラバラバラッ!!
尚敏が今、入っていたキャンプの後ろ空から
「なぁ、まだ二十分たってないよな……?」
「ハイ……あの伝令が来て今は十分前ですが……」
嫌な予感しかしない、頭の中で警報が響く。その警報にしたがって空を飛んでいる物体を双眼鏡で見ると………
「爆撃機!?なにしようとしてやがんだ!ここにはテメェの国の軍隊もいるんだぞ!?」
しかしその言葉は届かず、無慈悲に味方の軍含めて爆弾が落とされた。
ドドーンッドドーンッ!!
『ヒィッ!!こっちは味方だぞ!?』
『死ぬな!!死ぬんじゃない!!』
周りに爆弾を落とされ、周りからは悲鳴や絶叫が響く。
「ふざけんじゃねぇぇぇーッ!!」
尚敏は上からくる味方の攻撃を睨みながら叫んだ。だがその叫びも周りの悲鳴も、絶叫も届かない……
隊員達が尚敏の方に駆け寄った。
「隊長!!これはどう言うことです!?あの攻撃じゃ、我々も全滅してしまいます!」
「知らねぇよ!!クソッ!!………今すぐにメンバーの確認を取れ!通信兵は俺と共に来い!今すぐ!!」
「「「「了解ッッ!!!」」」」
目の前にいる約40名全員が返事と同時に行動を開始し、尚敏と通信兵はもう一度キャンプに戻り、通信兵が周波数を調整した。
「通信……合いました!!」
「貸してくれ……」
無線機を手に取りイヤホンを耳にはめる。
「ハロー、こちら傭兵《メンバー》総隊長・岳村尚敏(たけむらなおとし)」
『ハロー、聞こえてるよ。用件はなんだい?』
「用件なぁ……簡潔に言う、今すぐに爆撃を止めろ」
『何故だい?』
通信の向こうから含み笑いも聞こえてくる。
「笑い事じゃねぇだろ……テメェの軍隊も被害受けてんだぞ!?」
『それがどうした?戦争には犠牲は付き物だ』
「こ、この野郎………!!」ギリッ
無線機を握りしめ、奥歯を噛みしめた
『あぁ、そう言えば…そこにいる軍隊は君たちと違う傭兵部隊しかいないんだよ』
「なっ!?」
『だから……安心して死ね。健闘を祈る』ブツッ
「お、おい!!(ツーツー)クソッタレがァァァッッ!!!」バキッ
無線機を握り潰し、地面に叩きつけた。入り口から、仲間の一人が終わったと報告がくる。尚敏はキャンプからでると
「隊長!!本部はなんと?」
「嵌められた。本部のジジイどもは俺達まとめて爆殺する気だ」
その言葉を聞くと、その場に動揺が流れた。
「もし、逃げようとしたら味方だった軍から敵前逃亡になって殺されておしまいだろう………」
空からの未だに続く爆撃を見ながら、ため息混じりに言った。
『じゃあ、逃げ道は無いと言うのですか!!』
『チクショウ!裏切りやがって!!』
『前門の敵・後門の裏切り……空からは爆撃……』
『どうしろって言うんだ!!!』
隊員達が戸惑う中で尚敏はサブマシンガンの銃口を空に向け発砲した。その音で周りの戸惑いの声は静まり、尚敏は口を開いた。
「お前たちに聞く……俺達はなんだ?」
「ハッ!俺達は死を恐れぬ傭兵《メンバー》であります!!」
問いに一人の隊員が答える。
「じゃあ、もう一つ。俺達の《メンバー》はなんの集まりだ?」
「ハッ!俺達は自ら死地に赴き、戦いをしたいがために集まった狂人達の集まりであります!!」
問いに別の隊員が答える、だがその答えに尚敏は首を振る。
「それは違うだろ?俺達は戦いたいが為、死にたがりが集まった集団だ……だが狂人では無い!狂人は人のために弔いをしない。だから俺達は死にたいがために集まった死にたがりで良い」
「だからこその《メンバー》だ!」
大きく息を吸い、尚敏は声高らかに言う。
「俺達に親はいない」
『『『だが、仲間がいる!!!!』』』
その声に反応して隊員達が声を揃えて言った。
「俺達に友達はいない」
『『『だが、戦友がいる!!!!』』』
「俺達が死んでも泣く奴はいない!」
『『『だが!肩を並べて戦う仲間がいる!!』』』
「俺達には帰る国も……故郷もない!!」
『『『だが!!俺達には戦場が!!《メンバー》がいる!!』』』
「俺達は死を恐れない!」
『『『だが、人に忘れられるのは恐れてしまう!!!』』』
尚敏はそこまで言うとサブマシンガンを掲げ
「それじゃあ……今から、最後の命令を出す!!」
敵が隠れている陣地に銃口を向け
「死んでこい、お前らの死は俺が見届けてやる!」
『『『了解ッ!!』』』
隊員達は班に別れ、車に乗り込んだ。尚敏はキャンプの横に置いてあるバイクのエンジンをいれ、もう一度言った。
「よし、もう一度言うぞ?死んでこい!ただし、道連れは絶対に連れていけ!!……皆ーーーー」
先頭を走り、持っているロケットランチャーを敵軍にぶち込み
「地獄で会おうぜ!!!」
先立つ煙の中に突入して行く。
『隊長に遅れをとるな!俺達も続けぇぇぇッッ!!!!』
『『オォォォォッッ!!!!!!』』
他の隊員たちもそのすぐ後に突入していった。
それがこの傭兵《メンバー》の最後の生き様だった。
この戦争で敵兵士の死傷者700人強、部隊約30が《メンバー》に全滅させられたが、味方の傭兵は誰一人として生き残っている者はいなかった。
傭兵《メンバー》総隊長・岳村尚敏(31歳)戦死
そこで彼の人生は幕を閉じた。
…………………はずだった。
「そ、そんなこの子もISの適合能力があるの!?」
「………何処だここ??ってか何この状況?」
彼の人生は第二の幕が上がる
とりあえず一話書き終わったけど、基本的に不定期投稿なので御免なさい。
あー携帯でルビ振りって出来んのかな??