GAに転生〜転生タクトを添えて〜   作:GA最高!!GA最高!!

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第11話 彼岸への回転寿司

 

 

前回のあらすじ

 

 

磁気嵐の雷に打たれ、ヴァニラが死亡した!

 

タクトとノーマッドは共謀してエンジェル隊に復讐を行い、絶対絶命の危機に追い込むが・・・

 

実は、ヴァニラは生きていた!

 

そして、調子に乗り過ぎたノーマッドと悪行がバレたタクトは仲良くボコボコにされたとさ・・・

 

 


 

 

ある日のエンジェル基地・・・

 

食事も終わり、後は風呂に入って寝るだけ・・・

 

そんな時に、ウォルコット中佐に呼ばれた。あれ?俺、何かやらかしたっけ・・・?と思いながら、中佐の話を聞くことに。

 

タクト「えっ?出張ですか?」

 

ウォルコット「はい、実は上層部からの命令でしばらく基地を離れることになりました。という訳で、留守をお願い致しますね。」

 

タクト「な、なるほど・・・でもこう言う重要な情報は、隊長のフォルテを交えて話した方が良いのでは?」

 

ウォルコット「いえ、既にフォルテさんには伝えてます。タクトさんには別の話が有って・・・」

 

タクト「別の話・・・ですか?」

 

ウォルコット「ええ、実はこれまでのタクトさんの活躍が認められたらしく・・・タクトさんにはエンジェル隊の副隊長になって欲しいんです。」

 

タクト「・・・えっ?今・・・なんと・・・?」

 

ウォルコット「ですから、エンジェル隊の副隊長になって欲しいと・・・」

 

タクト「えええぇぇぇっ!?マジですかぁぁぁぁぁ!?!?」

 

ウォルコット「はい、マジです。」

 

タクト「いやいやいや!?なんで!?俺が!?エンジェル隊の副隊長に!?」

 

ウォルコット「まあ、タクトさんは今までエンジェル隊の皆さんに尽くして貰ってますし、意外とリーダーシップも高いし、良いと思いますよ?副隊長になっても。フォルテさんも賛成してましたし。」

 

タクト「う、うむむ・・・たしかになっても良いんですが・・・うぐぐ・・・」

 

ウォルコット「ふむ・・・まだお悩みと言った感じですねぇ。まあ、お返事は出張が終わった後で聞きますね。それでは私はこれで・・・」

 

そうしてウォルコット中佐は立ち去った・・・

 

俺は自室へ戻り、風呂に入ってベッドで寝ながら考えていた・・・

 

ホントに俺なんかが副隊長で良いのか・・・?たしかに、エンジェル隊のまとめ役が板に付いてきた気がするが、正直まだその気になれないのが本音だ・・・

 

ともかく、中佐が帰ってくるまで色々考えながら答えを出すとしよう・・・

 

そして、俺は眠りについた・・・

 

・・・まさか、副隊長になるような事を忘れる程の事が起きるなんて・・・

 

 


 

 

 

「彼岸への回転寿司」

 

 

 


 

 

数時間後・・・

 

タクト?「・・・ん・・・んん・・・?ふぁ〜っ・・・良く寝た・・・って、あれ?ここって・・・ミントの部屋・・・?」

 

目を覚ました俺が目にしたのは、ミントの部屋だった・・・

 

なんせ、いつぞやのバカでかい金庫が存在していたし、付近にはゼリービーンズもあったからだ。

 

タクト?「おかしいな・・・俺って自室で眠ってたよな・・・?てか、なんじゃこの着ぐるみ・・・?俺、ウサギの着ぐるみを着て寝てたっけ・・・?・・・まあ、仕方ない。顔洗って来るか・・・ミントには後で謝っておこ・・・」

 

そうして、俺はミントの部屋の洗面所へ向かった・・・

 

にしても、部屋にある物がなんだか大きく見える・・・というか、俺が小さくなってるような・・・

 

・・・まさかと思い、俺は近くにある鏡を見た・・・そして、違和感にようやく気づいた・・・

 

タクト?「な、なんだこれぇぇぇっ!?!?なんで俺、ミントになってんだ〜!?」

 

そう、俺の身体は何故かミントになっていた!!しかも、声もミントのままだし!!

