【完結】もしもどこぞの都市のカポがアクナイの世界に転生したら 作:しきょーかい
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
遂に9章も始まりました、どうでしたか上編。俺はクリアしました。
薬指のカス人形によって歴戦午筆頭イ・サンと親指のカポIIIIが爆散しましたがクリアしました。
破壊したのに60ダメとあの出血量は犯罪では?麻痺一つで許されると思うな。
ボジョカスティの部下達は戦意を失って何かを呟き続ける者もいれば、拘束を破ろうと未だに暴れる者もいた。
それらを背後に進めば、先へ進ませまいと複数のレユニオン兵が立ち塞がる。
見たことのない蟲や、武装をした猟犬が辺りを取り囲んで攻撃してくる。
「うおおおぉぉぉっ!!!」
「ボジョカスティと比べんのも烏滸がましいくらいなぁ…。覇気だけじゃ、虎は狩れんやろ。」
殴り、蹴り、斬る。
次第に弱まる敵の勢いは、いつの間にかマイナスになり撤退していく者も現れ始めた。
「パトリオットがやられたか。」
「あの男も歳だった、数で押されたらひとたまりもなかったんだろうよ。」
「う、あ、うん。そうだ。その通り、だ。」
背中を向けて逃げるレユニオン兵の中に、堂々と歩いてこちらに向かってくる3人。
その頭から生える二本の角は、上から目線で話す彼らがサルカズであることを示していた。
ボジョカスティを侮辱しながら、背負った巨大な大剣を抜いて構えたサルカズに接近し、その下顎を殴りぬく。
「……あんなぁ、死体は喋らんし、誇りも残っとらん。俺っちからすると侮辱すんのもどうでもええ。」
下顎が砕かれたサルカズは、構わず大剣をレイホン目掛けて振り下ろす。
なるほど、叫び声一つ上げずに攻撃に移れる彼らは、
それでも、相手にとっての地雷が何処にあるかまでは見極められないのが残念なところだろう。
「ただ…俺っちよか上ん奴をバカにされるんは腹が立つわ。お前らは死ねや。」
「
「俺の邪魔するやつ、全部…。」
まさかロドスと共に行動しているから殺されないと、本気で思っていたわけでもあるまい。
確かに殺しはナシだが…少しのミスが出るのは仕方がないことだろう。
そう自分に言い聞かせ…気付いた。
(? 俺っちの思考が乱暴になってきとるな? ちっとおかしいわ。)
無意識下で血を見たいと、そう思っている。
任務に逆らうことは許されない。人差し指の指令ではないが、拒否はゴッドファーザーへの侮辱行為であり、失敗もまた期待してくれた上の顔に泥を塗る行為だからだ。
そのため今回の任務を至上とする部下には影響がないようだが、ロドスのオペレーターの目を見ると分かるように、目は血走り、過剰な傷害を加えている。恐らく自分も影響を受けている。
精神への攻撃と判断し、効果があるかは分からないが
すると、血への衝動は消え、同時にサルカズが振り下ろした大剣がレイホンに直撃した。
それと同時に、最初から挙動不審だったサルカズが皮を剥く様に変身する。
頭から生える二本の角はねじれて山羊のような形になり、薄っすらと輝いたそれは前にいる味方のはずである一人のサルカズに向けて剣を振り下ろした。
「死っ…! ……ゴホッ。な、なんで…。」
「…んん? はっ、やりたい放題やなぁ、これもアーツかぁ? よう分からんけど、ブチのめして終いや。」
突然錯乱したサルカズ傭兵を殴りぬこうとして、嫌な予感がして半歩退く。
「は、はは、こうだ!こうすれば…!ははは!!!」
「レイホンさん!」
「そっち見とけや、俺っちがこんくらいでくたばるタマやないっちゅうのは、分かっとるやろ。」
袈裟斬りにされたサルカズの傭兵の肌が一瞬にして紫に変色し、武器を捨ててレイホンに向かって噛みついてきた。
それでもやることは変わらない。腹を横に切り裂けば、傷口から血とともに内臓がまろび出る。
「アーミヤ、これは…。」
「うぅ…この人たちは…。」
AceとRosmontisが呻く声が聞こえる。そちらを見れば、同じように紫に変色したレユニオン兵が暴れていた。
突然暴走する同胞に戸惑うレユニオン兵を見るに、この状況は向こうも想像していないものらしい。
この事態を引き起こしているであろう相手は明らかで、高笑いしながら襲いかかってくる
横目で見ていたが、暴走したレユニオン兵に噛みつかれたレユニオン兵が同士討ちを始めたのを見るに、感染系の何かだろう。
「俺っちの前に立ったんや、当然喰われる覚悟あるんやろ?」
「……いえ、レイホンさん。ここは私に任せてください。」
攻撃を全て回避し続け、相手の顔が愉悦から苛立ちに変わり始めた頃。
アーミヤに殺しの許可を取ろうとすると、黒色のアーツを掌で圧縮させたアーミヤが一歩前に出た。
ビュン!
