【完結】もしもどこぞの都市のカポがアクナイの世界に転生したら   作:しきょーかい

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過去の俺がレイホン戦録画してて助かってます。ボッコボコにされてら(ナーフ前)
BGMもいい、モーションもいい、初手のセリフがダジャレ…これは親指のカポIIII
鬼みたいな強さ、ナーフ前は精神急上昇からの超絶猛虎殺激乱斬…これは小指の天退星

あ、ROGは修理に出しました。




第15話

 

 

「エクシアさん、テキサスさん。荷物を龍門のこの場所にお願いします。」

 

ロドスのCEO、アーミヤが小さな体で抱える大きな箱を受け取る。ロドスは先日のドクター救出作戦で何人もの仲間を喪った。私達にその悲しみを悟らせない笑顔を浮かべる彼女は、年齢通りの少女なのか疑わしく思えるほどだ。

前を向いて、進むために、周りの者に浮かべる心からの笑顔は何よりも輝いて見える。

 

「分かった。」

 

「大丈夫だよ〜私とテキサスならチョチョイのちょい!」

 

「…エクシア、扉を開けてくれ。」

 

「二人共、道中気を付けてください!」

 

部屋を出るまで頭を下げ続けるその姿に、確かに私は未来を見た。

将来テラを照らすだろうその輝きが、どうか消えることがないようにと願う。

 

「近衛局ビル周辺だ、行くぞ。」

 

「言わなくても分かってるよ!」

 

いつにも増してテンションの高い相棒(エクシア)と共に、火気厳禁と書かれた荷物を持って出発するのだった。

 

 

===

 

 

「ええ、確かにロドスのケルシーさんと一緒にいた人ですね。」

 

「本当か?」

 

「これだけ強そうな人ですから私でも覚えてますし…記録にも残ってます。」

 

「間違いはないのか…?」

 

「ええ、間違いはないでちょっとチェンさん近い近い近い近い!」

 

検問所に向かい、着いた頃には日が昇っていた。ここ二日一睡もしていないため、正直休みたいのだが、謎にチェンが粘り検問所の近衛局職員に詰め寄り、職員が慌てて下がる。

 

「隊長。その辺にしておいてください、小官もお金を出しますから。」

 

「クセのないやつで頼んどくわ。」

 

チェンを宥めるホシグマと、チェンを煽るレイホン。もっともレイホンには煽る気はなく、心の底から高いシガーの重い香りを楽しみたいという気持ち故の発言だった。

 

さて、疑いは晴れたがどうしようか。

ホシグマが慣れた手つきで手錠を外している間に考える。

自分たちの立場を確立させるための土地は手に入れた。あとは金と人員だが…金についてはロドスに地位の代わりにお金が欲しいと言えば融通してくれそうな気がする。

継続的に金を得る方法も考えているので、問題は人員くらいだ。

 

スラム街の人々を加入させるのもいいが…やりすぎると鼠王の怒りが飛んでくる。ある程度までなら許してくれそうなので試しに誘ってみるかと考える。

まずスラム街の連中が上下を弁えた行動ができるかどうかだが。

 

「おお、そうや。二人共近衛局員っちゅうてたな?」

 

「ええ、それが何か?」

 

黙ってこちらを睨みつけてくるチェンは一切返事しないが、ホシグマが返事をしてくれる。

 

「俺っちの組織…親指っちゅうやけどな?近衛局ビル周辺の統治任されとるさかい、これから宜しく頼むわ。…それと、傭兵業もやるから必要になったら呼べや。」

 

「必要ない。」

 

「必要があるかないかはさておき…鼠王の期待を裏切らない統治を期待しています。」

 

無愛想に一言で切り捨てるチェンと、一応期待はしているのだろうホシグマ。

軽く一礼すると二人は去っていった。結局シガーはいつ渡してくれるのだろうか。

撤退させた部下たちに自分の安全を示すため、工房に戻ろうと歩き始めて数十分。

辺りには空の青を映し出すガラスのビルは存在せず、石やトタンの壁でできた家や廃墟が並んでいた。

 

 

「あかん、迷ったわ。」

 

 

最悪大通りに出て、道行く人に近衛局ビルの場所さえ聞ければ戻れる。そう思って歩いていたが、完全に迷子になってしまった。

路地を歩く人々はやせ細っており、見るからに身なりの良いレイホンの事をジロジロと睨みつける。

 

(ここは俺っちのシマやない、ここは俺っちのシマやない…。)

 