 

タクト(ミント)「なにこれ・・・!?どうなってんだ・・・!?まさか夢か・・・!?これもまた幻術か!?ちくしょ〜!!わかんねぇぇぇ!!」

 

カシュン! ダダダダッ!!

 

俺はこの異常事態に理解が追いつかず、何も考えずにエンジェルルームへ走った!

 

ダダダダッ カシュン!

 

タクト(ミント)「みみみみみんな大変だぁ!!おおおれおれ俺の身体がぁ・・・!!」

 

蘭花?「その口調・・・私の身体になったのはタクトさんですわね?」

 

ヴァニラ?「朝っぱらからやかましいわねぇ・・・」

 

んん!?なんだかお上品な雰囲気の蘭花に、腕組んでるぶっきらぼうなヴァニラ、そしてノーマッドを抱えて無言なフォルテ・・・も、もしやこの3人も・・・!?

 

タクト(ミント)「な、なにがどないなっとるんや・・・!?」

 

タクト?「あ、タクトさん!おはようございま〜す!」

 

タクト(ミント)「ぎにゃぁぁぁぁぁ!?ドッペルゲンガ〜ッ!!!」

 

タクト?「違いますよぉ〜、ミルフィーユです〜!」

 

タクト(ミント)「ミ、ミルフィーなの・・・!?俺が・・・!?ミルフィー・・・!?」

 

カシュン!

 

ミルフィーユ?「大変だぁ〜!!み、みんな!た、大変だ!わわわ私の、かかか身体が・・・!!こんな貧相に・・・」

 

てことはこっちのミルフィーは・・・フォルテだな・・・?

 

タクト(ミント)「おはようフォルテ・・・一応言っておくが、俺はタクトだぞ・・・」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「はぁ!?ミントが・・・タクト!?」

 

タクト(ミント)「そう、そして蘭花がミントで、ヴァニラが蘭花、フォルテがヴァニラで俺がミルフィーだ。もちろん、ウォルコット中佐は出張だから居ないぞ。」

 

ヴァニラ(フォルテ)「神の御心のままに・・・」

 

蘭花(ヴァニラ)「フォルテさ〜ん!どうなってるんですかぁこれ!」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「ちょ、ちょっと待て!全員入れ替わっちまったのか!?」

 

ノーマッド「ワタシは無事ですけどね。それにしてもフォルテさんの膝の上は、居心地悪すぎです。ゴツゴツしてて不愉快極まりない。」

 

バキィッ ゴスッ

 

ノーマッドはフォルテ(ミルフィーユ)にぶん殴られて壁に激突・・・

 

タクト(ミント)「あいつ・・・前回散々ボコられてるのにまだ治ってなかったのかよ憎まれ口・・・」

 

ミルフィーユ(タクト)「フォルテさ〜ん!もっとアタシの身体、大事にしてくださ〜い!」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「うるさ〜い!!しっかし、一体何がど〜したってんだ?」

 

ミント(蘭花)「多分ですけど・・・昨日、軍本部から預かったロストテクノロジーのせいじゃありませんこと?」

 

タクト(ミント)「軍から・・・?ああ、そういえば墓石みたいなの預かってたな。かなり不気味な見た目だったが・・・ただ、こんな現象はロストテクノロジー以外考えられないな。」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「冗談じゃないよ全く!」

 

蘭花(ヴァニラ)「フォルテさん、それよりどうします?今日ってこれから仕事入ってますよ?」

 

タクト(ミント)「あっ、そうだった!ダウンタウンの珍走団一掃の仕事が入ってたっけ・・・」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「それどころじゃないだろ!?」

 

蘭花(ヴァニラ)「でも、今回ギャラ良いし〜!」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「ヴァニラ・・・じゃなくて・・・お前、ミントだっけ?」

 

ミント(蘭花)「ミントは私ですわ。」

 

蘭花(ヴァニラ)「アタシは蘭花ですぅ。」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「うわ〜!もうややこしいな〜!!」

 

