「....で、なんで当然のように付いてきてるんだよ、悟」
ブラックマーケットへ向かう砂漠の道中、俺は隣を歩く親友にジト目を向けた。
悟はといえば、キヴォトスの独特なヘイローを珍しそうに眺めたり、シロコの銃を指でつつこうとして「触らないで」と冷たくあしらわれたりしている。
ほんと何やってんだか.........
「いいじゃん魔琥羅ぁ。可愛い教え子(?)のピンチに駆けつけるのがグッドルッキングガイ・五条先生でしょ? それにさ、この街の『力』の流れ、面白いね。呪力とは違うけど、なんかこう.........パキッとしてる」
「パキッっと?」
俺は先頭を行くホシノに歩み寄った。
ホシノはいつも通りの眠たげな表情だが、時折、五条の無下限が放つ違和感を探るように動いている。
「安心しろホシノ。あいつは良くも悪くも生徒を信頼してる.........あ、でも戦闘に関しては俺よりタチが悪い。何せ『当たらない』からな」
"当たらない?"
その問いに俺は、見ればわかるという言葉で返した。
_____ブラックマーケット______
「……ったく、どこもかしこも物騒だな」
俺は、影から顔を出そうとする『玉犬』の頭を軽く撫でて鎮めながら、ブラックマーケットの喧騒を歩いている。
隣では悟が「ねぇ、あの自販機の飲み物、色が毒々しくて最高じゃない?」と、キヴォトス特有のケミカルな飲料を指差している。
対策委員会の皆は、不審者(悟)を連れているという緊張感と、闇市の独特な空気に、いつも以上に神経を尖らせていた。
その時だった。
「ひ、ひえぇぇぇ! 助けてください~!」
聞き覚えのない、だがひどく切羽詰まった少女の悲鳴が路地の先から響いてくる。
シロコが真っ先に反応し、銃を構えて駆け出した。
路地の突き当たり。そこには、大量のヘルメット団に囲まれ、鞄を抱きしめて震えている一人の少女がいた。
トリニティ総合学園の制服――おまけに、ペロロさまのリュックを抱えている。
「……トリニティの生徒? なんでこんな所に」
アヤネがそう呟く。
「あーあ、可哀想に。あんな数のガキに囲まれちゃって。ねぇ魔琥羅、助けてあげなよ。禪院家の『良心』なんでしょ?」
「お前な.........まあいいけど、悟も手伝えよ」
「わかってるって」
そういって俺と悟は左右に駆け出す。
ヘルメット団の連中が、獲物を見つけたハイエナのような下卑た笑いを浮かべて少女――阿慈谷ヒフミにじりじりと詰め寄っていた。
誰出す?(5以上だったキャラクターたちでの決選投票)
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庵歌姫
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家入硝子
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天内理子
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七海健人