GAに転生〜転生タクトを添えて〜 作:GA最高!!GA最高!!
前回のあらすじ
ロストテクノロジーを探すため荒れ果てた星へやってきたタクト、ミルフィーユ、フォルテとついでにノーマッド。
発掘探査を続けてるうちに、タクトは紋章機の残骸らしき物体を見つける。
そしてフォルテたちに報告しようとしたのだが、タクトが単独で動いてる間にミルフィーユが謎のネズミを発見。
フォルテはネズミアレルギーの為取り乱す程に怖がっていたのだが、突如としてネズミが巨大化、実は生物兵器だったことまで判明。
しかし、所詮はネズミなので滑車を作ってそれを回させることで事なきを得た。
なお、紋章機の残骸は滑車の部品としてリサイクルされたそうな・・・
遊園地、それは誰もが楽しめる夢のテーマパーク・・・
家族との思い出作りやカップルのデートスポットとしては、これ以上に素晴らしいところはないだろう。
さて、そんな遊園地に俺たちは任務で来ている訳だが・・・
タクト「なあミントさんや。」
ミント「なんですのタクトさん?」
タクト「俺たちは任務で遊園地に来ているよな?」
ミント「そうですわね。」
タクト「で、なんでミルフィーとヴァニラは今、ジェットコースターに乗ってるんだ?」
ミント「それはミルフィーユさんがパトロールと題して楽しんでるだけですわ。」
タクト「デスヨネー・・・」
ミント「そう言うタクトさんは行かなくてよろしいのですか?」
タクト「悪いが俺はジェットコースターは苦手でな。イヤーな思い出が有って・・・」
ミント「そうですの・・・」
ミルフィーユ「あ!タクトさーん!ミントさーん!パトロールとっても楽しいですー!!」
タクト「・・・ただ、現状分かることは1つ。アイツ絶対遊んでるって事だ。」
ミント「全くですわね・・・はぁ・・・」
タクト「いいかミルフィー?今回の俺たちの仕事は、この遊園地で多発してる子供誘拐未遂事件を防いで、犯人を捕まえる事だぞ。だってのにさっきからお前と来たら・・・」
ミルフィーユ「そんなこと無いですよ!パトロールパトロール!ねっ、ヴァニラさん!」
ヴァニラ「・・・ジェットコースターで、園内を見回してました・・・」
タクト「・・・そっか。」
ミント「パトロールなら、あそこの親から離れたお子さんたちを・・・」
ミントが言葉を詰まらせた・・・?目線の先を見ると、この遊園地のマスコットのにわとりが居た。
・・・さっきからミントの耳がピコピコし始めてる・・・これは彼女の心が乱れてる証拠だな・・・
ミルフィーユ「お子さんたちを?」
ミント「ごほん!お子さんたちを悪の誘拐犯から守る(ピコピコ)のが、私たちの使命なんです!その為には自制心を持って慎重に行動しなくてはなりません(ピコピコ)・・・それに、悪人と言っても様々なタイプがあります。私たちエンジェル隊が呼ばれたのも(ピコピコピコ)そういうことを想定してのことなんですの。なのに自ら視野をせまくすることはあまり得策とは言えないのでは・・・」(ピコピコピコピコ)
おい、長々と言ってる割には目線はこっち向いてないしなんならその耳をピコピコするのは自制心が無い証拠じゃねーのか?
ミルフィーユ「・・・えへっ!アタシによく分からないやー!ねぇタクトさん!分かりましたー!?ねぇねぇねぇ!!」
タクト「んー?あれだろ?とりあえず仕事優先して遊ぶのは後でってことだろ?分かる分かるすげーよくわかる。な、ヴァニラ?」
ヴァニラ「・・・だいたい合ってる・・・と思います・・・」
そんな訳で、犯人を捕まえるべく、遊園地の事務室で作戦を立てるのであった。
そして、ミントの発案で出来た作戦、それが「着ぐるみパトロール大作戦」だ。
というのも、誘拐未遂事件が多発しているのは子供が多く集まるエリアで俺たちはそこを重点的にパトロールをしているが、ただパトロールしてるだけでは犯人は見つからないのは事実。
そこで、遊園地のマスコットである「クックちゃん」の着ぐるみを着て、子供たちを1箇所に集めれば誘拐犯に気づかれることなく、なおかつ子供たちの保護もしやすいという理にかなった作戦・・・というわけだ。
いや、それってミントさん、アンタがただ着ぐるみ着たいだけでしょ・・・?