タクト(ミント)「やれやれ・・・こういうのはその人物の雰囲気とかで大体察せるんだがな・・・」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「何ぃ?んじゃあアンタは分かるってのか!?」

 

タクト(ミント)「もちろん、まず口調が荒っぽいのがフォルテ、お嬢様口調なのがミント、無口でノーマッドを抱えてるのがヴァニラ、1番女の子ぽいのがミルフィー、そしてギャルっぽいのが蘭花だ!」

 

ミント(蘭花)「まあ、大方合ってると言ったところですわね。」

 

ヴァニラ(フォルテ)「・・・ですが、さすがに見分けが・・・」

 

ミルフィーユ(タクト)「大丈夫です!こんなこともあろうかと・・・じゃ〜ん!皆さんが誰か誰だか分かる名札を作ってきました〜!」

 

ミルフィー(俺)からみんなに名札が配られる。これなら、一発で分かるな!

 

タクト(ミント)「でかしたミルフィー!名札を用意しておくとはな!」

 

ミルフィーユ(タクト)「えへへへ〜!ありがとうございます!」

 

タクト(ミント)「ところで、俺の身体はどうだ?もしかしてどこか悪いところとか無いよな・・・?」

 

ミルフィーユ(タクト)「いえいえ、むしろ調子良いですよ!ワタシ、1度男の人になりたかったんです〜!」

 

タクト(ミント)「そ、そうなの・・・?まあ、良いか。ともかく、出動するとしようか!」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「おいおい、マジでこの状態で行くのか!?アタシはキャンセルしたいが・・・」

 

タクト(ミント)「・・・キャンセル料、3倍増しだけど?」

フォルテ(ミルフィーユ)「えっ・・・」

 

タクト(ミント)「まあ俺としては、ミントの身体でどこまでやれるか見てみたいしな。さ、行ってみよ〜!」

 

ミルフィーユ(タクト)「お〜!!」

 

ミント(蘭花)「あ、タクトさん。私の身体、大事に扱ってくださいね?・・・もし傷でも付けたら・・・」

 

タクト(ミント)「あっはい、大事にしますはい・・・」

 

そうして俺たちエンジェル隊は出動するのだった・・・

 

 


 

 

数時間後・・・

 

珍走団はエンジェル隊によってあっという間に殲滅された。ちなみに俺は車の運転だけやってた。ホントは甲冑を着てハーレーに乗ってチキンレースでもしようかなと思ったがミントから釘刺されて出来なかったよちくしょう・・・

 

蘭花(ヴァニラ)「なんか全然問題無かったですね〜。」

 

ミント(蘭花)「不思議ですけど、いつもよりスムーズに行ったくらいですわ♪」

 

タクト(ミント)「そうだなぁ・・・にしてもフォルテがハニートラップを仕掛けるとは驚いたよ・・・」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「ふふん!女の武器を活かしたのさ。にしてもこの身体でもイケるもんだねぇ、以外だったよぉ。」

 

ミルフィーユ(タクト)「フォルテさんの私ってスゴくかっこよかったですぅ〜!身体も調子良いし、このままでも良いかもですねぇ〜!」

 

ノーマッド「ハハハ、やっぱり身体は年増より若い方が良いですかぁフォルテさ(ガシッ)」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「誰が年増だって・・・!?誰がっ!!(ブォンッ)」

 

ガンッ ゴンッ カキンッ ゴスッ ベシッ

 

ピンボールの玉の如く、ノーマッドは壁に跳ね返って地面に叩きつけられた。

 

フォルテ(ミルフィーユ)「大人の女と言いな、大人の女と・・・な、ヴァニラ!良いもんだろぉ?大人の女の身体は!」

 

ヴァニラ(フォルテ)「・・・別に・・・」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「なんだよぉ・・・つれないねぇ・・・」

 

タクト(ミント)「年増・・・つってもフォルテはたしか22だったろ?まだまだ十分若いと思うなぁ俺は。」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「おっ!さっすが、タクト解ってるぅ♪」

 

ノーマッド「何を呑気な事言ってるんですかぁ!?直ぐに対策を立てるべきですよ!」

 

