GAに転生〜転生タクトを添えて〜 作:GA最高!!GA最高!!
前回のあらすじ
ロストテクノロジーのコショウによって透明になってしまったエンジェル隊。
その後、幽霊屋敷を調査すると本物の幽霊と遭遇して逃走。
そして基地に戻り、会見を行うエンジェル隊だった・・・
新コーナー ドクトル・ミルフィーの知識の泉!
ミルフィーユ「わんちゃんが大好きなドッグフード、実は人間が味見をしているんです!それではいただきまーす!」
タクト「ってミルフィーが食うの!?・・・お、俺も1口・・・あ、意外と美味い。」
ノーマッド「まあこれを見てる皆さんは真似しないでくださいね、お腹壊してもしりませんので。それでは、本編行ってみよ〜!」
プロレス・・・それは筋肉の祭典・・・
レスラーたちはリングの上で己のプライドを賭けて立ち向かう・・・
俺も一度はリングに立ってみたいもんだ、まあ・・・無理だろうけども・・・
さて、そんなこんなで俺たちエンジェル隊は、休暇を使ってプロレスを見に来ていた。
リングの上では現在、パンダーマスクとレスラーが戦っているな。
ちなみに席は結構良いところで、リングから近い。よく取れたなぁこんな席・・・
フォルテ「ふぁ〜・・・」
タクト「ミルフィー、興奮するのは分かるけどとりあえず座ってくれ、後ろの人が見えないぞ。」
ミルフィーユ「すいません!パンダさんかわいくってつい・・・」
蘭花「オラオラ〜!!まだオネンネするには早すぎるよ〜!!前へ出ろ前へ〜!!」
タクト「お〜お〜、血気盛んな蘭花さんもすげ〜盛り上がってるな・・・」
ミント「・・・先程から真顔で食べ続けてますけど、ポップコーン美味しいですか・・・?」
ヴァニラ「新月で7の付く日は、ポップコーンを食べなければなりません・・・良かったらどうぞ・・・」
ミント「少しいただきますわ、ありがとうございます。」
後ろの席ではミントとヴァニラが仲良くポップコーンを食べている・・・微笑ましいねぇ。
フォルテ「せっかくの休みに、何が楽しくてこんなとこに居るんだ・・・?」
ミルフィーユ「え〜?楽しく無いんですか〜?この次は「キリンマン」さんだそうですよ〜。」
タクト「おっ、キリンマンか。お得意の「キリンヘッドバット」を生で見られるのはちょっと楽しみだな。」
フォルテ「あっそ・・・」
ミルフィーユ「後ですね?お昼になったら、蘭花さんのスペシャル弁当が!」
フォルテ「なっ!?誰が作ったって・・・!?」
ミルフィーユ「蘭花さんです!」
フォルテ「あ・・・あっそう・・・」
タクト「大丈夫だフォルテ、一応俺が監修したから辛さは比較的控えめになってるよ。まあ・・・それでも辛いから、甘いヨーグルトも持ってきたけど・・・」
フォルテ「そ、そうか・・・すまんな・・・しかし、良くこんな前の席取れたなぁ、高かったろうに。」
ミルフィーユ「いえ、雑誌の景品で送ってきたそうですよ?」
フォルテ「へぇ〜、応募したんだ〜。」
ミルフィーユ「配達ミスだそうです。」
タクト「えっ?・・・それ勝手に?」
ミルフィーユ「困った物ですよね〜・・・配達屋さん。」
フォルテ「そっちかよ・・・」
蘭花「よしそこだー!!いっけーっ!!!」
観客1「静かにしたまえ!」
観客2「猿のように叫びたければ一般席に移りたまえ!」
ガシッ
観客2人「「うおおおぉ!?」」
あっ、蘭花に文句言った2人がレスラーの鈍器にされてる・・・
蘭花「おっ、良いねあの2人ぃ!」
ミルフィーユ「ホント、メモリアルですよね〜!」
タクト「観客ですら武器にされるのか・・・おっかないなぁ近代プロレスは・・・」
ノーマッド「しかし、なんとも意味不明なショーです。大体、ロープに投げられた人間がその反動で戻ってくるなど、力学的にありえ・・・(ガシッ)」
蘭花「なんだってぇ・・・!?」
ノーマッド「ワ、ワタシはなぜコーナーポストに登ると、対戦相手が着地点まで来るかと・・・」
蘭花「アンタ今、何を敵に回したか分かってんだろうね!?プロレスをバカにするやつはこのアタシが許さないよ!!」
タクト「蘭花、その毒舌AIより試合見な!そろそろフィニッシュが来るぞ!」
蘭花「えっ?ホント!」
リング上の試合では、パンダーマスクがローリングクラッチホールドを決められて決着・・・と思いきや、乱入者が現れ乱闘に!!
