【完結】もしもどこぞの都市のカポがアクナイの世界に転生したら 作:しきょーかい
突然の訃報に涙が止まりません。
7万注ぎ込んだリンバスと無課金で8章まで頑張ったアクナイ…
あとギフト魔が送ってきた大量のゲーム…(ほぼ触れていない)
どうして今この時期に逝くのか…
許さんぞ寒暖差!許さんぞインフルエンザ!
クラウンスレイヤーとスカルシュレッダーの二人は今も拘束されていて、メフィストを背中に背負ったレイホンとAceがその二人の元に駆けつけた頃にはいつの間にか霧が晴れていた。
「お前ら、そいつら壁にしながら進むで。それと替えの猛虎標弾くれや。」
「はっ!」
部下に指示を飛ばし、捧げるように渡された6発の猛虎標弾を装填する。こちらを睨みつけてくる二人を眺め、交換条件に使えるかどうか思案する。
取り敢えず"暴君”の前に盾として使ってみて、その時の反応で決めよう。使えなかったのなら、少なくとも自分が死ぬ前に無礼の対価を払わせる。
そう思ったとき、レイホンが弾き飛ばした戦槍が抉り、作ったのであろう道を歩く二つの人影が見えた。
一つはピンと立つ兎の耳を生やした、全身を白い装備で覆った白髪の少女。
もう一つは巨大な体躯を誇り、頭に鹿の頭蓋骨のようなものを被る、レイホンが逸らした戦槍と巨大な盾を持った謎の人物。
「レイホン、挟み撃ちにされたぞ。」
「分かっとる、何とかなるとええけどな。」
Aceが言う通り、レイホン達4人の後ろには"暴君”タルラがいた。彼女を相手にするだけでも勝機は無に等しいのに、先程の戦槍を投げたであろう人物と、何故か歩く地面に霜が降りている少女。
どれを相手にするのも厳しいが、自分たちには三人の人質がいる。人質交換と言われないよう、III《テルツォ》以下の部下たちが捕まっていないか周りを見るが、どうやら既に撤退したようだ。
(さぁて、どないしたもんか)
状況は最悪。
全力を出し切り正直体に限界が来つつあるレイホンにとって、これ以上の激闘は控えたい。
いくら弾丸があっても自分の体力が保たなければ意味が無い。
口を開くタイミングを伺っていると、恐らくタルラが呼んだパトリオットという名前の巨体の人物がタルラに向かって言葉を発した。
「……タルラ。どうやら、味方が、いた、ようだ、が?」
「あれ以上この者を見過ごせば、甚大な被害が出ると判断したまでだ。」
「幹部を三名も失ってまでか?」
(お?言い争うっちゅう事は意外と仲悪いんか?)
ゆっくりと途切れ途切れながらも、タルラを糾弾するような事を言うパトリオットに反論するタルラ。だが、すぐに白髪の兎の少女が口撃する。
レイホンからすればチェルノボーグで出会った程度の構成員など百人集まったとしても勝てる相手だ。
確かにレイホンを野放しにすれば被害は出るだろうが、それは敵対する意味がある相手のみなので、実際にはそこまでの被害は出ないだろう。出ても数百人ほどの下顎が砕かれたり舌を切られるだけだ。
「言い争ぉとるところ悪いけど、俺っちの話聞いてくれや。」
「…なんだ。」
話の間に入り、話の場を設けようとするとタルラが乗ってくる。彼女の指示は明らかに幹部を犠牲にしてでもレイホンを殺そうとしていた。そんな彼女に人質が通じるか分からないため、パトリオットと兎耳の少女に向かって話す。
「見たら分かるやろうけど、俺っち…俺等は今お前らンとこの幹部三人を確保しとる。」
「あぁ、スカルシュレッダー、クラウンスレイヤー…。はぁ、メフィストの三名だな。」
「解放の、条件、は、なんだ。」
兎耳の少女が相槌を打ち、三名の名前を呼ぶ。続いてパトリオットがこちらの言いたい事を聞いてくる。やはりこの二人は幹部の三名を失うのは惜しいと考えているようだ…メフィストは少し怪しいようだが。
「話が早いんはいい事やで。ロドスと俺っちら、親指のチェルノボーグ脱出を見逃すこと。」
「いい、だろう。」
「……。」
戦いでは自分たちが不利な状況だが、人質を取っているという面では自分たちが有利だと理解しているレイホンは物怖じせず条件を突きつける。パトリオットが即答するが、タルラの方から返事がない。
ちらりと振り返りタルラを見てみると、死んだような目で睨みつけるタルラと目が合う。
彼女の足下が赤熱しているのを見るに彼女は反対のようだ。
「姉さん!ファウストッ!僕ごt 「ちぃと静かにしとけや、下顎砕いとらん理由が分からないんか?」 ッ!!」
メフィストが余計なことを言う前に口を塞ぐ。パトリオットの反応を見るにないとは思うが、もし後ろからあの謎の攻撃をされようものなら抵抗できずに消し炭になる。
