GAに転生〜転生タクトを添えて〜   作:GA最高!!GA最高!!

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第14話 愛と疑惑のもんじゃ

 

 

前回のあらすじ

 

 

星を飲み込む存在、「惑星破壊最終決戦生物兵器」を目覚めさせてしまったエンジェル隊は、無力化しようと悪戦苦闘する。

 

そして、何とか活動を止めることができたエンジェル隊は基地へと帰還するが、生物兵器を目覚めさせた原因と責任を感じて他人に擦り付けようと言い訳を繰り返す。

 

結局、タクトの一言で一同は落ち着いたが・・・実は生物兵器は活動を停止してはおらず、むしろ急成長していたのだった!

 

エンジェル隊はもはやお手上げ状態になり、放ったらかしにして基地へと戻るのだった・・・

 

その後、生物兵器はとある新型紋章機によって倒された模様・・・果たして、その紋章機は誰の手に・・・?

 

 


 

 

 

新コーナー・教えてプリーズ蘭花先生!

 

 

タクト「蘭花先生!「頑張る」ってホントはどんな意味なの?」

 

蘭花「いい質問ね!頑張るってホントは目を開くって意味なのよ!ちょっと見てて、頑張るから!・・・むんっ!(ギンッ)」

 

タクト「怖っ!?・・・ならばお返し!ぬんっ!(カッ)」

 

蘭花「ちょ・・・アンタそんな顔できたの・・・!?」

 

ノーマッド「お2人がどんな顔をしているかはご想像にお任せします。それでは本編行ってみよ〜!」

 

 

 


 

 

ある日、任務を終えたついでに食事に行こうと、フォルテからの発想でとある惑星の酒場へやって来た俺たちエンジェル隊・・・だったのだが・・・

 

 

タクト「なあノーマッド、俺たちってただ昼飯を食いに来ただけだよな・・・?」

 

ノーマッド「まあ、そうなりますね。」

 

タクト「だってのに・・・なんでエンジェル隊のみんなは酒場でどんちゃん騒ぎしてるんだ!?」

 

ノーマッド「ワタシに言われても知りませんよそんなこと。」

 

そう、現在エンジェル隊は誰も居ないことを良いことにどんちゃん騒ぎの宴会状態なのだ。

 

フォルテはビールをがぶ飲み、蘭花は肉を食いまくり、ミルフィーとミントは甘いデザートを食べまくり・・・とかなり・・・いや、めちゃくちゃやりたい放題してるのだ。

 

ちなみに俺とヴァニラ、ノーマッドは外のベンチに座ってる。あまりにもうるさすぎてね・・・あ、一応食事はしたぞ。

 

タクト「はあ・・・フォルテが珍しくみんなで食べに行こうと言い出した時、人気の無い酒場を探して、なんか嫌な予感がしたら案の定だよ・・・やかましすぎて飯もロクに食えん・・・」

 

ノーマッド「同感です・・・暴飲暴食でギャースカ騒ぎまくるあの浅ましさは見るに耐えません・・・それに比べ、ああヴァニラさん・・・どんなにいかがわしい所にあっても凛として動じない瞳・・・他の人たちと比べても、いや比べるなんて・・・」

 

タクト「お前ってホント、ヴァニラの話になると長いよなぁ・・・まあ、騒がしいよりは静かな方が俺も好きかな・・・ん?ヴァニラ?」

 

ヴァニラが立ち上がってどこかへ歩き出す・・・歩いている方角には女の子が・・・俺も行ってみよう。

 

タッタッタッ・・・

 

タクト「君、大丈夫かい?」

 

女の子「・・・足が痛くて・・・」

 

タクト「ちょっと見せて・・・ふむふむ、膝を擦りむいてるね・・・ヴァニラ、治せるかい?」

 

ヴァニラ「・・・やってみます。」

 

ヴァニラが両手を女の子の膝にかざし、手のひらから光が流れて傷を治していく・・・これが、ヴァニラのナノマシンによる治療・・・彼女のみができる、まさに未来の治療法である。

 

ヴァニラ「・・・治療完了しました。」

 

タクト「ありがとう、ヴァニラ。どう、立てるかい?」

 

女の子「・・・あっ!痛くない!ありがとう!」

 

タクト「ははっ、お礼はこっちの子に言ってくれ。」

 

ヴァニラ「・・・どうも・・・」

 

ピカァッ!