タクト(ミント)「対策って言っても・・・今のところ身体が入れ替わっただけで特に悪い部分は無いし・・・というか、どう対策するんだよこの状況。」

 

ノーマッド「タクトさん!まさかアナタ、そんな少女になって嬉しいんですか!?」

 

タクト(ミント)「いや嬉しくは無いが・・・別になんとも思わないのが不思議なくらいさ。」

 

蘭花(ヴァニラ)「私も〜。」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「なんだか、気にならなくなったなぁ。」

 

ノーマッド「そんなぁ!?ヴァニラさん、そんな身体嫌ですよね!?」

 

ヴァニラ(フォルテ)「・・・神のみこころのままに・・・」

 

ノーマッド「え〜っ!?」

 

タクト(ミント)「さてと・・・仕事で疲れたし、寝るか?」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「そうだな、寝よう寝よう!あ、そうだタクト。」

 

タクト(ミント)「ん?」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「実は、珍走団のアジトからこんなものを拾ったんだよ。」

 

そう言い、フォルテが渡したのはお香のような物だった。

 

タクト(ミント)「なんだこれ・・・?お香?」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「アタシにもわからん・・・ただ、奴らが大事に持ってたから恐らく値打ちもんなのかねぇ?ま、ともかくアンタに預かっておくよ、副隊長(仮)!」

 

タクト(ミント)「・・・とりあえず、預かっておくよ。それじゃあお休み。」

 

フォルテ(ミルフィーユ)「おう!おやすみ〜!」

 

こうして、俺たちは寝る事にした・・・

 

なんかノーマッドが可哀想な気がするが、前回の事もあるし・・・ま、いいか。

 

・・・にしても、やはりこのミントにはテレパス能力は無いようだ・・・ま、有ったら有ったで大変だったが・・・

 

 


 

 

次の日・・・

 

タクト?「んん・・・あれ?ここってフォルテの部屋・・・?・・・あれ?この身体ってもしかして・・・」

 

そう言いながら身体を起こし、洗面所の鏡を確認・・・

 

タクト?「・・・ミルフィーだ・・・昨日はミントだったのに今日はミルフィーになってやがる・・・!マジかよ、1日ごとに身体が入れ替わるのかよ・・・!?」

 

俺はその事実に驚愕しながら、エンジェルルームへ向かう。

 

カシュン

 

タクト(ミルフィーユ)「みんなおはよ〜・・・ん?」

 

ミルフィーユ(フォルテ)「おはようございますぅ〜、タクトさん!」

 

タクト(ミルフィーユ)「・・・お、おう・・・おはようミルフィー・・・にしても、どうやら全員身体がまた入れ替わっちまったようだな。えーっと今日は・・・蘭花がミントに、フォルテが俺、ヴァニラが蘭花に、ミントがヴァニラ、そして俺がミルフィーにミルフィーがフォルテになったと・・・」

 

ミント(ヴァニラ)「面白い現象ですわね♪」

 

タクト(ミルフィーユ)「うおっ、思わずひぐらしが鳴きそうなお嬢様ボイス・・・」

 

ノーマッド「そんなのんびりしている状況じゃありませんよ!!」

 

フォルテ(タクト)「別に良いじゃないかい!昨日と同じ、上手く行くよぉ!」

 

蘭花(ミント)「で〜すよねぇ〜!」

 

ノーマッド「何言ってるんです!?皆さん自分の身体じゃないんですよ!?」

 

ミント(ヴァニラ)「住めば都ですわ。」

 

ミルフィーユ(フォルテ)「毎日違った身体になるのって、面白いですよ〜?」

 

蘭花(ミント)「言えてる言えてる!」

 

ノーマッド「ば、馬鹿な・・・!?ヴァニラさん、まさかアナタも!?」

 

ヴァニラ(蘭花)「全て、神の思し召しです・・・」

 

ノーマッド「そ、そんな・・・!?タクトさん!アナタはどうなんですかこの状況!!」

 

タクト(ミルフィーユ)「・・・実は結構楽しいんだよね。だって人格が変わってるから、普段見られないみんなの顔が見れて面白いのよね〜。」

 

ノーマッド「変だ・・・!?皆さん変ですよ〜!!」

 

・・・その後も普段と変わらずの日常を過ごして1日を終えるのだった・・・

 

ちなみに、寝る前にミルフィーの髪飾りを調べたら・・・プロペラみたいに回った・・・しかも身体が少し浮いてたし・・・ま、まさかこれで飛ぶの・・・!?

