遊戯王~黒き羽根は夢に舞う~   作:haruko

105 / 105
大変お待たせしました。


ちょっと仕事の納期が立て込んでおり……ここからも安定しない日々が続くかもしれません。


ですがこちらの小説も無事に投稿から1年を迎える日和となり、乃亜編も佳境となっているこの頃。頑張りたいという想いはあるので、お付き合いいただけると幸いです。


静と動 鳴り響く竜の鼓動

 

 

 

BIG5(ジャッジマン) LP 7600 手札5枚

 

モンスターなし

 

伏せカードなし

 

伝説の都 アトランティス

 

 

勝利 LP 2000 手札3枚

 

BF-追い風のアリゼ

 

守 1800

 

BF-暁のシロッコ

 

守 900

 

BF-黒槍のブラスト

 

攻 1700

 

 

伏せカードなし

 

 

遊戯 LP 4000 手札1枚

 

暗黒魔族ギルファー・デーモン

 

攻 2200

 

王宮の鉄壁

 

 

モンスターが消えた敵のフィールドを眺めながらしかし、遊戯は険しい表情を作る。

 

(さて、ここからどうするかだ)

 

『今のターンはうまく行ったけど、僕らの手札は1枚だけ。ギルファーデーモン1体だけじゃあ、かなり不利だよ』

 

(ああ……本来ならこのギルファーデーモンはあまりにも大切なモンスター……当然残しておきたいという想いはあるが……)

 

手札のカードを一瞥し、勝利の方を横目で見る。

腕を組んだまま敵を見据えるその男は、幾度となく自分の大切なものを軽々と侮辱する者たちへ、貫かんとするほどの強い視線を一心に向けていた

 

 

(……次のターンの勝利くんは、間違いなく全力でやつらを攻めたてる。だが、今勝利君の伏せカードは0枚。よほどのことがない限り、次の敵の攻めを受ける手段は勝利君にはない……今俺が、すべき選択は……)

 

 

 

 

「……俺は手札から、"星呼びの天儀台(セレスティアル・セクスタント)”を発動」

 

 

 

「っ! 遊戯君……」

 

 

 

 

星呼びの天儀台(セレスティアル・セクスタント)

 

魔法カード

 

レベル6モンスターをデッキに戻し、カードを2枚ドロー

 

 

 

 

 

「俺は星6モンスター、ギルファーデーモンをデッキに戻し、カードを2枚ドロー! そして、カードを2枚セットし、ターンエンドだ!」

 

 

 

 

 

 

 

BIG5(ジャッジマン) LP 7600 手札5枚

 

モンスターなし

 

伏せカードなし

 

伝説の都 アトランティス

 

 

勝利 LP 2000 手札3枚

 

BF-追い風のアリゼ

 

守 1800

 

BF-暁のシロッコ

 

守 900

 

BF-黒槍のブラスト

 

攻 1700

 

 

伏せカードなし

 

 

遊戯 LP 4000 手札0枚

 

モンスターなし

 

伏せカード2枚

王宮の鉄壁

 

 

 

 

「おいおい……遊戯の奴、自分のモンスターをデッキに戻しちまったぜ」

 

「どうして……」

 

『……勝利のフォローのためよ』

 

舞が重々しく口を開く。

その様子に、決闘について詳しくない杏子たちも、彼らが決死の想いで勝ち取ったこの状況がまだ盤石でないということをしみじみと感じさせた。

 

「ギルファーデーモンがばにのこっとりゃ、確かに遊戯は攻められにくくなる。せやけどこの状況で、遊戯が攻められにくくなる言うことは、誰が攻められやすくなるかや」

 

「……勝利さん」

 

静香が、不安をそのままに答えを吐露する。

 

『そう。勝利はモンスターこそ並んでいるけど、すでにLPは半分を切ってる。次のターンは勝利のターンだから、必然、次に狙われるのは勝利の方』

 

「遊戯はフィールドこそがら空きやけど、LPはまだ削られてへん。自分の場を開けて攻撃を受けることになったとしても、勝利の場を守ることを優先したんや」

 

遊戯の献身を感じ取った2人が、今度は祈るような眼で場を一瞥する。

 

 

 

 

(確かに、遊戯を攻めてくる分には、まだ十分に勝機は残る。せやけど問題は……)

 

(相手がその挑発に乗ってくれるかどうか……)

 

 

 

 

「……」

 

「ここからだぜ、勝利君。俺が勝利君を全力で支える。だから勝利君は、攻めることだけを考えてくれ!」

 

何かを言いたげな勝利を安心させるためか、それとも、思惑のない呼びかけか。

遊戯の言葉に、勝利も一瞬言葉に詰まりつつも、頷く。

 

「ああ、わかった……僕たちはまだ、やつらのLPを大きく削りきることはできていない。遊戯君のいう通り、次のターンに敵を責め立てることは、僕らにとって必須条件だ」

 

