【完結】もしもどこぞの都市のカポがアクナイの世界に転生したら 作:しきょーかい
だってイサン10連で出たんですよ、そりゃ鏡ソロしますよね?
分かったことは9章パックはソロで取ったらいけないということ、集中戦闘にしてくれ。
Ave Mujicaコラボは何だかんだ言って完走しました。キッツ、難易度高くない?
そしてスルトさんと豊川さんをお出迎え、前衛だけ増えていくんですけど。
ちなみにガチの自己満で一話分の文字超えたんですけど、活動報告に上げてます。
注意書きがあるので忘れずに、俺は責任取れません。
以前アーミヤから見せてもらった動画で見たように、ウサギの死体は光となって消えたため処理する必要がなかった。
彼らの着るスーツはなるべく手に入れておきたかったが…生きているウサギ達の物は残っているため、それで我慢するとしよう。
そうして生きたウサギの運搬を部下に任せ、その夜は休むことにした。
「さっさ吐いた方が良いと思うで?少なくとも、お前らの理論やったら勝者や。」
「全部言えばいいのか?お前ら…おっと、貴方様が知ってるようなことはありませんが。」
次の日、軽く尋問したところ呆気なく全てを話してくれた。
R社第四群、煙戦争に参加したチーム。
サイ・トナカイ・ウサギの3チームと指揮官を含めた本隊は、今はヴィクトリアに居るらしい。
どうやら彼らにとって重要な情報はなく、一般的に広まっている物ばかりだったのか、レオントッツォとラヴィニアがそれを伝えてくれた。
「…俺達、用済みだから殺すか?」
「それで良いんやったら
「……私に、任せてくれませんか?」
ヘルメットを外し、椅子に縛り付けられているウサギは暴れることなく笑っている。
死への恐怖はないのか、それとも死んでも大丈夫と言える何かがあるのか。
この世界に生命保険はない、まずR社の兵隊に生命保険という高級品を使うはずがない。
余裕の源を暴こうと柄に手を掛けるが、ラヴィニアによって制された。
「別に俺っちは構わんけど、どうするんや?」
「彼らは傭兵のようなものです。それなら雇って、都市の警備でもさせようかと。」
「邪魔せんならええで、邪魔すんならぶった斬るかい、覚悟しとけや。」
「えぇ、そこは勿論。」
その様子をただ見守るレオントッツォとウサギたち、興味なさげにブラブラと歩くラップランド。
一瞬、ラップランドの直剣が輝きを帯びたような気がしたが…剣が抜かれることはなかった。
———
そのようなやり取りがあってから1週間後。
治療していた南部親指が目覚めたとの連絡が届いた。
移動に難があるとの事で、わざわざレイホンが向かう羽目になったが…仕事から抜け出せたので良しとする。
「ようやっとか、随分と待たしたな?」
「はっ、申し訳ありません。毀損できる部位は減りましたが、処分は———」
「そういうのはええねん、これ以上俺っちの時間取るつもりか?」
男の左膝から下は無くなっており、代わりに義足代わりの棒が装着されている。
さらに制服の右肩から先は固く結ばれており、余程高性能の義体がない限り、元の動きは期待できない。
そもそも情報を目的で救出したため、戦力は求めてはいないが。
「聞きたいのは他の南部親指が生存しとるかどうか、生きとるなら何処におるかや。知っとるか?」
「…把握しております。」
「助けられるんなら助けといた方がええからな、俺っちの仕事も楽になるし。」
たどたどしく話し始める南部の親指は、ゆっくりと話し始めた。
〜〜〜
「まず、貴方ほどのお方ならばご存知かと思いますが…我々は一度、この都市を制圧しました。」
「えぇ、現在は、見る影もありませんが…。」
「その理由は、人差し指、R社、夜の錐による襲撃です。」
「動画…。えぇ、この状況の通りです。夜の錐というのは、元々我々の傘下組織の一つでした。何があったか、人差し指と手を組み我々に牙を剥いたのですが…。」
「人差し指もR社も、互いに協力しているわけではなく、三つ巴の戦いになりました。」
「そこに他のマフィアも乱入し、混戦状態になったのを覚えています。」