というツッコミは心の中にしまっておき、早速着ぐるみパトロールを行うのだった・・・
ミルフィーとヴァニラの2人だけで・・・
ミントと俺は裏方の大モニタールームで遊園地を監視することに・・・
どうやらミントがブラマンシュ財団のお嬢様だから着ぐるみは着せられないらしい。お嬢様なのが裏目に出たな・・・
あっ、耳の動きが遅く・・・これはテンションが絶不調の時の奴だ・・・
ちなみに俺は行かないのかと言われたが、ミントの付き添いでそのまま待機することにした。
ミルフィーユ『やっほー!ミントさんとタクトさん見てるー?』
タクト「ミルフィーのやつ・・・ってあっ!ヴァニラが倒れた!?」
ヴァニラ『問題ありません・・・お祈りの時間です・・・』
タクト「そ・・・そうか・・・とりあえず、どうするミント・・・?」
ミント「・・・おふたりをこちらへ呼び戻してくださいまし・・・それとタクトさん・・・」
タクト「ん?」
ミント「タクトさん、演技は得意ですの?」
ミルフィーとヴァニラを呼び戻して再び作戦会議をすることに。さっきのやり方に問題があったそうだ。
十中八九、本命の理由はわかるがどうやらミント曰く、警備範囲が狭くなるらしい。そりゃ着ぐるみを着てるからな。
それに、子供たちはクックと遊ぶ為にエリアに遊びに来てるわけじゃない。ジェットコースターやメリーゴーランドなどのお決まりのアトラクションがある。そちらに向かったりする可能性も大いにある。
親の言う事を聞かずに一人でちょろちょろする子も居るし、1箇所に集めるのは難しい。
そこでミントは特定の場所・・・ひっそりとした場所でパトロールすることを提案してきた。たしかに犯行が行われやすいところでやった方が良さそうだな。
また、メンバーもバラけて行動することにした。
ミルフィーは植物園へ、なんか頭に花が付いてて腕が左腕がハサミで右腕が触手・・・?みたいな着ぐるみを着て向かう。
ヴァニラは人気のスペースエリアでロケットの着ぐるみを着て突っ立ってるだけ・・・可哀想だけどロケットだしね・・・と思いきやヴァニラ曰く、結構移動しやすいんだとか・・・
そして、広場も引き続きパトロールしなければならない。そこで、残ったミントと俺がクックちゃんの着ぐるみを着てパトロールすることに。
当然スタッフの皆さんは止めてくるが・・・仕方ない、ちょっと付き合ってやりますか。
タクト「お待ちください!先程から見ているだけでしたが、ミントをお嬢様扱いして除け者扱いしてるようにも見えます!!彼女はたしかにブラマンシュ家のお嬢様なのかもしれませんが・・・それ以上に彼女はエンジェル隊なんです!危険は承知の上です!!」
ミント「タクトさん・・・」
タクト「それに・・・忘れてはいけないんだ・・・あの悲劇を・・・ちょうど同じような任務をしていた時の事・・・」
ミント「・・・そうですわね・・・あの二人を忘れてはいけません・・・蘭花・フランボワーズ・・・そして、フォルテ・シュトーレン・・・あの日も、私はブラマンシュ家の娘という理由で前線には出してはもらいませんでした・・・でも2人は、いえ2人だけは私のことを特別視などしなかった・・・落ち込む私に微笑みかけ・・・銃弾の雨の中へと駆けて行ったのです・・・」
タクト「・・・そして2人は帰っては来なかった・・・そして俺はその時決めたんだ!ミントをお嬢様として守るのではなく、共に並ぶ仲間として支えてやることを・・・そして、あの2人の意思は、俺とミントが受け継いでいる・・・それは、エンジェル隊のモットーでもある・・・!!1度引き受けた仕事・・・いや、使命は必ず果たす事!例え命を捨てても必ず成し遂げ、完遂する!!それが我々エンジェル隊なんだ!!!」
ミント「私も、エンジェル隊の1人としてどんな困難も厭わないことをあの日誓ったのです!!どのような逆風が吹き荒れようとも、仲間と共に好き進む!それが今の私ですわ!!・・・そういう訳でミント・ブラマンシュ、クックの着ぐるみを着て、パトロールへ出発いたします!」
タクト「タクト・マイヤーズも同じく!」
俺たちの説得も功を奏したのか、スタッフの皆さんは号泣しながら部屋を出ていった・・・
タクト「・・・行ったな。」
ミント「ええ・・・タクトさん、お芝居に付き合ってくれてありがとうございました。」
タクト「なーに、気にしなさんな。にしてもフォルテと蘭花には悪いことしたなぁ。嘘とはいえ2人を死人扱いしてしまった・・・」
ミント「それこそ気にしなくてよろしいですわ。あの2人が銃弾ごときで死ぬはずありませんもの。」
タクト「ま、ウチの武闘派コンビだからなぁ。よし、さっさと着ぐるみを着ようか。」
ちなみに蘭花とフォルテの2人は今回は参加せず基地にいる。多分、今頃漫画読みながらゲラゲラ笑ってるんだろう、たぶん。
タクト(にわとり)「しかし・・・このクックちゃんの着ぐるみは着心地が良いなぁ、さすが遊園地の着ぐるみだ。良く手入れがされてるぜ、なあミント。」
ミント(にわとり)「はい・・・素敵ですわ・・・この温もり、フィット感・・・やはり私の目に狂いはありませんでしたの!ん〜デリシャス!」
タクト(にわとり)「はははっ!ミントお嬢様もお喜びとは、この遊園地のスタッフは賞賛したいなぁ。」
ピーピ!ピーピ!
