GAに転生〜転生タクトを添えて〜   作:GA最高!!GA最高!!

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第10話 お好み♡復讐ランチ

 

 

前回のあらすじ

 

 

詐欺まがいな行為をし続けるドリーム・ファンデーションと言う会社。

 

そんな、法の裁きを回避し続ける会社に乗り込み、金を取り戻す為襲い続けるエンジェル隊。

 

最後は社長を思いっきりぶっ飛ばし、エンジェル隊は金をダウンタウンの人々に返すのだった。

 

 

なお、エンジェル隊の問題行動について上層部からお偉いさんが来ていたが・・・彼らについてはアニメを見よう!

 

タクト「丸投げしやがった!?」

 

 


 

 

新コーナー・マスターフォルテの知性と言う名の力!

 

タクト「マスター、酒の代わりに知識を1つ頼むよ・・・」

 

フォルテ「あいよ、なんでコンビーフの缶はあんな形か知ってるかい?」

 

タクト「いや・・・?なんで?」

 

フォルテ「・・・すまん!ド忘れしちまった!」

 

タクト「忘れたんか〜い!!(ズコーッ)」

 

ノーマッド「まあ、どうしてかは皆さんで調べてくださいね。本編・・・の前にサブタイトル行ってみよ〜!!」

 

 


 

 

 

「お好み♡復讐ランチ」

 

 

 


 

 

俺は基本的、エンジェル隊の問題行動に対しては、ウォルコット中佐と同じくとやかく言う事はしなかった。

 

なんせエンジェル隊だぞ?問題行動を起こさない方がおかしい方だからだ。

 

しかしながら、度が過ぎた態度にブチ切れて制裁を下したこともあった・・・

 

そう・・・あれは、磁気嵐の酷い日だった・・・

 

 


 

 

フォルテ『タクト〜!ヴァニラ〜!また映らなくなったよ〜!』

 

蘭花『急いで直してよ〜!今日は最終回なんだから!』

 

タクト「へいへい分かってますよっと!・・・え〜っと・・・このアンテナをちょっと左に・・・っと・・・ヴァニラ、どうだ?」

 

ヴァニラ「・・・アンテナの電波状況・・・良好とは言えず・・・」

 

タクト「ん〜・・・寄りすぎたか?んじゃあちょっと右に・・・」

 

ノーマッド「ったく!エンジェル隊の皆さんはホント血も涙も無い連中ばっかりですねぇ!テレビドラマ見たいからってこんな磁気嵐の中、「アンテナ直しに行け」だなんて・・・「アンテナ的に行くのはアンタね!」とか、くっだらないたらありゃしない!!」

 

タクト「そうぶつくさ文句言わないのノーマッド、俺も手伝いに来てるんだ。まあ、なんとかなるでしょきっと。」

 

ノーマッド「全く、タクトさんはエンジェル隊の皆さんに怒りとか覚えないんですか?本来なら、ヴァニラさんとワタシだけで行かされるところだったんですよ?しかもこの磁気嵐の中で!ある意味自殺行為ですよ!?」

 

タクト「まあな・・・でも、エンジェル隊の横暴は今に始まったことじゃないだろ?俺はもう慣れたよ・・・っと、どう?ヴァニラ。」

 

ヴァニラ「・・・電波状況・・・安定せず・・・」

 

タクト「これでもか・・・う〜ん、やっぱりこの磁気嵐のせいで安定してないのかねぇ・・・もしくはアンテナが悪くなってるのか・・・」

 

ゴロゴロゴロ・・・

 

ヴァニラ「・・・あっ・・・!」

 

ノーマッド「ん?どうしましたヴァニラさん?」

 

ヴァニラが上を見上げた・・・

 

すると、すぐにこちらを見て・・・

 

ドンッ!!

 

俺を突き放した!?

 

タクト「うっ・・・ヴァニラ、何を・・・」

 

ピシャァァァァンッ!!!

 

ノーマッド「うわああああっ!!!」

 

タクト「ぐうっ!!」

 

突如、雷鳴がヴァニラとノーマッドを襲った!!

 

俺は直撃こそしなかったものの、気絶してしまう・・・

 

 


 

 

数秒後・・・

 

タクト「・・・う・・・うう・・・っ!!ヴァ・・・ヴァニラ・・・!!」

 

気がつくと、俺はエンジェル基地から離れた場所に浮かんでいた・・・

 

そして目覚めた俺は辺りを見回す・・・

 

ノーマッド「ヴァニラさん!大丈夫ですか!?ヴァニラさん!返事してください!!」

 

その時、ノーマッドの声が発せられる!

