【完結】もしもどこぞの都市のカポがアクナイの世界に転生したら 作:しきょーかい
例の3級フィクサーが投稿再開したので負けてられないと投稿。
そしてルイナギネスおめでとう……自分のことのように嬉しい。
俺はルイナと部長を愛している。
あと豆知識、プイクレアソロは失血死してほぼ不可能。
乱闘より数分遡る———
密林を抜け、舗装された道を歩いていると建物が見えてきた。
土台に石を使い、壁は木造の建築物が並んでいる。都市の辺境、のどかな地域の建物と似ている。
乱立した電柱は発展途中であることと、しかし確実に電気が通っていることを示していた。
「これは……情報とは違うな。」
「嘘…なわけあらへんか。」
「アタシが此処を出たときじゃ考えられねぇくらい、アイツは頑張ったんだろうな。へっ、努力は報われないとか言ってた時期もあったけど、やっぱやる時はやる男だったな。」
「むむ……ガヴィルさんだって、負けてません!」
「って言われても、アタシは何もしてねぇからな。腕っぷしがいくら強くても、どうにもならねぇ事だってあるし。」
そんな話をしながら、ガヴィルとトミミを先頭にして歩く。
道行く人々は初めにガヴィルを眺め、目を逸らし、再び驚いてガヴィルを見る、所謂二度見をして後に続いてきた。
ガヴィルが止まり、トミミに話を聞けば彼らも話を聞くようにして止まる。
「なんか龍門での俺っちに似とるわ。」
「どうだろ、君のは畏敬だけど、ガヴィルのは尊敬だけじゃない?」
「それもそうやな。」
ドクターと小声で話し合っていると、突然周囲がざわつき始めた。
近付く強者の気配。朴刀の柄に手を置き、ドクターと相手の間に割り込む。
「すみません、少し、通ります。」
喧騒は徐々に静まり始め、おそらく男の声がやけに響く。
道を開けていくアダクリス人たちの先には、白いマントを羽織った少年のような風貌をした男と、フシューと音を立てて煙を吹き出す全身を義体に置換した相手、その二人がこちらに歩いてくるのが見えた。
「ガヴィルさん、おかえりなさい。元気そうで何よりです。」
「おう、お前も元気そうだな。」
「えぇ。そして……。」
ガヴィルと軽く挨拶を交わした男がこちらに向き直る。
背中には先が腐食したのか、ボロボロの大剣を背負っていた。人差し指ならボロボロの大剣を下賜する可能性もあるため、何かがあってこうなったのか、元からこうだったのかは分からない。
「龍門とシラクーザを手に入れ、ヴィクトリアまでも手に掛けようとする天下の親指がなぜこんな辺境に?」
「こいつらの護衛……っちゅうても、信用してくれんよな。ま、先に発言した事に関しては何も言わんことから察してくれると助かるで。規律を押し付けん、こういう任務なんや。」
「……はい、分かりました。取り敢えず、霊殿に向かいつつ話しましょうか。」
一度間を置き、頷いてから口を開いた。
全身義体の方も合わせて煙を吐き、声を出す。
「改めて……始めまして、大族長のヤン・ヴィスモク、
「代行者のグローリアだよ、よろしくぅ!」
「グローリア、無礼講とはいえ初対面の相手ですよ。」
「え〜?目上の、それも親指に話し掛けるなんて指令じゃないとしないだろうし〜、そこまで狭量な人じゃないでしょ〜?」
「せやな。親指のカポ
「製薬会社、ロドス・アイランドのドクターだ。ガヴィルの上司……ということになっている。」
「実際上司だし、しっかり言い切れよ。」
初めは上に出ようとして、ガヴィルより上かどうかを考えて言葉を濁すドクターにガヴィルがツッコむ。
周囲の視線はガヴィルより上の座に就くというドクターに集まり、それを見てヤンが苦笑した。
「ガヴィルヨリ強イノカ? ホントカ?」
「外の世界では力で序列が決まるわけじゃないんですよ。つまり、ドクターはそれ以外の分野でガヴィルより優秀なんでしょうね。」
「変ナ世界ダナ。」
「ん? お前ら、こっちの言葉で話せるのか!?」
「此処の人は…こちらの言語を話せるのか?」
「長かったですが、教材は首長軍から奪うか商人との取引で手に入れ、逆らう人には無理やり教えました。乱暴と思うかもしれませんが、密林なら日常みたいなものです。」
「マジか!コイツらも学べたんだな!」
「シツレイダゾ。」
