GAに転生〜転生タクトを添えて〜   作:GA最高!!GA最高!!

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第15話 新鮮とれたて 驚異の舟盛り

 

 

前回のあらすじ

 

 

人気の無い酒場でドンチャン騒ぎなエンジェル隊。

 

そんな時、ノーマッドが誘拐されてしまった!

 

タクトとヴァニラはノーマッドを救出へ向かい、道中さまざまな困難を乗り越え、何とかノーマッドを救出した。

 

そして3人は、酒場へ戻りカラオケを楽しむのだった・・・

 

 

なお、フォルテは飲みすぎて二日酔いになった模様・・・

 

 


 

 

どうも皆さん、世界・・・いや、宇宙に羽ばたくア〇ランスとはなんの関係も無いタクト・マイヤーズでございます。

 

現在、俺たちエンジェル隊は、休暇でリゾート惑星の「惑星ホッコリー」に来ており、借りてきた船でバカンスと洒落こんでいる最中でございます。

 

蘭花「蘭花・フランボワーズ、休日をリゾート惑星で優雅に過ごす・・・良い響きだわ・・・」

 

ノーマッド「私たちは優雅な読書・・・ああ、この世にヴァニラさんとのんびり過ごす1日、夢のようです・・・」

 

ミント「やっぱりたまの休日・・・何もせず過ごすのも、良いものですわ・・・ふわ〜・・・」

 

タクト「ん〜・・・潮風が気持ちいい〜・・・最高の船釣り日和だ・・・しかも、エンジェル隊のみんなは水着姿と来たもんだ・・・一緒に来てラッキー・・・と言いたいところだが・・・」

 

グフ・・・グフフフ・・・!

 

蘭花「ホントいい気分だわ・・・あの声さえ聞こえなければ・・・」

 

ノーマッド「なんと薄気味の悪い声だ・・・」

 

ミント「リゾート気分が台無しですわ・・・」

 

タクト「やれやれ・・・こっちは軽い感じで釣りを楽しもうとしてるのに、フォルテと来たら・・・」

 

そう、肝心のフォルテはガチの釣り装備を身に着けてゲッスイ顔でニヤケているのだ・・・

 

 

フォルテ「イヒヒ・・・待ってろぉ・・・今日がお前の命日だ・・・!この対巨大漁業特殊装備を身につけたフォルテ様が、必ず仕留めてくれるわぁ・・・!!な〜っはははは〜!!」

 

 

ミルフィーユ「とってもやる気満々ですね、フォルテさん!」

 

タクト「そ、そうだなミルフィー・・・はぁ・・・着いてきたこと、軽く後悔しそうだ・・・」

 

 


 

 

 

「新鮮とれたて 驚異の舟盛り」

 

 

 


 

 

俺たちはフォルテの元に集まった。どうやらみんなの考える事は同じのようだ。

 

フォルテ「ん?何なの、みんな集まっちゃって・・・」

 

ミント「あの、提案がございますのフォルテさん・・・」

 

ノーマッド「今からでも遅くありません、当初の予定通り普通の海水浴に変更しませんか?」

 

フォルテ「だーめ!」

 

タクト「つーかホントに居るのか?幻の超巨大魚なんて・・・」

 

フォルテ「何を言う!?観光案内のパンフレットにしっかり書いてある!」

 

蘭花「え〜とどれどれ・・・「誰も見たことがないんだけどぉ〜絶対居るって感じするだよね〜何となく〜超巨大魚が〜みたいな。さあ君もチャレンジ〜!賞金の100万ギャラが待ってる〜!惑星ホッコリー観光協会・・・」・・・ってなんか胡散臭い・・・」

 

タクト「まずなんでパンフレットの前半がギャル口調なんだよ・・・書いたやつ絶対ふざけてるだろ。」

 

ノーマッド「いる訳無いじゃないですか!この星の観光協会の商売のネタですよ!」

 

ミント「「巨大魚の性質は獰猛にして凶暴、肉食のその悪魔は人間すら襲いかねない・・・まさに命懸けのスリリングが味わえる・・」まあ怖い!尚更ここには居られませんわ!」

 

ノーマッド「必死のアピールですね・・・猛獣狩りのイメージで血の気の多い人を呼び寄せようって魂胆が見え見えです。」

 

タクト「やれやれ・・・休みだからってそんなスリリングはノーサンキューだよ・・・フォルテ、やっぱり止めようぜ?そもそも居るかどうかすら分からないのに・・・」

 

