何故こうなった?   作:練火

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朝だけれどもこんばっぱー!!

練火です(´・ω・`)

この頃、風邪で1日だけ寝込んでしまって体が少しダルいです。

まあいいか……

そんな事より駄文ですがそれではどうぞ!!


第21話『対策と協力』

➰尚敏が来る、ほんの少し前➰

 

ガヤガヤ

 

体育館の中はざわついている。

 

「今年もやるのか~、ヤル気出ないなぁ……」

 

「もうすぐ大会だし今回は見送ろうか」

 

「箒、もうすぐ何があるんだ?」

 

前にいる箒に小さく話しかける。箒はそうだったな、と軽く呟き。後ろに振り替える。

 

「もうすぐ学園祭があると入学説明会の時に話していた」

 

学園祭なのか…でも

 

「なんで二年や三年がサボろうとか言っているんだ?」

 

「さあな、それはわからんーーーーーーっと、始まるぞ」

 

箒はそう言うと前を向き、一夏もそれに習うことにした…ってアレ?あの壇上にいる人って…朝、変な事をしてきた人だよな…名前知らないけど。

ここに尚敏がいたら、またフラグを…っと頭を軽く押さえながら言ってきそうに思う。

 

「……あはっ♪」

 

「!?」

 

壇上に立つ女生徒は一夏を真っ直ぐに見ながら薄くまるで何かを企んでいる子供のような顔で笑った。そして、直ぐ様、その顔から普通の笑顔に戻り、挨拶を始める。

 

『やあみんな、こんにちは。今年は色々あったから、ちゃんとした挨拶はまだだったね?

私の名前は更識(さらしき)楯無(たてなし)。生徒会長をしているわ。以後はよろしく』

 

女生徒=楯無はそう言うとまた一夏の方をチラ見する。一夏はそれに気づかずに、楯無について先輩だったんだ……と軽く考えていた。

それを考えている間にも話しは進んでいく。

 

『さてさて、今月の一大イベントである学園祭がもうすぐだけど……それぞれの催し物をみんなでがんばって決めるように!』

 

元気よくそう言うが。次の瞬間、わざとらしくタメ息を吐き

 

『……と言ったところでヤル気も出ないしめんどくさいって思う人もいるでしょ?』

 

その言葉に一部の女生徒がドキッと反応する。楯無はそこで!っと大きく人差し指を生徒全員に見せながら

 

『生徒諸君のヤル気を促すために生徒会が話し合って新しいルールを導入することに決めたわ。今回の学園祭では、各クラス、それから申請を出してくれれば部活動単位で催し物をやってもらうわけだけど……それに対して投票を行い、見事に優勝したクラス、部活にはーーーーーー』

 

それと同時に楯無の後ろに巨大な空間投影ディスプレイが展開され

 

『ーーーーーー織斑一夏君と岳村尚敏君のどちらか一人、一ヶ月貸し出しを認めましょう!!』

 

……………え?

 

「「「「「エエエエエエエエーーーーーッ!!!!!??」」」」」

 

思考停止した一夏は周りの声で、何とか意識を取り戻した。前を見るといつ取り出したのか楯無は扇子で口元を隠していた。

 

『名付けて《学校内対抗織斑・岳村争奪戦》!』

 

その背後にデカデカと一夏と尚敏の顔が表示された。………っておい!?

 

「な、なん、なんだと!?一夏、これはどう言うことだなんだ!!」

 

「お、俺に言うなよ!こんな話、今、初めて聞いたんだ!」ガクンガクン

 

箒に両肩をガクンガクンされながら答える一夏。というか、早めにコレを止めてくれ……気持ち悪くなってきた………

 

「一夏。お前、コレを知っていたのか!?」

 

尚敏が後ろから声をかけてくる。一夏は首を横に振り、知らないと答えた。

ざわつく生徒達に、楯無はさらに話を続ける。

 

『こらこら、みんな静かに。生徒会長のお話はちゃんと聞きましょう?』

 

このカオスの原因を作った張本人はそう言うと、説明を続ける。

 

『ちなみに、貸し出しって言うのは文字通りの意味よ。例えば、優勝したのがどこかのクラスなら一ヶ月の間、織斑君か岳村君のクラスメイトになれるの』

 

「一夏と同じクラス……!?」

 

別のクラスにいた鈴がそう呟いた。

 

「尚敏君と一緒に………」

 

「簪さ~ん、戻ってこーい」

 

尚敏は少し離れた所でボケーッとしている生徒に話しかけている。

 

「と言うか、俺の了承とか無いぞ……」

 

一夏は小声で呟くと楯無はこちらを見ながら

 

「てへっ♪」

 

少しだけ小さく舌を出して微笑まれた……いや、そんな顔されても……

 

「成る程、部活動ならどっちかを強制的に入部させることが出来るのね!」

 

誰が言ったのか生徒の声に楯無は少し頷き

 

『その通り。部活動ならその部に強制入部させましょう!』

 

その言葉にまた雄叫びが響く。

 

「素晴らしい!最高だよ会長!!」

 

「なんとしてもうちのクラスが優勝するわよ~!」

 

「優勝は私たちの部がもらうわよ!今日の放課後作戦会議(ミーティング)をするから部員に召集を!!」

 

「で、でも大会に向けての練習が……」

 

「大会なんてどうでも良いのよ!」

 

良くはないだろう!?