 

 

 

「フッフッフッフ。できるかな、ワシを相手に?」

 

 

 

 

勝利と遊戯が声に反応して顔を向けると、やつらのデッキマスターが再び切り替わる。

 

「ここからはこのワシ、鬼軍曹の大田宗一郎が相手をしてやろう!」

 

「っ! 貴様が……」

 

声に勝利が拳を握る。

苛立ち、憤怒が募っていくのが皆にも伝わる。

 

「……己の女に手を掛けた張本人が目の前におるんや。こうなることはわかっとったこと」

 

『遊戯、勝利。頼むわよ……落ち着いて戦えば、あんたたちなら……』

 

 

 

「ワシのターン、ドロー! まずは手札から、"天使の施し”を発動!」

 

 

 

天使の施し

 

魔法カード

 

デッキからカードを3枚引き、2枚捨てる

 

 

 

「デッキからカードを3枚引き、2枚捨てる。フフフ、いいカードを引いたぞ! ワシは、手札から"緊急ダイヤ”を発動!」

 

 

 

緊急ダイヤ

 

速攻魔法

 

デッキからレベル4以下とレベル5以上の機械族モンスターを1体ずつ守備表示で効果を無効にして特殊召喚する

このターン、機械族モンスターしか召喚できない

 

 

「この効果によってワシはデッキから、"カードガンナー"と、"鋼鉄の巨人像”を守備表示で特殊召喚する!」

 

 

カードガンナー

 

地属性 機械族 星3

 

攻撃力 400

 

守備力 400

 

デッキからカードを3枚まで墓地に送り、このカードの攻撃力を1枚につき500上げる

破壊された時、カードを1枚ドローする

 

 

鋼鉄の巨人像

 

地属性 機械族 星5

 

攻撃力 1400

 

守備力 1800

 

 

「一気に2体のモンスターを!?」

 

「いやでも、あれじゃああのモンスターたちは攻撃できないはず……」

 

御伽の冷静な声に、静かに皆が頷く。

そんな中、いち早く苦い記憶を引きずり出した舞が、はっと声を漏らす。

 

 

 

『……いや、違うわ! あいつの狙いは、機械族の一斉展開!』

 

 

 

「フハハ! その通り! ワシは"鋼鉄の巨人像”を生贄に、"機械王”を召喚!」

 

 

「くっ! またあいつか!」

 

 

機械王

 

地属性 機械族 星6

 

攻撃力 2200

 

守備力 2000

 

場の機械族の数だけ攻撃力を上げる

 

 

「"機械王”……場の機械族モンスターの数だけ、攻撃力を上げるモンスター……」

 

「奴の場の機械族は、"機械王”と"カードガンナー”の2体……」

 

「フフフ……その程度で終わらせるはずがないだろう! ワシは手札から、"機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-”を発動!」

 

「ああっ!! あのカードは!?」

 

 

 

機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-

 

永続魔法

 

フィールドのモンスターはすべて機械族になる

自軍の機械族モンスターの攻撃力・守備力は500アップし、相手の機械族モンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。

墓地のこのカードを除外し、手札を1枚捨ててデッキから機械族・地属性モンスター1体を手札に加える

 

 

 

カードが発動したその瞬間に、海が広がるフィールドの上を舞うBFとギルファーデーモンの身体がどんどん金属に飲まれていき、やがてその身を支えることができず海に落ちる。

塩水を浴びて錆びていく体に苦しむモンスターたちを見て、勝利たちも顔を歪めた。

 

「このカードによって、貴様らのモンスターは機械族となり、攻撃力は500ポイントダウンする! そして逆にワシのフィールドの機械族モンスターは、攻撃力を500ポイントアップするのだ!」

 

「ぐっ……」

 

 

 

勝利

 

BF-追い風のアリゼ

 

守 1800 → 1300

 

BF-暁のシロッコ

 

守 900 → 400

 

BF-黒槍のブラスト

 

攻 1700 → 1200

 

 

 

 

「しょ、勝利の『BF』たちが、機械になっちまった!?」

 

「ま、まずい! あのカードの効果で、あの大田のモンスターの攻撃力は500アップする! そして"機械王"の効果は……」

 

「フハハ! よくわかっているではないか! "機械王"の効果により場の機械族モンスターの数だけ、攻撃力を上げる! フィールドの機械族の数は……5体!」

 

 

機械王

 

攻 2200 + 100 × 5 + 500= 3200

 

 

 

「さ、3200……」

 

自分たちが知るそのモンスターがさらに圧倒的な力を持った姿を見て、思わず言葉を失う御伽と本田。

しかし、今真に憂うべきことは、その数字そのものではなかった。

 

「あっ、あかん! このままやったら、勝利が……」

 

「えっ? 勝利さん? ここはモンスターがいない遊戯さんが狙われちゃう場面なんじゃ……」

 

