何故こうなった?   作:練火

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こんばっぱー

練火です(。・ω・。)ゞ

大○の○ニ○レの寮に引っ越したばっかりだから、ちょっと疲れてくるよ~(;´д`)



かといって、駄文が治るわけでも無いしね♪

まあ、そんなこんなで駄文ですがそれではどうぞ!!!


第38話『学園祭~再び~』

「と、とうとう本番が来てしまった…わ、私はちゃんと出来るのか…?」

 

箒は衣装に着替え、一時間後の本番に備える。

 

 

 

 

 

………のだが、

 

 

 

 

 

(し、失敗したらどうしよう…いや、大丈夫だ。練習ではあれだけ出来たんだ。きっと本番でも)

 

箒は今までの練習を思い出すが

 

(ーーーって全部、恥ずかしすぎて失敗してるでは無いかぁぁぁっ!?)

 

ーーー余計に緊張させるだけだった。

この緊張を少しでも無くす為に、最終準備をしている校内を散策することにした。

 

『ねぇ~。これで良いの?』

 

『よしっ…それじゃあ、お皿を並べといてっ!』

 

『皆っ!準備は良い?』

 

至るところで、生徒達の活気に溢れた声が聞こえる。

少し歩くと近くの食堂で

 

『後、もう少しで来るらしいから。安全確認を頼む』

 

尚敏の声が聞こえる。

箒は中を覗くと、窓際の席があった場所では、まるで3~4人が入れるような個室が四つ出来ており、カウンター席では一枚一枚メニュー表が置かれている。

 

「あれ?箒。どうしたのこんなところで?」

 

1と書かれた個室から執事姿のシャルが出て来て、入り口で覗いていた箒に気づいた。

 

「あっ。シャルか……いったいこれは何があったんだ??」

 

箒が聞くと、シャルは入り口内側に隠してあった看板を出した。

 

『レストラン出張猫喫茶!?~仲良く食べましょうd(^-^)~』

 

……

 

…何なんだこのキャッチコピーは………?

一目見て固まる箒。シャルはどうかなっと言う風に聞いてくる。

 

「あ、ああ。良いと思うぞ?」

 

「ちなみに、このキャッチコピーは二人前の料理が出てくるって意味だからね?」

 

「解るかぁっ!?」

 

思わず声を張り上げる箒であった。

その叫びに惹かれて、執事姿の尚敏までやって来る。

 

「箒?どうしたんだ?」

 

「尚敏、今からこのキャッチコピーの横にでも良い。こう書いとけ。『お一人様だと地獄をみます』っと注意書きをした方が良いぞっ!?」

 

「………やっぱり、わからないか?」

 

尚敏の言葉に箒は何回も頷いた。それを見た尚敏は『わかった』と頷いた後、ポケットから一枚の紙を取りだし。何かを書き。文字の横に張り付けた。

 

『レストラン出張猫喫茶!?~仲良く食べましょうd(^-^)~※一人だけだと入れません………ごめんなさいorz』

 

「これで良いだろう…」

 

納得した感じで言う尚敏。

 

「箒の方はもう大丈夫なのか?」

 

「だ、大丈夫に決まっちぇるだろ」

 

不意に聞かれた言葉で、箒は噛んでしまう。

大丈夫な訳が無いと言うのにだ。少し顔が赤くなる箒に、尚敏が

 

「シャル。ちょっとこの馬鹿を連れて部屋に戻るから。下準備頼めるか?」

 

「うん。大丈夫だよ!任せといて!!」

 

「こっちに戻りしに恥ずかしくなって自室へ逃げた簪とラウラ(メイド二人)を捕まえて来るから」

 

了解~と手を降るシャルを背に尚敏は未だに顔が赤くなっているのにしょぼーんっとしている箒を引きずりながら自室へ連れ込んだ。

尚敏は引き出しからとあるDVDを取り出すとプレイヤーにハメて、椅子に座り落ち込んでいる箒の目の前に置いた。

 

