【完結】もしもどこぞの都市のカポがアクナイの世界に転生したら   作:しきょーかい

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PV見たよ
なんだあのヨシヒデだョ、全指集合!
目線合わせないように目深に帽子被る親指
注文ミスったやつ制裁してそうな中指
苦痛(コットゥン)って言ってた薬指
苦痛(コットゥン)おじさんそっくりな人差し指

小指に赤い糸が巻かれた人物がいない
意味深に赤い糸の塊の前に小指を出していた人物

楽しみだね!これ繋ぎだよ!短いけど許して!21時に続き出すから!


第39話

 

 

 

『作戦開始。ファウストを中心に、肉の塊までの道を開く。リスカム、エンテレケイア、君たちであの巨人を抑え込めるかい?』

 

『試してみます。』

 

『あーあ。記録で見た坊や一人で、こんな事になるなんてね。』

 

ドクターの指示が左耳に付けたインカムから伝わる。

すぐに指示通りに散開し、それぞれイーノを…詳しくはその奥にある機械を守るようにして立ち塞がる化物に向き合う。

目立つのは、やはり頭から炎を吹き出す単眼の巨人。

 

「…………!」

 

「…退け。」

 

ボボボ、と炎が吹き出る時の独特の音が声なのか、頭から吹き出る炎が一層激しく燃え盛り、威嚇するように叫んで尖った右腕を突き出してくる。

 

ドパンッ!

 

「…っ。」

 

射撃は正確に巨人の腕を吹き飛ばしたが、傷口から溢れる液体の熱さに顔を顰める。

しかもこの匂いは…血だ。

この化物が元は何だったのか、なんとなく想像できる。できてしまった。

彼らがもう戻らないことも。

 

二射目。右腕が吹き飛び、呆然としている巨人の胴体を狙って放つ。

特徴であるその大きな目玉ごと撃ち抜かれた巨人は、周囲に溶岩のような高熱の液体を撒き散らし、どろりと溶けた。

 

…ドシン。………ドシン。

 

その間にも、飛ぼうと四苦八苦しているイーノの姿が目に入る。

…今は、周囲の脅威を排除しなければ。

 

『どうだリスカム、耐えられそうか?』

 

『ええ、これなら…なんとかっ。』

 

『エンテレケイア、今だ。』

 

『は〜い。———心の臓から湧き上がる。』

 

ヴイーヴルの盾を持った女性が巨人の攻撃を受け、ブラッドブルードのもう一人が二つの巨大な鎌を生み出し回転させる。

全身を切り刻まれ、傷口から炎を噴き出す巨人の攻撃がブラッドブルードの女性に直撃するが、大きく抉られ、煙を上げた筈の傷口は何もなかったかのように塞がっている。

そのまま削られ、細切れにされた巨人は溶けた。

 

周囲の仲間に危険はないかと辺りを見渡すが、今のところは大丈夫そうだ。

 

『ファウスト、危なくなったら私が指示を出す。君は気にせず進め。』

 

「あぁ、了解した。」

 

しかし、そう簡単には進ませてくれなさそうだ。

炎の巨人に打ち止めなどないのか、次々と迫ってくる。

先程と違い、その周りには昔図鑑で見た食中花に似た化物や、巨大な丸い岩に目玉が生えた化物、イーノ纏う肉と似た特徴を持つ二足歩行の化物たちが取り巻きとして群がっていた。

 

『サンタラ、足止めでいい。エンテレケイアは近付く奴らから始末を頼む。……ケルシー、君は働かないのかい?』

 

矢を装填、構え、撃つ。

この中で最も大きく危険な炎の巨人を狙ったが、光の輪がついていない砲撃は弾かれてしまった。

全力でないとは言え、一撃で建物を崩壊させることが出来る程の威力の砲撃を止めた正体は、炎の巨人と同じくらいの大きさと山の形をした岩の塊だった。

巨大な目玉をギョロギョロと動かし、狙いを定めようとしている姿はそっくりだが明らかに硬さが違うだろう。

炎の巨人はその図体に似合わず俊敏だが、山は動くことができないのかと思うほど非常に鈍足だった。

 