蘭花「おいコラ何やってんだ〜!!!塩っぱい試合やってんじゃね〜よ!!」
タクト「あ〜あ・・・結局乱闘に・・・これもプロレスの醍醐味って奴なのかねぇ・・・ん?」
どこからか視線を感じ、俺は会場を見渡す・・・
いや、観客席じゃない・・・上の方から・・・?
ミント「どうしましたの?タクトさん。」
タクト「えっ?あっいや、なんでもない・・・ちょっと、会場の様子を見てただけさ。」
一体なんだったんだ・・・?しかも、俺じゃなく蘭花に向けられたようだが・・・
その後、乱闘は収まりパンダーマスクは敗退するのだった・・・結構好きだったけどなぁ・・・
ミルフィーユ「良い試合でしたねぇ〜、アタシ感動しちゃいました!」
蘭花「やっぱり良いわぁスポーツって爽やかで!」
タクト「プロレスが爽やかってのは疑問だが・・・それはそれとして、見ててなかなか痛快だったなぁ・・・」
フォルテ「おかげさんで胸焼けしそうな油っこい充実感だよぉ・・・」
そんな時、リングの上にいるアナウンサーが発言する。
『ご来場の皆様にお知らせがございます!どうか、ご静粛に願います!』
ピタッ・・・
アナウンサーの言葉で会場が一気に・・・というか時でも止まったかのように静まった・・・いや怖えよ!動きまで止まらなくていいから!
『当試合の主催者であり、宇宙最強の男「グレート・マッスル」からとある申し出がありました。近々、当会場にて開催されます「異種格闘技大会」、戦い方はもちろん性別、重量共に制限の無いこの大会に、なんと!本日当会場から1名、参加者を選出したいとの事です!しかも、その選手には「高級リゾート惑星丸ごと1個」進呈されます!!」
ワー!!ワー!!ワー!!
蘭花「マジで・・・!?」
タクト「なんてこった・・・旅行チケットじゃなくて惑星丸ごとかよ・・・大盤振る舞いってレベルじゃねーぞ・・・!?」
『我こそはと思われる方は、選抜トーナメントに奮ってご参加ください!』
蘭花「高級リゾート惑星!」
フォルテ「丸ごと1個かぁ!!」
蘭花「フォルテさん?」
フォルテ「分かってるって、仲間同士で潰し合うヘマはしないさ。フォローするぜ、その代わりリゾート惑星アタシらにも使わせろよぉ〜?」
蘭花「ウェルカムフルーツ飾ってお待ちしてますわぁ〜。それで、タクトはどうするの?」
タクト「俺?正直出たいところだが・・・膝に矢を受けてな・・・今回は蘭花に譲るよ。」
蘭花「膝に矢って・・・まあ、タクトは出ないってことで良いのね?」
タクト「ああ、その代わりに・・・はいこれ。」
俺は蘭花に赤いハチマキを渡した。
蘭花「何これ?ハチマキ?」
タクト「ああ、お守り代わりに渡しておくよ。」
蘭花「・・・まあ、受け取っておくわ、ありがと。」
蘭花はそう言い、ハチマキを腕に巻いた。
頼んだぜ、蘭花・・・
ということで、蘭花がトーナメントに出るので俺たちは全員セコンドをやることになった。
情報によるとトーナメントに優勝すれば、グレート・マッスル本人と1ラウンド戦って正式に格闘技大会の出場権が手に入るらしい。
つまり、このトーナメントは前哨戦みたいな物か・・・
『それでは、出場者の皆様!準備はよろしいでしょうか!?』
リング上には、あまりにも適当すぎるデザインのモブキャラ・・・
と思ったら服脱いだらスゲームキムキな男になった!?