談笑する中、気がつくと霊殿に辿り着いていた。
そして突然、再び周囲がざわめき始める。
しかし今度は静かになることはなく、徐々に大きくなっていく。
「———さまぁぁぁ!!!」
「グローリア。」
「分かってるよぉ。ホントに〜、言葉が分かるのに伝わらないのってムカつく〜。」
民衆の波をかき分けて誰かが迫ってくる。
ガヴィルが声のする方向に立ち、ドクターの隣につく。
ヤンはグローリアを守るように大剣を背中から外し、猫背になって構えた。
「グローリア姉さまぁぁぁ!!!」
「ズゥママ!?」
「もういい加減にしてくれないかなぁ〜!」
グローリアの羽織っていたマントの中から刺剣が飛び出し、ズゥママ…飛行ユニットのエンジンを持っていたという部族の族長へと迫る。
だが、狙いは拘束だったのか刺剣と手をつなぐ鎖がズゥママの四肢を縛った。
「こっちも暇じゃないんだよねぇ、早くここから出たいのに。大族長になりたいなら勝手になりなよ〜。」
「元からそのつもりです!」
「ズゥママ、お前……なんか変わったか?」
「ん? ……あぁ、なんだ、ガヴィルか。マヒゾッティアはもう始まっているぞ。」
トミミを含め、ズゥママのその言葉に驚いたかのように空を見る。
太陽は丁度真上に位置し、何かを始めるのには丁度いい目印になるだろう。
グローリアが拘束を解除し、一足先に場を離れた。
「スマンけど、マヒゾッティアっちゅうのが始まるのはいつなんや?」
「正午ですね。つまり、今です。早速ですが挑戦者は———掛かってきてください。」
ジャララ……ガン!
ヤンの両隣に巨大な拳が現れる。
鎖で雁字搦めにされた拳は握られたままで、地面に突き付けられた大剣からは黒い液体が滴っていた。
液が触れた場所は溶け落ち、腐食液だと分かる。
「レイホン。」
「神秘やな。あと聞こえとるやろ、下がっとけや。俺っちも出るで。」
「分かった。———えぇ!!?」
ドクターの聞きたいことを予想して答えを返す。
どこかねじれに近いような気もするが、外部に変化を及ぼしているためおそらく神秘だろう。
不完全に開花しているといったところか。
「ヤン、お前を倒して俺が大族長になってやるぜ!」
「今回は出し惜しみなしですよ、『解禁』。」
バキンッ!
音を立てて鎖が砕けた。
拳が開き、全員の目がそちらに移る。その間にヤンは大剣を掲げ———
「
———巨大な剣が空中から勢いよく落ちてくる。
単純に巨大な質量を持ち、更に腐食液を伴っている攻撃。
自分、ガヴィルとズゥママ、そしてトミミは即座にその場から離れる事ができたが……
「「「ぐわぁぁぁっ!!!」」」
「避けるのも一つですよ。できるとは言ってませんが。」
離れることが出来なかった、または離れる気がなかった者たちはまともに喰らい、衝撃で吹き飛んでいった。
ギリギリで持ち堪えた相手には、拳がかなりの速度で突撃して殴り飛ばしていく。
「はっ、無茶苦茶やな。」
「ヤン!今日こそお前を倒し、愛しのグローリアお姉さまを大族長にするんだ!」
「やめてくれる~? ここ不便すぎるよ〜。」
「ご安心を!設備は私の部族で用意させているので!———大祭司!」
ジャングルの方角から、何かは分からないが大きなものが霊殿に近づいている。
律儀に道路をゆっくりと、だが着実に歩く影。分かることは機械であるということ、巨大であるということ。
そして、その機械から何かが射出されてこちらに飛んできていること。
「拳じゃ未来は創れない。ガヴィル、ヤン。これからは……機械の時代だ!」
「それはどうやろなぁ!」
念の為
朴刀を右肩の上に振りかぶり、炎を吹き出して温まり始めたのを確認して振り抜いた。
着弾するよりも一瞬先に刃がカチ割り、爆炎が全身を包む。
「チッ、一本消えたやんけ。」
「な……!」
葉巻が一本焼け消えたことに舌打ちをして、驚くズゥママに気分を良くする。
「流石レイホン!そんじゃ、アタシたちはこっちで頑張るとするか!」
===
「いやどうしてそうなった!?」
「苦労人だねぇ〜。」
ちなみにアクナイのほうは爆死しました。
P3コラボある?はぁ、クソ———
だって!
すり抜け枠にウィシャデルとか濁心スカジいるし!
俺持ってないし!前衛ナイツ疲れたよ!(チューバイさん加入)
はぁ、クソ———(二度目)