練火~デスΣ(゜Д゜)
この頃、調子が悪くて悪くて……
寝たきりの老人ってこういう気持ちなのだろうか……
まあ、そんなこんなで駄文ですがそれではどうぞ!!
ユサユサッ
「おい、起きろ一夏」
尚敏に体を揺さぶられて一夏はゆっくりと目を覚ました。
「……う。うう、もう朝か……?起きないと………んっ?」
一夏は横にいる人物を見て固まった。
「すう……すう…ううん……すう……」
そこにいたのは穏やかに寝息を立てているセシリアの姿だっ……セシリアーー!?
一夏は驚いた表紙に後ろに倒れかけるが尚敏に止められた。
(一夏。反対側も気を付けろ)
(え……は、反対側にも……?)
一夏は恐る恐る首を後ろへ回すと、
「…ん………」
何で箒まで!?
少し寝苦しそうにモゾモゾッと動いている箒の姿だった。一夏は回答を求めるように尚敏の方へ向く。
(な、な何が!?!?)
(落ち着け。言いたい事は大体、解るから)
尚敏にそう言われ、一夏はゆっくりと深呼吸をした後に
(どうしてこうなったんだ?)
(……寝起きで忘れたのか?まあいい。昨日の夜、箒達が部屋に入ってきて演劇の練習をしてただろうが)
思い出した…そうだ。確かに昨日の夜、箒達とそのまま寝るまで演劇の練習をしたんだった。
(お前が寝てからの後、大変だったんだからな?)
(大変だったって…何かあったのか?)
(取り合い……)
(??)
(あの三人がお前と添い寝したいが為に喧嘩に成りかけたんだぞ?)
疲れたな……っと遠い目をしながら呟く尚敏。その目には熊が出来ており、欠伸を噛み殺している。
(最終的には、じゃんけんで深夜の二時間交代をするからって俺…ずっと起こされてたし…)
(……ゴメン)
心のそこから謝る一夏であった。
➰
(食堂)
いつものように食事をとる一夏達だが、箒と鈴の箸が進んではいない。一夏は箒達を見ながら
「どうしたんだ、食欲が無いのか?」
箒は箸を置き、落ち込んだ表情で一夏に向く
「そ、そのだな……もうすぐ本番だと解ったら、緊張してきて食欲が出ないのだ……」
「アタシも似たような事かな……失敗しないかなぁ?大丈夫かなぁ!?……先に教室に行ってもう一回台本読んでくる!!」
鈴はそう言うと録に食事に手を付けずに先に出ていった。
「あーあ。鈴のヤツ、飯を食わないで行きやがったな」
食べ終わった尚敏がそうぼやくと、何故か鈴が一切手を付けなかった皿を一夏が尚敏の目の前に置いた。
「……一夏、これはどういう事だ?」
?マークを出して言う尚敏に一夏は
「………残飯処理?」
「OKだ。屋上へ行こうぜ一夏。久々にキレちまったよ」
「じ、冗談だって!!」
一夏と尚敏のいつものやり取りを見て、箒がため息を吐いた。
「貴様はそれほど緊張しているようには見えないが大丈夫なのか?」
「うーん、多少は緊張してるってくらいかな。始まったらガチガチかもしてないけど。それに、尚敏に『失敗してもいいから楽しんでこい』って応援されたしな」
笑顔で告げる一夏。箒とセシリアは少しだけ驚いた後、笑顔で返事を返してくれた。
(尚敏も少し良いこと言うね)
(そうか?)