 

ピーッ ピーッ

 

居た!!だが、全くピクリともしていない!宇宙服から警告音も鳴っている!!これは非常にまずい!!

 

俺はノーマッドとヴァニラの方へ向かった!

 

タクト「ヴァ・・・ヴァニラ!!」

 

ノーマッド「タクトさん!!ヴァニラさんが・・・ヴァニラさんが!!」

 

タクト「分かってる!!ヴァニラ!おい返事をしてくれ!!ヴァニラ!!頼む!!目を開けてくれっ!!!ヴァニラ!!死ぬな!!死んじゃだめだ!!しっかりしろヴァニラッ!!」

 

 

ピー・・・

 

しかし、俺の叫びにヴァニラは応えず・・・非情にも宇宙服は機能を停止した・・・

 

ノーマッド「そ・・・そんなぁ!!!」

 

タクト「・・・嘘だろ・・・?ヴァニラ・・・ヴァニラァァァァァァッ!!!ウワァァァァァッ!!!」

 

 


 

 

タクト「・・・ヴァニラ・・・ヴァニラ・・・なんで・・・なんで・・・俺を・・・!?」

 

ノーマッド「・・・タクトさん・・・」

 

タクト「・・・」

 

ノーマッド「・・・タクトさん、今のワタシの心中を言っておきます。ワタシはねぇ・・・エンジェル隊の奴らに今とてつもない怒りをぶつけたいんです・・・!アイツらはのうのうとしているってのに・・・ヴァニラさんだけが・・・!!」

 

タクト「・・・」

 

ノーマッド「そして、ヴァニラさんがあなたを助けた理由は分かりませんが・・・ヴァニラさんの魂に報いる為に、どうか復讐のお手伝いを・・・!!」

 

タクト「・・・ああ、分かっている・・・分かってるさ・・・今は悲しんでいる場合じゃないってことを・・・復讐なんてヴァニラは望まないと思うが、今は違う!このどす黒い心のままに、エンジェル隊を分からせてやりたい・・・人の痛みってやつをなぁ!!!」

 

ノーマッド「・・・ならば、協力してくれますか?」

 

タクト「ああ、やってやるさ・・・それで?どうやって復讐する?」

 

ノーマッド「そのプランは既に出来ています・・・ともかく、基地へ戻りましょう。」

 

タクト「ああ、わかった・・・」

 

 

こうして、俺とノーマッドの復讐劇が幕を開ける・・・

 

今はただ・・・この心のままに動くのみ・・・!!

 

 


 

 

エンジェル基地・・・

 

俺はヴァニラとノーマッドを抱えてエンジェル基地へと戻り、エンジェル基地のとあるモニタールームに到着した。

 

ちなみに今回はエンジェル隊に姿を見られる訳にはいかないので、ノーマッドの協力の元、通気口からモニタールームへ向かった。まあ、簡単に言えば某宇宙人狼のアレだと思っててくれ。

 

タクト「こちらタクト、例のモニタールームへたどり着いた。ちょうどエンジェルルームに中佐含めて全員居るな・・・それで、俺はここでどうすれば良い?まさか特等席で見てるだけって訳じゃなかろう?」

 

ノーマッド『もちろんですとも、タクトさんにも手伝って欲しいと言いましたので。そのモニタールームから、タクトさんはワタシに助言を出して頂きたいんです。』

 

タクト「指令?」

 

ノーマッド『そうです。タクトさんにはエンジェル隊に「アレしたい」とか、「コレした方が良いんじゃない?」とか言って頂ければ・・・』

 

タクト「なるほどね・・・了解した・・・さてさて、エンジェル隊の様子は・・・」

 

モニターに映るエンジェル隊の面々・・・てか・・・なんだあのレトロな感じのお茶の間セットは・・・!?