 

すると、女の子は光だして光の鳥へ変身し、どこかへと飛び去って行った・・・

 

タクト「・・・えっ?さらっと流されたけど・・・何者なのあの子!?」

 

ヴァニラ「・・・恐らく、神の使いだと思います・・・(スタスタ)」

 

タクト「そ・・・そうなのかな・・・?まあ、考えても仕方ないか・・・」

 

とりあえず、考えるのを放棄した俺は酒場へ戻る・・・

 

タクト「・・・って、アレ?ノーマッドが居ない・・・おかしいなぁ・・・ここに居たはずなのに・・・」

 

ヴァニラ「・・・タクトさん・・・あれを。」

 

ヴァニラが指刺す先には、ガタガタ揺れてるエアカーが・・・なんかふかふかとか聴こえるけど・・・まさか・・・

 

俺は恐る恐るエアカーに近寄る・・・すると・・・

 

ノーマッド「ちょっとアナタ!散々人を弄んどいて小汚いとは失礼じゃないですか!」

 

ノーマッドの声・・・やっぱりか・・・

 

タクト「あの〜、すみません・・・」

 

男「ん?なんだい兄ちゃん?」

 

タクト「そのぬいぐるみ・・・実は、ツレの大切な物なんです。だから、返していただけますか?」

 

ノーマッド「タ、タクトさん・・・いや、こうなったらもうタクトさんでも構いません!助けてください〜!」

 

タクト「そういうお前はなんで捕まってんだ?」

 

ノーマッド「突然この人がワタシを女性だと勘違いして車に連れ込まれて・・・ってそれはともかく!早くワタシをタクトさんの元へ返しなさい!アナタなんかが100億ギガヘルツの頭脳を搭載したこのワタシを持っていてもしょうがないんですから!」

 

男「・・・ああ分かったよ。わかりました、今返して・・・やらねーよ!」

 

バシィッ!

 

タクト「うぐっ!?(ドサッ)」

 

や、野郎・・・エアカーのドアで吹っ飛ばして来やがった・・・

 

キュイン・・・ゴウッ!

 

ま、まずい!ノーマッドが連れていかれた!!アイツが自分は100億ギガヘルツなんて言い出すから!

 

ヴァニラ「大丈夫ですか・・・?」

 

タクト「あ・・・ああ・・・なんとか・・・!だが、ノーマッドが誘拐されてしまったな・・・」

 

ヴァニラ「追いかけましょう・・・」

 

タクト「そうしたいが、どうやってエアカーに追いつく?あのスピードに追いつける乗り物があれば・・・」

 

ヴァニラ「・・・あれを使いましょう。」

 

タクト「へ?」

 

遠くから砂煙を巻き上げながら、何かがこちらに向かってくる・・・あれは・・・!?

 

タクト「ぺ、ペンギンの人力車〜!?」

 

 

 


 

 

 

「愛と疑惑のもんじゃ」

 

 

 


 

 

ペンギン人力車は俺たちの前に止まってくれた・・・えっ、乗れってこと?

 

タクト「もしかして、この星のタクシー・・・見たいな存在なのかな?よし、乗って見るか・・・」

 

俺は人力車の座席に座る・・・意外と座り心地が良いな・・・

 

ヴァニラも俺の膝の上に乗っかる・・・なんか恥ずかしいな、アイツらが酒場から出てこないうちに行くか。

 

タクト「しっかり捕まってくれよ、ヴァニラァァァァァ!?(ズドドドドッ!!)」

 

突然ペンギン人力車が動き出した!?しかもスゲー勢いで走ってやがる!一気に座席に押し付けられる程の勢いだ!

 

こんな勢いだってのにヴァニラは涼しい顔をしている・・・スゲーもんだ・・・

 

し、しかしこの速度で走ってるからか、あの赤いエアカーが見えてきた!後はこのまま追いついて取り抑えれば・・・!

 

ん!?誘拐犯が銃を撃ってきた!?やばい!!