「……っ!? いや、あれ!!」

 

 

 

機械王

 

攻 3200

 

BF-黒槍のブラスト

 

攻 1200

 

勝利 LP 2000

 

 

 

 

「っ! やべえ! この状況でブラストを狙われたら、勝利のLPが!?」

 

 

 

「フフフ……タッグ決闘では互いのモンスターをプレイヤーの身代わりにすることが可能。今遊戯を責め立てようとしても、貴様の守備モンスターがそれを阻みに来ることは明白。だが、貴様の攻撃モンスターを狙い打てば、遊戯にも貴様にも、できることはなくなるということだ」

 

(まずい……遊戯君がフィールドを開けた狙いすらも、読まれている……クソみたいな条件付きとは言え、舞さんと相打っただけのことはある)

 

 

 

 

"機械王”が、のそりのそりと動き出す。

その曲にふさわしい鈍重な動きではあったが、さび付いた体で『海』に足を取られるブラストには、それを躱す手段はない。

 

 

 

 

「このままじゃ、勝利君が負ける!」

 

「ちぃ!! 何とかせい勝利!」

 

 

 

 

「バトルだ! パワーアップした"機械王”で、勝利のブラストに攻撃! 『ロケットキャノンパンチ』」

 

「ぐっ! _(……カードの発動を……いやっ!)」

 

 

 

 

勝利が手を振り上げようとする。

が、ピクリと反射で動いた手を、勝利は必死に抑え込む。

 

 

 

『勝利!? 何を!?』

 

 

 

「……ふっ。伏せカードオープン!」

 

そしてその様子を見ていた遊戯のもとから、光の矢が勝利の視線の端を切り裂いて真っすぐ進む。

 

 

 

 

「お前の思い通りにはさせないぜ! 速攻魔法、"魔法効果の矢”!」

 

「な、何っ!?」

 

 

 

 

魔法効果の矢

 

魔法カード

 

敵軍の魔法を貫き、ダメージを与える

 

 

 

 

 

「このカードによって、お前のフィールドの魔法カードをすべて墓地に送るぜ! 『クロック・ワーク・ナイト』も、『アトランティス』もな!」

 

 

敵の場をうねるように飛ぶ1本の矢が魔法を2枚貫く。

その瞬間に、ブラストたちの機械仕掛けの身体がもとに戻り、体を強張らせていた錆が抜ける。

ブラストたちはすぐに元気に飛び立ち、礼を言うように遊戯に向かって羽を広げた。

 

 

「そして! 破壊したカードの数だけ、相手に500のダメージを与える! 『マジック・チェイン・ボム』!」

 

 

2つのエネルギーの塊を携えた弓矢が、舞の身体に着弾し爆破する。

 

 

BIG5 LP 7600 ー 500 × 2 = 6600

 

 

「がはっ!? だ、だが攻撃力が下がったとて、"機械王”の攻撃は有効だ! いけぇ、"機械王"!」

 

 

 

 

機械王

 

攻 3200 → 2400

 

BF-黒槍のブラスト

 

攻 1200 → 1700

 

 

 

勝利 LP 2000 ー 700 = 1300

 

 

 

「がはっ!」

 

ブラストを貫いた"機械王”の拳が、勝利の腹を打つ。

しかし勝利はすぐに立ち上がり相手に向き直る。

その表情の覚悟は、欠片も揺らいではいなかった

 

「……"ブラックフェザー・ドラゴン”の、デッキマスター能力。カードを1枚、墓地に送る」

 

デッキから引いたカードをそのまま墓地に送り、勝利が一呼吸置く。

逆襲のための助走のような深い呼吸音が場に響く。

 

「……遊戯君のおかげで、耐えられた。ここからが、勝負だ」

 

『がぁ!』

 

勝利のその言葉に、BFたちも気合いを入れる。

しかし大田は、防がれたことを意にも介さずに勝利たちの様子を嘲わらった。

 

 

 

「……まさか、耐えきられるとは思わなんだよ。保険を用意しておいて、正解だった」

 

「……保険?」

 

「……まさか、ここから僕のLPを削ることができるとでも?」

 

 

 

「フハハハハ! 聞いているだろう? 貴様が愛するこの女が、一体どうやって負けたのかを」

 

 

 

その大田の言葉に、勝利が。舞が。

 

そして……本田と御伽の心臓が大きくなり、嫌な汗が噴き出す。

 

 

「っ! まさか!!?」

 

「あいつの手札には、すでに!?」

 

 

 

「さあ、思い知るがいい! 我が兵器の恐ろしさを、存分にな! ワシは手札から、"融合”を発動!」

 

 

 

融合

 

魔法カード

 

決められたモンスター2体以上を融合する

 

 

 

「ワシは手札の"スティング"と、場の"カードガンナー”を融合!」

 

 

 

 

「やべえ……」

 

「また、あの、ボムフェネクスが!!」

 

 