(うむ、味方の緊張を解すとは流石は嫁だ)
一夏達を見ながら、尚敏達は小声でそう話している。
「そういえば、楯無さんに気になることを言われたんだ」
「あら、何ですの?」
「『この学園祭はIS関係者もたくさん来るから。一応、注意しておきなさい』って」
一夏の言葉に回りにいる専用機持ちの五人は
『『『『なんだそんなことか(ですの)……』』』』
「まさかのそんな事扱い!?」
全員が同じ反応をしたので一夏は驚きを隠せは出来なかった。
「一夏。とくに気を付けるのはお前なんだぞ?」
「尚敏も……じゃないのか?」
男性搭乗者なら一夏と尚敏の二人だけだ。だから尚敏にも何かしらのアクションは有るハズ……
一夏はそう考えていると、尚敏がため息を吐きながら
「一夏、思い出せ……俺は名前しか発表されてないんだぞ?」
「あ!そうだった!!」
そんな一夏の様子を見た尚敏は食べ終わった皿を持ち
「それじゃ、俺は先に行っとくわ………もうすぐチャイムが鳴るぞ?急げよ?」
一夏達は時計を見ると後、十分で朝の予鈴が鳴る時刻と成っていた。
➰
開会式を終えて、学園祭が始まった。一夏達は最後の準備をしているのだが………
尚敏は首を右に向けると
『おーい、書き割りの木が足りないんだけど知らないかな~?』
『それだったら2組の教室に有るわよ?……それよりもりんりんは止めて!』
次に左側を見ると
『すまない。もう一度、やり直しても良いか?』
『また?篠ノ之さん、別に間違って無いわよ?』
『そうなのだが…あまり自信が無くてな…』
『……もしかして篠ノ之さんって本番に弱いタイプ?』
『ウグッ!?』
さて。最後は前を見てみよう……
『うっわぁ…キレイ~!』
『ホントにね。着せてみた甲斐があったわ!』
『そ、そうなのか……こう言うのは着るのが初めてだから、よく解らないのだ…』
さて、感想を一言。
「ホント、賑やか過ぎるだろ」
尚敏は呆れたかのように呟くと、近くで一夏がインタビューを受けていた。
『キャンプファイヤー?仕掛けるって何をですか?』
『おりむーは知らない?この学園にはね~、伝説が有るんだよ~。後夜祭のキャンプファイヤーで愛の告白をすると結ばれるんだって~』
………待て。ここは女子高だったよな?じゃあ、偽伝説か
『へぇ、おもしろい伝説だな』
一夏、気付け!それは面白いけど同性愛だからなソレ!!?
尚敏が心の中でツッコミを入れていると、今度はインタビュアがこちらに近づき。
「いきなりですが、岳村くんに聞いても良いかな?」
「何をですか?」
「岳村くんは今回の学園祭はどうやって過ごすのかな?」
「偉いさんの護衛が終わったら静かな場所でゆっくりと寝たい」
質問に即答で返す尚敏であった。
➰
(教室)
まだ本番まで二時間はあるので、一夏達はバラバラに催し物に参加して、尚敏は護衛を頼んだ人物が来たので先に教室を出ていった。
一夏はふらふら~っと歩き、目線に入った教室を見る
ここの教室は書道研究会の書道体験か……入ってみるか
一夏はその教室に入ると、
「い、一夏!?」
「あ、箒。それに楯無さんも?」
箒の横にいた楯無は扇子を広げて
「やあ、一夏くん。楽しんでるかな学園祭?」
笑顔で聞いてきた。
「はい、色々見てますけど……楯無さん、こんなところにいて良いんですか?」
「生徒会の事かしら?ソレなら心配ご無用。やるべき事はちゃんとやってますからね」
じゃなかったらここにはいないだろうな
改めて納得する一夏に箒が無言で睨んでいる。
「ん?どうしたの箒ちゃん、むくれちゃって」
「む、むくれてなど!」
「むくれてたよ~?もしかして一夏くんを独り占めしてたから、つまんなかったのかな~?」
「そ、そそ、そんなわけ有るハズ無いでしょう!?」
箒~。今の楯無さんはイタズラ大好きっ娘だから、その反応はさらにイタズラ心を高めちゃうぞ~?
案の定、一夏が思った通り。楯無はイタズラをする子供のような表情で箒と話をしている。
その間に、箒が書いたと思われる書を眺めた。
「へぇ、流石は箒だ。すごい達筆だな」
箒はこちらに顔を向けると少し顔を紅くして、頬を掻きながら
「そ、そうか?これくらいは誰でも出来ると思うが…」
「けど。ここまで書けるのは、そうそういないぞ」
一夏の言葉に楯無が乗っかった。
「そうよね。箒ちゃん、普段も書道に親しいの?」
「いえ、たまに書くぐらいです。心が落ち着くので」
「俺なんて、学校の授業以来。筆を握った事すらないな」
そう言うと、箒は筆を一夏に渡し
「ならば……せっかくの機会なんだ。一夏も久しぶりに書いてみないか?」
「そうだな…やってみるか!」
一夏は箒から筆を貰い、白紙に向き合うのだが
ヤバイ……何書けば良いんだろうか?