「これは…?」

 

「ったく…文化祭の打ち上げで流してやろうと思ったビデオをまさかここで使うことになるなんてな……」

 

尚敏がぶつくさ文句を言いながらリモコンの再生ボタンを押す。

 

 

ピッ

 

 

 

♪~♪~♪♪♪~

 

『あっ!あれ箒よね!?』

 

『ほお、あれが巫女なのか…』

 

瞬間、箒がリモコンを取り上げようと立ち上がった

 

「き、きき貴様!何てもの撮っているんだ!?消せ!今すぐ消せっ!!」

 

恥ずかしいのか箒は顔を真っ赤に染め、尚敏に強要する。

 

 

 

 

 

ーーが、

 

 

「んな事はいいから黙ってみろ」

 

尚敏が真剣に返すと、箒は気圧され言う通りに続きをみ始めた。

プレイヤーからは音と箒が舞っている映像が流れる。

 

「何でこんな時にこんなものを……」

 

「ーーーーこの踊りをしていた時に何を考えていた?」

 

不意に質問を投げ掛ける尚敏に箒は戸惑い、考えるながら映像を見る。

 

♪♪~♪~

 

『神秘的だね…』

 

♪~♪♪♪~

 

『だ、だけど、何か別の事を考えてそう………』

 

固く、気づかない程度に何かに悩みながら舞う箒。

その言葉の数秒後には何かを見つけ、笑顔で舞う箒となる。

 

♪♪♪♪~♪

 

そのまま舞いは続き、DVDの映像はロード中の画面に入った。

 

「さて…もう一度訊くが。お前、この時何を考えていた?」

 

箒の前に椅子を置き、腰掛けながら問う尚敏に箒はゆっくりと口を開いた。

 

「…私は、悩んでいた。もし失敗したらどうしよう。一夏の記憶が戻らなかったら…神に捧げる舞だと言うのにだ…」

 

その懺悔染みた言葉を尚敏は無言で聞き続ける。

 

「今までの練習もそうだ………私は怖かった。今まで、一夏と過ごした事をやって来た…なのに、なのにだ…!一夏の記憶は戻らない…それが更に私の心を深く…深く悩ませるのだ…」

 

その言葉は一夏の記憶を戻すために人一倍頑張ってきた箒の心の悲鳴にも思えた。

 

「なあ、尚敏…私は…どうすれば良いのだ?こんな気持ちになるのなら…私は…私は…っ!」

 

顔は俯いててよく見えないが、机の上には一つ…二つと水雫が落ちていく

 

「それだったら、何で神楽舞の終盤に笑顔になれた?そこでお前は何の答えを得た?」

 

今まで聞いていた尚敏が口を開き、言った。

 

「箒。お前は自分の気持ちに気付けたんだろ?自分の想いに正直に向き合えたんだろ?一夏の記憶を戻そうと千冬に嘆願して、俺を部屋から追い出した大馬鹿娘は何処に消えた?」

 

真剣に続ける尚敏。そこには嘲笑いの言葉など無く。答えはお前が決めろと言う、まるで突き放した言葉であった。

 

「自分の…想い…?自分の…気持ち…」

 

箒は尚敏の方をみながら呟く。

なぜに突き放すように言うのかと…

 

「…シャルやセシリアだったら、慰めや同情の言葉を出すかもなーーだが、俺はそんな事はしない。そこで慰めが入ったら何が起こる?同情の言葉を出して何が変わる?…そんなもん投げ掛けられても、更に辛くなるだけだ」

 

だからこそっと尚敏は続ける。

 

「俺は、突き放す。それに箒…答えはすでに知ってるんだろ?ーーーーーなら、後はそれに従えば良い」

 

尚敏は笑顔で告げた。

 

「私の…答え…それはーーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー開演中ーー

 