 

そのセットの中には蘭花、フォルテ、ミルフィーが居て・・・ミントは通信装置の近くに居るな・・・中佐はその真ん中辺り・・・

 

よし、ちょいと室内の音声を聞いてみるか・・・おっ、ヘッドホンが置いてあるな、これを付けて・・・

 

ウォルコット『どうしました?ミントさん。』

 

ミント『ヴァニラさんとタクトさんに戻ってくるように指示を出しているのですが・・・応答が無いんです。』

 

フォルテ『ほっとけほっとけ!』

 

蘭花『アンテナも満足に直せない奴らは帰って来んな!!』

 

なっ!?こいつら言いたい放題言いやがって・・・!!

 

その時!

 

ドゴンッ!!

 

室内が大きく揺れた・・・始まったか・・・!!

 

フォルテ『な、なんだ一体!?』

 

ミント『基地の人工重力がOFFになってますわ・・・』

 

ミルフィーユ『わ〜い楽しいです〜!』

 

ノーマッド『あなた達のせいで・・・!』

 

グオンッ!!

 

今度は室内の重力が強まった!

 

ミルフィーユ『く・・・苦しい・・・中身が出てきちゃいますぅ・・・!』

 

ウォルコット『こ、これは・・・』

 

フォルテ『一体・・・!』

 

蘭花『なんなのよ〜!』

 

ミント『・・・重力コントロールが外部から操作されてますわ・・・』

 

フォルテ『外部って誰が・・・!?』

 

ミント『さあ・・・?』

 

バリバリバリバリッ!!

 

突如、電撃が流れてエンジェル隊とついでにウォルコット中佐に襲いかかる!!

 

あらら・・・こんがり黒焦げになっちゃって・・・

 

フォルテ『ど、どこのどいつだが知らないが・・・舐めたマネしてくれるじゃねーか・・・!!』

 

蘭花『捕まえてボコボコにしてやるわ・・・!!』

 

ノーマッド『あなた方には無理ですよ・・・』

 

フォルテ『何を〜!!うわっ!?(バシィンッ!!)』

 

フォルテが重力操作で床に叩きつけられ、気絶してしまった・・・

 

ミルフィーユ『フォルテさんがおせんべいに!』

 

ミント『まだ生きてますよ?』

 

蘭花『アンタたちねぇ!!』

 

 


 

 

タクト「・・・ノーマッド、俺にも喋らせてくれないか?言いたい事が山ほどあるんでね。」

 

ノーマッド「良いですよ。あ、ちゃんと音声は誤魔化しておきますのでご安心を。」

 

タクト「ありがとう、マイクを付けてっと・・・オホン。」

 

 


 

 

タクト『やれやれ、これだけやってもヴァニラさんの苦しみを理解しないとは・・・天下のエンジェル隊が聞いて呆れますねぇ・・・』

 

ミント「この声・・・先程の声とは違います・・・合成音のようですが・・・?」

 

蘭花「て言うかヴァニラ?ヴァニラに用があるなら直接ヴァニラに言ってよ!アタシたちは関係無いでしょ!?」

 

タクト『いやいや、それが有るんですよ。あなたたちのような無責任な人たちによって彼女がどうなってしまったのか・・・』

 

俺の発言と共に、エンジェルルーム中央から光が・・・そしてその光から巨大な黒い1つ目の球体になったノーマッドが現れる。

 

そして、その球体の頭頂部にはヴァニラが・・・!

 

ミルフィーユ「ヴァニラさん!」

 

フォルテ「ヴァニラ!!今、助けてやるからな!!」

 

ミント「無駄ですわフォルテさん!生命反応が・・・探知できません・・・ヴァニラさんは・・・死んでいます・・・」

 

ウォルコット「なんですと!?」

 

タクト『そう!先程のセリフの通り、彼女は落雷を受けて永久の眠りについてしまったのです!!嗚呼、可哀想なヴァニラさん!!このような無責任で身勝手な者たちの犠牲になり、その尊くも幼き命を散らしてしまうとは・・・!!』

 

ノーマッド「うう・・・可哀想なヴァニラさん・・・」

 

ウォルコット「あ、あなた・・・もしかしてノーマッドさんですか!?」

 

ノーマッド「はい、今頃気づいたんですか?」

 

蘭花「ノ、ノーマッドですって!?」

 

ミント「で、では・・・先程の声は一体・・・!?」

 

ノーマッド「あの声はワタシの協力者です。ヴァニラさんの無念を共に晴らすための協力者なのです。」

 

タクト『その通り!私はさしずめ「黒のカリスマ」とでも呼んでくださいね・・・よろしく。』

 

