【完結】もしもどこぞの都市のカポがアクナイの世界に転生したら 作:しきょーかい
どうも、夏休み満喫していた人です
正直間が空きすぎて読む人いるんか…?となりましたが書いたので投稿します。
射影戦闘レイホンは神でした
これ章ボスじゃないってマ?
爆撃。
小さな爆発も大きな爆発も、等しく飛行船を破壊していく。
主犯である爆弾魔は高笑いをして、次々に爆発物を投げ込んでいる。
「アッハハハ!!!」
「……火傷と筋断裂、外傷は治しましたが、精神的な疲労は消えません。」
「そこは気張ってくしかないやろ、また思う存分振れるだけマシや。」
潜入するための制圧をロドスの面々に任せ、レイホンは連戦で負ってきた傷を癒していた。
精神に引っ張られ、肉体が怠く感じるが……この大詰めの瞬間、見逃すのはこれから先を考えても損が大きいと判断し、首を鳴らして立ち上がる。
「そんじゃ、乗り込めそうやったら行くで。治療の代金は後でな。」
「ご武運を。」
フェリーンの医療オペレーターに礼を言って、骨の隙間から外を仰いだ。
至るところから炎が上がり、館内に潜んでいたであろう者たち。
コマのような形をしたものと、それを吸収して光線を放つ球状の何か。
よく見れば黄金色の液体を湛える器のようなものがあり、周囲に結界のようなものを張っている。
大盾を持ったナハツェーラーや、剣らしきものを持った明らかに生命のない存在が爆撃を防ぐ。
その中に飛び込んだ。
「挨拶はもうええやろ。」
ドクターたちが突入できるよう、敵の目を一箇所に集める陽動。
いつも似たような事しかしていない気もするが、その度に自分を楽しませてくれる存在がいるなら特に言うことはない。それに、今回に関しては建前に過ぎない。
朴刀を横に振り抜き器を切断する。
コマを吸収して光線を放とうとする球体を振り下ろして叩き斬った。
「奥行くなっちゅうのは言われとらんからな……?」
雑魚に構っている暇はない。
ナハツェーラーの盾兵は手応えがありそうだが、自分に追いつけないため無視だ。
制圧のために器を破壊しつつ、艦内に潜り込んだ瞬間。
『お前が、苦難の集結を齎す者か?』
「あぁ?なわけないやろ。」
どこからか響く低い声。即座に言い返すと、幻聴だったと思ってしまうほどに辺りが静まり返った。
怪しく思いつつも、役目を果たすべく先に進む。
『光と共に現れた者よ。彼女たちは待っている。』
再び告げられた言葉は一方的だった。
直後、外で散開していた戦士を象る何かが現れて道を塞いだ。
「こいつら倒してこいっちゅうわけか、ええで、ノってきたわ。」
振り下ろされた剣を受け止め、弾丸を装填しつつ切り抜けて反撃する。
無防備な背中に向けて真横に振り抜くと、後ろに回された剣が一撃を阻もうとして弾き飛んだ。
その様子から、戦闘はできるが構築されている肉体が合わないような、義体に置換した者によく見られるものを感じたが、深く考えずに最後まで振り抜く。
「一匹一発ならお釣りが来るわ。全部相手したるかいそこに並べや。」
———
「……。」
「お、今度はお前らが相手するんか?」
数分後、すべての戦士が倒れ伏した頃。
全身黒ずくめの、顔を重点的に覆い隠した者が現れた。そこだけ見て取ればドクターと同じだが、放つ闘気は只者ではないと知らせ、不思議と目の前の存在がサルカズだと教えてくれる。
たった一本の長剣を腰に帯びたそれは、ゆっくりと抜剣した。
黒い刃は鈍くきらめくこともなく、ただ存在している。
「親玉……やないな。亡霊みたいな雰囲気出しとるけど、生きとるんか?」
「……。」
「ナハツェーラーっちゅうやつかと思うたけど、そうやないっぽいんよな。似とるんやけど、あっちと違って"死"の匂いってやつが漂ってこんし、寒気もない。悲しんどる感じや。」
「……随分と、饒舌だな。」
「敵意はあんのに殺意がないんやし、もしかしたら味方かもしれんやろ。それとも———腑抜けか?」
「———腑抜けだと?」
眼の前のサルカズは、声からおそらく男であると分かった。
影から更に幻影たちが湧き出る。亡霊というのは例えだったが、あながち間違っていないのかもしれない。
腑抜けという言葉に反応した男が一歩出て、対応するように朴刀を構えた瞬間
ガチィン!