シンデレラ物語の終盤。王子(一夏)は探し求めた姫と出会い、シンデレラ()は床に置かれたガラスの靴を履いた。

 

「やはり、あなたが探し求めた姫ーーー貴方は私の心の幸い。二人は今、永遠に結ばれたのです」

 

王子はシンデレラに手を差し伸べ、

 

「ーー姫。私とお城に来ていただけますね?」

 

そこでシンデレラは手を取り。台詞を述べるのだが

 

「………」

 

シンデレラはボーッとしたまま何も言わない。

 

(おい、箒?)ボソッ

 

一夏は箒におーい、と声を掛けるが返事がない。

 

(箒さん?次は貴方ですわよ!)ボソッ

 

(まさか、ここに来て台詞がぶっ飛んだんじゃ……)ボソッ

 

姉役のセシリアと鈴も声を掛けるが反応が無い。

箒本人は、と言うと。こんな時に別の事を考えてしまっていた。

(一夏…どうすれば記憶を取り戻せる?何をすれば私を思い出してくれるんだ………)

 

(箒。早く続きを!!)ボソッ

 

《答えは既に知ってるんだろ?ーーーなら、後はそれに従えば良い》

 

一夏の囁きと、尚敏の言葉が重なり。箒はその場で口を開き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「好きだっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………え?」

 

突然の告白に、一夏はポカーンとしている。

 

(な、ななな…!?)

 

(そんな台詞無いじゃない!?)ボソッ

 

鈴の言葉で、ハッとなった箒は今、叫んだ言葉を思い出し

 

「あっ!?」

 

(しまった!素の感情が……!)

戸惑う箒に一夏も多少、戸惑いながらアドリブをかます。

 

「ああ、えっと……もちろん私も好きですよ、姫」

 

(一夏、ナイスアドリブ!)ボソッ

 

(で、ですけど、どうしますの!収拾がつきませんわ~!)ボソッ

 

狼狽えるセシリアに箒は

 

「で、で、で、では!キスを!き、求婚のキスをしてくださいっ!」

 

(今日の箒さんはどうしてこんなにアクティブですの!?)ボソッ

 

※己の心に従ったからです

 

(で、でも、邪魔して演劇を壊すわけにいかないじゃない!)

 

一夏は少し考えると

 

「箒……じゃなくて、姫」

 

「は、はい……」

 

箒の体を優しく抱きしめ

 

(まったく。しょうがないやつだな、お前は)ボソッ

 

そう呟くと、ゆっくりと顔を近づける。

 

「あっ……」

 

箒も目を瞑り、

 

 

 

 

 

 

ーーー二人の唇は重なった。

 

 

 

 

『キャアアアアアアッ!!!』

 

 

 

その日、一・二組の演劇『シンデレラ物語』は一種の伝説となった………

 

 

 

 

 

 

 

 

(猫喫茶)

 

「いらっしゃいませ!猫喫茶へようこそっ!!」

 

入り口に執事姿のシャルが出迎えて、お客様の人数を確認する。

 

「ラウラ~!これ二番テーブル!!」

 

「うむ、了解したっ!」

 

執事姿の尚敏がチョコパフェとコーヒーを盆に乗せ、テーブルの上に置くとそれをメイド姿のラウラが運んでいく。

 

「お、お客…様。後五分です」

 

メイド姿の簪は個室のお客様に残り時間を伝え、空いたカウンターを掃除する。

 

『すみませ~ん!注文お願いします~』

 

「は…はいっ」

 

直ぐ様、注文を取りに行く簪。そして、こちらに戻ってくると

 

「尚敏君。注文、アップルパイ・カフェオレ3つ」

 

「了解したっ!」

 

後、十分前後で一日目が終わると言うのに。お客様がまったく途切れない。

 

「尚敏~!ココア砂糖有り有りで一つっ!」

 

「わかった~!!」

 