フォルテ「着痩せもあそこまで行くと命懸けだな・・・」
タクト「着痩せってレベルじゃねーよ、ほぼほぼ別の生命体になっちまってるじゃねーか。」
ミルフィーユ「見てください最初の対戦者の耳・・・」
フォルテ「あの耳はかなりの格闘経験者だ・・・出来るぞ・・・」
ミント「どちらかと言うと、耳が1番整ってるという気が・・・」
タクト「まあどちらにせよ、手加減はする必要は無いな。蘭花、遠慮なくやっちまえ!」
ヴァニラ「・・・神の御加護を・・・(サクサク)」
フォルテ「まず、距離をおいてサイドの攻撃に重点を置く。」
ミルフィーユ「構えを開いてカウンターを狙いましょう!」
カーン!
試合開始のゴングが鳴った!
相手は掴みにかかるが、蘭花はそれをスルリと回避!
そして、相手の耳に回し蹴り!
さらに体制を崩れたところで強烈なチョップが脇腹に炸裂!
相手は崩れるように倒れ、蘭花が勝った!
タクト「まずは一勝・・・さあ次は・・・」
蘭花「ハイーッ!!無影脚〜ッ!!!(ズガガガガガッ!!)」
蘭花の放つ無数の蹴りが相手を襲う!
相手は防御しきれず、バランスを崩して・・・
タクト「今だ、蘭花!!」
蘭花「トドメッ!!うぉりゃあっ!!!(ズガァン!!)」
綺麗にサマーソルトが決まった!
これで二勝!!
蘭花「ドリャッ!ドリャッ!ドリャッ!!ドリャッ!!(バキャッ!バキャッ!バキャッ!バキャッ!)」
連続アッパーが相手の顎に何度も直撃!
まるで雷が拳に宿ってるかのような一撃だ!
タクト「よーし、この勝負も貰ったな。次が準決勝だな・・・」
タクト「よーし!そのまま背骨をへし折る感じで力を緩めるな!!」
蘭花「オラァァァ!!(ベキベキベキ・・・!)」
準決勝は蘭花のタワーブリッジで決着!
おっし!決勝まで来れたぞ〜!
『グレート・マッスルとのテスト試合は次の試合の勝者、蘭花・フランボワーズ選手、もしくはプリメーラ・タッキー選手で執り行われます!』
次の相手・・・デカすぎんだろ・・・人の姿をしてるけど、もはや体格差どころじゃねぇクリーチャーの領域だぞあのデカさ・・・
フォルテ「やったじゃん蘭花・・・これでようやく手加減無しでやれそうだな!」
タクト「・・・ま、遠慮せず思いっきりやりな!ただし、息の根は止めるなよ。」
蘭花「分かってる!さすがにそこまでやんないわよ!・・・たぶん。」
カーン!
ゴングが鳴り、蘭花と相手が動いた!
そして、蘭花は相手が巨人であることを利用して身体を登って・・・
蘭花「おりゃァッ!!(ドゴォッ!!)」
相手の後頭部にカカト落とし!
そしてそのまま、後頭部を膝で押し付けて・・・
タクト「ゲェーッ!あの技は!!」
蘭花「カーフ・ブランディング(仔牛の焼き印押し)ッ!!!」
ズガァン!!!