フォルテ「何が黒のカリスマだぁ、カッコつけやがって!!と言うかノーマッド!さっさと重力を元に戻せ!!でもって・・・」

 

タクト『やれやれ・・・やかましくてたまりません・・・ノーマッドさん!』

 

ノーマッド「了解・・・」

 

すると、ノーマッドの身体からコンセントが出てきてフォルテの顔の近くに・・・

 

そして、コンセントはフォルテの鼻に刺さる!おおう・・・可哀想に・・・ま、同情はしないがな。

 

フォルテ「ふがが!!く、苦しい・・・」

 

ノーマッド「ふふふ・・・動けないのって辛いでしょフォルテさん・・・」

 

タクト『あははは!!これは滑稽!!美人が台無しですなぁ!!』

 

蘭花「ノーマッド!こんなことをしてタダで済むと思ってんの!!」

 

ノーマッド「思ってますよ。(スルスル・・・)」

 

ノーマッドのコンセントは蘭花の顔の前にも・・・さ、さすがに目を逸らしたいな・・・

 

ノーマッド「どうせあなた方は何もできないんですから・・・今日のワタシはいつものワタシではありません!ヴァニラさんの恨み、はらさせて頂きます!!」

 

タクト『ふふふ・・・私は諸事情によって姿は明かせませんが、あなた方に対して要求したい事があります。ノーマッドさん越しでは有りますが、よろしくお願いいたしますねぇ・・・』

 

 


 

 

それから、ノーマッドは身体のケーブルでエンジェル隊の面々とウォルコット中佐を動けないようにした。

 

ちなみにフォルテのみちゃぶ台に貼り付けにしている。まあ、フォルテだけはこういうのに慣れてるからな・・・

 

タクト『さて・・・まずは軽めのジャブから行きましょう。ノーマッドさん、フォルテさんの拳銃・・・壊してしまいましょう・・・』

 

ノーマッド「もちろんですとも。」

 

フォルテ「や、止めろノーマッド!!」

 

シュルシュル・・・グググ・・・バキン!!

 

拳銃は2つにへし折れた・・・

 

ノーマッド「目の前で大切な物が失われていくのに何も出来ない・・・無念でしょうフォルテさん・・・」

 

タクト『あらら・・・さすがはノーマッドさん、えげつないですなぁ・・・』

 

フォルテ「わ、悪かった!!アタシが悪かった!!だからもう止めてくれぇ!!」

 

ノーマッド「今更謝っても・・・ヴァニラさんは・・・もう帰ってこないんですよ・・・!!」

 

タクト『ふむ・・・ノーマッドさん、先に私の要件を済ましてもよろしいでしょうか?』

 

ノーマッド「むむっ?どう言ったことを・・・?」

 

タクト『なぁに、簡単な事ですよ・・・エンジェル隊のフォルテ・シュトーレンさんと蘭花・フランボワーズさんに、天国のヴァニラさんに向けて懇切丁寧に謝って欲しいのです。』

 

フォルテ「な、何い!?」

 

蘭花「どういうこと!?」

 

タクト『ヴァニラさんは間接的ですが、あなたたちに殺されたと言っても過言では無いのです。よって、あなた方2人にはこの場で謝罪と二度とこのような事を起こさないように誓ってもらいたいのです・・・』

 

蘭花「な、なんでアタシたちだけ!?ミルフィーユとかだってヴァニラを見捨ててたようなもんじゃないの!!」

 

タクト『たしかに・・・ですがミルフィーユさんは天然おつむ故、状況が理解出来なかったということも考えられます。ミントさんは、ヴァニラさんに帰還命令を通信していた。単なる呼びかけの可能性もありますが、まだ同情できます。そしてウォルコット中佐は・・・まあ、そんな感じです。』

 

ウォルコット「(そ・・・そんな感じとは・・・!?)」

 

タクト『ミルフィーユさん、ミントさん、ウォルコット中佐はまだ同情や致し方ない部分もあります。しかし、お2人は違いますよ?一生懸命働かせて起きながら、役に立たなかったら帰ってくるなと・・・やれやれ、傍若無人にも程があります。よって、あなた方2人には謝罪と誓いを立ててもらいます。さもなければ・・・』

 

フォルテ「さもなくば・・・なんだ・・・!?」

 

タクト『・・・タクト・マイヤーズさんの死・・・なんてのはどうでしょう?』

 