シャルの声に返事を返しながら、作り置きしてあるアップルパイを皿に乗せる尚敏であった。

それは終了の鐘が鳴るまで続く事となった。

 

 

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

片付けを終え、ラウラと簪は猫を返しに行った。シャルはテーブルや床などを吐き、尚敏は皿などの片付けをする。

 

「疲れたよ~。いっぱいお客様来たね」

 

シャルがモップを片付け、カウンター席に座りながら今回の感想を言った。

 

「お疲れ様。俺も予想外だ、まさかこんなに来るなんてな」

 

予定では、今回の半分ぐらい来たら万々歳かなぁっという風に考えていたのだがーーー蓋を開けたら、開店からの満員御礼だ。

と、猫を返しに行った二人が戻ってきた。

 

「嫁よ。今、戻ったぞ」

 

「お、お疲れ。尚敏君」

 

「三人共すまないな、休憩時間…あんまり無かっただろ?」

 

洗い終えた尚敏は三人に向き、頭を下げた。

 

「い、いや良いよ!?尚敏は休憩を一切取って無いんだしさ!!?」

 

シャルが慌ててそういうが、横から

 

「待てシャル……嫁よ。もし、すまないと思うならーーー後で私達と買い物をしないか?」

 

「「なっ……!?」」

 

ラウラの発言で、シャルと簪が驚く。

 

「…シャルと簪がそれで良いって言うならそうするg」

 

「わ、私もっ!そ、それで良いよ」

 

「ぼ、僕もそれが良いなっ!」

 

二人は食い気味に了承の返事を出してくれた

 

その後、一夏達に合流するために一組へ戻ったのだが………

 

「さて、岳村さん?箒さん?説明を求めますわ?」

 

「すまんが、いったい何の話だ?」

 

入ってきて早々に目に光を無くした鈴に捕まり、教室の真後ろで正座をさせられた。横には箒と一夏が正座をさせられている。

尚敏は意味が解らずに訊くと、

 

「箒さんから聞きましたわよ?とんでもないアドバイスをしてくれましたわね?」

 

「アドバイス……?ーーーああ、アレか、本番前の相談の事か」

 

尚敏が納得したように言うと、今まで平静を保っていたセシリアが机を叩き

 

「…ええ、そのアドバイスでまさかの出来事が起こりましたのよっ!?本番真っ最中にキスですわよ!?キス!!」

 

「………えっ?」

 

顔を横に向けると、箒と一夏が顔を赤くして下を向く。

Oh……マジかよ。

 

「とりあえず……おめでとう?」

 

「おめでとうな訳ないでしょっ!!」

 

鈴がシャーッと威嚇するように怒ってくる。箒と一夏も説明しようにも、どう説明すればいいのかわかっていないみたいだ。

 

「すまん、尚敏。何か二人を宥める方法は有るか?」

 

何で俺に押し付けるのかねぇ!?

尚敏は内心驚くが、顔に出さず、

 

「だったら、二人とも。一夏にキスしてもらうか。それ相応の何かをしてもらったら良いんじゃないか?」

 

笑顔で一夏を生け贄に差し出す尚敏。

 

「尚敏っ!?お前っ!」

 

「それは名案ですわ!!」

 

「尚敏。たまには良いこと言うのね!」

 

セシリアと鈴は尚敏に向けGJのポーズを取る。

 

「とりあえず、一夏。お前の犠牲は忘れないからな」

 

「いや、生け贄に差し出した奴が言う台詞かぁぁぁぁっ!?」

 

一夏はそう言うと同時に、セシリアと鈴が端っこに連れていった。

 

「さて、明日は気長に見物でもするか」

 

まるでついさっきの出来事が無かったかのように言う尚敏であった。

 

 

 

 

 




終わった~。
疲れた~。

一人暮らしってこんなに寂しいンだなぁって初めて思うこの嬉しさ。

やっぱり、知るって言うのは素晴らしいよね☆(キラッ
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