そうして相手がぶっ倒れたところを蘭花はヘッドバットを連発・・・おーお、悪い顔しちゃって・・・あっ、相手がギブアップした。
フォルテ「よっしゃ貰ったぁ!」
ミルフィーユ「蘭花さん強〜い!」
ミント「素人目には強いんだか、単に体が頑丈なんだか判断できませんが・・・」
タクト「ミント、気にしなくて良いぞ。この場合両方強いが正解だから。」
ともかく、これでトーナメントは優勝!残るは主催者との対戦か・・・
フォルテ「いい感じだ!この調子でリゾート惑星も頂きだなぁ!」
蘭花「でもあんまり夜中まで騒いじゃ嫌ですよぉ〜?近所の星から怒られるのアタシですから!」
タクト「蘭花、油断するなよ?次はこの大会の主催者が相手なんだ。」
蘭花「分かってる分かってる!どうせアタシの勝ちは決まってるもんだから大丈夫よ!」
タクト「はぁ・・・ホントに分かってるのかねぇ・・・?」
うむむ・・・蘭花の奴、完全に調子に乗ってる・・・負けるとは思ってないけど、不安だなぁ・・・
そんなことを考えると、アナウンサーの声が会場に轟く。
『皆様、大変長らくお待たせしました・・・グレート・マッスルの登場です!!!』
ついに現れたな・・・!
入場してきたグレート・マッスルは・・・姿を隠して見えないが、なかなかの強敵と見たな俺は・・・
フォルテ「とうとうおいでなすったな・・・」
ミルフィーユ「あの人、姿を隠してますけど・・・恥ずがり屋さんでしょうか?」
タクト「ま、チャンピオンだからね。そう簡単に姿を見せないものかもね。」
蘭花「ふん!マッスルだかハッスルだか知らないけど、今度宇宙最強の看板を上げる時はウチらを通すことね・・・」
マッスル「・・・たしかに見事な戦いだった・・・だが、私は「昔」とは違う・・・!」
そう言うと、マッスルは着ていたフードを脱いで姿を見せた。
その素顔は、なかなかのイケメン・・・あっ!!マズイッ!!
蘭花「あ〜ん♡ヤダ良い男じゃないの〜!!♡」
ミルフィーユ「良い男・・・?」
タクト「あ〜・・・やっぱりこうなるか〜・・・にしてもたしかにイケメンだなぁ。俺でも関心するレベルだよ。」
ミント「たしかに首から上はなかなかの物ですが・・・」
フォルテ「首から下はムキムキマッチョマンだけどね・・・まあ、アイツも結構守備範囲広いから・・・」
そう、グレート・マッスルの顔はイケメンなんだが・・・フォルテの言うように首から下はめちゃくちゃムキムキマッチョマンなのだ。
正直雑コラなんじゃねーのかと言いたいくらいに似合ってない・・・てかどうやって顔を維持したままあんな体型になれるんだ・・・!?うーん、宇宙って広いなぁ・・・(思考放棄)
『両者・・・FIGHT!!(カーン!)』
俺が思考放棄してる最中、とうとうレフリーが試合開始を宣言!
そしてマッスルが蘭花に向かって走り出す!一気に仕掛ける気か!
タクト「蘭花、気をつけろ!!仕掛けてくるぞ!!」
蘭花「マッスル様〜♡今そちらに〜♡」
ダメだ!! ランファ は メロメロ で
言うことを きかない!! ▼
ゲシィッ!! ガスンッ!!
そしてそのままマッスルの蹴りを食らってしまい、コーナーポストに吹っ飛ばされる・・・痛そ〜・・・
フォルテ「おい蘭花オマエなぁ!?モロに蹴り食らってダウンしてんだよぉ!?」
タクト「あーあ・・・完全に浮かれちゃった顔しやがって・・・負けたかなこりゃ・・・」
と、そう思っていたら・・・
『ただいまのダウンは、蘭花選手の足がスリップしたと認められ、よって試合を再開します。』
フォルテ「・・・スリップダウン?」
ミルフィーユ「スリップダウンって何ですか?」
タクト「そのままの意味で、滑ってダウンしてしまったから勝ちとは認められないってことだと思うな・・・にしても何故だ・・・?どう見えても蹴りが決まってダウンしたと思うのに・・・」
蘭花「なんにせよ、もう一度お相手できるのね〜♡」
それから、少しクールダウンを入れて・・・
フォルテ「シャッキリしろ〜!!次の休暇もマンガ喫茶巡りになっても良いのか〜!?」
タクト「・・・ダメだ。またデレデレした顔に戻ってる・・・」
さっきまでキリッとした表情だったのに・・・
ゴッ!!
あ、ラリアット食らってダウンした!!