「ドクター、新しい個体だ。」

 

『見えている。アスカロン…はいないんだったな、マトイマル、行けるか?』

 

『ああ、吾輩に任せておけ!』

 

『いや、君は下がれ。私が出よう。』

 

戦場から離れたドクターのすぐ近くから、緑色の光が放たれる。

そう気付いた頃には、山の怪物には大穴が空き、どろりと溶け始めていた。

 

『Mon3tr、蹴散らせ。』

 

「(低い唸り声)」

 

ケルシーは医療オペレーターと聞いていたが、あの化物を従える姿を見ると疑わしく思える。

光線を放ち、迫る化物を八つ裂きにし、咆哮するMon3tr。

こちらの方がより化物に見えるのは気のせいだろうか。

 

『俺達、こんなのと戦ってたのか。』

 

『こりゃあ、徹底抗戦してたら死んでたな。』

 

『死にはしないだろうけど…まぁ、今敵じゃない事を喜ぶばかりだ。』

 

「…お前達、しっかり働け。」

 

化物対化物の光景を見て、思わずといった感じで声が漏れる部下達。一応この通信はロドスのオペレーター達やドクターも聞いているので、余計な事を言う前に働いてほしい。

 

装填、狙撃。

丸い岩の塊の目玉を貫通し、そのまま複数の化物を仕留める。

体が重い。

今まで沢山の敵を葬ってきた。相手は人を辞めた化物だ。

それなのに、心が痛む。

 

装填、狙撃。

あの山の形をした怪物が何処からか再び現れ、砲撃を弾く。倒すには光の輪が付いた一撃でないと厳しいか。

光の輪を生み出す為に、まず自分に光をまとわせる必要がある。

光を纏わせる段階で精神が消耗されるというのに、武器に纏わせるには更に集中する必要があるためそう何度も連続して使えるものではない。

 

装填、狙撃。

そして自分は(レイホン)よりも弱い。だからか、光の総量とでも言うものが少ない。

彼は自分に光を纏わせ、更に光の輪を一つ生み出して戦っていた。

だが、自分が光の輪を作ろうものなら身にまとわせる分の光は無くなってしまう。

 

自らの弱さを悔いる。

精神も、肉体も、未熟すぎるこの身を恨む。

それでも、この恨めしい身がなければ救えないから。

再び矢を番えた。

 

 

 

———

 

 

 

『巨大な奴らは消えた!今がチャンスだ!』

 

ドクターが大声で指示を出す。耳が痛くなるが、その痛みに怯む体を止めて矢を番える。

ドクターの言った通り、イーノを囲うようにしていた化け物達の姿は残り少ない。炎の巨人や、巨大な山はおらず、小さな食人花のような化物や、青い茨でできた車輪のような化物がいるだけだ。

それもオペレーターや部下たちの狙撃で溶けていき、イーノを守るものはなくなった。

だが

 

「♪〜…♪〜……」

 

歌声が強まり、戦闘の激しさでかき消されていた歌が再び耳に入り始める。

ロドスのオペレーターを見るが、耳栓を貫通して届いてはいないようだ。

それは良かったが、状況は少し拙い事になってきたようだ。

 

辺りを濡らす、ドロドロに溶けた液体が形をなし始める。攻撃するオペレーターもいたが、液体を切り裂いただけでその動きを止めることは出来ない。

液体が巨人の形になると、表面が膜で覆われる。ヒビが入り、そこから炎が噴き出した。

炎の巨人だけではなく、山の怪物や、少なくとも倒す前はいなかった水色の半透明の体をした巨大な化物が湧き出る。

 

ぼ、ぼ、ぼ。

炎の巨人の頭から、ヒビから噴き出る炎が音を立てる。まるでこちらを嘲笑うかのようだった。

いつの間にか肉の塊(イーノ)は、一回り大きく、そして、腕の翼が一対増えていた。

 

 

 





なんかトナカイロージャ当てた友達は今ルイナしてます

俺がカセット売る前で良かったな(Switch版)
そしてROGくんはなんやかんやあって死にました。修理費8万だってよ。
新しいPC買うわ
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