 

 


 

 

さらに次の日・・・

 

チュドォーン!!

 

タクト?「な、なんだ!?爆発音!?・・・って、ヴァニラの部屋・・・そして、この髪の色・・・今日は俺が蘭花か・・・」

 

とりあえず、爆音が鳴ったエンジェルルームへ向かうと、ミルフィー・・・になった誰かに、この前の倒した珍走団のモヒカン野郎が銃口を突きつけてるではあ〜りませんか!

 

まずいな、このままではミルフィーになったら誰かが撃たれてしまう!

 

俺はそうはさせまいと全力疾走して・・・

 

ドドドドッ!!

 

タクト(蘭花)「うおおおおお!!!ウチのミルフィーに、何しとんじゃボケェ〜!!!」

 

ドゴオッ!

 

モヒカン「ホゲェッ!!?」

 

強烈な飛び蹴りを食らわせた!!

 

タクト(蘭花)「あっぶねぇ〜・・・大丈夫か?ミルフィーの人。」

 

ミルフィーユ?「・・・もしかして、タクトさん?助かりましたわ、ありがとうございます。」

 

タクト(蘭花)「・・・ふむふむ、今日はミントがミルフィーだな?」

 

ミント(ミルフィーユ)「ふふっ、正解ですわ♪それにしても、このお方・・・まさか脱走してまでこちらにやってくるなんて・・・」

 

ヴァニラ?「ったく、しつこい男は嫌われるよ!(ゲシッ)」

 

ヴァニラがモヒカン野郎の頭を踏みつけてきた・・・この感じはフォルテだな?

 

ミント?「あれ?この海坊主、たしかこの間の・・・」

 

タクト(蘭花)「・・・なるほど、ヴァニラがフォルテでミントがミルフィーになってるな?となれば最後に残ってるのは・・・」

 

と、部屋を見回してみるとノーマッドを抱えてる俺が・・・ああ、今日はヴァニラが俺だな・・・

 

モヒカン「このぉ・・・!!3度も踏みつけやがって・・・!!いい加減にしろ〜!!(ババババッ!)」

 

モヒカン野郎が立ち上がってアサルトライフルを乱射し始めた!

 

タクト(蘭花)「やっべ怒らせちまった!みんな逃げろ〜!!」

 

タッタカタッタカタッタカタッ・・・

 

モヒカン「待ちやがれ!!」

 

ババババッ!!

 

ミント(ミルフィーユ)「なんだか、緊迫感にかけますわね・・・」

 

フォルテ(ヴァニラ)「ホントだねぇ・・・」

 

タクト(蘭花)「一応、命の危機だってのに・・・なあ?」

 

そうして、追いかけっこしてる・・・その時!

 

モヒカン?「あっ?キャッ!」

 

突然、モヒカンの様子が変わって銃を落とした!

 

ノーマッド「また入れ替わったみたいですね。」

 

タクト(蘭花)「このタイミングで!?てことは・・・モヒカン野郎は誰になった!?」

 

フォルテ?「うわ〜っ!?一体どうなってんだ〜!!・・・あ〜っ!くぉらぁ〜!!俺様の身体を返せ〜!!」

 

モヒカン?「いや〜ん!話してくださ〜い!!(バシンッ!)」

 

あっ!?フォルテになったモヒカン野郎がモヒカン野郎になったミルフィーにぶっ叩かれた!

 

ミント(フォルテ)「うわ〜っ!!馬鹿野郎!!人の身体はもっと大事に扱え〜っ!!・・・って、どうでも良いか〜。」

 

タクト(蘭花)「いや、どうでも良くは・・・まあ良いか・・・」

 

 


 

 

数時間後・・・

 

何故か俺たちはモヒカン野郎とエンジェルルームでくつろいでいた・・・

 

ちなみにこの間にまた精神が入れ替わってしまってるが、まあ気にしない気にしない!