フォルテ「信じたくないヤツは信じるな!ただ、巨大魚は間違いなく居る!アタシの感がそう教えてるんだ!そしてソイツをアタシは釣り上げて、賞金の100万ギャラを手に入れる!それはもう運命なんだ!変更は無し!最後まで付き合ってもらうよ!」

 

うむむ・・・フォルテは何がなんでも釣り上げる気だ・・・こうなったフォルテは意地でも動かんぞ・・・

 

ミルフィーユ「そうですよフォルテさん!頑張ってください!」

 

蘭花「そう言うアンタは何やってんの?」

 

ミルフィーユ「お魚さんを待ってるんです!フォルテさんがお魚さんを釣り上げてくれないと、メインディッシュのムニエルが作れないんですよ!フォルテさんが絶対に釣れるって言うからお買い物しなかったんですからねっ!」

 

フォルテ「あ・・・ああ・・・だ、大丈夫だって・・・」

 

ミルフィーはフォルテに対して期待という名のプレッシャーを放っている・・・フォルテは汗だくだくで押されているな・・・

 

タクト「・・・駄目だこりゃ・・・みんな、もうこうなったら船の上でバカンスするとしようか・・・」

 

ミント「仕方ありませんわねぇ・・・」

 

蘭花「もう・・・フォルテさんと来たら・・・あっ、そうだ!ねえタクト、アタシにマッサージしてくれない?」

 

タクト「えっ、マッサージ?」

 

蘭花「ほら、以前フォルテさんにしたマッサージ!あれやってくれない?」

 

タクト「ああ、別に構わないけど・・・」

 

蘭花「じゃあ頼むわ、オイルマッサージよ・ろ・し・くっ♪」

 

タクト「・・・ゑ?」

 

 


 

 

数分後・・・

 

ヌリヌリ グッグッ

 

タクト「ど、どうでしょうか蘭花さん・・・」

 

蘭花「ん〜、いい気持ち〜♪あ、もう少し強めに押して〜。」

 

タクト「りょ・・・了解・・・(落ち着け、落ち着くんだ!理性を失うな俺!これは単なるマッサージ!マッサージなんだ!!)」

 

現在、蘭花のオイルマッサージ中・・・理性と戦っております・・・

 

蘭花「あっ、そこそこ♪んっ、はぁ〜・・・極楽〜♪」

 

タクト「・・・(がぁぁぁぁっ!!色っぽい声を出すなぁぁぁ!!ぐぐぐ、耐えろ!耐えるんだ俺っ!!)」

 

 

ノーマッド「おやおや、見てくださいよあのタクトさんの顔。必死に蘭花さんを襲わないよう全力で堪えてるような表情をしていますねぇ。」

 

フォルテ「ったく、こっちは釣りに集中してるってのにお盛んだねぇあの2人・・・」

 

ミント「あらあら、相変わらず仲のよろしいことで・・・そろそろ正式にお付き合いしてもよろしいのでは?」

 

 

蘭花「だ〜から・・・アタシたちはそんなんじゃ・・・んっ♪そこ良い・・・♪」

 

タクト「・・・(色即是空色即是空色即是空色即是空・・・)」

 

と、そんな感じでオイルマッサージを無心で続けて・・・

 

 


 

 

さらに数分後・・・

 

満足したのか、蘭花のオイルマッサージは終わった・・・た、耐えきったぞ・・・

 

タクト「よ・・・よし・・・これで俺も釣りに集中できる・・・と言うか釣りで気を紛らわさなきゃ・・・」

 

蘭花「あ〜気持ちよかった!・・・ま、とりあえず居心地の多少悪いのは我慢するとして・・・」

 

ノーマッド「私たちは精一杯、くつろぐとしましょう。」

 

ミント「ほおっておく分には穏やかですものね・・・」

 

と、俺たちはそれぞれくつろぐことに・・・なったのだが・・・

 

 


 

 

さらに数時間後・・・

 

タクト「・・・つ・・・釣れねぇ・・・!!」

 

そう、全く釣れない。いや、たしかに釣りというのはかなり忍耐力が試される物だ。だが、水面には魚影らしいものが見当たらない、俺が昼寝して数時間はかかってるのに釣竿はピクリとも動かない。

 

・・・もしかして、例の巨大魚が食べ尽くしているからか・・・?なんてこった・・・せっかくなんか釣り上げて船の上でミルフィーのお魚解体ショーとか見れると思ったのに・・・

