GAに転生〜転生タクトを添えて〜 作:GA最高!!GA最高!!
前回のあらすじ
ミルフィーユがロストテクノロジーの甘栗を食べて巨大化してしまった!
エンジェル隊はミルフィーユをなんとか元に戻そうと奮闘するが、ほとんど意味が無く・・・
さらに、甘栗が使われたケーキを食べてしまい、蘭花、ミント、フォルテまで巨大化してしまう・・・
もはや、基地をバーンっとするしかない・・・誰もがそう思った・・・
そんな時、ミントの閃きにより、基地そのものを巨大化させることでなんとかなった・・・
なお、巨大化は3日で元に戻った模様。
どうも皆さん、毎度おなじみタクト・マイヤーズでございます。
現在、俺と蘭花は人生最大のチャンス(蘭花曰く)にチャレンジしようとしており、それを基地に居るフォルテへ連絡しているところである。
タクト「フォルテ、聞こえるか?ちょっとテレビ付けてくんない?実はさ、俺と蘭花が「攻略!つよい城」に出るから。」
フォルテ『えっ!つよい城!?』
タクト「そ、今蘭花がカメラに向かってアピールしてるぞ。」
フォルテ『ああ、見えてるよ・・・めっちゃ楽しそうな顔を晒してるなぁ。』
タクト「調査に来た星でたまたま撮影しててな?そんでもってたまたま出場をキャンセルした人が出て、俺たちが代わりに出ることになったという訳なんだ。」
フォルテ『ちくしょう羨ましい!!アタシなんて何回ハガキ出したことか!!!』
タクト「・・・そろそろ始まりそうだから連絡切るな。んじゃ、俺たちの活躍を見といてくれよ。」
フォルテ『へいへい、しくじるんじゃないよ。』
ピッ
俺が連絡を切ると同じく、この番組のラスボスでもあるお殿様が出場者の俺たちに話してきた。
殿様「ほ〜っほほほ!今週もつよい城に集まった精鋭諸君!5つの難関を突破し、ワシのちょんまげを奪う事ができるかな?」
司会「見事それを成し遂げた精鋭には、今週も・・・100万ギャラの賞金が出るぞォォォォォ!!!」
タクト「100万ギャラとはまた大金だな・・・なるほど、フォルテが出たいって言ってた訳はこれか・・・」
蘭花「ま、対戦相手は雑魚ばかりだし・・・こっちにはミラクルメーカーのタクトが居るし・・・こりゃあ100万ギャラ頂きだわ〜・・・♪」
司会「第1関門は「国境の壁」だぁー!!諸君の健闘を祈るッ!!」
最初の関門はデカイ壁を登るようだな・・・よーしやったるで!と、飛び出そうとした時・・・
ドドドドド・・・!!
な、なんだこの足音・・・後ろから何かが走ってくる・・・!あれは、ぬいぐるみかぁ!?
バキャアッ!!!
ヒュゥーン・・・
ズドゴォン!!!
タクト「ら、蘭花ー!?」
突然現れたぬいぐるみによって、蘭花は壁を突き破る程にぶっ飛ばされた・・・
「あ、1人飛び出してった。」
「僕らも負けないぞ〜!」
蘭花がぶっ飛ばされたと同時に他の出場者は動きだした・・・
と、ともかく蘭花の元へ向かわねば・・・!
タクト「おーい蘭花無事かー!?」
蘭花「じ、地面に穴空ける程にぶっ飛ばされて無事な訳無いでしょ・・・!?」
タクト「ホントだ、カートゥーンアニメ見たいな穴できてらぁ。・・・にしてもあのぬいぐるみは一体なんだ?」
蘭花「・・・まさか、アイツが・・・あの「ステビア」が蘇ってくるなんて・・・!!よりにもよって、こんな時に〜!!」
蘭花「そう・・・あの日、通学路にある研究室のゴミ捨て場に捨てられていた、あの子を見つけたことが・・・そもそもの間違いの始まりだったのよ〜!!!(ズドドドド!!)」
タクト「なるほど!全力疾走しながらの解説どうも!!つまり過去からの腐れ縁ってわけね!!(ダダダダダ!!)」
蘭花「そうなの!!よりにもよって・・・こんな大チャンスの日に現れるなんてホント最悪だわ〜!!!(ドドドドド!!)」
タクト「過去ってもんは、バラバラにしてもミミズのように現れるもんって言われてるからな・・・って蘭花ストップ!!(キキーッ!)」
俺が蘭花と一緒に止まったのは、目の前に次のアスレチックが出てきたからである。
赤い液体の上に足場・・・ふむふむこれは・・・
蘭花「出たわね「龍神池」・・・!!」
タクト「見た感じ、下にドボンでアウトって感じだな。」
蘭花「そうよ、だから一気に駆け抜けるわよ!・・・って、あれ?次に行くあのヒゲの付いた人なんか見覚え有るな・・・?」
タクト「・・・てか、あの人ウォルコット中佐じゃね?」
そう、次に龍神池に挑戦したヒゲのおじさんは、ウォルコット中佐本人だった!!
