何故こうなった?   作:練火

45 / 53
スメラッパギ~

練火です(`◇´)ゞ

皆さん久しぶり~。元気にしてますか?作者は全く元気じゃないですorzダレカタスケテ……

さて、久しぶりなのでいつもより多めに書いてみました。(駄文だけど許してね?)

さて、それではそんなこんなでよろしくどうぞ!!!


第37話『学園祭前日』

新たな七不思議が出来てから2日がたった。

文化祭の準備も順調に進むが……

 

「……まだ、一夏の記憶が戻らない…か……」

 

箒の机の前で尚敏がぼやいた。

周りにはセシリア・鈴・シャル・ラウラ・箒がいる。当の本人(一夏)は少し前に山田先生に呼ばれて出ていった。

 

「そうなのだ。一夏がこの学園に来た時と同じような事をしてみても戻る気配が無い」

 

箒がため息を吐く。

 

「そうよ…子供の頃に良く食べてくれた酢豚を食べさせても記憶が戻る気配が無いし……」

 

隣の机に座っている鈴が答える。

 

「一夏さん……わたくしの料理を食べても。戻る気配が見えませんでしたわ」

 

((((いや、それは戻るじゃなくて消す方じゃないの(か)?))))

 

セシリアの超料理を思い浮かべる全員。

 

「いま、何か思いませんでした?」

 

いや全然?

全員が素知らぬ顔してセシリアの疑惑を誤魔化した。

 

「それで?どうするよ。明後日が本番だろ?」

 

「うむ、それなのだが明日は一夏と二人でよく言っていた神社に行こうと思う」

 

その発言に、鈴とセシリアが驚きながら

 

「ふ、二人で!?」

 

「ゆ、許しませんわ!!」

 

ペシッペシッ

 

「「痛ッ!?」」

 

尚敏はため息を吐きながら、二人の頭を叩く。

 

「許すも何も…一夏の記憶が戻る可能性があるなら賭けるべきだな」

 

「そうだね。それで一夏の記憶が戻るなら僕も良いと思うよ?」

 

「私も嫁に賛成だな」

 

シャル達も箒の意見に賛成してくれーーー

 

(……仮に一夏じゃなくて尚敏だったら同じ事を言えるの?)ボソッ

 

鈴が何かボソッと呟く

 

「「前言撤回する(ね)」」

 

アレー?

 

(うーん、さすがに我慢できないかも)

 

(でしょ!?)

 

「………何故、アイツ等は隅っこに移動したのか聞きたいな」

 

「年頃の乙女は複雑なんだよね~」

 

箒と尚敏の横から本音がやって来た。

 

「ああ、布仏さん。すまないが、明日はーーー」

 

「うん、昨日聞いたから解ってるよ~。おりむーも連れていくんだよね~」

 

「すまない、助かる」

 

「?明日は何か用事でもあったのか?」

 

尚敏がそう聞くと、箒は少しだけシュンッとしながら

 

「その……私の生家は神社でな今は親戚に管理を任せてるのだが。今度、神楽を行う必要があるので私にその際の舞を頼みたい。と」

 

神楽って言うと……神社で神様に奉公の為の舞…だったか?

 

「だが、あまり気乗りしないのだ。ここの練習でも私は全然駄目なのに、本番間近でそんな事をやっても良いのかどうか……」

 

なるほど、だから。シュンッとなっていたのか…

 

「のほほんさん、箒は何が駄目なんだ?」

 

演劇監督をしている本音に問うと、本音は頬を掻きながら苦笑いしている。

 

「うーん。台本は完璧に出来てるんだけどねぇ~。おりむーと向かい合ってすると、途端に顔を赤くして気を失ったりするんだよね~」

 

「ふーん……」

 

横目に箒を眺めると、未だにシュンッとなっている。

尚敏は箒の肩に手を置きながら

 

「安心しろ。明日は多分だが、良い勉強になると思うぞ」

 

「そうだよ~、気分転換に行ってらっしゃ~い」

 

笑顔で告げる尚敏と本音に箒は弱々しい笑みで返した。

隅っこにいた鈴とセシリアから邪悪なオーラが見える。

 

………

 

明日は間違いなく大忙しだな……

 

尚敏は遠い目をしながら空を見上げた

 

 

 

 

 

 

 

 

➰

 

一夏と箒が階段を昇り終えて、一息ついた。

 

