中世の街。
決して裕福とはいえないがそれでも活気付いた空気。
大人たちが活き活きと働き、子供達は楽しそうに遊んでいる。
鎧を身に纏う騎士達が見える。
彼らは街の警備をしているのだろう。
その騎士達の中から一人別方向に歩いていくものが居た。
―――――――――――
「いやー今日も平和だねぇ~」
私はそう言うと市場のほうに足を向けた。
おいしそうな匂いがするのだ。
コレがいかずにどうするよ?
「ロール、まだ任務中だといってるだろ!さっさと戻ってこないか!」
とか思ってたら同僚の騎士に怒られた。
「え~いいじゃんか、私はこれから市場方面の警備に出ますから!そっちはお任せってことで!」
この国は平和だからね、特にトラブルとかないですし。
そう言ったら同僚は少し考えて。
「ったく、どうせ何言っても聞かないんだろ?報告とかしてやるからさっさと行ってこい」
どうやら許可をもらえたようだ。
持つべきは友である。
「ありがと、お礼においしいもの買って帰るからね!」
そう言って私は市場に足を踏み入れた。
申し送れました。私はロール・ラスタースと申します。
騎士団の一員で普段はこのように警備や城周辺のモンスター討伐などが主な仕事です。
「あら?ロールじゃない。また仕事放棄なの?」
「違うわよマリア~ただの警備任務です~」
私が歩いていると知り合いのマリアと会った。
長く綺麗な黒髪でなかなかの美人さんだ。
「ふ~ん?まぁほどほどにしないと雷来ちゃうよ?」
「ふっふっふ、そこは私の腕の見せ所!」
そう言ってるとマリアは呆れたように歩いていった。
もしかしてあとでお小言いわれるのかな?
―――――――――――
「いや~今日も異常はなしだね~」
そう言いつつ広場の草むらに座り込む。
ここに居ると色んな空気が流れてく。
街の活気付いた音。
人々の生きている音。
自然の音。
そして・・・
「ん?」
自然の音がおかしいような・・・
でもその違和感はすぐに消えた。
「なんだったんだろう?」
「ロールおねえちゃ~~ん!」
私の名前を呼びながら一人の少女が目の前に来た。
この子は私によく懐いている子だ。
この広場で休憩しているうちに仲良くなったのだ。
「どしたの?」
「うん、わたしね、おねえちゃんにプレゼントがあるの!」
「私に~なんだろ~?」
そう言うと少女は肩に下げているバッグから宝石を取り出した。
「コレ!私が一人で作ったの!」
「クリスタル?ひょっとして魔力生成したの!?」
私の手に収まるくらいのクリスタルが手渡された。
10歳前後でクリスタルを生成するなんて・・・・魔法の才能あるなぁ。
「それ、ロールおねえちゃんのために作ったんだから大事にしてね!」
「うん、絶対約束するよ!」
「やくそく~!」
そう言うと少女は満足したのか家に帰っていった。
それにしても・・・
「綺麗なクリスタルだなぁ・・・」
純粋な心で作られたのだろう。
とても綺麗にクリスタルは輝いていた。
「相変わらずロールは好かれてるな」
声がした方を見るとそこには男が立っていた。
その男は私の知り合いだった。
「ちょっと照れちゃうからやめなよフリオニール!」
この男はフリオニール。
私の親友の一人だ。
とても良いやつで私もこいつといるのが楽しいくらいだ。
あ、言っておくけど恋心はないよ?
そういうのはマリアの役割だしね。
「ったく、アンタもいい加減身を固めろってのさ・・・」
「何の話だ?それに俺にはまだ早いような気がするんだが・・・」
「・・・・はぁ~。っでレオンハルトとガイは?」
「あぁ、二人とも今は街の外に出かけてたな。そういうロールはいつもの休息か?」
「まぁそんな感じ、でもそろそろ行かないと団長に怒られるかなぁ・・・」
「なら、さっさと言った方が身のためだぞ?」
「んだなぁ。んじゃ、またねフリオニール」
「あぁ、またな」
そう言って私は城に戻った。
そうそう、この国の名前。
まだ言ってなかったよね?
ここは『フィン』って国。
平和がずっと続いてるいい国だよ。
兄がFF2をやってたのを隣で見てて、すごく完成されたストーリーに感動して小説を書いた。
ISのほう終わってないのに・・・
とりあえず平行して進めたいと思います。