 

もはや釣れないと察して釣竿を片付けてるそんな中、ふとエンジェル隊の様子を見ると・・・ミントと蘭花は眠っている、ミルフィーもうつらうつらと眠たそうに・・・フォルテとヴァニラはまだ起きているな。

 

・・・俺も寝ようかなと思ったその時・・・

 

船の隣に魚の骨が流れて行くを見た・・・かなり巨大な魚だが、綺麗に骨だけになっていた・・・

 

不安になった俺は、フォルテに駆け寄る。

 

タクト「・・・フォルテ・・・今の見たか・・・?」

 

フォルテ「ああ・・・ヤツの仕業だな・・・間違い無く、居る・・・!」

 

カタカタカタ・・・ ブクブク・・・

 

フォルテの釣竿のリールが少しだけだが動き、水面から泡が・・・ま、まさかヤツが・・・!?

 

フォルテ「タクト、釣竿引くの手伝いな・・・そろそろ来るぞ・・・!」

 

タクト「・・・了解・・・!」

 

フォルテは固定具を着けて、釣り上げの準備をする・・・

 

水面から出てくる泡の数が増えてきたな・・・

 

ミルフィーユ「ふぁ〜・・・おソースで食べるのと塩バターで食べるの、どちらが良いでしょうね〜・・・ねぇフォルテさん・・・」

 

フォルテ「・・・来た〜ッ!!(ギュルルルルッ!)」」

 

ミルフィーユ「えっ!?お、お魚さんですか!?」

 

タクト「ああ!・・・しかもこの引きの強さ、デカイぞ!!」

 

俺とフォルテの持つ釣竿が思いっきり引っ張られていく!リールの回転速度と言い、コイツはターゲットの可能性大だな・・・!

 

フォルテ「ぐっ・・・!ヴァニラ、船をバックさせてくれ!どんどん持ってかれる!!」

 

ヴァニラ「わかりました・・・」

 

ノーマッド「そんなまさか!?巨大魚なんている訳ないのに!?」

 

蘭花「えっ、巨大魚!?・・・マジなの?」

 

ググググ・・・ ブクブクブクッ!!

 

ヴァニラが船を後退させてるとはいえ、とんでもない引きの強さだ・・・!俺たち2人がかりでも釣竿がビクとも動かない!

 

ミルフィーユ「フォルテさん、タクトさん頑張って!ワタシいっぱいお魚のムニエル作りますから!」

 

タクト「ありがとさんミルフィー!絶対に釣り上げてやるからなぁ!!」

 

フォルテ「喋ってる暇があるなら目いっぱい引け!!ふんぬぅうううっ!!」

 

蘭花「ちょっと、大丈夫なの!?釣竿壊れそうじゃないですか!?」

 

フォルテ「大丈夫だビビるな!竿は最新のファイバー素材だ!簡単には折れない!!」

 

タクト「だが、このままだと船が持たないぞ!?本格的な漁船じゃないからな・・・!!」

 

ミント「・・・あっ、もしもしミントです!先程は大切な船を急にお借りしてホントに申し訳ございません・・・今、どこにいらっしゃいますの?ああそこでしたら、私たちのすぐ近くですわ!あの実はお願いがございますの、私たち今・・・」

 

フォルテ「ミント!余計な人間に手伝わせて懸賞金を減らすようなことするんじゃない!」

 

タクト「んな事言ってる場合かよ!(ブチンッ)うおっ!?(ドサッ)痛ってぇ・・・尻もちついた・・・」

 

蘭花「タクト、フォルテさん!?どうしたんですか!?」

 

フォルテ「・・・おかしい、突然釣竿が軽くなった・・・!」

 

ミルフィーユ「え〜っ?お魚さんに逃げられちゃったんですか?」

 

フォルテ「いや、それはありえない!どんな魚でも突き刺さったら絶対に外れないと言うスペシャルな針を使ってるんだ・・・」

 

ミント「・・・!タクトさん、これを!」

 

タクト「どうしたミン・・・フォルテ、どうやらヤッコさんが逃げたのは間違いないらしい・・・見ろ、どうやら針ごとピアノ線の糸を食いちぎって行ったようだな・・・!」

 

 

 


 

 

それから数分後・・・

 

蘭花たちと少し話し合った結果・・・

 

蘭花「という訳なんで、アタシたちは一刻も早くここを離れて帰ることを提案します!」

 