「ここが箒の実家の神社か……」

 

「ああ、何も変わっていない。懐かしいな…」

 

「昔のままなのか?」

 

「………何か変化はあるか?」

 

箒はそう訊くと、一夏はなんの事?と言う風に?マークを出している

 

「ハァっ。ここは、お前にとっても懐かしい場所でもあるのだぞ?何か…記憶に触れるものはないのか?」

 

あってほしいと思うが、一夏は首を横に振るのみだった。

それを見た箒はそうかっと項垂れる。

 

「で、でも、良い所だな!雰囲気も良いし、緑も多い。昔ながらの日本って感じでさ」

 

一夏は笑顔でフォローを出すが、余計に箒を悩ませる。

 

ーーーお前は何故、笑えるんだ?心の底から辛いハズなのに……

 

 

 

 

➰

 

「うわぁ、ここが日本の神社なんだ…神秘的だね」

 

シャルが神社を見上げ、そう呟いた。その後ろには、セシリア・鈴・尚敏・ラウラ・簪がいる。

 

 

「シャルロットさん?感動している場合ではありませんことよ?」

 

「そうよ!遊びに来たんじゃないんだから!」

 

セシリアと鈴がピリピリしながらそう言う。シャルもそうだったと思いながら謝ると、

 

「シャルロット。神社における一番の見所は『巫女』と言う神に仕える乙女らしいぞ」

 

「また、クラリッサの情報か……」

 

アイツとは一回、ガチで話し合い(殴り込み)をする必要が有りそうだな……

片手で頭を押さえながら尚敏は呟く。

 

「でも……私もちょっと楽しみ。前に巫女がヒロイン役のヒーローアニメあったし……」

 

「簪まで何言ってるのよ?真面目にやりなさいよ、真面目に!」

 

「………と言うか、どうして簪さん達がここにいらっしゃるんですの?」

 

セシリアがジト目で尚敏達を見る。

 

「俺は、お前ら二人の暴走を止めるためだが?」

尚敏がそう言うと小さく舌打ちする二人。

おいこら、聞こえてるぞ?

 

「私もだ」

 

「僕も同じかな~」

 

「わ、私は、本音からこれを渡されたから………」

 

本音はバッグからビデオカメラを取り出した。

………ビデオカメラ?

 

「ちなみに簪…なんて言われて渡された?」

 

「『篠之乃さんの勇姿を撮ってきて~』って」

 

その発言に、ラウラ以外の全員が止まった。

 

「「「「それって……まさか…!」」」」

 

「?どういう事なのだ?」

 

箒がついに言うのか………

 

「急ぎませんと!!鈴さん!今すぐに一夏さんを奪還しにいきますわよ!!」

 

セシリアが慌てながら鈴に言った。

 

「そうね!急がないと、手遅れになるわ!!」

 

その二人を見ながら尚敏はため息を吐きながら

 

「だぁかぁらぁ、今回は箒に譲ったんだろうが」

 

「ええ。確かに箒さんに一夏さんを任せると決めましたが、それはあくまで一時的なもの!!」

 

手をグッとしながら

 

「お付き合いする権利までは譲っておりませんわっ!!」

 

力説をするセシリアに鈴も続いていく。

 

「その通りよ。でも見つかったら元も子も無いから、目立つにいくわよ」

 

尚敏が鈴に向けて、

 

「もし、箒が抜け駆けする行動をすれば?」

 

「『甲龍(シェンロン)』がここを戦場に変えるだけよ♪」

 

「ついさっきの発言と矛盾してるぞ?」

 

鈴は笑顔でそう言うが、さっきから後ろに見える般若は何ですか?

 

「不安になってきた………」

 

「ね、ねぇ。あれって………」

 

簪が指を指す方に、二人の人影が見える。

 

 

ーーーーー今回の発端である。一夏と箒だ。

 

「………ツイてなさすぎだろ…」

 

➰

 

「おい、一夏」

 

「あれ?支度しに行ったんじゃないのか?」

 

そう言うと、箒が頬をポリポリと掻きながら

 

「ああ、少し気が早すぎたようだ。おばに久し振りだから時間まで見て回るよう勧められてな」

 

「そっか。じゃあ、まだ巫女服はお預けか」

 

「ん?どういう事だ?」

 

その発言に箒が?マークを出しながら訊くと、一夏は

 