剣が振るわれた。敵意だけではなく、確信できるほどの殺意を持って。
「角も尻尾も切り落としたんか、何があったのかは知らんけど……ま、勝手に恨めや。」
打ち払い、体を捻って入れ込みつつ手首を切り落とす。
体を密着させ、体当たりをして距離を開け、切り返しの一撃で首を刎ねた。
黒い服、その内側から転がり落ちる一つの
ピンが刺さったままのそれを蹴り飛ばし、幻影たちへと斬りかかった。
ガキン!
圧殺せんと迫る剣。
弾丸を放ち、加速した朴刀が一斉に弾く。
一番近くにいた黒ずくめを左下から右上へ逆袈裟で斬り伏せ、続けて即座に剣を掴み取った者の頭に向かって朴刀を振り抜く。
少し面で叩くようになってしまったため、頭が綺麗に切り飛ばされることはなく、爆弾のように弾け飛んで他の者達を赤く染める。
「こんだけ多けりゃ、一発で仕留めれんならお釣りで大儲けやな?」
ザシュッ!
一歩、更に近くへ踏み入る。
弾丸によって加速した、踏み込んだ右足を軸にした回転斬り。
レイホンを囲んでいた全ての戦士から鮮血が吹き出し、確かに生きていることを伝えてくる。
その光景を見ても尚、彼らは怯えることなく歩み出た。
「まだまだ相手してくれるんか、大盤振る舞いやな。」
納刀。シガーを一本取り出し、手早く端を切って口に咥える。
炙るように火を点けるその時を、彼らは静かに見ていた。
片手にはライター、もう片手はシガーの先を覆っている。
両腕が朴刀から離れた瞬間に放たれた突き。それを数歩引いて躱し、蹴りを食らわせる。
突きを放った者のあとに隠れていた戦士の剣を、上げた足を勢いよく降ろして打ち落とす。
火がついたのを確認し、2名とも首を落として確殺した。
その瞬間にも黒色の剣は迫りくる。
「腑抜けっちゅうのは訂正するわ。死兵なら……堂々と叩き潰したる。」
宣言に対し、戦士たちはそれぞれ剣を構えた。
交わす言葉は持ち合わせていない。
———
———ザシュッ!!!
「……。」
「これで最後。思ったより保った方や、誇ってええで。」
頭が落ち、倒れ伏した黒装束の戦士。それを最後にして、レイホンを阻むものはいなくなった。
初めは黒かった金属の壁は、既に血の赤黒い色へと変貌している。
ようやく進むことができる。何者か分からないが、自分のことを待っているらしい存在へと歩を進めた瞬間だった。
ゴゴゴ……!
「……俺っちの乗った空飛ぶモン、全部墜ちる呪いでもあるんか?」
『(酷いノイズ音)』
「通信も死んどるし、碌なこと起きとらんやろこれ。」
そう呟きながら来た方向へと急いで走り出す。
侵入した穴から飛び出ると、ちょうどドクターたちが脱出しようとしている所に見えた。
瞬間、レイホンの目は結晶化し始めている飛行船を確認する。
また、飛行船は不安定ながらも加速し続けており、脱出とは程遠い状況だと分かる。
「おぉ、ベストタイミング……やなさそうやな。」
「!! レイホン!」
「チィッ!」
ドクターが名前を呼んだのと同時に、純粋な源石が根を張るように飛行船を呑み込むのを見た。
アーミヤも、ケルシーも、Wも、ロゴスも、等しく呑み込んでいく。
抜刀し、自分をも飲み込もうとする源石の波に向かって朴刀を振り降ろした。
「シケた終わり方、許すと思うなや……!」
切り拓かれた波は、勢いを弱めることなく侵食していく。
源石の波に巻き込まれると同時に、レイホンの意識は闇に飲まれた。
夜明け事務所セット持ってないから第2フェーズは地獄だった人です
心臓!心臓を狙え!(反撃に引っかかり死)
教本の腱切断が良い働きをする、偉いぞ教本
ハードは17ターンでした、X見ると8ターンとかゴロゴロしてて怖い