フォルテ「何をバカなことを!100万ギャラはまだこの辺をうろついてるんだぞ!?」

 

ミント「しかし、それも命あっての物種ですわ!相手はピアノの線を食いちぎる怪物です!」

 

フォルテ「怖気付いたのか揃いも揃って情けない!臆病者は帰れぇ!」

 

蘭花&ミント「「だから帰りたいんですって〜!!」」

 

タクト「フォルテ、頼むからムキにならずに冷静に考えてくれ!この船にはアンタだけじゃなく、エンジェル隊のみんなも乗っているんだ!それにその釣竿もかなりガタが来てる。ここは一旦、体制を立て直すついでにエンジェル隊のみんなを降ろしてから、俺たち2人でヤツを釣りあげるってのはどうだ?」

 

ノーマッド「ワタシもタクトさんの意見に賛成です!これ以上変に意地になって私たちまで巻き込むつもりですか!?」

 

フォルテ「何を言う!もし、この場を離れればまたヤツを見失っちまう!今しかチャンスは無いんだ!大丈夫だ、全部アタシに任せとけば良いんだって!たかが魚の1匹や2匹、ビビってんじゃねっつ〜の!」

 

だーめだ、フォルテは全く聞く耳持たず・・・

 

タクト「・・・はあ・・・どうしたもんか・・・ん・・・?」

 

ミント「・・・!!」

 

タクト「どうしたミント?・・・そんなに怯えて・・・ま、まさか!?」

 

俺はミントの見ている方向に目を向ける。そこには、巨大な魚らしき背鰭がこちらに突っ込んで・・・!!

 

タクト「なんてこった・・・!みんな!!何かが・・・何かがこっちに近ずいて来る!!衝撃に備えろぉぉぉぉ!!!」

 

ドゴォンッ!!

 

船が大きく揺れる!間違いない、ヤツが体当たりをしてきたんだ!

 

フォルテ「ぐっ!?な、何だ!?」

 

ミント「きょ、巨大魚です!巨大魚が浮かび上がって体当たりを!!」

 

フォルテ「なんだって!?」

 

タクト「・・・おいマジかよ・・・!」

 

船の下からヤツの魚影が映る・・・その巨体は船よりデカく・・・!?

 

ミント「大きすぎますわ!」

 

蘭花「あれは人間には釣り上げられないわよ絶対に!(ズガァン!)きゃあっ!フォルテさ〜ん!何とかしてくださいよ〜!!」

 

フォルテ「・・・ミ、ミント・・・やっぱ無線機貸してもらえるかなぁ・・・?やっぱりケチケチしないで応援を頼んだ方がさ・・・」

 

ミント「これの事ですの?残念ですが、さっきの衝撃で壊れてしまいましたわ・・・」

 

フォルテ「・・・マジで?」

 

ミント「はいマジで。」

 

タクト「要するに救助は呼べないって訳かぁ・・・困ったなぁ・・・って何してんだ、2人とも?救命ボートなんて用意して・・・」

 

蘭花「何って、もちろん逃げる準備よ!」

 

ノーマッド「ところでフォルテさんはどうされるんですか?」

 

フォルテ「どうされるってアンタ、逃げるに決まってんでしょうが!・・・ん?(ガチャガチャッ)ええっ!?固定具が外れない!?」

 

タクト「なんだって!?」

 

ミント「・・・先程の衝撃でどこかショートしているみたいですわ・・・さてと・・・さあ〜脱出する為がんばりましょ〜!」

 

ミントは速攻でフォルテを見捨てやがった・・・!!まあ、そうするとは思ってたが・・・

 

フォルテ「あいつ〜・・・!!あ、ミルフィーユ!お前は残るよな!?ムニエル作らないといけないし・・・」

 

ミルフィーユ「う〜ん・・・」

 

タクト「・・・ミルフィーはみんなと脱出してくれ。」

 

ミルフィーユ「えっ?」

 

フォルテ「お、おいタクト!?」

 

タクト「その代わり、あの巨大魚の料理はしっかり頼んだよ。あ、俺の分は焼き魚でよろしくね!」

 

ミルフィーユ「・・・はい!お気をつけて〜!(タッタッタッ)」

 

ミルフィーはそそくさと救命ボートの方へ・・・

 

フォルテ「あ〜っ!?どういうつもりだタクトお前!!」

 

タクト「そもそも、こんな事態になったのはフォルテが原因だからな。フォルテには責任を持ってあの巨大魚を倒してもらうからな!」

 

