久しぶりの練火です(。・ω・。)ゞ
二ヶ月程度ほったらかしてゴメンね?<(_ _*)>
さてそんなこんなで駄文ですが、それではどうぞ!!
第42話『プロローグ』
真っ暗な夢の中で声が聞こえる……
『やあ、久しぶり。元気にしてたかい?』
ーーーどっからが元気なのかは知らないが、久しぶりだな。んで?用件はなんだ?
『ああ、そうだった。手早く言うと、君はもうすぐ死ぬことになる』
……もっと解りやすく言ってくれないか?
『そうだね。言い方を変えるよ。今までこの世界に召喚された君はもうすぐ始まるある行事の途中で死ぬことが決まっている』
ーーーその行事ってのは…?
その問いかけに何も返されぬまま、意識が覚醒していった。
➰
「ーーーら、尚敏君起きて」
ゆっくりと目を開けると簪が此方の肩を揺さぶりながら起こそうとしている。
「簪。おはよう」
尚敏はゆっくりと起き上がりながら、欠伸を漏らした。
「お、おはよ。今日の約束…忘れた?」
心配そうに聞いてくる簪に尚敏は額に手を当て、思い出す。
「約束…?…ああ、買い物か」
「早く……いこ?」
簪はそう言うと、部屋から出ていった。
早く着替えないとな……
➰
あの騒動から六日たった今日。本来なら授業がある日なのだが、それが無くなった。理由は簡単だ……明日からは
サンサンと陽射しが照りつける中。簪は本を片手に読み待っていた。
「すまない。待たせた」
「ううん…大丈夫」
本を閉じ、簪は尚敏に近づきながらそう言う。
「因みにだが、行くところは決まってるのか?」
その問いに簪は頷きで返し、二人は並んで歩いていく。
「追いかけるよ」
「うむ、了解した」
ーーーーそれを追う二人に気付かずに……
➰
学園から少しはなれた繁華街で尚敏と簪は歩いている。
「それで?そのヒーローはどうなったんだ?」
「それで、そのヒーローがねーー」
普段と違って流暢に喋る簪と話していると
「ーーー尚敏に簪?買い物に来たのか?」
後ろから呼び掛けられ、振り返る二人。そこにいたのは買い物袋を持った一夏と箒だった。
「一夏に箒か。そっちも買い物か?それとも…」
最後まで言おうと思ったが止める尚敏。
だって、コイツら。お互いの顔を見て紅くしてんだぞ。
些かなイラつきを心に隠しながら、その二人を見る尚敏に一夏はそれに気付き少し焦りながら訊いてきた。
「そ、そっちもって事は尚敏達も買い物なのか?」
一夏の問いに尚敏は頷きながら、
「ああ、明日の買い物をしにn」
「ーーーーーう、ううん。デ、デデデート……」
顔を真っ赤にして消えそうな程のか細い声で言った筈の簪の声が周囲に届き。少しの間、静寂が漂う。
って言うか、アレー?簪さん??貴女ってそんな恥ずかしい事言えましたっけ?その勇気は誉めたいけど…
周りをチラ見すると、一部の男性が嫉妬やらなんやらの気持ちなのか、殺意剥き出しで血の涙を流しながら小さく呪詛を呟いている。
ああ、うん。これはキツい。殺意を向けられるのは慣れてたけど、近くのカップルやら夫婦の暖かい目が精神的にキツい。これがMPがゴリゴリ削られてるって事なのか…。
尚敏は簪の手を取り
「すまん一夏、俺達は先に水着買いに行って来る!(ギュッ)」
「お、おう。それじゃあまた学園でな……?」
突然の事で狼狽えている簪をよそに急ぎその場を離れる尚敏。周りからは温かい視線と微笑ましい笑みを向けられる。
ちょっとそこの奥さん。あらあらうふふ♪とかで見るのを止めようか?
これは何て言う拷問だ?
その後、ある程度まで離れた尚敏は落ち着きを取り戻して握っていた簪の手を離した。
「あっ……」
その瞬間に見えた簪の残念そうな表情は幻だと信じたい。っと、まあそんな感じで目的地であるショッピングセンターに辿り着いた二人は中に入り水着を一つずつ見ていく。
だが、正直言って俺は水着は学園から配付された物でも良いんじゃ無いのか?と思う。まあ、前にそれを楯無に言ったら
『……あなたって
とてつもなく勘違いも甚だしい返答が返ってきたのはまだ新しい。
いや、俺も男だよ?だけどな、もし娘がいたら同じ位の歳の体を見て何故に欲情しなきゃいけないんだよ。
内心で溜め息を吐きながら、尚敏は薄緑色のパレオを手に取り
「簪、コレが似合うんじゃ……」
簪に言おうとしたが、その途中で止まった。簪の後ろにある試着室の鏡に、見覚えのある制服と銀と薄黄色の髪がほんの少しだけだが写っていた。
そして、それは直ぐ様壁に隠れていった。
「ど、どうしたの?」
簪は途中で言葉をとめた尚敏に問い掛けるが、当の本人は冷や汗を流して水着を適当に掛けると簪の手を取り瞬時にその場から離脱し始めた。
「えっ!?ど、どうしたの?」
いきなりの事態で狼狽える簪。だが、後ろから聴こえた声で納得をする。
『ラウラ!追いかけるよ!!』
『ああ!逃がしはしない!』
やはり、あの二人か……!!
尚敏は直ぐ様、店を出て近くの曲がり角を曲がると
「ッ!?ーーーちょうど良い!簪。少し我慢してくれ!(ダキッ)」
路地裏に連れ込み、目の前にあったゴミ箱の陰に隠れた。
「
ギリギリで、俺の服が見えそうになるな……
「すまん……もう少しそっちに寄るぞ……」
簪の返答は聞かず、尚敏はさらに簪に密着する。
『いないっ!?流石は嫁だ。もう気づいたのか……』
バレませんように……ッ!!
『ラウラ、近くのお店を見て回るよ』
タッタッタッタッタッタッ
尚敏の祈りが叶えられたのか、ラウラとシャルの足音は段々と離れていき。聞こえなくなった。
「た、助かった……のか?」
尚敏は安堵の息を漏らしながら呟いた。が、
「ーーーーー何が、助かった…のかな……?」
入った反対側からそんな聞き覚えのある声が聞こえ、ギギギっと音を立てながらそちらへ向くと
「ねぇ?何が助かったのかしら?(ニコリ♪)」ドドドドドッ‼
笑顔で尚敏に聞く
あっ……これは、死んだかもな…
「私の大事な妹をこんな所へ連れ込んで……あまつさえ抱き締めるなんて、ちょっとお仕置きが必要よねぇ?」
まるで羅刹の如くプレッシャーをかけてくる楯無。
尚敏は簪にも弁解をさせようと声をかけるが、
「か、簪。少し弁解を頼む……簪?」
「ーーーーー…………はうっ」
ぽふっと効果音が付きそうな感じで尚敏の胸元に体重を預ける簪。
その顔は真っ赤になっており、まるでトマトのようだ。
「あっ。アハハ……」
本当に恐怖すると、人は笑ってしまうと言うのは本当だったのか……
「さて、それじゃあ」
楯無がそんな尚敏に一歩づつ近づいていく。
「ーーーーーお仕置きを始めるわよ♪」
笑顔で死刑宣告を述べる楯無。数分後には、ボロボロの尚敏が出てくるのであった。
終わった~。
疲れた~。
今。みたらお気に入りが300越えてるのに驚いた。
これ……行き当たりバッタリで書いてるのに……