『物言いが付きましたので、試合を再開します。』
タクト「えっ、物言いって・・・」
フォルテ「相撲じゃないんだからさ・・・」
・・・その後も・・・蘭花はマッスルにメロメロ状態でボコボコにされ続けた・・・
そしてその度に・・・
『フライングと認められたので、再開します』
ミント「どう見ても、フライングとは思えませんけど・・・」
『オフサイドの為、再開します。』
タクト「あ〜、オフサイドになっちゃったかぁ。相手もやるなぁ。」
フォルテ「いやいや、サッカーかよ!?てかどこにオフサイド要素あった!?」
ズガッ!! ドサッ!
そして、これでざっと5回目のダウン・・・
ミルフィーユ「蘭花さん!大丈夫ですか!?」
フォルテ「うわぁ・・・骨抜きってレベルじゃないな・・・全身ぐにゃぐにゃに曲がってるじゃねーか・・・」
ミント「はぁ・・・もはや勝ち目は有りませんわね・・・ガッカリですわ・・・」
タクト「ったく蘭花のヤツ・・・ん?」
俺はふと、マッスルの顔を見てみると・・・
なぜか、マッスルは悔しそうな顔をしていた・・・まるで何かを期待していたようで裏切られたような顔を・・・
その顔を見てある仮説を考え、察した・・・こいつは蘭花の強さを知っているヤツだと・・・そしてその強さを知っているから、今の蘭花を見て失望しているんだと・・・
・・・その気持ち、分かってしまうな・・・
タクト「(・・・やれやれ仕方ない、ちょっと背中を押してやるか。)」
俺はそう思い、大声を出して激を飛ばした。
タクト「何やってんだ、蘭花ーッ!!!」
蘭花「・・・ッ!・・・タクト・・・?」
タクト「蘭花!!さっきから見ていれば、なんなんだその体たらくは!!情けないにも程かあるぞ!!!俺の知っている蘭花は、どんな時だって真っ直ぐな気持ちで戦っていた!だが、今の蘭花は見ていられない程に情けない姿を晒してる!!そんな蘭花、見たくなかったよ・・・!!」
蘭花「・・・」
タクト「頼む、蘭花!戦ってくれ!!いつもの蘭花なら、このくらいの逆境だって「余裕余裕!」って言って、乗り越えられるだろ!?お願いだ・・・いつもの、太陽のような蘭花に戻ってくれ!!!」
蘭花「・・・タクト・・・っ、分かってるわようるさいわねぇ!!」
タクト「蘭花・・・!」
蘭花は、フラつきながらも立ち上がった!
蘭花「今までやられてたのは、相手の力量を測ってたからなのよ!ただボコボコにされてた訳じゃないの!!それに!これくらいのダメージ、ハンデとして丁度良いくらいよ!!」
そう言うと、蘭花は腕に付けていたハチマキを額に締め、頬を叩いて気合いを入れた!
そしてその表情は、さっきまでのメロメロ状態では無く・・・
本気で戦う時の目になった・・・!!
蘭花「さてと・・・待たせたわね、マッスル様?」
マッスル「・・・フッ・・・」
蘭花「な、何がおかしいのよ?」
マッスル「・・・先程よりいい顔をするようになったな・・・なるほど、「今の」君には彼が・・・何はともあれ、ようやく私の求める顔になったな・・・!」
蘭花「へぇ・・・それはどうも、ここからは遠慮しない・・・!全力でお相手させて貰いますわ!」
カーン!
ゴングが鳴り、両者走り出した!
マッスルがラリアットを仕掛けるが、蘭花はそれを回避!
蹴りを食らわせてカウンターを決めた!
マッスル「ぐっ・・・良い蹴りを放つ・・・!」
蘭花「こんなのはまだ序の口・・・!まだまだ行くわよ!!」
蘭花は立て続けに空手チョップを連続で放つ!!
グレート・マッスルはそれをガードで受け止めている・・・ちなみに蘭花は顔以外の部分に攻撃しているな・・・
あっ!腕を掴まれた!そして蘭花をぶん回してロープに投げた!
だが蘭花はロープに掴まり、ジャンプ!
空中からカカト落としを放つが、マッスルはそれをガード!