フォルテ「はぁ!?たしかにアタシのせいかもしれないが、どう考えてもヤツを倒せる訳ないだろ!?」

 

タクト「まあ落ち着け、こんなこともあろうかととある秘密兵器を用意しておいたのさ。それにさすがにフォルテだけだと手こずるかもしれない・・・」

 

蘭花「よ〜し!救命ボート完成!ほらタクト、アンタも乗って!」

 

タクト「・・・蘭花、気持ちは嬉しいが、俺はここに残る。」

 

蘭花「えっ!?アンタ正気・・・?」

 

タクト「ああ、不甲斐ない隊長を支えるのが副隊長の役目だからな、分かったら早く行け!」

 

蘭花「・・・わかった・・・でも死なないでよ!アンタにはまだ借りがあるんだから!」

 

蘭花はそう言い、ボートを船から出して脱出する・・・それを見て確認した俺は急いで船の中へと向かい、念の為と持ってきた巨大なリボルバーを手にしてフォルテの元へ駆ける。

 

タクト「フォルテ!こいつを使ってくれ!」

 

フォルテ「こいつは・・・ハンドキャノン!?・・・たしかに秘密兵器だが・・・ってお前、アタシのコレクションから勝手に持ってきたな!?」

 

タクト「それについてはスマン!だが、像さえ倒せるこのリボルバーなら、ヤツにも効くはずだ!」

 

フォルテ「しかし、どうやって撃ち込めば良いんだ?アタシはここを動けないし・・・」

 

タクト「見ろ、あの巨大魚は真っ直ぐこっちに向かって来てる・・・なら、このまま迎え撃ってしまえばいい話さ。」

 

フォルテ「はあ!?無茶だ!撃つ前に食われるのがオチだぞ!?」

 

タクト「大丈夫・・・何のために俺が残ったと思う?」

 

俺は船の先端に移動する・・・巨大魚は真っ直ぐこちらへ突撃しており、海面から顔を出して大口を開けてきた!

 

 

グォォォォッ!!

 

 

タクト「・・・ここだっ!!」

 

ガシィッ!!

 

俺は大口を開けて喰らおうとした巨大魚の口を掴み、閉じさせないように踏ん張る!うぐぐ・・・やはりアゴの力強いぞ!!

 

フォルテ「タクト・・・お前って奴は・・・!」

 

タクト「ぬぬぬ・・・!!早く、フォルテ!!ソイツで巨大魚の頭を撃ち抜け!!」

 

フォルテ「ったく・・・カッコつけすぎなんだよ・・・!(カチャッ)」

 

フォルテはハンドキャノンを構えて・・・

 

 

フォルテ「Smile, you son of a BITCH!《笑いな、クソ野郎!》

 

ドキュン!ドキュン!ドキュンッ!!

 

強烈な3発の銃声が炸裂する!3発の弾丸は巨大魚の巨体をいとも容易く貫き、風穴を開けた・・・!

 

さすがの巨大魚も致命傷になったのか、少し暴れた後、どんどん力が弱まりそのまま動かなくなった・・・

 

俺は息絶えた巨大魚を横に投げ捨てる・・・疲れた・・・

 

タクト「・・・ふう・・・なんとかなったな。」

 

フォルテ「はあ・・・肝が冷えた・・・タクト、もうこんな無茶すんじゃないよ?」

 

タクト「無茶させる原因作ったのはアンタだけどな。それに、バッチリ例の決めセリフも言ってたクセに。」

 

フォルテ「まあ、船に乗って銃で撃ち抜くって言ったらあの映画が思い浮かぶからねぇ。」

 

そう俺たちが話してると・・・

 

蘭花「タクト〜!!フォルテさ〜ん!!無事ですか〜!?」

 

ミント「まさか、ホントにあの巨大魚を倒してしまうなんて・・・」

 

ノーマッド「それに、タクトさんも命知らずなことをいとも容易くやってのけますねぇ。ある意味ドン引きしますよ。」

 

ヴァニラ「・・・神よ、お2人に祝福あれ・・・」

 

ミルフィーユ「やった〜!これでムニエルが作れる〜!ありがとうございます、フォルテさん!タクトさん!」

 

救命ボートに乗ったエンジェル隊のみんながこっちにやってくる。

 

フォルテ「お前らよくもアタシを見捨てやがって〜!!特に蘭花!後で覚えてろよ〜!?」

 

タクト「まあまあ・・・危機は去ったんだし・・・」

 