 

タクト「すまんヴァニラ!!おりゃぁ!!」

 

俺はヴァニラを天高く放り投げる!

 

俺の乗ってるペンギン人力車の車輪に弾丸が当たり人力車が崩壊、俺は地面に叩きつけられるが・・・

 

どすっ!

 

タクト「いったァァァァァッ!?」

 

う、後ろから待ってましたと言わんばかりにペンギンが砂上を滑りながらくちばしで突っついてくる!!さっきまでチラチラと睨みつけてたのはこの為か!ちくしょう、走るしかねぇ!!

 

ヴァニラはもう1羽のペンギンに乗っかってる・・・どうやら滑ってるペンギンの上に見事着地したようだ!

 

ヴァニラ「・・・大丈夫ですかタクトさん?」

 

タクト「これが大丈夫な訳無いだろ〜!!(ダダダダッ!)」

 

ええい!しかも前のエアカーからはまだまだ弾丸が飛んできやがる!右へ左へと避けるしかねぇ!!やってて良かった銃弾避けの特訓!!

 

ドシュッ ズガガガッ!

 

まずい!ヴァニラの乗ってるペンギンが転倒した!!しかも前には断崖が・・・!!

 

くそっ!こうなったら・・・!!

 

タクト「ヴァニラァァァァァ!!(シュバッ!)」

 

ガシッ ズカァァァンッ!!

 

崖を飛び降りた俺は、素早く移動してヴァニラを抱き抱え、俺が下になるように体制を変えてそのまま下の小屋に落下した!

 

 


 

 

タクト「うぐっ・・・無事かヴァニラ・・・!?」

 

ヴァニラ「タクトさん・・・!」

 

タクト「良かった、無事見たいだな・・・いつつ・・・」

 

ヴァニラ「今、治します・・・」

 

タクト「俺の事はいい!あの野郎を追いかけなければ・・・ん?このトラクター・・・使えそうだな・・・!よし、ヴァニラ乗れ!追いかけるぞ!」

 

ヴァニラ「・・・はい・・・」

 

俺はペンギン人力車の時と同じように、ヴァニラを上に乗せてトラクターを動かす。

 

ピカァァァッ!

 

・・・ん!?トラクターから光が出て・・・

 

ズガァンッ!!

 

小屋を吹っ飛ばして凄まじいスピードで走り出した!?

 

タクト「うおおおおおっ!?なんだこの速さ!?トラクターの速さじゃね〜!?」

 

し、しかしこの速さなら!あのエアカーに追いつけるかもしれない・・・!

 

タクト「とはいえ・・・また誘拐犯が撃ってくる可能性もあるな・・・どうするか・・・」

 

ヴァニラ「・・・私が・・・やります・・・」

 

タクト「えっ・・・?」

 

キュイィィン・・・

 

ヴァニラのヘッドギアから赤い光・・・ま、まさか!?

 

カァオッ!!ズドォンッ!!

 

ヘッドギアから紅いビームが!?しかも威力デカっ!!エアカーには当たらなかったが、当たった地面にクレーターができちゃったよ・・・!?

 

タクト「うおおお!?なんだ今のビームは!?」

 

ヴァニラ「・・・これもナノマシンの応用です・・・」

 

タクト「いやいやいやいや!?いくらなんでもあのビームが当たったら間違いなくノーマッドも吹き飛ぶぞ!?」

 

 

男「おおい!良いのか!?撃ったらコイツも助からねぇぞ!!」

 

 

タクト「ほら!わざわざ誘拐犯さんも助からないって言ってるぞ!!だから、ここは穏便に・・・」

 

ヴァニラ「・・・(キュイィィィン)」

 

あ、ダメだ。完全に生かして帰さないつもりだ・・・

 

タクト「逃げてェェェ!!2人とも逃げてェェェ!!」

 

カァオッ!チュド〜ンッ!!