親指の規律に則って、上下を弁えない全ての者に制裁を下したい気持ちに襲われるが、自分達の土地ではないこの場所で手を出せば裁かれるのは自分になるだろう。

必死に自分に言い聞かせながら、路地を抜けようと歩き続けるが、路地はどんどん狭くなっていき、遂には空も見えなくなった。

昼前だというのに夕方を思わせるほどの暗さに、怒号が響く建物が揺れ、塵と埃が降り注ぐ。そんな中、言い争うような声が聞こえてきた。

 

「や、やめて!離してよ!」

 

「おい、こいつの足見ろよ。鉱石病だぞ。」

 

「鉱石病つってもよぉ、欲しがる変人がいるもんなんだよなぁ。ほら、大人しく…しろっ!」

 

暗くなると、治安も急激に悪くなる。天道の目が届かない所ではこれだ。都市では届いたとしても関係なく治安は悪いだろうが。

目の前ではまだ小さい、猫の耳を生やした少女が男二人に暴力を振るわれていた。都市で飽きるほど見た光景だが、気分の良いものではない。一刻も早く工房に戻ろうと、路地を抜けることを諦めて来た道を戻ろうとする。

 

「お?なぁおっさん、いい服着てんじゃねぇか。」

 

「ちょっと俺達に貸してくんねぇかなぁ、返すかどうか 「はぁ、我慢は(しま)いや。」 ガッ!ゴェ…!」

 

「ヒッ…。」

 

去ろうとしたレイホンに気付いた男二人が気絶した少女を引きずりながら近付いてきたが、絡んできた男の下顎を鋭く殴り抜き砕く。悶絶する仲間を見て逃げ出そうとする男の足首を斬り裂き、逃げられないようにする。

 

「俺っちはなぁ…ずぅっと我慢してたんや。上下を弁えない無礼者だろうと、ここは俺っちより格上の相手が統治する場所やからな。」

 

一息付き、足首を斬った男の下顎を砕く。栄養が取れていないのか、レユニオンの連中の下顎を砕いた時よりも簡単に砕くことができた。

 

「正当防衛っちゅうのを知らんのか。」

 

「ふぉ、ふぉあえ…!」

 

砕かれた下顎で何かを話そうとするが、何を言っているか聞き取れない。何を言っているか分からないが、自分(格上)の機嫌を悪くしたのには変わりないため、規律に則って処罰を下す。

口に刀を突っ込み、勢いよく舌を切ると路地に赤い液体が撒き散らされた。

 

「上下を弁えんカスしかおらんのか?」

 

直に出血多量で死ぬだろうに、こちらを怒りと怯えが混じった目で睨みつける男の両目を抉り出す。それを見て今更関わってはいけない相手に絡んでしまった、と気付いた最初に下顎を砕いた男が逃げ出すが、勿論逃げられる訳もない。

 

「全部これ()で解決できたら楽なんやけどな?」

 

はははと乾いた笑いを放ち、逃げようとする男の舌を切り、目を抉り抜く。汚れた手袋と朴刀を振り、血を飛ばす。

新鮮な死体が二つ出来上がった頃には、辺りは忽然と静まり返っており、揺れていた建物は一切動かず、レイホンと今も気を失っている少女だけが路地に残されたように感じる。

静まり返った路地を歩き、気を失った少女の方へと向かう。

屈んでよく見れば、少女の太ももに小さめの黒い石がまばらにくっついているのが見えた。

 

(ゴミ共の言う通り、感染者みたいやな)

 

少女に近付き、黒い石をカリカリと引っ掻いてみる。実際の石のように硬いそれは、完全に少女と一体化しているのが分かった。

 

(感染者はアーツっちゅうのが使えるんやったか?こいつも使えるんか?)

 

男達にやられたのであろう、腹部や腕には赤い引っかき傷や青い痣ができている。腕の傷に関しては骨が折れている可能性がある程大きく腫れていた。

そんな腕になっても黒く汚れたボロボロのくまの人形を大事に握りしめていたが、レイホンが少女を持ち上げると人形ははずみで地面に落ちてしまう。

 

「ま、収穫っちゅう事にしとくか。」

 

この少女が強力なアーツを使えるか、まずアーツを使えるかどうかも分からないが、手ぶらで帰るよりかは大きな収穫だろう。

レイホンは落ちた人形を拾い上げ、少女を背負って来た道を戻り始めるのだった。

 

 

 






最近昇進2にしてモジュール解放したキャラ多いからアクナイ凄い楽しい。
で、調子乗ってアスカロンのコーデ買ってしまった人です。純正源石ないなったわ。

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