蘭花「あっホントだ!ウォルコット中佐じゃないですか〜!」
ウォルコット「うっ!?蘭花さん!タクトさん!」
タクト「もしかして、急用ができたってどっかに行ったと思えばこんなところに・・・あっ、あんまり無理しないでください!また腰をグキっていっちゃいますからね!」
蘭花「ほらタクト急ぐわよ!それじゃあ急ぎますんで〜!!」
俺は蘭花に急かされるように龍神池を攻略していった。
蘭花「よっと!楽勝〜!このままゴールまでまっしぐらよっ!」
タクト「おっ、前方にトロッコがある!」
蘭花「よーし!あのトロッコに飛び込むわよ〜!!」
しかしその時!
バキャアッ!!
ヒュゥーン・・・
キラン・・・
トロッコに隠れていたステビアによって蘭花がまたぶっ飛ばされてお星になった〜!?
タクト「ら、蘭花〜!!くっ・・・なんてこった・・・あの蘭花がお星になっちまった・・・!!」
蘭花「どこ見てんのよ・・・!こっち!こっち!」
タクト「あ、蘭花戻ってくるの早いな。」
蘭花「死ぬかと思ったわ・・・ステビアは?」
タクト「えっ?あっ!さっきまで隣に居たのに!!影も形も無い・・・!」
蘭花「一体、どうしてアタシの邪魔ばっかりするのあの子!?昔からそうだったのよ・・・ステビアを拾ってから、私はあの子をそれはもう可愛がったわ・・・それなのにあの日、電話がかかってきたの・・・その電話はアタシの憧れ、サッカー部のロベルトくんからだった・・・ハットトリックを決めると言ってアタシはその試合を見ていたわ・・・しっかりハットトリックを決めてね・・・そして試合が終わった後、アタシはロベルトくんにキスをしようとして・・・ステビアにぶん投げられたわ・・・ステビアのせいで台無しだったわ・・・」
タクト「なるほど・・・そんな過去が・・・」
蘭花「アイツはその後もいつもいつも、アタシに嬉しいことがある時に限って必ず邪魔しに来たのよ〜!!」
タクト「そうだったのかっと!第3関門の一本橋通過〜!!」
蘭花「・・・そういえば!こんなこともあったわ!!アタシが中学生の時・・・夕方、野球部のエースのマイケルくんに呼ばれて、明日の試合でアタシの為にホームランを打つと言ってくれたわ!そしてその試合でしっかりホームランを打って、アタシが手にしようとした時!!ステビアのせいでまたぶっ飛ばされて救急車送りにされた!!おかげてあの時もめちゃくちゃだったわ!」
タクト「そりゃ気の毒に・・・さて、どうする?完全に迷路ゾーンで迷ったぞ!?」
蘭花「とりあえずドアを開けまくって探すしか無いわよ〜!!ってあっ!中佐!」
バキッ
ドポーン
蘭花は大男に怯えてる中佐を助けてあげた・・・
ウォルコット「いやぁ助かりましたよ蘭花さん!」
蘭花「何やってんすか一体・・・んじゃあそういうことで!」
タクト「失礼しました〜!」
ウォルコット「ああ!待ってください!!」
その後、片っ端からドアを開けて・・・
ガチャッ
蘭花「出口だわ〜!」
タクト「やっとこさ脱出できたぞ〜!!」
バキィッ!!
ズガガガガガッ!!
タクト「蘭花ァァァァッ!?」
またステビアの待ち伏せからの一撃で蘭花がめちゃくちゃ吹っ飛んだ!!