「いや、きっと凄く似合うんだろうなーって」

 

「うーん、あまり見れた物では無いと思うが」

 

自分を過小評価する箒に一夏は笑顔で

 

「でも、絶対に可愛いーーーいや、綺麗なんだろうなぁ」

 

ガサッと近くで草木が揺れながら、箒の顔が赤くなっていく。

 

「え?…キ……キレイ?」

 

 

 

➰

(同時刻)

 

草むらの影から顔を出してみている全員。

 

「お前ら落ち着け」

 

草むらのなかで尚敏はセシリアと鈴を宥めている。

 

「ええ、大丈夫よ。大丈夫……」

 

「私もですわ」

 

笑顔で返す二人だが

 

「なら、腕だけ部分展開して殺気を放つな」

 

急いで草むらに隠れたは良いが……逃げれば良かった

心底そう思う尚敏であった。

 

「そうだよ、二人とも。箒からは抜け駆けしてないんだしね?」

 

シャルにそう言われ、二人は落ち着きを見せた

 

「そうですわね。少しだけ、頭を冷やしま」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『な、何をバカな事を!私はいつだって一夏の隣にいるぞ!?』

 

 

 

 

 

 

 

「ーーす前に、あの御二人に狙いを定めますわ」

 

ーーーーーかに見えた。

 

スターライトmkⅢ(レーザーライフル)を展開し構えるセシリア。

 

「落ち着け、セシリア」

 

プシューッとセシリアの顔面に特効性の睡眠スプレーを吹き掛けたラウラ。

 

「きゅぅ(パタリッ)」

 

「ナイスアシスト」

 

グッと親指を立てた尚敏。しかも、使ったのは俺が作った特別性の睡眠スプレーだ。象でもイチコロだ。

 

「だけど、今の発言はアウトじゃないの?」

 

鈴が尚敏達に訊くが、

 

「「「相手が(あの)一夏(唐変木)だしねぇ(なぁ)」」」

 

息を揃えて言った瞬間

 

『ーーーでも、そんな事無いんだな。箒はずっと俺の隣にいてくれるのか』

 

………なんだと?

 

(あ、あの一夏が意味をわかっているだって!?)

 

一夏の発言に観戦している全員が驚きを隠せない。だが。それに対し

 

『べべ、別に、ふ、ふ、深い意味はないんだぞ?ずっとと言うのは……その……ああ、もういい!!今のは聞かなかったことにしてくれ!』

 

「ヘタレ!」

 

『!?誰だ!!』

 

誰が言ったのかは解らないが、声が聞こえたらしく。全員が顔を引っ込めた。

 

『?どうしたんだ箒?』

 

『いや、誰かが私をバカにしたような声が聞こえてな』

 

『空耳じゃないのか?』

 

『そ、そうだな…それよりも、一夏。子供の頃に行ってた場所に案内しようと思うのだが』

 

そのまま、移動していく箒達に尚敏達は安堵の息を吐いた。

 

「とりあえず、後を追うわよ!!」

 

「ちょっと待て!ここにいるセシリアはどうすんだ!?」

 

「尚敏がやったんだから、背負って来なさいよね」

 

タタタタタタッ

 

そう言うと、鈴はダッシュで先に走っていった。

尚敏はセシリアを背負いながら、

 

「ラウラは鈴が暴れないか見張ってくれ!」

 

「了解した」

 

タタタタタタッ

 

「シャルと簪は………って簪は?」

 

さっきまで、草むらからビデオカメラで二人の会話を取っていた簪の姿がない。

 

「簪なら、ついさっき花を摘みに行ったよ?」

 

それを聞き、尚敏はあーっと洩らすと。セシリアを地面に寝かせて、

 

「なら、二人はこいつを見といてくれ!俺は鈴を止めに行く!」

 

タタタタタタッ

 

尚敏も急ぎラウラに合流するのだった。

 

 

 

➰

 

少し走ると、尚敏達のいた反対側の場所に一夏達と近くの草むらには、鈴とラウラがいた。

尚敏は静かにラウラの横に座ると、今度は鈴が立ち上がり、この場を後にした。

 

「………どうしたんだ?」

 

「良くは解らないが…多分、一夏の幼少期の思い出でもダメだったみたいだ」

 

ラウラが首を横に振りながら言った。

だから、箒が泣きそうな顔になってるのか………

 

『何も思い出せない自分が情けなくなってくる』

 