蘭花「なっ、タクト!?」

 

フォルテ「タクトの死だと・・・!?」

 

タクト『その通り、タクト・マイヤーズはヴァニラさんの傍に居りながら彼女を死なせてしまった・・・よって、彼にも死んでもらいます。理不尽かと思いますが、こうせねば我々の気がすみませんのでね。』

 

フォルテ「・・・!!」

 

蘭花「ふ、ふざけないでよ!!なんで・・・なんでタクトが・・・!!」

 

タクト『とはいえ・・・ノーマッドさんはともかく、私はそこまであなた方を憎んでいる訳ではありません。あなた方には、罪の意識を持って貰いたい・・・フォルテさんと蘭花さんが懇切丁寧に謝り、二度と行わないと誓えるのであれば、タクトさんの命は保証しましょう・・・』

 

蘭花「く・・・っ・・・んなこと言っても・・・!」

 

フォルテ「・・・わかった・・・アンタの要求・・・飲もうじゃないか・・・!」

 

蘭花「フォルテさん!?」

 

フォルテ「元はと言えば、アタシらがやらかした事なんだ・・・それに、タクトの命には変えられないよ・・・」

 

蘭花「・・・フォルテさん・・・」

 

タクト『ふむ・・・それでは、まずはフォルテさんからどうぞ。くどい用ですが、懇切丁寧な言葉使いで頼みますよ?』

 

 

フォルテ「・・・私、フォルテ・シュトーレンは・・・エンジェル隊の隊長でありながら、大切な部下であるヴァニラ・H(アッシュ)に過酷な仕事を押し付け、死なせてしまった事を恥じております・・・今後、隊長としての責任と自覚を持って、このような悲劇を繰り返さないことを今ここに誓います・・・」

 

 

タクト『・・・素晴らしい!まさにお手本のような謝罪でしたよ!!・・・さて、お次は蘭花さん?あなたにもやって貰いましょうか。』

 

蘭花「ぐっ・・・わ、わかった・・・それでアンタの気が済むなら・・・」

 

タクト『では、お願いしますね。』

 

 

蘭花「この私、蘭花・フランボワーズは・・・死してしまったヴァニラ・H(アッシュ)に対して、心無い発言をしてしまいました・・・仲間の死に気づく事無く、逆に「戻ってくるな」と言ってしまったことを今でも恥じております・・・これからは心を入れ替え、仲間への思いやりを強めて行きたいと思います・・・」

 

 

タクト『ふむ・・・良い謝罪でしたよ。きっと、天国のヴァニラさんも喜んでくれると思いますね。』

 

蘭花「・・・気は・・・済んだ?」

 

タクト『ええ、お2人の謝罪はしっかりと聞きましたので「私の」用件は済みました。録音もしてましたし、これでヴァニラさんも喜ぶでしょう。』

 

フォルテ「な・・・なら、タクトは・・・」

 

タクト『ええ、タクトさんは解放しましょう。全てが終わり次第に・・・』

 

蘭花「そ・・・そう・・・良かった・・・」

 

フォルテ「・・・ん?待てよ、「私の」ってことは・・・?」

 

タクト『さて・・・私の気は晴れました。後の始末はお願いしますねノーマッドさん。』

 

ノーマッド「分かりましたよ。さて・・・あの人は謝って許したようですが、ワタシは許しては居ませんよ!」

 

フォルテ「何〜!?」

 

蘭花「あんなに丁寧に謝ったのに〜!?」

 

ノーマッド「謝って済めばこんなことはしませんよ!ヴァニラさんの苦しみを味わって貰いますからね!!」

 

タクト『くっくっくっ・・・それでは、皆さんごきげんよう・・・』

 

 


 

 

俺はフォルテたちに反省の言葉を言わせた後、マイクを外して一部始終を見守ることにした。

 

こっからは少々不安だが、ノーマッドに任せてみよう。

 

 

蘭花『ねぇノーマッド!アタシたちだってこんなことになるなんて思って無かったんだから!!』

 

ノーマッド『思ってなかったですと?』

 

蘭花『な、何よ・・・?』

 

ノーマッド『あなた方の言い訳は聞き飽きちゃったなぁ。空気抜いちゃお。』

 

そう言うと、ノーマッドはエンジェルルームの通気口を開き、空気を抜き始めた!

