夢の中から目覚めたアルフレッド、窓の外を見てみると月が真上にあった為深夜ということが分かる。
両親からは夜中には外に出るなと約束したが、自分の夢に出てきたファイナルガオガイガーのことがどうしても気になり森に向かった。
夢の中のことが本当ならば自身が凱と同じならばガオガイガーを乗り込むか纏うことができる可能性があるということに、アルフレッドは心で念じた【ギャレオン】と。
すると眼の前に光の柱が立ち数秒後大型の犬ぐらいの大きさのライオンが目の前に現れた、アルフレッドは思わず腰を抜かしてしまった。
徐々に近づいてくるライオンに恐怖を感じるとそのライオのことを思い出した、凱と命に託されたファイナルガオガイガーの胸にあったライオンと瓜二つだということ。
「も、もしかして、、、、ギャレオン?」
《グルルルルル、、、》
ギャレオンの名前を呼ぶとそのライオンは喉を鳴らしアルフレッドのそばで横になった、アルフレッドはギャレオンが自分の味方であると分かるとゆっくりギャレオンに近づき頭を撫でた。
少し触ると金属のように冷たく堅いことが分かり自分たちの時代より遙か未来で作られていることが分かる、この未知の技術はどこから来たのか気になってはいたが今の自分には分かるはずはなく落ち着くまで頭を撫でることにした。
「ギャレオンお前はどこから来たんだ?って言っても分からないか」
ギャレオンに語りかけるとギャレオンは急に立ち上がりアルフレッドの前に立ち目から光が差し込んだ、地面を見ると1つの映像が映し出された。
そこには凱と命の姿が映っていた、彼らの後ろにはギャレオンが立っていたそれも自分達より何倍も大きな状態で
『やぁ、さっきぶりだね。今君の目の前にいるギャレオンは君専用に作り出されている、どうやって作られたのかは分からないが俺達がギャレオンの様子を見に行ったときに横にいたんだ。もしかしてこのギャレオンは君のために生み出されたのかもしれないと思ったんだ』
『私達が驚いている間にその小さなギャレオンは頭を下げた後飛び立ったのよ、もうビックリしちゃった』
凱達の説明を聞き自分の目の前のギャレオンに目を向けるアルフレッド、ギャレオンは何も反応がないまま映像を写していた。
『さて今君の目の前にいるギャレオンは君の相棒となる、今後の行動1つで世界が変わることもある。昔の俺は敵の洗脳に掛かってしまって仲間を危険にさらしてしまったことがある、その結果仲間が何人も犠牲となって再起不能になってしまった。だから君には俺と同じことに放って欲しくはないか今から使い方とか機能を頭の中に送るから我慢してね』
凱が説明すると急に頭から大量の情報が流れてきて激しい頭痛に襲われた、情報の奔流に流されたアルフレッドは処理が追いついてないのか鼻血を出してしまった。
凱はこれ以上耐えられないと判断し右手を前に突き出そうとするがその前にアルフレッドが右手を出した
「だ、大丈夫、このまま続けてください」
『だけどこのままだと君の体が持たないぞ!』
「いいから!、、、、このまま続けてください」
凱はアルフレッドの言う通り続けることにした、アルフレッドは片膝を突きながら痛みに耐え数分後には情報の全てがアルフレッドの中に入った。
頭の中にはファイナルガオガイガーの武装(ツール)・攻撃パターンが全て確認できマシン達を無意識に呼び出してしまった。
『そのマシン達は通称【ジェネシックガオー】と俺は呼んでいる、昔のジェネシックガオガイガーのマシンとほぼ変わらない形だからな。まぁ俺が使っていたガオガイガーより何倍も性能がいいから君にとっても心強い仲間と言って良い』
「分かりました、この力存分に正義と勇気の為に使うことにします」
『そう言ってくれて俺も託した甲斐があったよ』
笑顔になった凱にアルフレッドは誓いを立てて良かったと心の中でそう思っていた。
横にいた命は少し不安そうな顔をしていたが凱の表情を見てそっと凱の手を握った、凱は少し頷きアルフレッドに向き直った。
『さて、これで君は晴れて勇者の後継者となった訳だけどエボリュダー・アルフレッドとしての誓いをここでして欲しい。』
「エボリュダーとしての誓い、、、、」
アルフレッドは考えた、さっき言った正義と勇気は2回も使うことは出来るが自身がさっき誓った為同じ誓いをしてしまっても意味は無いに等しい。
なら自分のありのままの誓いを立てることにした、エボリュダーの感覚で。
「俺エボリュダー・アルフレッドは自分自身の信念を持って世界の平和を守っていくことをこのGストーンに誓う!!!!」
右手を大きく掲げると緑の光がGの形を出した、凱も同様に右手を掲げGストーンを輝かし手の甲を合わせた。
アルフレッドと凱はお互い顔を見合わせ誓いが嘘ではないか見定めた、それはまるで獅子が自分の子供を旅立たせるための行動を行っているかのように。
『その誓い確かに受け取った、この世界の勇者よ君に多くの幸があらんことを!!』
凱はアルフレッドと拳を合わせた後ゆっくり右手を下ろした、そして命の側に戻った。
そして次に命がアルフレッドに近づいてきた、その目には不安そうな眼差しをしていた。
『アルフレッド君、私にも誓いを立てて危険なことはしないって』
「それは、、、、、出来ません」
『そうよね、、私達がいる世界と同じじゃないものね、戦争だって危険なことだってあるよね』
命との誓いが建てられないアルフレッドに渋々納得していた、勿論危険なことに首を突っ込んで欲しくないという事には変わりないだろう。
だが何故だろう、まるで母親のような表情を時折見せているアルフレッドが過去の凱だということで重なってしまったのだろう。
「命さん、大丈夫です。どんな危険なことがあっても解決できますから」
『その言葉信じたわよ、気をつけてね』
『命、そろそろ時間だ』
凱に促され命は凱の元へ戻った。
『今度こそ俺達は帰るよ、これから大変なことにも巻き込まれると思うけど頑張ってくれよ。このエボリュダーの証はこれから先、君のことを守ってくれるだろう』
『元気でね、好き嫌いなくご飯食べてね、、、』
凱と命は本当に最後になると確信していたため泣きそうになりながら言葉をかけ姿が消えた、アルフレッドは心の中で感謝を伝え屋敷に帰っていった。
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「凱、これで本当に最後なのね」
「あぁ、此処から先はあの子自身で進むしか無い。、、、、、命、心配しているのか?」
「凱は心配じゃないの!?、あの子は私達のせいであの世界に入ってしまったのよ!?」
「心配しないわけ無いだろ!、あの時奴から逃がすためにあの世界に送り込んだんだ。あの子は俺達の子供なんだから、ただ同じ勇者として親として凄く心配だ」
命の涙に驚く凱だが1人の親としての最後の教えを時間いっぱいかけて教えた、そのことは命も分かっているが母親としての息子の心配が第一になるのは当然だろう。
「心配だけど、今はあの子が勇者としての行動することを見守ることしか出来ないよ。だからこれからも見守っていこう、、、、」
「そうね、頑張ってアルフレッド、、、、、、いや、私達の愛息子隼人」
2人はアルフレッドのことを思いながら空を見上げていた。
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