タクト(にわとり)「ん?ミルフィーからの通信?どうしたミルフィー何かあったのか?」
ミルフィーユ『タクトさん出ました!!誘拐犯さんです!!』
タクト(にわとり)「なんだって!?今どこに!?」
ミルフィーユ『現在、ヴァニラさんと追跡中!!待ってくださーい!!』
ミント(にわとり)「タクトさん!外でミルフィーユさんたちを見つけましたわ!行きましょう!!」
タクト(にわとり)「了解!!とっ捕まえるぞ!!」
事務室を出ると、そこにはお花のお化けとロケットのような物体、そして巨大にわとりが2人の誘拐犯を追っかけてるではありませんか・・・なにこの・・・何?
タクト(にわとり)「ミルフィー!犯人は!?」
ミルフィーユ(お花)「鳥さんが喋ってる!?」
タクト(にわとり)「俺だタクト・マイヤーズだ!!」
ミルフィーユ(お花)「ああ、タクトさん!ほら!あの人たちです!!」
タクト(にわとり)「よーし!」
かくして俺たちと誘拐犯の鬼ごっこが始まった・・・しかし絵面が酷いなぁ・・・
ミント(にわとり)「お待ちなさーい!!!」
ミルフィーユ(お花)「待ってくださーい!!」
ヴァニラ(ロケット)「・・・」ゴロゴロゴロ・・・
タクト(にわとり)「コケコーッ!!!待ちやがれぇー!!!」
だって巨大にわとり2羽にお花のお化けに巨大ロケットが誘拐犯を追っかけてるって、傍から見ればなんの罰ゲームかと勘違いするぞこれ・・・
もういいや、こうなったら俺はにわとりの声真似しつつ追っかけちゃる!!
そして逃走劇はなおも続いた・・・
ゴーカートに乗ったり・・・
タクト(にわとり)「コケーッ!!絶対逃さんぞー!!コーナーで差をつけろ!!ってミルフィー!その触手をブンブン振り回すな危ない!!」
ミルフィーユ(お花)「あっごめんなさい!!」
メリーゴーランドでも・・・
ミント(にわとり)「待ってくださーい!」
ミルフィーユ(お花)「待ってくださーい♪」
タクト(にわとり)「楽しそーだなアイツら。」
ヴァニラ(ロケット)「タクトさんは乗らないんですか・・・?」
タクト(にわとり)「ヴァニラが乗れないからな、それにメリーゴーランドに乗って追いかけるって・・・アイツら・・・」
湖でボートに乗って・・・ちなみにミントとミルフィー、俺とヴァニラで二手に別れてるぞ。
タクト(にわとり)「コケココケコーッ!!!全力ボート漕ぎーっ!!!」
ヴァニラ(ロケット)「・・・お手数お掛けします・・・」
そして追跡の果てに・・・
タクト(にわとり)「コケェ・・・とうとう追い詰めたぞ・・・!!」
ミント(にわとり)「もう逃げられませんわ・・・!!」
ミルフィーユ(お花)「それとも、まだ追いかけっこする?」
ヴァニラ(ロケット)「・・・観念してください・・・」
誘拐犯「・・・こ・・・ごめんなさい・・・」
こうして、誘拐犯と俺たちの奇妙すぎる逃走劇は終わりを告げた。お客さんの皆さんから賞賛の声を浴びつつ、俺たちは凱旋するのであった・・・
翌日・・・エンジェル基地にて
フォルテ「・・・遊園地にて着ぐるみが2着盗まれる・・・犯人は誘拐犯と同一人物の可能性・・・なあタクト、これってこの前あんた達が仕事してた遊園地じゃないか?」
タクト「んー?わかんね・・・とりあえず寝させてくれ・・・疲れてるんだ・・・」
どうやらあの遊園地でクックちゃんの着ぐるみが2着も盗まれる事件があったそうだ。いやー・・・誘拐犯たちは着ぐるみまで盗んでいくとはがめつい奴らだぜ。
余談だが、ミントの着ぐるみコレクションににわとりの着ぐるみが増えた。どっかで見たことあるにわとりの着ぐるみ・・・ってクックちゃんじゃねーか!!
ミント「てへっ☆」
次回へ続く!
タクト「えっ!?ミルフィーがエンジェル隊を除隊!?何やらかしたんだ!?」
ヴァニラ「どうやら、ロストテクノロジーを紛失した責任でエンジェル隊を除隊されたそうです・・・」
タクト「なんてこった・・・そういえば軍の査察が来るんだっけな・・・めんどうだなぁ、今基地には司令もいなければフォルテも居ないってのに・・・」
ヴァニラ「ともかく、ミルフィーユさんのフォローをしなければ・・・」
タクト「ああ、せっかくのムードメーカーを失う訳にはいかないぜ!・・・にしてもあの査察官の2人・・・怪しいな・・・」
ヴァニラ「それと、今回から話数をタイトル名に追加しておきました・・・」
タクト「ったく作者のバカ、肝心な物を忘れてるぞ!!」
次回のメニュー
「天然ミルフィーユの査察あんかけ」
そんなわけで次回もよろしく・・・