 

お、おい!?マジで殺る気か!?

 

と、思ってたら通気口を閉じた・・・

 

ノーマッド『なんちゃってね!あなた方に復讐しても意味が無いですからね、止めときますよ。』

 

フォルテ『だったら解放しろ〜!!』

 

ノーマッド『それは出来ません。動けないことがいかに辛いか、皆さんにもたっぷり味わって頂きます。この基地の設備は全て私の管理下にあります、今のワタシはなんでも出来る・・・例えば、こんな風に・・・』

 

プシューッ

 

突然、ミルフィーの近くから水が出始めた!

 

ミルフィーユ『わあ!凄いですノーマッドさん!』

 

ノーマッド『そう、ワタシは凄い!ホントはとてつもなく優秀で高性能なんですよ?それに比べてなんですかあなた方!ワタシの話は聞かない、ボケだのカスだの馬鹿にし続けて・・・!』

 

ミント『なんだか、愚痴になってきましたわね・・・』

 

ウォルコット『そ、それより・・・我々の状況が悪化してますよ・・・』

 

フォルテ『今頃気づくなぁ〜!!』

 

中佐の言う通り、部屋のあちこちから水が出ており、既に床は水浸しに・・・

 

なんてこった・・・水責めかよ・・・ホントに惨いことやるなぁアイツ・・・

 

ズゴゴゴゴ・・・!!

 

な、なんだ!?部屋が・・・と言うか、基地が揺れている!?

 

フォルテ『こ、今度は何をした!?ノーマッド!』

 

ノーマッド『何をした、ですって?』

 

あっ、ノーマッドのコンセントがまたフォルテに近づく・・・

 

フォルテ『な、何をなさったですか、ノーマッドさん?』

 

ノーマッド『それで良いんです、口の効き方には気をつけてください!』

 

う、うぜぇ・・・!!調子に乗り始めやがった・・・!!

 

ノーマッド『基地ごと旅に出ます、ワタシは旅人ですから。』

 

蘭花『な〜にが旅人よ!脱走した腰抜けミサイルか!』

 

ノーマッド『なんですって!?水、もうちょっと勢いよく出しちゃおっかな〜!』

 

ドボーンッ!

 

あ〜あ・・・蘭花が余計な事を言うから、真上から水を被っちゃった・・・

 

蘭花『ご、ごめんなさいノーマッドさん・・・』

 

うむむむ・・・こ、このままだとホントにノーマッドの好き放題にされてしまう・・・し、しかし今のノーマッドは基地そのものと言っても過言では無い状態だ・・・この部屋を出てみんなを助けようとしても、無駄に終わる可能性もある・・・

 

あ〜クソッ!いくらヴァニラが死んだからって、やり過ぎだぞノーマッド・・・!!

 

フォルテ『クソッ、ノーマッドめ!!こんな時にタクトが居れば・・・』

 

蘭花『でもこのまま動けないんじゃどうしようも無いですよ・・・それに流石のタクトだって無理ですって。』

 

フォルテ『蘭花が悪いんだよ!テレビ見たいからって、アンテナの調整に行かせたりするから!!』

 

蘭花『あ〜フォルテさんずるい!!ぜーんぶアタシのせいにしちゃって!!』

 

フォルテ『だってその通りだろぉ!!』

 

蘭花『違いますぅ、フォルテさんがヴァニラに行けって言ったんです!悪いのは全部フォルテさんです!!』

 

あらら・・・とうとう喧嘩を始めたやがった・・・

 

フォルテ『・・・蘭花、お前とはいずれ決着をつけたいと思ってたんだよ・・・!』

 

蘭花『アタシもフォルテさん嫌いだったですよねぇ・・・歳上だからってリーダーぶっちゃってさ・・・!』

 

フォルテ『でも、この状態じゃあなんにもできないねぇ・・・』

 

蘭花『自由になれたら決着だって付けられるのに・・・』

 

フォルテ『ノーマッド・・・じゃなくてノーマッドさん、蘭花と決着させてくれない?』

 

蘭花『アタシからもお願い!フォルテさんをたたき出してあげるから!』

 

フォルテ&蘭花『『お願いします!自由にしてください!!』』

 

・・・なるほど、喧嘩したフリをして自由になる気だな・・・

 

さすがはエンジェル隊の頼れる女傑コンビ・・・だが、ノーマッドには・・・

 

ノーマッド『ふん、猿以下のお芝居!喧嘩をしたフリをしても無駄です。その手には乗りませんよ。』

 

フォルテ『ちっ!バレたか・・・!』

 

ノーマッド『無駄なことはおよしなさい!知能でワタシに勝てるはずが無いんですから!』

 

くっ、やはりダメだったか・・・!こうなったら、やはり俺が・・・!!