アーミヤの手から放たれたアーツは、直線となって暴れるサルカズと変色したレユニオン兵のみを貫く。貫いた全てが硬直したと思った直後、アーミヤが苦しみ始めた。
それと同時に、硬直していたサルカズの体がどろりと溶け始め…そこには頭から炎を吹き出す一匹の巨人がいた。
「!? う、この声は…!!?」
「アーミヤ!? くそっ、レイホン!」
「…ちったぁ歯応えありそうやな?」
Aceが気を失ったアーミヤを抱え、一時撤退する。周りを見れば、硬直した他の
レイホン目掛けて振り下ろされる巨人の右腕。それを弾き、ガラ空きの足を切断する。
「お? 思うたより脆いなぁ。」
(歯応えあらへんわ、化物殺す事に関しては何も言われとらんし…殺してもええやろ)
巨人は熱に強いのか、一瞬効き目が薄いと思ったが切断された足を見て考えを改める。効き目が薄いのは確かだろうが、自分の一撃を耐えきるほどの耐久力はないようだ。
一つだけしかない巨大な目が、こちらを見下すように睨みつける。
足を失い、頭を垂れる巨人の頭に向かって剣を振り抜けば、呆気なく頭は吹き飛び、体は形を失って溶けた。
「お前ら、さっさとケリつけや。こんくらいならお前らでもいけるやろ。」
「「「はっ。」」」
部下に指示を飛ばせば、呆気なく形を失って溶けていく化け物達。
無事だったレユニオン兵はそれを眺め、ロドスのオペレーター達は駆除の補佐を始める。
(こっからもこんなんが居るんか?そしたら厄介やなぁ。)
勿論厄介なのはねじれを相手にすることではなく、
部下はどうでもいい。都市出身のソルダートは確かに惜しいが、この世界にはそれ以上の腕前を持った人物がいることが分かったのでそこまで貴重というわけではなくなった。敢えて言うなら忠誠心だろうか。
自分一人で進めば楽に終わるだろうか、などと考えていると部下の包囲網を抜けた一匹の化物が向かってきた。
茨でできた車輪のような物から、腕が生えたような化物。その体で突撃してくるのを見て攻撃しようとして…やめた。
ドゴォォン!!!
レイホンに衝突する瞬間、目の前で化物が吹き飛び、その形を保てなくなって液体になる。
地面には一本の矢が突き刺さっており、地面を陥没させるほどの衝突痕がその威力を物語っている。
「いんやぁ、随分遅かったなぁ。どや、喧嘩の後はスッキリするやろ。」
「……あぁ、ありがとう。」
「礼言う暇あったら手伝ってくれや、龍の所に行きたいんやけどこいつらが邪魔やわ。」
虚空に向かって話しかければ、突然何もない場所からクロスボウを持ったファウストが現れる。
残り短いシガーを手でもみ消し、新しいシガーを取り出しつつ話すと、ビルの上に潜んでいた複数の迷彩兵が化物を一掃した。
「お前が進む先に、俺が道を拓こう。今まで通り、気にせず進むだけでいい。」
「…俺っちがなんにも考えとらんみたいな言い方やなぁ。」
明らかに目上に対する非礼だが、カポとして上に立っている以上声に出せない部下たち。こういう時、立場を与えていてよかったと思う。
アーミヤの容態は未だ悪いままだが、このままゆっくりしていると龍門が危険にさらされる可能性が上がってしまう。そう判断したロドスの指示に従い、Ace、Rosmontis、ブレイズ、アスカロンなどの付き添いをつけた少数精鋭で中枢区間へと向かい始めた。
「うぅ…あなたは…何故、こんな事を……。」
(すぐ戦えんやんけ、ストレス溜まるわぁ…。)
そう呻くアーミヤを抱えることになったのは、納得いかない。
こちらを見てクスッと笑ったファウストと、その後ろを歩く
活動報告でちょっとしたものを投稿してたりする。なお本編に関係ある模様。なぜ本編に書かない?
アークナイツは新年ボイスが良かった。リスカムちゃんの真面目さが沁みる。
アスカロン、エンテレケイアの今まで祝うことなかったな…系も沁みる。良き。
活動報告の方を纏めるとこんな感じ
でっけぇドラム缶に爆薬が入ってます。
油に浸した導火線がついていますが、辺りは既に火で包まれています。
貴方の手元には一つの
爆発させるのはだぁ〜れ? もう誰も助からない。