 

 

『大丈夫』

 

 

 

震えだそうというほどに狼狽える2人に当の本人、舞の声が、無機質に、優しく響く。

 

 

 

『遊戯の献身は、ちゃんと届いた。ボムフェネクスは、フィールドのカードの枚数×300ポイントのダメージを、相手に与えるカード。今のフィールドの枚数を見なさい』

 

 

 

BIG5(機械軍曹) LP 6600 手札1枚

 

機械王

 

攻 2400

 

カードガンナー

 

スティング

 

融合

 

伏せカードなし

 

 

勝利 LP 1300 手札3枚

 

BF-追い風のアリゼ

 

守 1800

 

BF-暁のシロッコ

 

守 900

 

伏せカードなし

 

 

遊戯 LP 4000 手札0枚

 

モンスターなし

 

伏せカード1枚

王宮の鉄壁

 

 

 

一瞬、音がなくなり静かになる。

そして、気づいた者たちが弾けたように声を上げる。

 

「そ、そうか! 今の勝利君の場には、カードが2枚! 相手の場は、ボムフェネクスを含めて2体!」

 

「計4枚! 与えられるダメージは、1200!」

 

「1200なら、ギリギリ勝利君は耐えられるよ!」

 

『相手のカードが魔法、罠カードで水増しされると少し厄介だけど、いざとなれば、"ブラックフェザー・ドラゴン”もいる。このターンで、決着がつけられるなんてことは……』

 

 

 

 

 

 

「あまいな」

 

 

 

 

 

 

そんな舞たちの声を聞いた大田は、まるで悪戯が成功した子どもかのように、笑う。

しかし美しき舞の姿を使って作られたその笑顔には、子供のような純真さは欠片も見えはしなかった。

 

 

 

 

 

「我が兵器の力は、ただ一つだけではない! 舞い上がるがいい! 爆殺兵器! "起爆獣ヴァルカノン”!!」

 

 

 

 

起爆獣ヴァルカノン

 

地属性 機械族 星6

 

攻撃力 2300

 

守備力 1600

 

融合成功時に、敵モンスター1体に爆撃を仕掛ける

爆破した相手モンスター1体の攻撃力分のダメージを与える

 

 

 

 

「き、"起爆獣ヴァルカノン”!?」

 

「あの野郎……まだ切り札を隠してやがったのか!?」

 

「……でも、なんでや。なんで、攻撃の前に召喚せえへんかったんや?」

 

 

 

 

「フフフフフ。さあ、見せてやろう。『爆殺兵器』と銘打たれたこのモンスターの力を! ヴァルカノン、爆撃用意!」

 

フィールドに降り立ったヴァルカノンの身体から、数多のコードが伸びる。

まるで生き物のように素早く動くそのコードがとらえたのは……勝利の場のシロッコ。

 

羽の自由を奪われ、拘束されたシロッコが、相手の場に引きずられてヴァルカノンに抱え込まれる。

そしてヴァルカノンが、その鋼鉄の身体に刻まれた表情で、大田と同じように邪悪に笑う。

 

 

 

 

「ヴァルカノンの効果、それは……登場と同時に自分ごと敵を爆破し、その攻撃力分のダメージを相手に与える効果だ!」

 

 

 

 

 

「なっ!?」

 

「なんだと!?」

 

 

 

 

「自爆テロやと!? ふざけんな、なんやその効果!?」

 

『だから、バトルの後に召喚したのね……取り逃した相手を、確実に仕留めるために……』

 

「今の勝利君のシロッコの攻撃力は、2000……」

 

「これを受けたら、今度こそ勝利が終わっちまう!?」

 

 

 

 

(……今度こそ、防御を……いや、違う)

 

 

 

 

「考える暇など与えん! ヴァルカノンよ! モンスターごと、勝利を吹き飛ばせ! 『起爆危機(ボム・クライシス)』!!!」

 

 

 

 

 

光輝くヴァルカノン。

それが、自爆の予兆であることなど、誰の目をもってしても明らかだった。

 

しかし、勝利は動かない。

 

 

 

 

「勝利君!!?」

 

「勝利!!!」

 

「何しとるんや!? 何とかせんとおまえは!!!!?」

 

 

 

 

 

(……僕は、信じる……『全力で支える』と言ってくれた遊戯くんを。僕につき進めと言ってくれた遊戯君を信じる!)