 

あ〜あ・・・もはや誘拐犯に同情するな・・・はぁ・・・救援のメッセージ送ってんのにエンジェル隊の連中は何をしてるんだ全く・・・

 

・・・その頃、エンジェル隊はカラオケを楽しんでてタクトのメッセージには目もくれず・・・だった模様・・・

 

 


 

 

それから数分後・・・

 

 

ヴァニラ「・・・これ以上はナノマシンが尽きそうです・・・」

 

タクト「そ、そうか・・・良かった・・・と言えば良いのかな?しかし、エアカーは天井が吹っ飛んだだけだし、スピードは変わらず・・・こっちのトラクターもそろそろ燃料が尽きそうだ・・・どうすれば・・・」

 

ヴァニラ「・・・タクトさん、前・・・」

 

タクト「ん?げげっ、牛の群れ〜!?」

 

パコ〜ンッ!

 

牛の群れに突撃してしまい、俺たちは吹っ飛んでしまった!

 

そして・・・

 

タクト「さっきと同じじゃね〜か〜っ!!ちくしょ〜!(ドドドドッ!)」

 

先ほどのペンギンと同じく、後ろからヴァニラを乗せた牛がど突いてくる!もうこうなったら勢いで行くしかねぇ!!

 

って今度は作業用メカが前に!?

 

ドゴ〜ンッ!!

 

タクト「うおおおおおっ!!絶対に逃がさ〜ん!!(ガジョンガジョンガジョン)」

 

ぶつかりながら俺たちは作業用メカに乗り換え、そして走る!もはや立ち止まっては居られない!

 

ってお次は普通の人力車が!?

 

タクト「わ〜っ!逃げて逃げて〜!!」

 

ガシャァンッ!!

 

タクト「こんちくしょ〜っ!!!(カラカラカラッ!)」

 

とりあえず、人力車を1つ拝借し、ヴァニラを乗せて走る!もう訳分からんが、ノリで突っ切るしかねぇ!!

 

しかし・・・はあ・・・はあ・・・さすがに・・・息切れしてきた・・・!足ももつれてきたし・・・エアカーとの距離も段々離れてきてる・・・!

 

だが、ヤツのエアカーもそろそろ燃料がヤバいはず・・・!このまま追い続ければきっと・・・

 

・・・むむっ!?あれは踏切か!し、しかもカーンカーンって音してるし!

 

タクト「くそっ!さすがに止まるしか・・・!」

 

ズザザザッ!

 

いくら俺でも列車に引かれたらひとたまりも無い・・・だがエアカーは遮断機を破壊してそのまま突き進んでしまった・・・も、もはや追いつけないのか・・・!?

 

ヴァニラ「・・・」

 

キュイィィン・・・ ビシュン!

 

色々考えていたら、ヴァニラが列車の1番後ろの車両の連結部分をビームを撃ち抜いた!?

 

それから人力車から降りて、車両の上に移動して俺をチラリと見た・・・車両に乗れってか・・・

 

俺は車両の中へと移動した・・・しかし、一体どんな方法で追いかけるつもりだ・・・?

 

グゴゴゴゴ・・・!!

 

タクト「な、なんだこの音と振動・・・!?ま、まさか!?」

 

外を見てみると・・・なんてこった!?レールが無いのに!動力とか無いのに!走っている!!しかもエアカー目掛けて!!

 

タクト「な、何がどうなってるんだ!?待てよこの緑の光・・・ナノマシンか!?いや応用効きすぎだろ!?もはやなんでもありかよ!?」

 

とはいえ、このスピードならエアカーに追いつく・・・というか追いついた!・・・ってあれ?

 

タクト「待てよ・・・全然止まる気がしない・・・というかブレーキとか無いし・・・まさかノーマッドごと引き潰す気か!?粗挽き肉団子にするつもりか!?だ〜っ、止まらねぇ!ぶつかる〜っ!!!」

 

 

チュドーンッ!!

 

 


 

 

タクト「・・・う・・・うぐぐ・・・はっ!?・・・い、生きてる・・・!」

 

目が覚めると、俺は仰向けで倒れていた・・・どうやら長い時間倒れていたらしく、空は夕焼けに染まっていた。それにしても、車両は派手に壊れているが俺には傷1つない・・・もしかして、ヴァニラが治してくれたのか・・・?

 

タクト「・・・そういえばヴァニラは!?・・・あっ!?」

 

ヴァニラがどこに居るか周囲を見回すと・・・光る鳥に運ばれているヴァニラが!