「始めは、我々が最も優勢でした。他の者らは、彼女に許可を貰わずシラクーザを荒らしたのでマフィアの掃除人達が敵対し、徐々に削られていくのを見ているだけでも良かったのです。」
「しかし、予想以上に粘った相手は、我々を危険視するマフィアを後ろ盾にしました。」
「後は他のマフィアに目をつけられ、複数の敵を相手することを余儀なくされたのです。」
「結果、次第に勢いを失い、カポの一人が討ち取られてからは一瞬でした…。」
「アンダーボスを失った我々には、もうどうすることも……。」
〜〜〜
長い話を聞き終え、シガーを一本取り出し、端を切る。
男はすぐに左手でライターを扱い、シガーに火を点けた。
「で、結局他ん奴は生きとるんか?」
「私を含め、生き残った南部親指は奴隷に近い扱いを受けています。源石を発掘するため、採石場に送られた者達は、恐らく……。ですが、確実に生きている者の場所を知っています。」
ふぅ。と、煙を吐く。
煙は部屋の中に紛れ、すぐに消えた。
「ほな助けるとしよか、助けといて損はないやろ。」
「感謝します。場所は既に他の方へ伝えてあります。」
「南部やけど、俺っちの配下には変わらへんし…。その俺っちは一応移動都市の主やで? グレイホールんとこのボスでもない限り結構な非礼やな、ちゅうか親指全体への侮辱やろ。」
そう言って立ち上がる。
ジジ…と短くなっていくシガーを咥えながら部下を呼び、命令を全員に伝えるよう指示した。
「他ん奴にも伝えとき、早速片付けに出かけるさかい用意しとけってな。」
———
場所は変わり、昼過ぎ、町外れの倉庫。
太陽は雲に隠れており、少し湿った風が吹いていた。
「情報によると、倉庫の地下を拠点に改造しているようです。」
「アレ全部やろ? 纏めて吹き飛ばしてもええよな?」
先に偵察としてラヴィニアと向かい、南部の親指が囚われているらしい場所を見る。
昼間は全く人の姿が見えない都市だが、珍しく倉庫の前に人が立っていた。
さらに辺りを見渡すと、次々に見張りの人員が見つかる。
「…救出対象が地下に生き埋めになるかと。」
「逃げ道とか用意しとるやろ。それっぽいのもう見つけとるし、出てきた所ぶっ叩いて終いや。」
倉庫に来るまでに見かけた葡萄畑の中、不自然に作られたレンガ造りの小屋。
無理矢理扉を開けたところ、下へと降りていく階段があったので間違いないだろう。
「吹き飛ばすとしても、一体どうするのですか?」
「部下がどうにかするやろ。」
「ふむ…。」
「お前達!そこで何をし モガッ!」
何処か諦めたように返事をするラヴィニア。
瞬間、背後から声が聞こえた。即座に声を上げた対象との距離を詰め、手で口を塞ぐ。
声を上げたループスの手には、恐らく南部の親指が持っていた銃剣が握られていた。
「静かにしとけや、な? 静かにしとったら命までは取らん。」
「既に囲まれ始めています。連絡してから声を上げたようですね。」
「チッ。」
口を塞いでいた手を首に回し、力を込めて握り潰す。ごきりと鈍い音が響き、物言わぬ骸が出来上がる。
その行動を、ラヴィニアはどこか冷めた様子で眺めていた。
この間も徐々に迫る足音が増えていき、居場所がバレるのも時間の問題だろう。
「ここで全部片付ける方が早いわ、気張ってけや。」
ラヴィニアから距離を取り、大きく朴刀を振り下ろして地面を砕く。
爆音が響き、姿を表した
「いたぞ!」
「1人だ、囲んで叩け!」
集まるマフィアの構成員たちに向かって、抜き身の剣を下げつつ懐から取り出したある物を投げる。
強肩により勢いよく投げられた物が空を舞い、場にいる者の注目を集めた瞬間、目を焼く閃光が迸った。
同時に熱と爆音が放たれ、真下にいたマフィアの体のパーツがバラバラになって吹き飛ぶ。
「なっ!?」
「源石爆弾だ!」
「おお、思ったよりデカいやんけ。やけど…3人しか殺せてへんな、量産には向いとらんか。」
「くっ!」
簡易的な防塵マスクを身に着け、戸惑うマフィア達へと突撃する。
困惑の中で初撃を防がれたことから、相手の力量の高さが分かった。
即座にもう一回朴刀を振り抜き、大きく吹き飛ばして辺りの者達を斬り伏せる。
ダァン!ダァン!ダァン!