「問い、たいことが、ある。」
「ええで、それよりも…アンタ程の力量やったら俺っちが許可を取るべきやったな。…無礼を詫びよう。必要なら親指の礼に従って処分を受け入れる。」
「必要、ない。謝罪を、受け入れ、よう…。…我が、槍を…弾いたのはお前か?」
先程まで必死で失念していたが、交渉が上手く纏まりそうになると、自分が礼を失った行為をしているのではないかと気付き謝罪すると、パトリオットはすぐに謝罪を受け入れた。その姿に器の大きさを感じる。
(やな事思い出したわ)
吃りを患っているのか、先程からうまく言葉を発せていなかったパトリオットだが、その質問の最後の方はやけに流暢に聞こえた。
「槍っちゅうのが、今が持っとるヤツとそっくりならそうや。」
「そう、か。」
そうレイホンが返答すると、パトリオットはググ…と音を立てて顎を引く。そのまま一歩下がると、微動だにしなくなった。
レイホンの前で一切動かない部下はいつも通りなので気にしていないが、Aceが何一つ言葉を発していないことを不思議に思って彼の方を見る。
Aceは動かなくなったパトリオットへ、何か偉大なものを見るような視線を送っていた。
「…問いたい、事があれば、今のうちに、聞け。この、ような強者と、相見える、機会など、滅多、に現れ、まい。」
そのまま一切動かないままかと思われたが、突然、隣に立つ兎の少女を向いて話しかけた。
パトリオット程の者に「強者」と呼ばれることに嬉しさを覚える。
「ならば、名を聞いておきたい。先に名乗るのが礼儀だろう…スノーデビル小隊隊長、フロストノヴァ。」
「感染者、遊撃隊、『盾』の、指揮官、パトリオット。」
「親指のカポ
フロストノヴァと名乗った少女に続きパトリオットも名乗る。口上を述べる機会が訪れ、自分を改めて定義し、今自分が生きていることを実感する。
「親指も東部十剣も聞いたことがない肩書だが…覚えておこう。レイホン。」
「三人を、置いて、往く、がいい。我々が、いる限り、手は、出させん。」
そう言い放った二人はレイホンたちの横を通り過ぎ、タルラの方へ向かう。あれだけの男が二枚舌を使う理由はないだろうと考え、大人しくメフィストを地面に転がし、部下に指示を送る。
レイホンと同じように地面へ放り投げられた二人はグッとうめき声を漏らすが、それ以上特に言葉を発さずに立ち上がった。
「さっさ撤退するで、天災っちゅうのも激しぃなってきたし…。撤退地点に戻ればいいんやな?」
「…あぁ、そうだな、急ごう。」
Aceと部下を引き連れて、来た道に向かって走り出す。背中で見なくても分かる程の敵意を受け止め、急いでこの場を去ろうとすると"暴君”の声がかかった。
「レイホン。感染者についてどう思うか、聞いておこう。」
走りながら振り返り、タルラを見る。
レイホンへ問いかける少女の目は細められ、強者が獲物を見定める目とそっくりだった。感染者…道中レユニオンの無礼な構成員から聞いた話だと、今もチェルノボーグの至る所に降り注ぐ隕石、
詳しいことは知らないが、感染者から接触感染しないならどうでもいいと思う。
「別に。感染者やろうと非ィ感染者やろうと同じ人間やろ。全員斬られたら死ぬ、そこに違いがあるんか?」
「そうか。」
会話はそれで終わり、レイホンたちは再び走り出す。今度は誰もレイホン達を呼び止めず、ただチェルノボーグに降り注ぐ源石の塊が地面や建物に激突する爆音が響いていた。
———
「…すまないタルラ、しくじった。」
「気にすることはない。」
クラウンスレイヤーが謝るが、去っていった四人の姿は既に見えなくなっていた。追跡したとしても追いつけるかどうか怪しい上に、フロストノヴァとパトリオットが見張っている以上タルラは動けず、彼らの指示を無視して動こうとする程気概のある構成員は少ないだろう。
「不確定要素を摘む邪魔をするな。」
はたして、小さく呟くその言葉を聞き取れた者はいたのだろうか。
去っていった者たちと正反対の方へ歩いていく。その後をついて行く五人はタルラの足元が赤熱し、融解している事に対し何も言わず、ただ黙って後に続いた。
まぁいいんですよ、修理に出したし後は待つだけ…。
基本的にやってるゲームはSteamだしアクナイも連携してるから大丈夫でしょ多分。
MOD入ったルイナが怪しいぐらいだしまぁ、ね。
友「でもそれBLACKSOULS2のデータ全部消えるんじゃねぇの?」
……さぁて、難易度9全裸指輪誓約縛りDLC2ラスボス討伐、もう一周かぁ
心が折れそうだ…。