ミント「去ったと言っても、まだフォルテさんは動けませんし・・・」

 

フォルテ「そうだよ!この固定具どうやって外せば良いんだ〜!?」

 

タクト「そうさなぁ・・・あ、ミルフィー!ここの部分を強めに叩いてくれない?」

 

ミルフィーユ「え?ここですか?よいしょっと。(バンバン!)」

 

バチバチ!プスン・・・

 

フォルテ「ん?(カチャッ)あっ!固定具が取れた!?やった〜!!自由の身だ〜!!」

 

タクト「よっしゃ!さっすがミルフィー!」

 

ミルフィーユ「えへへ・・・なんか分かりませんけど、ありがとうございます!」

 

蘭花「はあ〜・・・またいつものミルフィーユの強運(ご都合主義)かあ・・・」

 

ミント「今に始まったことではありませんわ。それにそろそろ逃げた方が・・・」

 

蘭花「えっ?」

 

フォルテ「さ〜て・・・ようやく動けるようになったし・・・(パキポキッ)覚悟は良いかい蘭花・・・!?」

 

蘭花「ひいっ!?た、助けてタクト!!」

 

タクト「なあミルフィー、この巨大魚何人分はするんだろうな?少なくとも俺たちだけで食い切れるデカさじゃないよな?(我関せずの構え)」

 

ミルフィーユ「そうですねぇ〜・・・とりあえず、余ったら明日の分に取っておきましょうか!」

 

蘭花「ちょっと!?無視しないでよ〜!!」

 

フォルテ「蘭花ァァァァッ!!!」

 

蘭花「ひぇ〜っ!!退散〜!!(ドボンッ)」

 

フォルテ「逃がすかぁ!!(ドボンッ バシャバシャッ)」

 

海に飛び込んでまで追っかけだした・・・あ〜あ・・・フォルテの奴、完っ全に頭にキてるな・・・

 

タクト「・・・こりゃ、ほとぼりが冷めるまで時間かかるぞ〜・・・」

 

ノーマッド「それよりもどうします?船の機能は停止して動かせませんし、救助を呼べる通信装置も壊れてますし・・・」

 

ミント「・・・しばらく待ちぼうけ・・・ですわね・・・はあ、とんだ休暇ですわ・・・まったく・・・」

 

フォルテ「待てぇぇぇぇ蘭花ァァァァ!!!(バッシャバッシャッ)」

 

蘭花「わ〜っ!!ごめんなさ〜い!!(バッシャバッシャッ)」

 

 

と、俺たちの波乱の休暇は終わりを告げた・・・

 

幸い、数時間後に通りすがりの漁船がやってきて、乗せてもらいなんとか基地まで帰宅することができた。

 

それと、あの巨大魚もしっかり確保して、フォルテは100万ギャラを手に入れた・・・が、借りた船の修理代などなど・・・色々出費が重なり、結局残ったのは10万ギャラ・・・しかもそれもギャンブルでスってしまい、1文無しに戻ってしまったのだった・・・

 

 

タクト「人生、そう上手く行くもんじゃないってことだな・・・」

 

フォルテ「ちくしょ〜っ!!釣りなんて、コリゴリだ〜っ!!!」

 

 

あ、巨大魚はムニエルにしても焼き魚にしても美味しかったです、まる。

 

 

次回へ続く!

 

 


 

 

タクト「いや〜、海にはおっそろしい怪物が居て、怖いですねぇ〜恐ろしいですねぇ〜。はてさて次回のギャラクシーエンジェルは?」

 

ミント「タクトさん、「ベビベビフェイス」と言うものをご存知ですか?」

 

タクト「いや、知らないな・・・何それ?」

 

ミント「美肌効果のある秘薬で、宇宙の女子たちの必須アイテムですわ。そして今回、私たちエンジェル隊はベビベビフェイスの原料である「マンボウモドキ」の保護に当たる訳ですが・・・」

 

タクト「ん?なんか嫌な予感が・・・」

 

ミント「このチャンス、逃すことは出来ませんわ!なんとしてもマンボウモドキを食してピチピチ肌を手に入れなくては!(シュタタタッ)」

 

タクト「ちょ待てよ!?たしかマンボウモドキは絶滅寸前だったはず・・・まずい!なんとかして守らないと!!」

 

 

 

次回のメニュー

 

「禁断のムニエル 魅惑の山かけ」

 

海の魚の次は陸の魚!?お楽しみに!

 

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