 

タクト「あの鳥・・・たしか序盤で助けた女の子の・・・って言ってる場合じゃない!」

 

ガシッ ガラガラガラッ

 

俺は車両に念の為運んでいた人力車を持って、ヴァニラを追いかけた!

 

・・・あっ!?鳥がヴァニラを離して・・・

 

ズドーンッ!!

 

ヴァニラが落下!!てか、何故か落下した場所にはバス停らしい物がある・・・ってそんなことはどうでもいい!!

 

タクト「ヴァニラ〜!!大丈夫か〜っ!?」

 

ヴァニラ「・・・問題ありません・・・」

 

良かった・・・ノーマッドを抱えたヴァニラはどうやら無事らしい・・・いや、落下したから無事って言っていいのかわからんが・・・

 

タクト「はぁ・・・とりあえず、誘拐犯はさっきの落下でやっつけたらしいな・・・ノーマッドも無事だし、戻ろうか。」

 

ヴァニラ「・・・はい。」

 

タクト「あ、そうだ、ヴァニラはノーマッドを助ける為に奮闘してくれたんだ、こいつに乗りな!俺が運んでいくよ。」

 

ヴァニラ「・・・ありがとうございます・・・」

 

ヴァニラはそう言い、人力車に乗ってくれた。それを確認し、俺は来た道を歩きながら戻ることにしたのだった・・・

 

 


 

 

ガラガラガラ・・・

 

人力車に乗ったヴァニラとノーマッドを運んで歩いて数時間・・・

 

昼間の疲れもある程度取れていた時、ふとヴァニラを見る。

 

目を閉じている・・・瞑想か、ただの睡眠か・・・どちらにしても、ヴァニラは休んでいると言っていいかもしれない。

 

ノーマッド「・・・タクトさん。」

 

タクト「・・・なんだいきなり。」

 

ノーマッド「ヴァニラさんが目を閉じている今だから、あなたに聞きたいことがあります。」

 

タクト「・・・何を聞きたいんだ?」

 

ノーマッド「ワタシは、常々思っているのです。アナタは他のエンジェル隊とは違うとね。」

 

タクト「・・・」

 

ノーマッド「他の皆さんはワタシをぞんざいな扱いをしますし、今回のようにヴァニラさん以外誰も助けに来なかった・・・でも、アナタはヴァニラと共にワタシを助けに来た。何故です?ワタシを助けてもなんの得も無いのに・・・ヴァニラさんの為ですか?」

 

タクト「・・・そうだな・・・ヴァニラの為でもあるが、強いて言うなら・・・これか俺の役割・・・だからかな・・・?」

 

ノーマッド「えっ?」

 

タクト「・・・実を言うと、俺にはエンジェル隊のみんなのような、特徴とか個性が無いと思うんだ・・・だって俺にはミルフィー見たいな強運も無ければ、蘭花のような馬鹿力も無い、ミントのような知恵も無い、フォルテのように銃火器にもそんなに詳しくは無い、もちろんヴァニラのようにナノマシンなんて使える訳が無い・・・そんな何にも無い俺ができることと言えば、「みんながやらないことをやる」・・・それくらいしかできないから・・・」

 

ノーマッド「・・・なるほど・・・アナタがどんな人か何となく分かりましたよタクトさん。アナタは人のいい所を見つけるのが上手いですが、自分のいい所が見えていない人だってことがね。」

 

タクト「・・・」

 

ノーマッド「誰もやらないことをやる・・・それもしっかりとした個性だとワタシは思いますよ。それに、アナタにしか無い特徴なら・・・いや、これはあえて言う必要はありません・・・ともかく、アナタはやはりエンジェル隊の皆さんとは違います。違いますが、アナタはエンジェル隊にとって必要な存在・・・そう言っておきますよ。」

 

タクト「・・・そうか・・・ありがとな、ノーマッド・・・」

 

その後、俺はヴァニラとノーマッドを黙って運んで行った・・・

 

・・・俺の存在が、みんなにとって必要な存在か・・・これからもそうであるように頑張るか・・・

 

 


 

 

数時間後・・・

 

ようやく酒場に到着、既に空は暗く染まって夜になっていたが、酒場にはエンジェル隊の騒がしい声が・・・どうやらまだ帰っては無いようだ・・・

 