 

 

 

 

「っ! 伏せカード、オープン!」

 

 

 

 

遊戯の声が聞こえたか、聞こえなかったか。

周りの音をすべてかき消すようなすさまじい音を立てながら、巨大な鉄の塊が一瞬にして爆ぜる。

そして爆音を打ち広げるように起爆したそれが、フィールドにすさまじい熱と豪煙をもたらす。

 

 

 

思わず目を瞑り、蹲った皆がゆっくりと動き出して視界と音を取り戻そうとする。

突然の爆破にダメージを負ってしまった目と耳を無理やりに機能させながら、状況を見ようとする。

 

 

 

「うっ……なんも見えねえ……勝利は、遊戯はどうなった!?」

 

「勝利君! 返事をして!」

 

「ど、どうなったんや……?」

 

『……勝利!』

 

 

 

 

 

 

悲鳴のような声が投げかけられる。

まだ景色が点滅しているようにさえ見えるほど麻痺している皆の視線が、何も見えない漆黒の煙の景色に一心不乱に注がれている。

 

やがて煙が晴れるより前に、爆音によってやられた耳が回復し音を拾い始める。

 

 

しかし耳に最初に届いたのは、あまりにも深いな高笑いだった。

 

 

 

 

「フハハハハ! 素晴らしい威力! さすがはワシの兵器だ! 貴様らを葬ったあとは海馬瀬人にもお見舞いしてやろう! ワシの最高傑作の威力をな!」

 

 

 

 

姿は見えない。

だが間違いなくその声の主は、大田。

 

そしてその言葉は、爆撃が成功したことを意味していた。

 

 

 

「……勝利」

 

「遊戯……」

 

 

 

「……」

 

『……』

 

 

 

 

それでも彼らは、待った。

 

望む声が響くのを待ち、煙が消えゆくのを見つめ続けた。

 

 

 

 

そして……待ち望んだ声が響く。

 

 

 

 

「……その程度が最高傑作だというなら、貴様の腕も大したもんじゃあないな」

 

「……けほっ……ああ、その通りだ」

 

 

 

 

「な、何ぃ!!!?」

 

 

 

 

 

 

BIG5(機械軍曹) LP 6600 手札1枚

 

機械王

 

攻 2300

 

伏せカードなし

 

 

勝利 LP 300 手札3枚

 

BF-追い風のアリゼ

 

守 1800

 

伏せカードなし

 

 

遊戯 LP 4000 手札0枚

 

モンスターなし

 

王宮の鉄壁

 

 

 

 

爆炎が晴れ、フィールドが見える。

 

しかし、そこに勝利はいる。

勝利のLPは残っている。

 

 

勝利の、自分たちへ向ける不敵な笑みは、一切の陰りを感じさせない。

 

 

大田の望むものは、まるでかなっていないことを、その場のすべてが雄弁に語っていた。

 

 

 

「馬鹿な……なぜ……」

 

 

 

「貴様のカードが爆発するその瞬間に俺は伏せカードを発動していたのさ! 罠カード、"ダメージ・トランスレーション”をな!」

 

 

ダメージ・トランスレーション

 

罠カード

 

このターン自分が受ける効果ダメージは半分になる

このターン終了時、受けた効果ダメージの回数と

同じ数だけ「ゴースト・トークン」を特殊召喚する

 

 

 

「この効果によって、勝利君が受ける効果ダメージは半分になる! シロッコの攻撃力は2000! よって勝利君が受けるダメージは、1000にとどまったのさ!」

 

「ぐぅ……どこまでも邪魔をしおって……武藤遊戯!!」

 

 

 

「うおおお!! 耐えきったぜ!」

 

「すごい! さすが遊戯ね!!」

 

 

 

「……勝利の奴、"ブラックフェザー・ドラゴン”を召喚せえへんかったな。遊戯が罠を発動せえへんかったら、自分が負けるかも知れへんかったっちゅうのに……」

 

『それがあいつらのいう、最強タッグの信頼の証なんでしょ? さっきは羨ましいみたいなこと言ったけど、あたしはごめんよ。あんな心臓に悪い決闘』

 

「……同感や」

 

 

歓喜と呆れが入り混じるギャラリーの声を背に、勝利はデッキに手を掛ける。

 

 

「1000ポイントのダメージを受けたことで、さらに"ブラックフェザー・ドラゴン”の『玄翼の翼』が発動。墓地にカードを2枚送る。"BF-鉄鎖のフェーン”と"BF-銀盾のミストラル”が墓地に落ちたことにより、"ブラックフェザー・ドラゴン”の玄翼カウンターがさらに増える」

 

 

ブラックフェザー・ドラゴン

 

攻 2800 + 400 × 4(玄翼カウンターの数) = 4400

 

 

 

「よっしゃあ! "ブラックフェザー・ドラゴン”の攻撃力が上がってきたぜ!」

 

「この状況なら、通常のモンスターとデッキマスター召喚で、一気にけりをつけられる可能性があるよ!」

 

 

 

「……ワシはこれで、ターンエンドだ!」

 

「貴様のエンドフェイズに、"ダメージ・トランスレーション”の効果で、俺のフィールドに『ゴースト・トークン』を召喚するぜ!」

 

 

ゴースト・トークン

 

闇属性 悪魔族 星1

 

攻撃力 0

 

守備力 0

 

 

「これで俺のフィールドにも壁ができた。そう簡単に攻撃は受けないぜ」

 