あ〜あ・・・迷路の壁を突き抜けて入り口まで吹っ飛んでった・・・
俺は抜き抜けた穴を通って蘭花の元へ向かった。
タクト「おーい蘭花無事か、ってわ〜っ魂が〜!!ふんぬっ!そいやっさ!!(ガシッ スポッ)」
抜けようとしていた蘭花の魂をしっかり治した!危ういところだった・・・
蘭花「はっ!?クソ〜ステビアの奴!!」
タクト「にしても、ステビアはなんで今になって現れたんだ?第1期の頃には居影も形も無かったが・・・」
蘭花「エンジェル隊入隊の時に黙って出てきたのよ。あの時、撒いたと思ったのに・・・きっとテレビで見られたのね・・・とんだ誤算だったわ・・・」
タクト「ふ〜ん・・・」
蘭花「ちょっと、何考えてんのアンタ?」
タクト「ん?いやちょっとな・・なんか捨てられたステビアが可哀想だなと思って・・・」
蘭花「何言ってんのよ、とんだ疫病神よ。さあ、行くわよ(バキィッ!!)」
あ、またぶっ飛ばされた!!もうこれで何度目だよ・・・これじゃあ
次の最終攻防戦も不安だな・・・
そう思ってた時、蘭花の通信機から連絡が。
ミント『蘭花さん、聞こえますか?ステビアさんの妨害を攻略する必勝法をお教えしますわ!それは決して「笑わない」ことです!』
蘭花「えっ!?」
ミント『ステビアさんは「嬉しパルス」に反応するセンサーを搭載しています、その特徴である高周波が今確認できました。』
蘭花「嬉しパルスって何?」
ミント『人間が嬉しい時に出すパルスのことです。ステビアさんはそのパルスに反応し、ターゲットをロックオンするものと見て間違いありません・・・身を守る方法はただ1つ、絶対に笑わないことです!』
蘭花「わかったわ、アドバイスありがと!」
そう言って通信を切る。笑わずにいられるかどうかか・・・蘭花はチャンスの時に必ず笑ってしまうクセがあるが・・・
ともかく、最終攻防戦が始まる・・・内容はデッカイ戦車のような物に乗って、風船を割らないようにしながら殿様のちょんまげを取ること。
一件平凡そうに見られるお殿様だが・・・間違いない、できるぞあの人は・・・
てかよく見たらウォルコット中佐も残ってるのね・・・
司会「それでは精鋭の諸君!いざっ、行けってコノヤロウッ!!」
司会の鎧武者の叫びと共に、戦車が動き出す!
パパパパパンッ!
何ぃ〜!?なんて速さだ!一瞬で俺たち以外の風船が割られた!!
「つ、強い〜!お手上げだ〜!」
蘭花「ふん!何が!!針を折って!(ぺきっ)気絶させて!(ゲシッ)ちょんまげを取るだけ・・・ねっ、簡単じゃない?」
タクト「そうだな、それができるのはお前くらいだけど。」
蘭花「フフフ・・・フフフ・・・ッ!!タ、タクト!!一時退却よ!!」
タクト「えっ、ここまで来て!?」
司会「あーっとどうしたんだ蘭花選手!!勝利を目前にしながら引き返してしまった〜!!」
タクト「そんで、一旦引き返したがどうするんだ?」
蘭花「アタシに考えがあるの、隠れて!」
プロロロロロ・・・
ステビア「!」
タクト「・・・よお、ステビアさんよ。残念だが乗ってるのは俺だけだ。」
バッ!
蘭花「かかったわね!!(ガシッ)うらァァァァァッ!!!(ブォンッ!!)」
ズガァンッ!!!
ステビアをぶん投げて、遠くの城へぶん投げた!!
司会「自らの因縁に決着を着けた蘭花選手!後は殿のちょんまげを、あっ奪い去るのみだ〜!!」
蘭花がゆっくりと、殿様に近ずく・・・その時・・・
ステビア「・・・ウワァアアアアアアアン!!」
突然、ステビアが大声で泣き出した!!