「おぉ、氷結弾か?あるモン全部使うっちゅうのはええけど、手の内バレてんで?」
有象無象を斬り殺して、唯一耐えきった男との距離を詰めようとした時、四方八方から撃たれた。
コートを貫くことはできず、衝撃だけが伝わってくるだけだったが弾丸に問題があった。
恐らく南部親指から奪った火炎弾に氷結弾、その効果までは防げなかったのか体に上手く力が入らない。
しかし、特殊な弾丸がある事が分かり、それに加えて狙撃手の位置が分かるなら気を付ければ良いだけだ。
ガン!
「当たらんやろ?」
「銃弾を…弾いた…?」
レイホンに限らず、ある程度の力量を持った者には銃の効果がない。
まず当たらない上に、当たったとしても致命傷にはなり得ないからだ。
そのため相手が狙うのは…
ボカン!
「うおおっ!!!」
「手応えありそうなやつやな?」
近接戦闘で、銃弾の威力を超える力で相手を殺す。
不意をつくかのように、倉庫の壁を壊して車が飛び出してくる。
車の中にいた男の身なり、纏う闘気は彼がここのマフィアのボスということを伝えてきた。
レイホンへと突き進む車を、正面から向かい撃つ。
弾丸を消費して、真っ直ぐ振り下ろし、破壊する。
爆発した車から数人のマフィアが飛び出し、レイホンを取り押さえようとするが、全てを斬って制圧する。
「ボスを守れ!」
「…残念ですが、ここは通しません。」
「退け!」
背後から問答が聞こえたが、すぐに轟音が響き、地面が揺れる。
巨大な腕と槌の影が今も地面に写っていることから、何も問題はないだろう。
「……。」
「…来いよ、覚悟はできてる。」
「フンッ!」
煤に塗れ、黒ずんだコートに身を包んだ男は一本のナイフを取り出した。
男が覚悟を決めると同時に斬り抜けるが、受け流される。
流れるように体を捻り、弾丸を発射して再び斬り抜けたが、これも防がれた。
「はっ、防いでばっかやと勝てんで!?」
「俺が、勝てるっ、わけが、ないっ、だろう!」
男はそう叫んではいるが、レイホンの攻撃を全て捌き切っている。
反撃の突きが放たれるよりも速く朴刀を振るい、相手の攻撃を許さない。
ラヴィニアの方は順調に制圧が進んでおり、2対1になればレイホンの勝ちは確定する。
「ま、それよりも速く決着つけたるけどな!」
右肩に朴刀を構えて低く屈み、朴刀の6つの銃口から火が噴き出す。
斬るのではなく、叩き潰す。
大きく踏み込んで男の頭上へと跳躍したが、男はレイホンを見失っているのか視線を彷徨わせる。
「タァッ!!!」
「ぐうッ…!」
男の左肩から右腰まで、一本の赤い線が走る。
吹き飛ばないよう、押さえつけるように振り下ろしたため、男は地面と朴刀に挟まれて潰れた。
「こちらは終わりました。……殺したのですか?」
「ん?いんや、随分カンの良い奴やったしな。上手く部下にできりゃ使えるようにはなるやろ。…南部の奴助けたら、こいつらの指導でも頼むとしよか。」
激痛を噛み締め、必死に堪えていた男の体から力が抜ける。
死んだわけではなく、どうやら気を失ったようだ。
納刀し、部下に連絡を送り倉庫へと歩を進める。
終わりの見えない労働を、終わらせるための人手を手に入れなければと強く思った。
えっと…育ててる前衛は…
ラップランド、ソーンズ、デーゲンブレヒャー、エンテレケイア
そこに豊川さんとスルトが追加…と。
そうですね、一言言うとするなら…
_人人人人人人人人_
> 術師がいない <
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