「おのれどこまでもこざかしい真似を……」

 

 

 

 

 

「さあて……じゃあ、僕のターンだ! ドロー! まずは、"貪欲な壺”を発動!」

 

 

貪欲な壺

 

魔法カード

 

墓地のモンスター5体をデッキに戻し、2枚ドローする

 

 

 

「墓地の、ピナーカ、ブラスト、シロッコ、フェーン、さらに"手札抹殺"で消えた"BF-流離のコガラシ"の5体を戻し、カードを2枚ドロー! 僕は、"BF-追い風のアリゼ”を生贄に捧げ、"トラファスフィア”を召喚!」

 

 

トラファスフィア

 

風属性 鳥獣族 星6

 

攻撃力 2400

 

守備力 2000

 

このカードは、鳥獣族モンスターを生贄に召喚する

このカードは、罠の効果を受けない

 

 

「くっ! 上級モンスターを……」

 

「舞さんが託してくれたこのカードで、貴様に引導を渡してやる!」

 

「……勝利……」

 

 

再び怒りの炎を燃やす勝利に、声を震わせあふれる喜びを抑える舞。

しかし、大田はいまだ強気に吠える。

 

 

「だが! "機械王”の攻撃力は2300! その程度の攻撃では、文字通りかすり傷を受けるだけ!」

 

 

「甘いんだよ! いつまでも僕が、無為にダメージを受けているだけと思うな! 装備魔法カード、"巨大化”発動!」

 

 

「っ!!? そのカードは!?」

 

「っ! そうか、うまいぜ勝利君!」

 

 

巨大化

 

装備魔法

 

自分のLPが敵より少ない場合、モンスターの攻撃力を倍加する

自分のLPが敵より多い場合、モンスターの攻撃力を半減する

 

 

「こいつを、"トラファスフィア”に装備! 僕のLPが、貴様のLPよりも少ない場合、モンスターの攻撃力を倍増する!」

 

 

『ふぁーーー!』

 

 

トラファスフィア

 

攻 2400 → 4800

 

 

甲高い声が響くとともに、"トラファスフィア”の体がどんどん肥大化していく。

その光景を見た、舞の姿をした大田の表情がみるみると青く変わっていく。

 

 

「おお! 攻撃力が一気に!」

 

「そうか! 勝利君がダメージを受けて、初期のLPが多いBIG5たちに差をつけられていたのは、"巨大化”のカードと"ブラックフェザー・ドラゴン”の攻撃力で、一気に勝負をつけるためだったんだ!」

 

「すごい! 勝利さん!」

 

 

 

「さあ、覚悟しろ! そして、後悔しろ! 僕と遊戯君を、舞さんを侮ったことを! バトルだ! "トラファスフィア”で、"機械王"に攻撃! 『エアー・ブースト・シュート』!!」

 

 

 

トラファスフィア

 

攻 4800

 

機械王

 

攻 2300

 

 

BIG5(機械軍曹) LP 6600 ー 2500 = 4100

 

 

「ぐおおお!!!?」

 

"機械王”を突き抜けた拳圧の風圧が、大田に襲い掛かる。

BIG5が受けた初めての大ダメージに、そして……この決闘で初めて訪れた、最大のチャンスに皆が沸き上がる。

 

「よしっ! 大ダメージだぜ!」

 

「それだけじゃないよ! 勝利君にはまだ、デッキマスターが残っている!」

 

「勝利の"ブラックフェザー・ドラゴン”の攻撃力は今、4400や! この瞬間に召喚すれば……」

 

「勝利さんと遊戯さんの勝ち!」

 

 

 

 

 

 

 

「いけっ! 勝利君!」

 

「ああ! これで、終わりだ! 僕は、"ブラックフェザー・ドラゴン”を……っ!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

BIG5(機械軍曹) LP 4100 手札1枚

 

異界の棘紫獣

 

攻 2200

 

伏せカードなし

 

 

勝利 LP 300 手札2枚

 

トラファスフィア

 

攻 4800

 

巨大化

 

 

遊戯 LP 4000 手札0枚

 

ゴースト・トークン

 

守 0

 

王宮の鉄壁

 

 

 

『ぎゃるるる……』

 

 

勝利の追撃の宣言が完了するその寸前に、突如フィールドの真ん中に穴が開く。

勝利たちが息を飲み固まるその間に1体の獣が現れ、舞の体の目の前に鎮座する。

 

 

「馬鹿な……守備モンスター!?」

 

「一体どこから……」

 

 

 

「まったく……危ないところだった。貴様に"機械王”を破壊されたその瞬間に、墓地に存在する"異界の棘紫獣”の効果が発動した!」

 

 

 

異界の棘紫獣

 

闇属性 獣族 星5

 

攻撃力 1200

 

守備力 2200

 

 

