時系列的には少し戻って手紙を見た後1週間後と言った所です。
善吉side
退院してからだいたい1週間が経過した。
母さんの手紙を読んでから自分なりに喰種についてニュースや図書館とかに行って調べたけどあんまり詳しくは分からなかった。
今調べた限りだと
・喰種とは人を食う化け物である
・人を食べる事でしか栄養が得られない
・白目が黒くなり、黒目が赤くなる
・人に紛れて暮らしている
・身体能力が高く、普通の刃物等を通さない固い皮膚をもつ
「母さんの手紙に書いてあったのは最後の目が赤くなるって所か。というか全然情報集まんなかったな」
うーん、母さんを疑う訳じゃないけど目が赤くなってるだけだと見間違いの可能もあると思うんだよな
でも一々手紙にまで書いて隠してるってことは他にも何か決定的な何かをみたんだろうか?
「あ」
そういえば今日は嘉納先生の所で定期検査があるんだった。先生はCCGの医者だって行ってたから喰種について詳しく知ってるかもしれないし検査後に聞いてみよう
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検査後
「うん。特に後遺症もないし、拒絶反応とかもない術後は順調みたいだね。他に何か変わった事は無いかい?」
心臓エコー、レントゲン、血液検査、怪我をしたところの異常がないか結構時間かかったけど特に異常はないみたいだ。
「変わった事ですか?特にないと思うんですけど…ご飯の食べる量が多くなったくらいですかね?怪我したからか血が足りないみたいな」
「なるほど…好き嫌いが変わったりはしたかい?」
「好き嫌いですか?あんまり変わってないと思いますけど……何か手術と関係あるんです?」
「いや、何せ前例がない手術だったからね。些細な事でも何か変化があったら教えて欲しい」
「わかりました何かあったら相談乗らせてもらいます」
「はい、じゃあ検査は終わりで善吉くんからは何か聞きたいことは何かあるかい?」
「あんまり手術とは関係ないんですけど……嘉納先生って喰種について詳しいんですよね?喰種ってどんな種族なんですか?」
「っ!……喰種について知りたいのかい?」
あの事件からあまり時間が経ってないせいか嘉納先生もあまり乗り気ではない様子だ
「父さんと母さんに言われたんです……。良い喰種も悪い喰種もいるからしっかりと見極めろって。その為に色々調べたんですけど全然分からなくて……」
少し考え込み嘉納先生は口を開いた
「なるほど……。わかったとりあえず私からは今現在わかってる事だけを教えよう。」
「ありがとうございます!とりあえず僕が調べられたのはこれくらいで」
鞄から喰種について調べたノートを取り出す
「ほぅ、結構調べてるみたいだね。まず喰種というのはここにも書いてあるように、人を食べることによって栄養を得て生きていく事ができる。人間が食べるようなものからだと栄養が得られないんだ。そして何日も人間を食べていないと空腹により
あの時は気づかなかったけど言われてみればあの時の喰種も目が赤くなっていた様な気がする。
「つまり普段は人間と同じような姿で生活してるって事ですか?」
「そうだね。でも決定的に違うものがある、それは彼等の身体能力と
「赫子にも種類があるんですか?」
「あぁそこも一応説明しておこう————」
先生の話を要約すると
・肩部周辺からガス状に出現する
・肩甲骨周辺から現れる金属質の
・腰部周辺から出現する触手のような形状の
・尾骶骨周辺から出現する爬虫類の尾のような形状の
の4種類らしい
「あとRc細胞って俺の病気で過剰分泌されてるやつですよね?確か今回の数値だと950くらいだった気が」
「そう、その数値が1000を超えると普通の食事が難しくなってきて君の病気も悪化していくと推測している。今回の手術により人工の赫包を取り付けた事で極端なRc値の上昇はあまり起きない筈だよ」
「そうなると俺にも赫子っていうのがでたりするんですか?」
「良い質問だね。だけど君に赫子が出る事はないと言ってもいい。赫子を出すにはRc細胞管という赫包から伸びて体外へRc細胞を供給し、赫子を放出させる器官が必要なんだけど今の技術じゃそこまで再現は出来なくてね。だから君にはこの道具を使って血と一緒にRc細胞を体外に出してもらう必要がある。」
「これは?」
嘉納先生が取り出したのは筒の様なものだった
「腰あたりに押し当ててボタンを押せば針が出て君の血を勝手にに吸入する仕組みになってるんだ。痛みは少ない筈だけどもし激しい痛みがあったりしたら教えて欲しい。あとこの前話した新薬も一緒に渡しておくね。結構話し込んでしまったね、喰種の生活等について知りい様ならこの名刺を渡しておこう。」
「ありがとうございます。小倉久志さん…この人ってよく喰種についてのニュースに出てる人ですよね?」
「あぁ、彼は大学時代の友人でね喰種の生態に関しては彼もよく知っているからね。善悪の判断をするには彼等がどう暮らしているか知るのも重要だろう。嘉納からの紹介だと言えば詳しく話してくれる筈だよ」
「色々とありがとうございます!すごく勉強になりました!」
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帰宅して夕飯後エトとテレビを見たり本を呼んだりする。ご飯も食べて満腹状態でダラダラと過ごすこの時間がたまらなく好きだ。
「そういえば善吉くん今日は退院後の初検査だったんだろう?傷は大丈夫なのかい?異常は見つからなかったのかな?」
「めっちゃ健康!特に異常なし!」
少し心配した面持ちで聞いてくるエトに力こぶを出しながら答える
「そっかそれなら良かった!目を離すとすぐに善吉くんは無理するからねぇ」
「うっ………そんな事言ってるエトだって最近疲れてるのバレバレだぞ調べ物上手くいってないのか?」
「あ、あぁ、次の小説のことで調べてるんだけどあんまり上手く行ってなくてね。なぁにすぐに次の新作も一番に見せてあげるとも」
ははっ…と少し無理したような笑顔を見せる。今までだったら気のせいだと特に考えていなかっただろうけど母さんの手紙を読んだからかエトが喰種だからなのかと考えてしまう。
「あまり無茶しないようにしようぜ?お互いにな」
「そうだね。じゃあ善吉くんには私が休息できるように膝枕をしてもらおうじゃないか!心配してくれるなら別に構わないだろう?」
さあさあ!ソファを叩いているエトを見るとさっきまで考えていた事が本当に気のせいなような気がしてくる
「疲れて見えるのは俺の気のせいだったかな?」
「とても疲れて死んでしまいそうだ!早く膝をかしてくれよ〜」
「はいはい仰せの通りにお嬢様」
エトはすっかり満足そうな顔をして目を閉じている
(今日嘉納先生から教えてもらった事と、エトが喰種かもしれないって事が全く結びつかないな)
明日はエトも早くに出かけるらしいし、俺も小倉さんの所に話を聞きに行こうと思ってるから今日はゆっくり過ごそう。
この後結局寝る時も
「明日は1日用事があるからね今のうちに元気をチャージさせてもらおう!」
とベットに潜り込んでくるのだった。
時系列が2002年くらいのはずなので意外と難しい、人工赫包はクインクスの前段階の実験的な感じのやつだと思ってください。ただし赫子はでない
久しぶりで、短いんですけどキリがいいところで!
次も早めに投稿するつもりです!
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