どんだけ学園祭にヤル気が無かったのか改めて思った一夏であった……

 

(教室)

 

あの爆弾発言を落とされた後、教室に戻り早速。意見などが出されることになったのだが………

一夏と尚敏が前の教壇に立ち。集まった意見を尚敏が読み始める。

 

「俺と一夏とポッキーゲーム・俺と一夏と王様ゲーム、俺と一夏とツイスター………全部一夏だけにするんだったらどれか一つを選ぼう」

 

「ちょっと待て。そこは全部却下だろ?尚敏だけ逃げるのは無しだぞ!?」

 

尚敏はわかった…っと頷き

 

「一夏の発案により。一夏と食べさせあいっこが決t」

 

「全然解ってないよなぁ!?」

 

マジな顔で一夏が言ってきた。

 

「ーーーーーーと言うのは冗談で、全て却下だ」

 

その言葉に教室からえぇーっと言う不満の声が響く。

 

「えぇー、じゃないだろ!こんなの誰が喜ぶんだ!!?」

 

その不満の声に一夏が少し紅い顔でそう言うと、教室のアチコチで反論が上がった。

 

『私は嬉しいわよ?断言できるわ!』

 

『そうそう!二人(・・)を題材に催し物を組めば優勝間違いなし!』

 

二人と言うワードに尚敏が少し悪い笑みをして。

 

「えー、残念な情報ですが。俺こと岳村尚敏は文化祭の当日はお偉いさんの護衛に選ばれているので参加出来ませ~ん」

 

その情報にまたもや教室から不満の声が上がるが、尚敏は笑顔で話を続ける。

 

「そう言うわけで、俺の分まで一夏が頑張ってくれるので、多少無茶なことでも織斑先生は許可するとの事でーす♪」

 

その言葉に教室から歓喜の悲鳴が響く

 

「ちょっと待て!俺の人権は!!??」

 

一夏がそう言ってくるので、尚敏は一夏の肩をポンッと叩き。諭すように言った

 

「一夏……人生には諦めも必要だ……」

 

「誰かぁ!弁護士呼んでくれませんかぁ!?と言うか、学園祭でこんなおかしな企画が許されるわけないだろ!?ーーーーーそうですよね、山田先生?」

 

ここにはいない担任の代わりに副担任の山田先生に話を振る。本人は少し驚いたのち

 

「え!?……そ、そうですね。わ、私は食べさせあいっこ言いと思いますよ?」

 

ここには俺の味方はいないのか!?

山田先生の後押しでクラスが調子付く

 

『じゃあ、織斑君は一ヶ月の間、別のクラスに行くことになっても良いわけ?』

 

『そうだ~そうだ~。おりむーはこのクラスを裏切る気なのか~』

 

「なんでそうなるんだよ!!?」

 

『う~ら~ぎ~り~も~の~』

 

さすがに周りからの言葉に耐えかねたのか、一夏はガックシと項垂れて

 

「わかったよ。俺をダシにするのは良いけど、こういう見せ物みたいなのは止めてくれ……」

 

その言葉で周りからはまた案が流れ出ようとした時、一つの声がクラスに響いた。

 

 

 

 

 

「では、メイド喫茶はどうだ」

 

 

 

 

「「「「えっ?」」」」

 

 

案としてはよくありげな案だが、それを提案したのが……

 

「ラウラの口から『メイド喫茶』が出るとは思ってなかった…」

 

尚敏がラウラを見ながらそうぼやいた。回りも軽めだがそれに頷く。

 

「な、なんだ。私が言ってはいけなかったのか……?」

 

少しショボンとするラウラに尚敏とシャルロットが慰めに入った。しょうがなく進行は俺一人でいくとするか。

 

「喫茶店……でしたら一夏さんには執事をして貰いましょう!」

 

「俺が執事!?」

 

セシリアの提案で周りが執事姿の一夏を創造した後

 

『良いよそれ!優勝狙えそう!』

 

『だったらシャルロットにも男装してもらうとか!!』

 

「えぇ!僕も!?」

 

可哀想にシャルロットまで火の粉がかかっていく。ラウラを慰めていたはずのシャルロットまで落ち込むので尚敏は二人を相手にしながら慰める。

一夏は心の中で謝り、視線を戻すと話しはどうやら進んでいたらしい。今は演劇がどうのと言う話になっている。

 

『それだと、王子様役は織斑君で決定ね』

 

「へ?」

 

間抜けな声を出す一夏だが、話しはだんだん進んでいく。

 

『ねぇ、白雪姫って王子様のキスで目覚めるシーンがあるよね?』

 

『それってつまり……』

 

『おりむーとのチュウ~』

 

その一言でさらにクラスに動揺が走る。って少し落ち着けよ

 

「もしかして一夏。貴様はコレを狙って……!?」

 

「いやいや違うからな!?」

 

俺は意見すらしてないからな!?