タクト「・・・やっぱり・・・蘭花、多分ステビアは蘭花に構って欲しいんじゃないのか・・・?」
蘭花「えっ・・・?」
タクト「蘭花の話も聞いてずっと考えてたんだ。蘭花が喜んでる姿を見て、アイツは自分が放ったらかしにされたんだって思ってるんだよ・・・じゃなきゃ、蘭花にぶん投げられてあんなに泣く訳無いだろ?きっと・・・自分に構って欲しいって思ってるんだよ!」
蘭花「・・・そういうことだったの・・・?・・・昔、あれこれ理由をつけてはずっと構ってあげなかった・・・それが原因・・・?・・・アタシ、気づいてあげられなかったんだ・・・」
蘭花はそう呟くと、ステビアの元へ歩きだした・・・
あっ、ちゃっかり生き残ってたウォルコット中佐がちょんまげを取っちゃった。
蘭花「・・・ステビア・・・ごめんね。アタシ・・・ずっと自分ことばっかりであなたを見ていなかった・・・こんな私を・・・許してね・・・」
蘭花はステビアを、優しく抱きしめる・・・
なんだろうな・・・ステビアも嬉しそうだ・・・
タクト「・・・良かったな・・・蘭花・・・ぐすっ・・・いけね、涙が出てきた・・・」
司会「か、感動的な光景です!!」
殿様「気に入った〜!!」
タクト「うおっ!?お殿様!?」
殿様は中佐の持ってたちょんまげを奪って、蘭花に渡しちゃった!?
司会「まげが殿の手により、蘭花選手に手渡されました!!この瞬間・・・蘭花選手の優勝で〜す!!」
蘭花&ウォルコット「「ええっ!?」」
タクト「んなのアリかよ・・・!?」
司会「それでは!優勝賞金の贈呈です!!」
そう言い、優勝賞金が手渡される・・・
ステビアに。
蘭花「えっ?」
タクト「あら?」
司会「ス、ステビア選手に100万ギャラが手渡されました・・・この瞬間・・・ステビア選手の優勝です!!」
蘭花「えーっ!?どういうことなのよ〜!?アンタ一体どういうつもりよ〜!?」
殿様「ホントに良いもの見せて貰ったわい!!」
ステビア「(ニヤリ)」
蘭花「何喜んでんのよ〜!!アンタはぁぁぁ!!!」
司会「それでは攻略!つよい城!また、来週〜!!!」
蘭花「待てゴラァァァァァ!!!100万ギャラ返せェェェェ!!!(ズドドドド!!)」
タクト「・・・さーて、ミントとフォルテにどう言い訳しようかな・・・はは・・・明日まで生きていられるかなぁ・・・」
その後、蘭花は必死にステビアを追いかけ回したが、結局取り逃してしまい100万ギャラは持ってかれた・・・
タクト「・・・ある意味、アイツの蘭花への最大の仕返しになっちゃったなぁ・・・」
蘭花「ううっ・・・せっかくの100万ギャラが・・・ぐすっ・・・」
タクト「・・・世の中、楽して手に入る大金は無いってことかな・・・神様がそう言ってるんだと思うよ。だから、泣かないでくれ、蘭花・・・」
蘭花「うう・・・だって・・・だって・・・」
タクト「・・・基地に帰るついでに、超激辛肉まんを買ってやるよ?それなら・・・」
蘭花「・・・10個・・・」
タクト「え?」
蘭花「今日はやけ食いするから・・・アンタの分も合わせて10個奢りなさいよね・・・」
タクト「・・・わかったわかった。それで気が済むなら良いよ。(なでなで)」
蘭花「ん・・・」
その後、帰りにカレーパンを買って基地でカレーパンを食いましたとさ・・・
蘭花は、余程悲しかったのかずっと静かにしてたが、明日にはいつもの明るい表情に戻って良かった良かった・・・
なお、ミントとフォルテからおしおきされたのは言うまでもない・・・どんなおしおきって?それは言えない・・・
次回へ続く!!
運命なんて、簡単に切り開ける物だと思っていた・・・
だが、それが間違いだったと気づいた時には・・・遅かった・・・
突如現れた惑わす白い霧・・・
次々と現れては襲いかかる刺客・・・
ただ逃げることしか出来ない自分たち・・・
「運命は変えられません。」
その言葉が、俺を・・・絶望へ誘う・・・
次回・・・
「立ちこめる霧のソルベ」
だが、最後まで諦めなければ・・・?