 

そう思い、部屋を出ようとしたその時・・・

 

ミルフィーユ『あ〜!ヴァニラさんが動いてる〜!』

 

ミント『えっ!?』

 

蘭花&フォルテ『『何っ!?』』

 

ノーマッド『な、なんですと〜!?』

 

ななななんと!!ヴァニラが何事も無かったかのように起きた!?

 

ど、どうなってんだ!?生命反応が無いってさっき言ってたよな!?

 

蘭花『ヴァニラ〜!!』

 

フォルテ『よ、良かった〜・・・』

 

ノーマッド『ヴァニラさん無事だったんですか〜!良かった〜!!呼びかけても返事してくれなかったから、ワタシはてっきり・・・』

 

ヴァニラ『・・・すみません・・・お祈りの時間だったので・・・今日は、今までの行いを報告する長いお祈りの日・・・終わるまで、お話してはいけないんです・・・』

 

ノーマッド『そうだったんですかぁ・・・良かった〜・・・!本当に、良かった〜!』

 

ノーマッドの目が赤色から青色に変わって、エンジェルルームの水が引いていく・・・やれやれ、どうにかなったか・・・

 

タクト「・・・さてと・・・復讐はおしまいってことで、俺も戻るかな・・・」

 

俺は通気口に入ってモニタールームから自室へ戻り、そのままエンジェルルームへ向かうのだった・・・

 

・・・はあ・・・俺も一時の気の迷いから共犯になってしまった・・・反省反省・・・

 

 


 

 

数分後のエンジェルルーム・・・

 

カシュン

 

タクト「お〜いみんな・・・」

 

蘭花「タクト〜!!」

 

ガシッ ムギュウ〜ッ!

 

蘭花がいきなり抱きついてきた!?

 

タクト「ら、蘭花!?」

 

蘭花「あの黒のカリスマってヤツに何かされてない!?拷問とかなんか受けた!?ホントに大丈夫よね!?」

 

タクト「だ、大丈夫!大丈夫だから・・・!だから離して苦しい・・・!」

 

蘭花「あっ!ご、ごめん・・・にしても、あの黒のカリスマってヤツ、ホントムカつくヤツだったわ!いつか探し出してぶっ倒してやるんだから!」

 

タクト「ケホッケホッ・・・そ、それは頼もしいな・・・」

 

と、ともかく俺が黒のカリスマだってことは墓まで持っていくことにするか・・・バレたら間違いなく殺される・・・

 

フォルテ「ったく、再会してすぐにイチャつきやがって・・・ま、無事で何よりだよ。そんでミント、その宇宙服はどうなんだい?」

 

ミント「・・・どうやら、磁気嵐の影響で生命維持装置のセンサーが止まってしまっていたんですわ。」

 

タクト「えっ、ホント!?・・・てことは、やっぱりヴァニラは最初からずっと生きてた、ってこと・・・!?」

 

ノーマッド「ワタシとしたことが・・・いやはや、お恥ずかしい限りですぅ・・・」

 

フォルテ「もう!ノーちゃんったらそそっかしいんだからぁ!」

 

ノーマッド「ノーちゃん・・・?み、皆さん、怒ってないんですか?」

 

フォルテ「いや〜、今回ばかりはホントに反省したんだよ〜。」

 

蘭花「アンタを蔑ろにしすぎちゃったかな〜ってさ。」

 

ノーマッド「そうですかぁ?やっとワタシの良さを理解できるようになってくれたんですねぇ!」

 

・・・ん?あっ、この展開はまさか・・・

 

ノーマッド「いや〜良かった良かった!ワタシに言わせれば遅すぎたくらいですけどね!ま、許してあげましょう!才能の無い手続き屋(ウォルコット)、天然ボケ(ミルフィーユ)脳みそ筋肉女(蘭花)ジャンクフード少女(ミント)に、武器大好き破壊女(フォルテ)ロクデナシの言い訳男(タクト)にはワタシの良さを理解するには時間がかかるのもやむを得ないことですからねぇ〜!少しはヴァニラさんを見習って、ヴァニラさんのような人になってください!まあ、100億年かかっても無理でしょうけどねぇ〜!」

 

・・・オイオイオイオイオイオイ・・・またノーマッドの悪い癖でみんなの様子が・・・

 

ノーマッド「イテ、イテテ・・・アレ?どうしたんですか皆さん!?」

 

蘭花&フォルテ「「調子に乗るなぁぁぁぁぁっ!!!」」

 

ゲシゲシゲシッ ドキュンドキュンドキュンッ!ビビビビッ!