 

ノーマッド「皆さん、くつろいでる場合じゃないですよ!これは緊急事態ですよ!?」

 

フォルテ(蘭花)「ど〜でも良いじゃないか〜。」

 

ミルフィーユ(モヒカン)「ホントになんかこう、落ち着きますねぇ〜。」

 

モヒカン(ヴァニラ)「ホントだぜ!」

 

蘭花(ミルフィーユ)「入れ替わりが始まってからどんどん気分良くなってますよぉ?」

 

ミント(タクト)「私もですぅ。一生このままでも良いくらいですわ。」

 

ノーマッド「いい訳無いじゃないですか!!」

 

タクト(フォルテ)「う〜む、ホントいい気分だ。天国に1歩近ずいたって感じで・・・こういうのを夢見心地って言うのかねぇ・・・?」

 

ヴァニラ(ミント)「神の意思のままに・・・」

 

ノーマッド「おかしいです!やっぱり皆さんおかしくなってます!」

 

ミルフィーユ(モヒカン)「そんなことありませんよぉ?」

 

ノーマッド「あります!!ヴァニラさん、しっかりしてください!せめてアナタだけでも・・・」

 

ヴァニラ(ミント)「ふぁ〜・・・眠くなってきました・・・」

 

ミルフィーユ(モヒカン)「私も眠くなってきた・・・」

 

モヒカン(ヴァニラ)「なんか良い気分だぜ・・・」

 

エンジェル隊&モヒカン「「「「「「「おやすみなさ〜い・・・」」」」」」」

 

ノーマッド「ちょ、ちょっと皆さん!?」

 

ノーマッドの声が聞こえるが・・・まあどうでもいいや・・・寝よ・・・zzz・・・

 

 


 

 

数分後・・・

 

タクト「ん・・・んん・・・ん〜!よく寝たなぁ・・・ってアレ?・・・俺の身体・・・あっ!?元に戻ってらぁ!!」

 

蘭花「ふぁ〜・・・やっと元に戻ったみたい・・・」

 

モヒカン「・・・あっ!?このぉ!(ジャキンッ!)」

 

まずい!蘭花の隣に座ってたモヒカンがサブマシンガンを取り出した!!

 

タクト「させるかぁ!!」

 

ダッ!!バキィッ!!ドゴォッ!!

 

素早くモヒカン野郎の身体に俺の拳、さらに同時にフォルテが蹴りを入れた!

 

モヒカン「ぐあっ!くそぉ・・・4回も・・・!!」

 

フォルテ「やっぱり自分の身体が1番だねぇ!タクト、ナイスパンチ!」

 

タクト「そういうフォルテもナイスキックだったぜ。フォルテの言う通り、やっぱり自分の身体動きやすくて良いねぇ!」

 

エンジェル隊のみんな「「「「おお〜!(パチパチパチ)」」」」

 

 


 

 

その後、軍から派遣された隊員の皆さんが現れて、モヒカン野郎はまた刑務所に連行されたようだ。

 

タクト「ところで、隊員の皆さんはどうしてエンジェル基地に?」

 

隊員「お宅に預けたロストテクノロジーを調査した結果、「魂を強制成仏させる物」だったと分かりまして。」

 

タクト「そ、そうだったんですか・・・ともかく、ありがとうございました。」

 

俺が敬礼して感謝を伝えると、隊員の皆さんは立ち去って行った。

 

ミント「成仏・・・?なるほど、まさに墓石だった訳ですわね・・・」

 

蘭花「危うくあの世逝っちゃうところだったんだ・・・」

 

フォルテ「・・・あれ?あのモヒカンの頭に・・・なんか輪っかが・・・?」

 

タクト「えっ・・・?あっホント・・・って待てよ!?まさかまさかまさかだよなぁ!?」

 

そう言ってエンジェル隊のみんなを見ると・・・わ、輪っかか付いてる・・・てことは!?