俺は人力車を離し、ヴァニラはノーマッドを抱えて人力車から降りた。

 

ノーマッド「まあ、飽きもせずに良くやりますねあの人たち・・・」

 

タクト「たしかに・・・ま、楽しそうで何よりだ。さてと・・・着いたよヴァニラ。」

 

ヴァニラ「・・・ありがとうございます・・・タクトさん・・・」

 

タクト「良いってことよ、ちょっと待っててくれ・・・(ガチャッ)お〜い!まだメロンソーダは残ってるか〜?」

 

フォルテ「お〜タクトどこ行ってたんだ〜?」

 

蘭花「もうカラオケやっちゃってるわよ〜!今、ミルフィーユとミントが歌ってるところだからアンタもどう?」

 

タクト「良いの!?んじゃあさちょっと待っててくれ!すぐ戻る!」

 

俺は酒場を出て、外でベンチに座ってるヴァニラとノーマッドに呼びかける。てかノーマッド、ヴァニラのクッションにされてる・・・

 

タクト「ヴァニラ、ノーマッド!今みんなでカラオケやってるってさ!俺たちも参加しようよ!」

 

ノーマッド「ええっ?ワタシならともかく、ヴァニラさんかカラオケなんてやる訳無いじゃないですか!」

 

タクト「う、たしかに・・・でもさ、外で寂しく一人ぼっちで居るよりはみんなと一緒の方が楽しいと思うんだ・・・だからさ!ね、良いだろ?」

 

ヴァニラ「・・・(スック)」

 

ノーマッド「・・・えっ、ヴァニラさん?」

 

ヴァニラ「・・・私も・・・歌います・・・」

 

ノーマッド「ええ〜っ!?」

 

タクト「おおっ、さっすがヴァニラ!よ〜し、そうとなればノーマッドも来なよ!100億ギガヘルツの歌唱力を聞かせてくれよな!」

 

ノーマッド「・・・はぁ・・・わかりましたよ。ヴァニラさんだけに歌わせる訳にはいきません。ワタシも歌ってやります!」

 

タクト「よっしゃ!なら3人で歌うとするか、選曲は・・・ヴァニラに任せるよ!(ガチャッ)お〜いみんな!ヴァニラとノーマッドも歌いたいってよ〜!」

 

ヴァニラ「・・・わかりました・・・」

 

 

ノーマッド「・・・(俗的な事に興味を示さないヴァニラさんを動かす程の「不思議な魅力」・・・それがあなたにしか無い特徴ですよ、タクトさん・・・ですが、ヴァニラさんは絶対に渡しませんよ・・・!)」

 

 

その後、俺たちは基地へ帰るまで、カラオケを楽しむのであった。まさか、ヴァニラが歌うとはびっくりしたよ・・・でも、とても優しいいい声だったなぁ・・・

 

 


 

 

翌日・・・

 

 

フォルテ「うおぇっ・・・気持ち悪・・・」

 

ノーマッド「あーあ、二日酔いになっちゃってますよ。」

 

タクト「まあ、あれだけビールを飲んだらそりゃ二日酔いになるわな・・・」

 

 

次回へ続く!

 

 


 

 

タクト「ふぁ〜っ・・・第2期のエピソードは後4つで終わりか・・・にしてもホント、疲れたなぁ・・・」

 

フォルテ「タクト、ちょいと良いかい?」

 

タクト「ん?どうしたフォルテ。」

 

フォルテ「ほら、最近忙しい仕事が多かったじゃないか。そこで休暇も兼ねて、釣りに行かないか?」

 

タクト「釣り?別に良いけど・・・どうせ、それだけの為に行くんじゃ無いんだろ?」

 

フォルテ「まあね!なんでも、幻の超巨大魚を釣り上げれば100万ギャラの賞金が貰えるんだ!釣るっきゃ無いだろ!」

 

タクト「ですよね〜・・・はぁ・・・なんだか嫌な予感もしてきたが・・・ま、のんびり釣りでもしようかね。」

 

 

 

次回のメニュー

 

「新鮮とれたて 驚異の舟盛り」

 

次回もよろしくお頼み申す!

 

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