「すまんが、尚敏。私は鈴と合流して、そのままシャル達の所へ戻る」

 

「すまん、頼んだ」

 

ラウラが走って去っていくのを見届ける、

 

『本当に……ごめんな?』

 

『……なぜ謝るのだ』

 

『俺、酷いことしてるから。大切な思い出を全部忘れるなんてーーーーー本当にごめん』

 

顔を下に向ける一夏。

尚敏も一夏達にバレないようにその場を後にした。

 

➰

 

夜、

 

箒は白色重視の巫女服を着て、右手には扇子、頭には金色の額髪を告け、舞っている。

 

「何て言うか………」

 

「神秘的だね…」

 

群衆に紛れて箒の踊りを見ていた尚敏達は口々にそう呟いた。

 

「だ、だけど。何か別の事を考えてそう………」

 

簪の言い分に全員が頷く。

また余計な事でも考えているのだろう。顔が少しだけ固い。

 

「ま、悩め悩め若人。それが青春ってもんだ」

 

「お、おじさんくさいよ。尚敏君」

 

不意に口から出た呟きに簪は少しだけ笑うとそう言った。

とそうこうしてる内に終わったか、尚敏達は階段の所まで歩くと

 

「どうする?帰るか、それとも一夏を待つか」

 

「「一夏(さん)を待つわ(ちます)」」

 

セシリアと鈴が即答で答え、ラウラ達三人はどっちでも良いらしい。

 

「それじゃ。一夏達に会いに行きますか」

 

アイツらにが何処にいるのかも、解ってるしな。

 

来た道を戻るように、神社の奥へ進む尚敏達。

少し歩くと、社務所のすぐ近くに一夏達の姿があった。

 

「やっぱりいた」

 

「だが、箒が変じゃないか?」

 

ラウラの言葉に全員がその場に立ち止まり、箒の顔を見た。

 

「………何が変なんだ?」

 

尚敏は解らず?マークを出すが、

 

「ああ、尚敏は男だもんね」

 

シャルさん。その発言はなんか傷付きますが?

 

「ま、まるで今から告白するんじゃ………」

 

尚敏達はバレないように足音を殺し、もう少し近づくと

 

『しかし、もう大丈夫だ、心に決めた』

 

話し声が聞こえた。

 

『お前がすべて思い出すまで、側を離れたりしないとーーーいや、すべてを思い出しても…ずっとずっと一夏とともにいたいのだ』

 

「これは箒もやるなぁ」

 

シャルの言葉に頷きながら、見ていると。

 

『ほ、箒…?』

 

『一夏……』

 

二人の顔が近づいて行く

 

『えっ?』

 

ーーーが二人の間にブルーティアーズのピットが浮いている。……狙いを定めながら

 

「『一夏伏せろ!!』」

 

尚敏と箒がほぼ同時に叫ぶと、ついさっきまで一夏がいた所に、ピットのレーザーが飛び交った。

セシリアを見ると、いつの間にかブルーティアーズを纏っている。鈴もすでに甲龍を纏い、龍砲の狙いを定めている。

 

「うふ、うふふふ、うふふふふふふふっ!」

 

「さて、殺そう」

 

「い、一夏!今すぐにその場から逃げろ!こいつらはガチで殺ろうとしてるから!!」

 

「セシリア!?尚敏まで!?それに他の皆も」

 

箒はついさっきまで、何をしようとしたのか思い出し。顔を赤くする。

 

「簪、ちなみについさっきのあれも?」

 

「撮影済み」

 

Vサインを出しながら言う簪に箒はさらに赤くした。

するとセシリア達が戻ってきて、箒と小声で話し合う。

 

「どうだった一夏」

 

尚敏は地面に倒れている一夏に声を掛けながら、地べたに座った。

 

「いや、ダメだ。思い出せない……すまん」

 

シュンっとする一夏。

 

「ど阿呆、そういう意味じゃねぇよ」

 

「じゃあ、どういう?」

 

尚敏は夜空を見上げ、口を開いた。

 

 

 

「良いもん見れたか?」

 

 

 

そう訊かれ、一夏は笑顔で答えた。

 

 

 

 

 

「ああ、勿論」

 

 

 

 

近くでは箒達の談笑が聞こえる……




終わった~。
疲れた~

とりあえず、わかった事は……ゲームのシナリオはやりにくい!!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。