強い・・・さっきまでの蘭花とは全く違う!
フォルテ「なんて攻防だ・・・蘭花のヤツ、マジメにやればできるじゃないか!」
ミント「これも、タクトさんが蘭花さんを説得してくれたおかげですわね。」
タクト「まあな、だが蘭花の本気はこんなもんじゃないさ。そろそろ、フィニッシュが出る頃合だな・・・!」
ミルフィーユ「頑張れ〜!蘭花さ〜ん!!」
マッスル「はぁ・・・はぁ・・・久方ぶりだな・・・ここまで苦戦するのは・・・」
蘭花「アタシも・・・でも、そろそろ終わりにさせて貰うわよ・・・!泣いても知らないから!!」
シュンッ!
マッスル「何・・・!?消え・・・」
蘭花「遅いッ!!」
バキャッ!!
強烈な肘打ちでグレート・マッスルの身体が宙に飛んだ!!
そして蘭花も飛び上がり・・・
蘭花「一文字ッ!
ゲシィッ!!
マッスル「ぐはぁっ!!(な、なんという一撃・・・!これが、今の蘭花の・・・!!)」
蘭花の十八番、一文字流星キックの対空版が炸裂!!
蘭花・・・あんな新技を隠してたとは・・・!!
そして、落ちてくるマッスルの身体を受け止めそのままブレーンバスターの体勢に!
蘭花「これで、終わりぃぃぃッ!!!」
ズガァンッ!!!
き・・・決まった・・・!!
グレート・マッスルは、倒れたまま動かず・・・!!
カーンカーンカーンッ!!
『グレート・マッスル、ダウン〜!!勝者!!蘭花・フランボワーズ!!!』
蘭花「はぁ・・・はぁ・・・勝った〜!!!」
フォルテ「いょっしゃあ!!勝ちやがったよ蘭花のヤツ!!」
ミルフィーユ「わ〜い!!蘭花さんが勝った〜!!
ミント「さすがは蘭花さん、私は信じておりましたわ・・・」
タクト「「勝ち目無くてがっかり」と言ってたとはどこの誰かなぁ・・・?ま、いっか・・・蘭花が嬉しそうにしてるし・・・少し、彼に聞きたいこと聞いてくるかな。」
そうして、俺はある準備をすることに・・・
数分後、控え室にて・・・
マッスル「う・・・ん・・・?・・・そうか、私は負けたのか・・・」
タクト「ま、そうなりますね。」
マッスル「き、君は・・・たしか、蘭花のセコンドをしていた・・・」
タクト「ええ、タクト・マイヤーズと申します。グレート・マッスルさんに差し入れをしたくてやって来ました。」
マッスル「差し入れ・・・?その弁当か?」
タクト「ええ・・・蘭花・フランボワーズから・・・貴方へ、とね。」
マッスル「・・・気づいていてくれたのか・・・彼女は・・・」
タクト「・・・マッスルさん、弁当を渡すついでに聞きたいことがありまして・・・」
マッスル「・・・なんだい?」
タクト「・・・貴方と蘭花はどのような関係ですか・・・?試合中、貴方の蘭花を見ている顔は、かつての友人のような顔をしていましたが・・・」
マッスル「・・・ふっ・・・その通り、私と彼女は昔馴染みの友人だったんだ・・・私がグレート・マッスルと言われるまで強くなったのも、彼女のような強い男になる為だったからな・・・」
タクト「・・・聞かせてくれませんか?蘭花の昔話・・・貴方が強くなるきっかけとなった話を・・・」
マッスル「そうだな・・・君には、伝えるのも良いかもしれないな・・・あれは保育園の頃・・・その頃の私の身体は弱く、周囲の友達から虐められていた・・・そんな時に助けてくれたのが彼女・・・蘭花だった・・・数人がかりの相手を軽く蹴散らしていった彼女の姿は、今も目に焼き付いている・・・」
タクト「・・・」
マッスル「だが親の都合上、私はその保育園を離れ、彼女とは少しの間しか話せなかったがな・・・彼女の強さに憧れを持って・・・」
タクト「そして、蘭花の強さに追いつくためにプロレスの世界に・・・てことですか?」
