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とある少年の物語らしい。外は危険だと教えられてきた少年が外の世界に興味を持ち1人で秘密の外出をしてしまう。外には自分達とは見た目が全く違う化け物達が暮らしている事を知る。その後何回か秘密の外出をして色々な事を観察していくうちに自分たちと化け物は見た目こそ違いはあれど生活、教養、社会構造、言語までもほとんど一緒であるらしい。見た目だけが何故か自分に恐怖の感情を植え付けてきていて嫉妬心を増幅させる。
俺たちは狭い世界で生きているのに何故あんな奴らがこの世界を広々とそして自由に使えるのだろうと
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キリの良い所まで読み少し休憩しようと顔をあげる。どうやらエトも隣でノートに何か書き込んでいる様子。
「何書いてるんだ?これの続き?」
俺が一旦読むのを止めたのに気付いたらしい。エトはノートを書いてる手を止めて顔を上げる。
「あぁ、まだその作品は書き終わってないからね、それで?読んでみた感想は?」
「すげー読みやすいし面白い。特に最初の部分で俺だったらどうだろうって考えた。それに物語が始まってからも自分が知らなかった世界に一緒にワクワクする気持ちになれた気がする!」
読んでまず考えたのは自分に同じような事が起き場合はどうするのだろうか。
「善吉くんだったら化け物に生まれるのは嫌かい?」
少し考えているとエトから考えてることと同じ様な質問をされるその問いにすぐには答えれないが、自分の思った事を口にしていく。
「どうだろ、もし他にもおんなじ仲間がいるなら楽しく生きれそうだけど世界に俺以外化け物が居なかったら寂しいな。それにうーんなんて言えば良いんだろう?どっちかというと俺は今のこの状況から急に化け物になって家族とか周りの皆んなから化け物として扱われる方が嫌だ、最初からは想像出来ないけど、今の母さんや父さんの態度から急変するとしたら怖いし、嫌だな……」
「どっち付かずな……例えば……人間と化け物のハーフの様な中途半端な存在だとしたら君は絶望するかい?」
何かに期待する様に聞いてくるエトに俺は
「んー……でもさ!ハーフって事はどっちでもあるって事だろ?ならどっちとも仲良くなれそうじゃないか?いや仲良くなる為に頑張るぜ俺は」
と言うと驚いた表情をして「凄いね善吉くんは」と言葉を溢した。
「ならもし周りの誰かが化け物になったとしたら、…初めから化け物だったとしたら君はどうする?」
エトに言われて考える。自分の周りの人や大切な人が急に自分にとって理解できないものに変わってしまったら、初めから化け物であったとしたら最初は勿論困惑してしまうだろう。だけどそのままずっとその人の事を遠ざけ、関係を無くしたいとは思わない。
「俺はどうにか意思疎通をして心が変わってなかったなら今までと同じ様に接したいかな。言えなかったって事は理由があるんだろうし、その段階で何もされてないなら俺に危害を加えようとしてたわけじゃ無いだろう?それにそんな状況になったら1番の被害者は本人だろ?俺の事じゃないし本当の意味で気持を、わかってあげられる訳じゃないかもだけどわかろうと努力もしないのは嫌だ」
あんまり整理されてない思いを少しずつ小出しにして行く様に喋る。
「君は優しいんだね。きみとなら……いやなんでもない」
驚きつつも嬉しそうで少し悲しそうな表情をうかべる。
「逆にエトは自分の大切な人が急に化け物になったらどうするんだ??」
エトがどう思っているのか気になり聞いてみる。ん〜と顎に手を当て考えているエトから
「善吉くん、君は急に来るショックに人がどう対応して行くか知っているかい?」と質問される
「なにそれ、難しそうだな」
「少し簡単にせつめいすると【1、心理的ショックを受け】【2現実逃避や楽観視をして】【3逃避しきれず現実に直面し】【4適応して行く】というものだ」