モンスターが戦闘破壊されたとき、このカードを墓地から特殊召喚する

このカードが場から離れるとき、このカードは除外される

 

 

 

「モンスターの戦闘破壊をトリガーに、このカードは墓地から特殊召喚される!」

 

「そんなモンスター、いつの間に……」

 

「っ! そうか……さっきの、"天使の施し”で……」

 

「その通り。兵器が破壊された後のアフターケアも万全というわけだ」

 

(偉そうに抜かしおって。そのモンスターはワシが入れていたカードだろうが)

 

心の中で悪態をつく大下を無視して、大田は勝利に問う。

 

「さあ、追撃するかね?」

 

「……バトルフェイズ終了。カードを3枚セットして、ターンエンド!」

 

 

 

BIG5(機械軍曹) LP 4100 手札1枚

 

異界の棘紫獣

 

守 2200

 

伏せカードなし

 

 

勝利 LP 300 手札0枚

 

トラファスフィア

 

攻 4800

 

巨大化

伏せカード3枚

 

 

遊戯 LP 4000 手札0枚

 

ゴースト・トークン

 

守 0

 

王宮の鉄壁

 

 

 

 

「おっしぃ! あともうちょっとだったのに!」

 

「でも、勝利君の攻め手はまだ途切れていない! 遊戯君のターンを凌ぎさえすれば、この勝負は行けるよ!」

 

「行けるに決まってんぜ! 遊戯と勝利ならよ! がんばれ、二人とも!」

 

 

 

「……」

 

『……』

 

 

 

「……竜崎さん? 舞さん?」

 

 

 

 

盛り上がる本田たちと対照的に、自分の懐で、自分の隣で静かに現状を見つめる2人に、静香は言い知れぬ不安がよぎる。

ここまでの経験から、決闘者である彼らのその真剣な表情が、今後の何かを憂いているときの表情であることを、静香は察した。

 

 

 

「……勝利のLPが風前の灯であることを除けば、この決闘の展開は悪ない」

 

『ただ不気味なのは……奴らのデッキマスターが、一度も顔を見せていないこと』

 

 

 

そう。竜崎と舞が不安視しているのは、デッキマスターモンスターたちの動向。

 

勝利は風前の灯で、遊戯はリソースがつきかけている。

遊戯と勝利のカード捌きが万全であったために決めきるチャンスことなかったが、序盤の優位はBIG5にあり、遊戯たちが綱渡りをしているということもまた事実だった。

多少の危険を冒して、デッキマスターを召喚して攻めるという選択肢も、やつらにはあったはずだった。

 

 

 

(でも……奴らはそれをせんかった。ただ単に、勝利たちの反撃で敗北するのを恐れていたからか……)

 

(……それとも……)

 

 

 

 

 

((……何か、狙いがあるのか))

 

 

 

 

 

「……ワシのターン。ドロー。ワシは手札から、"強欲な壺”を発動」

 

 

 

強欲な壺

 

魔法カード

 

カードを2枚ドローする

 

 

 

「カードを2枚ドロー。さらに、"異界の棘紫獣"を生贄に、"タン・ツイスター”を召喚!」

 

 

 

タン・ツイスター

 

闇属性 悪魔族 星6

 

攻撃力 400

 

守備力 300

 

 

生贄召喚したこのカードが墓地へ送られた時

デッキからカードを2枚ドローする

この効果を発動した場合、このカードをゲームから除外する

 

 

 

「そして手札から、"ドールハンマー”を発動」

 

 

 

ドールハンマー

 

魔法カード

 

自身のカードを破壊し、カードを2枚ドロー

自身の墓地からカードが蘇った時、再びこのカードを手札に加える

 

 

 

 

"機械軍曹”が突如目の前に現れたハンマーを手に取り、それを自身のフィールドに振るう。

そのハンマーの対象となった"タン・ツイスター”はぴぎぃ、と声を鳴らしてつぶれて消える。

 

そして舞の決闘盤から、大量のカードがはじき出された。

 

 

「"ドールハンマー”の効果によって、カードを2枚ドロー。さらに、破壊された"タン・ツイスター”の効果も発動し、カードを2枚ドローだ」

 

「っ! 一気に4枚ドロー!?」

 

「本来なら、"異界の棘紫獣”も"タン・ツイスター”を効果を終えると除外処分されてしまうカード。だが……」

 

「……」

 

遊戯は悔しそうな顔で、自身のフィールドを見つめた。

その視線の先には、遊戯たちを守ってくれていた永続カード。

 

「"王宮の鉄壁”がある限り、モンスターが除外されることはない」

 

「その通り。ワシも貴様のカードを利用させてもらったというわけだ」

 

 

 

「くっそ……せっかく追い詰めたってのに」

 

「遊戯のカードが利用されちゃうなんて」

 

「相手の"ジャッジマン”の効果がある限り、"王宮の鉄壁”は遊戯たちの要や。決してプレイングミスやない。ここはシンプルに、奴らがうまかったっちゅうことや。悔しいけどな」

 

『奴らの勢いは、まだ止まっちゃいないってことね。モンスターがいないうちに、何とか押し切りたいところだけど……』

 

 

 

 

 

「さて……カードを、4枚ドロー……っ!!!?」

 

 

 

 

 

引いたカードを見て、舞の体が大きく跳ねる。

 

そして、にやりと笑みをこぼした。

 

 

 

(……ふっふっふ。ようやく来たようだな。我々のキーカードが)

 

(んふふ! これであの小僧どもの小細工も圧倒できますよ!)