マッスル「ああ・・・ようやく彼女に追いついたと思ったが・・・やはり、彼女の強さにはまだ及ばない・・・だが、まだ諦めるつもりは無い!再び強くなるつもりさ!」
タクト「さすがはグレート・マッスル、その言葉を聴いて安心しましたよ。さて、俺はそろそろ帰らせてもらいますね・・・」
マッスル「待ちたまえ。」
タクト「えっ?」
マッスル「君は、蘭花の友人だろう?今の蘭花はどんな感じなのか・・・聴きたいんだ。」
タクト「今の蘭花ですか?・・・そうですねぇ・・・まあ、リングの上でも見たと思いますが・・・大のイケメン好きでイケメンなら誰にでもメロメロになっちまうし、オマケに短気ですーぐに手を出すとんでもないヤツでして・・・」
マッスル「そ、そうなのか・・・?たしかに、そんな感じな気もしたが・・・」
タクト「・・・ただまあ、根はいい奴なんですよ。義理堅いところもあるし、口ではあれこれ愚痴りながら仲間の為に動く・・・そんなヤツなんですよ。もちろん、腕っ節も強くてトレーニングを欠かさずやってます。それに・・・」
マッスル「それに?」
タクト「アイツの笑顔・・・めちゃくちゃ明るくて可愛いんですよ・・・あの太陽見たいにカラッとした笑顔を見てると、こっちまで笑顔になっちまって・・・へへっ・・・」
マッスル「・・・ふふっ、そうか・・・彼女は元気でやってるようで、安心したよ。」
タクト「ええ、もう元気すぎてこっちが疲れるくらいですよ・・・さて、俺はそろそろ戻ります。友人たちが待っているので・・・あ、その弁当結構辛いので食べる時は気をつけてくださいね!」
マッスル「ああ、すまなかったな引き止めてしまって・・・待った!最後に1つだけ聞かせてくれ。」
タクト「ん?なんですか?」
マッスル「・・・君と蘭花はどんな関係なんだ?」
タクト「・・・ただの友人ですよ。それでは・・・」
バタン(扉を閉める音)
マッスル「・・・ただの友人か・・・それだけの関係なら、彼女があれほど奮起するなんてことは無いだろうに・・・」
蘭花「遅かったじゃないのタクト、みんなもう待ってるわよ?」
タクト「いや〜すまんすまん!ちょっと他愛ない話で盛り上がっちゃって・・・そういえば、異種格闘技大会の参加をキャンセルしたってホント?」
蘭花「ええ、だってスケジュールが間に合わないし・・・アタシが出たら試合にならないしねぇ〜・・・」
タクト「そうかぁ・・・ちょっと残念だったなぁ・・・」
蘭花「まあ、アンタがどうしてもって言うなら・・・(ぶつぶつ)」
タクト「ん?何か言った?」
蘭花「な、なんでもない!ほら!置いてくわよ!!」
タクト「あっ、おい待て蘭花!!」
やれやれ蘭花め・・・だが、昔の友人に再会できたからかな。いつもより、笑顔が明るい気がする・・・昔の友人か・・・居るのかな・・・?そんな存在がこの世界に・・・
次回へ続く!
ミント「さて、タクトさん。何か言うことはありませんか?」
タクト「はい・・・投稿遅くてすみませんでした・・・全くやる気が出ず筆が進まなくて・・・後、MLのちとせルートやってサボってました・・・ホントに申し訳ございません・・・」
ミント「まったく・・・せっかく第2期に突入したというのに、幸先悪いですわね・・・文字数もなぜか1万を超えてますし・・・ともかく、次の投稿は早めにお願いしますわね?」
タクト「善処します・・・」
ミント「さてと・・・次の任務はと・・・どうやら村長さんを連れていくようですわね・・・あっ!」
タクト「ど、どうしたの?」
ミント「あの村長さんの荷物に・・・幻の着ぐるみが〜!♪(ピコピコ)」
タクト「えっ着ぐるみ?・・・なんだかまたやな予感が・・・」
次回のメニュー
「前略 ため息のバロディーヌ」
遅れてしまってすみません・・・ともかく次回もよろしく・・・