「これを当て嵌め大切な人=Aとすると、【Aが化け物になってしまい困惑し】【化け物になっていない又はAとは別の何かだと思う】【Aは化け物になってしまったと理解し】【Aを受け入れる】となるわけだが3個目がとても難しいんだ」
先程の説明を思い出す。
「3個目?現実に直面するという所?」
「あぁ、だって考えてみてくれどうやったらA=化け物だと認識できる現実に直面するんだ?人が急に化け物になるより、たまたま同じ行動をしている。服装をしている。自分を騙そうとしているという方が確率的に高そうな感じがしないかい?」
「確かに何か決定的なものがないと厳しいな」
「そうだろう?だから私の大切な人が化け物になっていたら相当な確証がないとそもそも信じれないんじゃないかと思うんだ。」
そう言われてしまうと確かにそんな感じがする。
言われないと気がつかなかったが、もし見た目が化け物になってしまったならどうやって本人と決めつければ良いんだろう?その時ふとこの前やってたアニメを思い出す。
「2人しか知らない秘密を作れば良いんじゃないか?合言葉や質問的な」
「なるほど古典的だけど面白い。他が答えられない質問なら信頼はできるかもね」
「何個か質問して最後に誰もわからないであろう事を答えられたら信じるって感じでどうよ」
「なかなかワクワクするねぇ、まぁ使う機会なんて無さそうだけどね」
「こういうのはテンションが大事なんだよ」
勢いが大事なのだ、たとえ使わなかったとしてもこうやって話すのは面白いしワクワクする。
あまりこんな事をしないのかエトもワクワクしている様な顔をしている。
「エトだって楽しそうじゃんか」
「まぁね、友達との秘密なんてのはいつでも楽しいものさ」
さっきまでの表情と違い子供っぽく笑う彼女をみていると大人びていても同い年であり、短い時間でもそんな表情を見せてくれるという事実に何だか嬉しくなっていると〃グ〜〜!〃と大きな音が俺のお腹から聞こえてきた。
「おや、随分大きな音だね、そろそろ良い時間だしお昼食べたらどうだい?」
「エトも食べるか?母さん朝から張り切って作ってたぞ?」
「一つだけ貰おうかな」
夢中で小説を読んだり、話し込んだりしていたのでもうお昼を回っている、しかも普段は読まない小説を読んだので思ってたよりカロリーが消費されてるようだ、母さんが作ってくれたバケットからサンドイッチを取り出して2人で食べる。
「美味い!」「美味しい…!」
2人揃って母さんの作った完璧なサンドイッチ食べる。
美味しいだろう?とエトに聞こうとして隣を見て驚愕する。エトが涙を流しているのだ思わず「大丈夫か?」と声を掛ける。エトは自分が泣いて居たのに気がつかなかったらしくその事を伝えるととても驚いて居た。
「泣くほど美味かったのか?それともまずいのを我慢してるのか?……あんまり無理して食わなくても良いんだぞ?」
急に泣き始めるのもそうだが、今まで自分より大人っぽかったエトが泣き始めたという事実にどうして良いか分からず慌てていると
「違うんだ…とても美味しくて…それにとても温かい」
「温かいか?パン焼いてもないから冷たいだろ?」
「全く君は…………そういう事じゃないんだけどね。でも、誰かと食べるご飯は美味しいね善吉くん!」
そこで見たエトの表情は泣いたせいか目元や鼻も赤くなり、他の人から見たら酷い表情をしてるのかもしれない。だけど俺が見た中で1番の綺麗な笑顔だった。
今回は一緒に食べる事の感動と愛がこもったご飯の温かみをエトにわからせたい。と書き始めたはずなのに作者オリジナルで勝手に拝啓カフカ捏造してるし、意味わからんショックの受容過程とか書き始めるし迷いすぎな気が‥まぁなんとなくこれも後に活かす感じでアイデアはあるけど本当に今書くべきだったのか?
あ、エトさんは天然の半喰種なのでご飯を食べれるという設定を思い出しサンドイッチ食べさせる。ですが栄養もあまり取れない&Rc細胞が増えない&人肉のほうが味覚的に美味しく感じるという設定にしようかと思っています。
普通の食事あんまり美味くない
人間食だけで過ごすと栄養失調が起きる!!
今回美味しいのは善吉君の母親の愛のパワーという事で。
(本当はまずいけど温かい的な事を書こうとしてました)