 

(フッ。次のターンが楽しみだなあ?)

 

(大門! 次はお前だ。我々のエースモンスター……その準備の間、露払いに行ってこい!)

 

 

 

 

 

(いわれずともわかっている……まあ、私の攻撃だけで、ゲームが終わってしまうかもしれないがな)

 

 

 

 

 

手札に来たカードを見て、全員の笑い声が舞の中で木霊する。

 

 

 

 

 

 

竜の5つの咆哮が、すぐそこに迫ってきていた。

 

 

 

決闘は、まだ終わらない。




前書きでも記載した通り。
この話で、1話を投稿し始めて、丁度1年が経ちました。
1年で105話。3日に1回投稿を課している身としてはまあまあさぼったなという印象でもあり、ですが1年でこれだけの話を生み出すことを継続できたというのは、自分の誇りでもあります。
昨今AI利用小説も結構増えてきましたが、私はもう少し、自分の手で自分の頭の中を打ち込んでいく古いやり方にこだわっていこうと思います。
もう少しお付き合いいただけると幸いです。


ちなみに、なんで2週も飛んだかという話になるのですが……


・再三申し上げた通り、仕事が忙しくなった。
・王宮の鉄壁の存在のせいで、決闘の構成が劇的に難しくなっている←


という話があります。

カードの除外が封じられているせいで、ブレイクスルー・スキルや置換融合をはじめとした墓地発動魔法罠も、闇の誘惑も、強欲で貪欲な壺も使えず。
しかも何度もそれを忘れたせいで、何度も決闘の構成を練り直しています。

とはいえ鉄壁がなかったらジャッジマンの無双になってしまうわけで。
何もかんも大岡が悪い。



さあて。
次回。いよいよ、奴が来ます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

遊戯王DMT―転生したら城之内だった件―(作者:Laginera)(原作:遊戯王)

表紙: ▼【挿絵表示】▼(ChatGPTで作成しました)▼事故で死んで生き返ったオレがいたのは遊戯王の世界だった。▼だがよりによってオレが転生したのは一般人なのに毎度カードゲームで死にかける「城之内克也」だった!▼このままだとバトルシティでラーに魂ごと焼かれてしまう!▼そもそもカードゲームがそこまで好きでもないのにデュエルモンスターの世界に転生するというのが…


総合評価:1288/評価:7/連載:68話/更新日時:2026年11月02日(月) 22:21 小説情報

ラーイエローの神楽坂(作者:ラララララクダ)(原作:遊戯王)

※原作ネタバレ注意▼なぜか神楽坂に転生した【ラーの翼神竜】大好き主人公が、精霊たちと一緒に遊戯王世界を生きていく話。▼なお、肝心のラーはまだ手に入っていない模様。▼初めての投稿です。▼拙い部分も多いと思いますが、よろしくお願いします。


総合評価:2758/評価:8.39/連載:28話/更新日時:2026年08月16日(日) 20:00 小説情報

本田セネト(作者:アーマードコアの新作の次は遊戯王の新作)(原作:遊戯王)

 本田ヒロトはいつも通り友人の城之内克也とデュエルモンスターズで遊んでいた。▼ 友人達ほど真面目にやるつもりはない。それなりに楽しめればいい。そんな彼が引いたのは。


総合評価:575/評価:8.56/短編:2話/更新日時:2026年09月26日(土) 00:02 小説情報

遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜(作者:SOD)(原作:遊戯王GX)

▼ 作品向けの読者層。▼ 細かいことを気にしない方。▼ 細かいことを気にしたい方。▼ これから自●しようと考えている方。▼ これからも生きようと考えている方。▼ 面倒くせえ主人公のハーレムが好きな方。▼ 分かり易すぎる主人公のハーレムが好きな方。▼ 遊戯王GXが好きな方。▼ 現実で遊戯王を趣味にしていた社畜のオッサンは、糞上司が面白半分でエアコンプレッサーに…


総合評価:4735/評価:6.91/連載:226話/更新日時:2026年11月01日(日) 01:22 小説情報

ファンサービスは僕のモットーですから(作者:ジャギィ)(原作:遊戯王)

ガワだけIVになったARC-V転生者


総合評価:12631/評価:8.88/連載:23話/更新日時:2026年09月28日(月) 17:18 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>