 

蘭花とフォルテとミントがブチ切れて、ノーマッドをボコボコにし始めた・・・

 

しかも、珍しくミルフィーもお怒りだ!怒りの表情で腕をブンブン振り回してる!まあ、リンチには参加してないけど・・・

 

そしてウォルコット中佐はその場でいじけてしまってる・・・さっきの一言が心に刺さったかぁ・・・

 

タクト「・・・やれやれ・・・例え人間以上の知能を持っても、口の悪さがアレじゃあ・・・な・・・そういえばヴァニラ。」

 

ヴァニラ「・・・何でしょうか?」

 

タクト「・・・落雷が落ちる時、俺を助けてくれたろ?お礼を言っておきたくてね・・・」

 

ヴァニラ「・・・」

 

タクト「ありがとうヴァニラ、お陰で助かったよ。やっぱりヴァニラは優しくて良い子だなぁ・・・(なでなで)」

 

ヴァニラ「ん・・・ありがとう・・・ございます・・・」

 

ノーマッド「うわぁ〜ん!!ヴァニラさんとイチャつきやがってタクトさんめ〜!!こうなったら・・・皆さん!!実は黒のカリスマの正体はタクトさんなんですよ〜!皆さんを懲らしめると言うことで声を変えて演技をしていたタクトさんの自作自演なんですよ〜!!」

 

な、何ィィィッ!?ノーマッドのヤツ、俺を売りやがったァーッ!!

 

フォルテ「なんだって・・・?」

 

ミント「なるほど・・・タクトさん?」

 

蘭花「・・・ちょっとこっちに来なさい・・・話が有んのよ・・・!!」

 

や、や、やばい・・・あの3人殺気だった目でこっちを見ている・・・!!

 

タクト「あわわわ・・・そ、その事には訳が・・・!」

 

ヴァニラ「・・・タクトさん。」

 

タクト「ヴァ・・・ヴァニラ?」

 

ヴァニラ「・・・これも1つの因果応報です・・・」

 

タクト「・・・ああ、そうか・・・わかった。受け入れよう・・・」

 

そうして、俺はゆっくりと怒れる3人の元へ向かった・・・

 

それを見ていたウォルコット中佐いわく、「これから死刑を受ける囚人のような顔をしていた」と・・・

 

その後・・・俺はノーマッドと共にボコボコにされ、動きにくいネズミの着ぐるみを着ながら地獄の特訓と新技のサンドバッグを行うことになりましたとさ・・・

 

結論!復讐でも調子に乗りすぎるとロクな目にならない・・・ガクッ。

 

 

 

次回へ続く!

 

 


 

 

タクト「モチベが上がらずなかなか完成せず、さらに妙なオリジナル展開を入れて長文になったこの始末・・・情けないなぁ俺ってやつは・・・」

 

ミント「そんな事を言ってますけど、今に始まったことでは無くて?」

 

タクト「うむむ・・・そうだな・・・ともかく、もう少し何とかせねば・・・」

 

ミント「それにしても奇妙な夢を見てしまいましたわ・・・エンジェル隊の皆さんの精神が入れ替わる夢なんて・・・」

 

タクト「へっ?入れ替わり?」

 

ミント「ええ、タクトさんが私になっていて、私が蘭花さんになった奇妙な夢でしたわ・・・」

 

タクト「・・・なんだろう、その夢まさか正夢になるんじゃ・・・」

 

ミント「まさかそんな訳・・・いえ、有り得そうですわね・・・」

 

タクト「はあ・・・また、なーんか嫌な予感がするなぁ・・・」

 

 

 

次回のメニュー

 

「彼岸への回転寿司」

 

次回は第2期の名エピソード!お楽しみに〜!

 

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