箒が顔を紅くしてそう言ってくるので即座に否定した。なのだが、混沌はさらに大きくなっていく。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「揉めてるわねぇ。そんな団結力じゃ優勝なんて無理じゃない?」

 

 

 

 

 

教室の扉から放たれたこの声で全員が話すのを止めて声の人物をみた。

 

「鈴!?」

 

二組にいるはずの鈴は一夏のいる教壇に近づく。その途中、山田先生が注意しに入るが

 

「一応、今は授業中なんですから勝手な行動はーー」

 

「学園祭に向けての話し合いに来たの。だったら良いでしょ?」

 

呆気らかんと言う鈴に山田先生は頭に?マークをだして、許可を出した。

 

「鈴、話し合いっていったい何のだ?」

 

一夏がそう聞くと、鈴はビシィッとクラス全体を指しながら

 

「率直に言うわ。うちの二組とあんたたち一組、同盟を組んで一緒に学園祭に参加しない?」

 

その言葉で、生徒は少し茫然とするなか

 

「……同盟だと?何をバカな事を言っている」

 

立ち直ったラウラが腕組みをしながら鋭い目つきで口に出した。それにセシリアや箒も乗っかる。

 

「そうですわ。優勝を目指して戦うライバルと手を組むなど……しかも鈴さんのいる組とだなんて……」

 

「組んだところでこちらに利する所がないな」

 

邪険に扱う三人に鈴はフフフッと企むような演技をした後、

 

「まぁまぁ、話しはちゃんと聞きなさいよーーーーーー二・三年が特別ルールが出る前にあんなにヤル気が無かったのか聞いてみたのよ。そしたら、今までの学園祭……ことごとく生徒会が優勝して終わっているのよ」

 

「何?それは本当なのか?」

 

ラウラの問いに鈴も腕組みをして

 

「本当よ。だから『いつも通り』じゃヤル気に成らないわけ。ーーーーーーでも、あたしが思うにこの特別ルールも口実に過ぎないわ」

 

それまで普通に聞いていた尚敏がボソッと呟いた。

 

「どちらかを手にいれるための策略……か」

 

尚敏の一言でクラスがザワッとざわつき出す。

 

「その通りよ尚敏。これは生徒会が一夏達を手にいれる為の陰謀なのよ!」

 

「「「「「いんぼう~!?」」」」」

 

「ちょっと待って下さい凰さん!生徒会はあくまで学園祭を盛り上げるために」

 

声を会わせながらクラス全員(一夏・尚敏以外)が叫んだ。それに直ぐ様山田先生がストップを掛けるが

 

『あの~、先生?そもそも二人を学園祭の景品(許可無)にしてる時点で結構悪どいんじゃないかと思いますけど?』

 

その反論に山田先生は何も言えず、そのまままた話が進む。一夏と尚敏は目配せして同タイミングでタメ息を吐いた。

 

『全ては一夏達を守るため!文句無いわね!?』

 

『ありません~ん!』

 

その横では今まさに同盟が成立したようだった…………

 

「……何?言いたい事でもあるわけ?」

 

「いや別に?」

 

「もう勝手にしてくれ………」

 

二人の声はクラスの活気に消されていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

(教員室)

 

「ーーーーーーという訳で二組と合同でやることになりました」

 

尚敏が棒読みでそう言うと、目の前にいるおn…千冬は成る程っと頷き続きを促した。

 

「それだけしか決まりませんでした」

 

そう言うと、千冬はタメ息をつき

 

「今までずっと話し合いをしておきながら、内容は決まっていないのか…」

 

「候補としては喫茶店・演劇・お化け屋敷の三つに絞ったのですが…」

 

「つまり決まってない訳だろ?」

 

「ーーーーーー申し訳ない」

 

そう言うと、少し眉間に皺を寄せ

 

「全く…学園祭まで時間がないんだ。明日にはとっとと決めろーーーーーーではな。」

 

そう言って教室を追い出された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




終わった~
疲れた~
ヤバーイ

とりあえず、学園祭では一応二人のルートを合体で行こうと思います。(言ったと思うけど一夏中心?)

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