 

タクト「うわ〜っ!?俺たちも成仏してる〜!?!?」

 

フォルテ「おいィィィ!?どうすんだこれどうすんだこれ!?」

 

ミルフィーユ「わぁ〜!私たち、ホントに天使になっちゃった見たいですね!」

 

蘭花「バカ〜ッ!!天使どころか仏になってんのよ〜!!」

 

ノーマッド「ほら言わんこっちゃない!!だから対策とかしといた方が良かったんですよ!!」

 

ミント「ですがこれは予想の斜め上ですわね・・・どういたしましょう・・・?」

 

ヴァニラ「・・・希望はまだあります・・・タクトさん、お香を使ってください・・・」

 

タクト「・・・そういえば、懐に何かあるな・・・(ごそごそ)あっ!このお香!ヴァニラが俺の身体になってた時に持ってきてたのか・・・」

 

フォルテ「おいおい・・・お香を炊いて完全成仏しろってか!?」

 

ノーマッド「ヴァニラさん、このお香は一体・・・?」

 

ヴァニラ「・・・」

 

蘭花「って、ちょっと!?炊くなら急いでやってよ!!だんだん足から透けてきてるわよ!?」

 

フォルテ「だ〜っ!!このままだとホントにお陀仏になっちまう〜!!」

 

タクト「ともかく、炊いてみるしかない!俺はヴァニラを信じるぜ!!」

 

頼む!!このお香に何があるのか分からんが・・・ええいままよ!どうにでもなれぇ〜!!

 

カチッ モクモクモク・・・ コーンッ・・・

 

 


 

 

数分後・・・

 

タクト「・・・う・・・ん・・・?・・・あれ・・・?」

 

ウォルコット「おっ、タクトさん!良かった〜起きてくれましたか〜・・・帰ってきたらエンジェル隊の皆さんが倒れてるように眠っていたのでびっくりしましたよ・・・」

 

タクト「ウォルコット中佐・・・あっ、輪っかが無くなってる・・・それに消えかかってた身体も元に・・・良かった〜!」

 

ウォルコット「えっ?何かあったんですか?」

 

タクト「ああ、実は・・・」

 

俺は中佐が戻ってくるまでの間に何があったのかを説明した。

 

ウォルコット「そ、そんな事があったんですかぁ・・・いやはや苦労したようですねぇ。」

 

タクト「はい・・・にしても、このお香は一体・・・?ん?よく見たら「反魂香」って書いてるな・・・」

 

ノーマッド「反魂香・・・なるほどなるほど、やはりそうでしたか。」

 

タクト「えっ?ノーマッド知ってるのか?」

 

ノーマッド「ええ、反魂香はロストテクノロジーで、そのお香を炊いて嗅ぐと「死者を蘇らせる」ことができる禁忌のロストテクノロジーです。しかしさすがはヴァニラさん、反魂香の存在を知っていたとは・・・」

 

タクト「そうだったのか・・・まあ何にしても、元に戻ってホント良かった・・・」

 

ウォルコット「全くですな・・・ところで、副隊長の件はどうですかな?」

 

タクト「・・・あっ、忘れてた・・・」

 

ウォルコット「ああ、やっぱり・・・まあ、色んなゴタゴタで考える時間も無かったそうですし、都合が良い時にお願いしますね?」

 

タクト「分かりました、とりあえずエンジェル隊のみんなを起こしてきます。お〜い、蘭花、フォルテ起きろ〜!」

 

こうして、エンジェル隊のハチャメチャな数日間は終わりを告げた。

 

・・・副隊長になるかどうかの答えはこの時は出せなかった。

 

しかし数週間後、俺が副隊長になる決意を固めたとある出来事が起きるのだった・・・

 

 


 

 

軍の研究施設から脱走した、狂った自律型戦闘ロボット「サイレント・ソルジャー」。

 

それは、フォルテにとって最大のトラウマであり、因縁の相手だった・・・

 

立ち向かう勇気を持てないフォルテを、タクトはなんとかしようとするが・・・

 

果たして、フォルテとタクトはサイレント・ソルジャーを破壊できるのか・・・?

 

そして、フォルテの覚悟にタクトはどう答えるのか・・・

 

 

 

次回

 

「鋼のジャンバラヤ」

 

「立て・・・立って立ち向かえッ!!フォルテ・シュトーレンッ!!」

 

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