文字を全く決めていなかった一夏。
「一夏くん。思い付かないなら、目の前に有るものの名前を書いたら良いんじゃないかしら?」
楯無がそっとアドバイスをくれるので、目の前に有るものを確かめて、文字を書く。
『篠ノ之 箒』
「……なっ!?」
「フゥッ…書けた」
サッパリとする一夏に箒はワタワタしながら
「ちょ、ちょっと待て!なぜ私の名前を書くのだ!?」
慌てる箒に一夏はさらっと答えた。
「目の前にいるから」
「あらら?私も目の前にいるのだけれど?」
「あ……」
そうだ。楯無さんも目の前にいたんだ。
一夏は失敗したかな?っと悩んでいると、楯無が少し考えた後、一つの結論が言われた。
「なるほど。一夏くんにとってより身近に感じられるのは箒ちゃんって事なのね?」
「まあ……そうですね。箒は俺のファースト幼馴染みですから」
「そ、そうか……わたしは一夏にとって一番……身近な存在か…ふふっ!」
誰も一番とは言ってないハズなのだが?
まあ、そこを言ったとしても今の箒には聞こえないだろう。一夏は改めて自分の書いた字を眺めるが
「それにしても……字が汚いよな…」
「確かに見苦しい字だな」
軽いトリップから戻ってきた箒は一夏の字を見ながらスパッと感想を口にした。
「やっぱり、そう見えるか…書道って結構難しいんだな」
「ならば手助けしてやろう」
「手助け?」
箒は一夏の横に回り込み、筆を握った一夏の手を上に重ね。ゆっくりと動かし始めた。
「こ、こうするのだ!」
箒の顔が近くに有る。この光景……どこかで……思い出した。
一夏は軽くハハッと笑うと
「こんなの小学生以来だな…すっげー懐かしいなぁ」
「全くだ。お前はいつまでたっても手間のかかる男で困る……苦痛では無いが」
二人は相手の吐息が解るほど接近し、無言で見つめあっている
「あらら、良い雰囲気だな~。羨ましくなっちゃう♪」
………楯無がいる目の前でだ。
箒はそれを思い出すと、一夏から離れ弁明をしようとするが。
「一夏くん?私も書道は得意なの。今度は私が教えましょうか?」
「ひ、必要ありません!一夏に教えるのは昔から私の役目なのです!!」
慌てながら言う箒に、楯無は軽く笑うと
「アハッ!冗談よ♪言ってみただけだから。ここは箒ちゃんに任せるわね。ーーーーーー一夏くんソレが良いでしょ?」
「そうですね……ここは箒に頼みます」
「一夏………」
嬉しそうに一夏を見つめる箒。一夏は箒の方へ向くと
「んじゃ、しばらくよろしくな」
「ああ!任せておけ!!」
ゆっくりと箒と二人っきりで書道をやり始めた。
今日は祭りを楽しむぞーーー!!!!!!
箒との書道体験を終えて、少しだけ休憩していると、尚敏からISによる通信が来た。
「尚敏?どうしたんだ?ISの通信はご法度だろ?」
一夏は陽気に言うが、
『一夏!今すぐに俺の言う場所に行ってくれ!!早く!!!』
尚敏の怒声で緊急事態だと言うのが解った。
尚敏から通信を受けたときの俺は、楯無さんの忠告を忘れていた。だから俺は今、こんな事をするのだろうか……?
『一夏くん、止めて!!今すぐにそこから生徒を避難させるのが最善なのよ!?』
「楯無さん……もう……遅いでs」
最後に目の前が輝き、次に暗くなった。
……尚敏……箒…セシリア…鈴…楯無さん……ゴメン…
とりあえず、反省点を上げて見ると……
早めに書き上げろ。この一つだな。
えっ?駄文??もうソレね、治らないから諦めようorz
それではまた、来週で