GAに転生〜転生タクトを添えて〜   作:GA最高!!GA最高!!

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第16話 禁断のムニエル 魅惑の山かけ

 

 

前回のあらすじ

 

 

賞金の100万ギャラを手に入れる為に休暇を使って釣りに来たフォルテに付き合わされるエンジェル隊。

 

しかし、狙っていたターゲットはとんでもなくデカく凶暴な巨大魚だった!

 

蘭花たちは中断した方が良いと言うが、聞く耳を持たないフォルテ。

 

そして、迫り来る巨大魚に襲われながらも、なんとか倒すことに成功したエンジェル隊だった・・・

 

 

なお、100万ギャラはあっという間に消えていった模様・・・

 

 


 

 

新コーナー・ヴァニラの教養の旅その2!

 

 

タクト「ヴァニラ、今回は何を教えてくれるんだ?」

 

ヴァニラ「ホタルの光で本を読むのに、何匹必要か試してみました。」

 

タクト「ほうほう、どうだった?」

 

ヴァニラ「2000匹必要でした・・・」

 

タクト「そ、そうか・・・2000匹のホタルかぁ・・・」

 

ノーマッド「本編行ってみよ〜!」

 

 


 

 

ある日のエンジェル基地・・・

 

ウォルコット中佐に呼ばれてエンジェルルームに集合した俺たち。

 

まあ、フォルテは銃の手入れ、蘭花はネイルアート、ミントはキャンディーをペロペロしてる、ヴァニラは話を聞いており、俺とミルフィーはお話中だ。

 

 

ウォルコット「という訳で、え〜今回皆さんには、絶滅の危機に瀕している生き物を保護して頂きます。」

 

ミルフィーユ「ってことで、ごく普通のトウモロコシでも色んな食べ方やアレンジができるんですよ〜。」

 

タクト「なるほどねぇ〜・・・勉強になったよ〜!さっすがミルフィー、料理のことならエンジェル隊で1番だなぁ〜。」

 

ミルフィーユ「えへへ〜、それほどでも〜!」

 

ウォルコット「え〜・・・あの皆さん、聞いて頂いてますか?私の話・・・?特に、タクトさんとミルフィーユさん・・・」

 

タクト「あ、ああ、聞いてます!もっちろん!保護任務ですよね?」

 

ミルフィーユ「私も聞いてま〜す!」

 

ミント「聞いてますわ。」

 

フォルテ「聞いてる聞いてる。」

 

蘭花「で?生き物ってなぁに?」

 

ウォルコット「はいこれです、ずどん。」

 

ウォルコット中佐が保護する生き物の写真を出す・・・それはマンボウに人間の手足がくっついたかのような奇妙な生き物だった・・・

 

ミルフィーユ「わぁ〜、かわいい〜!」

 

フォルテ「ただのマンボウじゃないか。」

 

ウォルコット「いいえ、「マンボウモドキ」です。海に住んでいるマンボウとは違い、これは陸上生物なんです。ほら、よく見てくださいよぉ、違う所があるでしょ?」

 

ミルフィーユ「あっ!わかった!海のマンボウさんより、口が気持ち上向き!」

 

ウォルコット「ぶっぶー!不正解です!」

 

ミント「ミルフィーユさん・・・どう見ても、マンボウには無い両腕と両足があるじゃないですか。」

 

ミルフィーユ「え〜?じゃあどうやって泳ぐんですかぁ?海のマンボウさんにも、手足はありますぅ!」

 

ウォルコット「はい!ミントさん正解!」

 

ミルフィーユ「え〜?ありませんでしたっけ?」

 

タクト「あのねミルフィー、海のマンボウには、あんなすっげぇキモい手足は無いからね?」

 

ノーマッド「マンボウに手足だなんて、魚がクロールで泳ぐとでも思ってたですか?全く呆れてものも言えない・・・」

 

ミルフィーユ「でも、この前に見たお魚の絵に・・・」

 

タクト「いや、あれは紙芝居の表現だからね?真に受けちゃダメだよ!?」

 

蘭花「それで?な〜んでそのマンボウモドキは絶滅に瀕してる訳?」

 

ウォルコット「乱獲のせいです。」

 

フォルテ「乱獲?何のために?」

 

ミント「美味だとか?」

 

ウォルコット「いえ、美味かどうかは分かりませんが・・・ほとんどは、これを作る為だと聞いています。」

 

そう言い、中佐は小瓶を取り出した。形からして化粧品か?

 

エンジェル隊×4「「「「それは〜!!」」」」

 

俺とヴァニラ以外のエンジェル隊全員が反応し、小瓶を中佐から奪い取った!

 

蘭花「「ベビベビフェイス」じゃない!」

 

ミルフィーユ「飲んで良いんですか!?」

 

ウォルコット「ああダメですダメです!!それは借り物なんですから!!」

 

蘭花「当たり前でしょ?これ1瓶でいくらすると思ってんの?」

 

ミント「私たちの給料10年分ですわ!」

 

フォルテ「実物見るのは初めてだよ〜!」

 

ノーマッド「でも皆さんが同じ物に興味を示すなんて珍しいですねぇ。」

 

タクト「・・・なあ、1つ聞いていいか?ベビベビフェイスって・・・何?」

 

フォルテ「今、巷で話題の魔法の水だ。」

 

ノーマッド「魔法の水?」

 

蘭花「これを1瓶グイッと飲むと、疲れたお肌が赤ちゃんみたいなツルピカお肌に早変わりすんのよ!」

 

タクト「・・・なるほど〜、そりゃみんな食いつく訳だ。女って生き物は美容にとことんうるさいからなぁ。」

 

ノーマッド「なんだつまらない・・・」

 

蘭花「まあ、機械のアンタには乙女のハートは分かるわけ無いわね〜。」

 

ノーマッド「乙女!?・・・グフッ、ウフフフフ!!(ザシュッ)」

 

何を思っているのか理解したくないが、気色悪い笑い声を発するノーマッドのおでこを蘭花はナイフでハート型に剃る・・・

 

蘭花「一足先にお肌の曲がり角・・・曲がってみる?」

 

ノーマッド「ごめんなさい・・・」

 

タクト「とりあえず、保護しに行かなきゃな・・・にしても、ベビベビフェイスかぁ・・・なんか嫌な予感がするなぁ・・・?」

 

 


 

 

 

「禁断のムニエル 魅惑の山かけ」

 

 

 


 

 

という訳で、「マンボウモドキ」の保護へ向かう為に現在、紋章機で移動中の我々エンジェル隊なんだが・・・

 

 

ミルフィーユ『でも、びっくりですよね。あのベビベビフェイスの元がマンボウモドキさんだったなんて・・・』

 

タクト「そうだなぁ・・・あんな見た目でも美容効果が高いなんて未だに信じられないよ・・・ま、着色料の原料も実は・・・おっと、これはさすがに言えないな・・・ともかく、マンボウモドキの絶滅だけは避けたい!頑張っていこうじゃないか!」

 

ミルフィーユ『はいっ!・・・ってあれ?皆さんどうしたんですか?さっきから私とタクトさん以外、みんな黙ったままですよ?返事してくださいよ〜!』

 

ミント『チャンスですわね・・・』

 

蘭花『そうね、捕まえたら・・・うふふふ!』

 

フォルテ『ああ悪く無いね、最近不規則な生活が祟って吹き出物に困ってたとこだし・・・』

 

蘭花『よ〜し決まり!捕まえて食べちゃお〜!』

 

ミント『みんなで食べるんでしたらお鍋が良いですわ!名ずけて「美肌鍋」!』

 

蘭花『いえ〜い!美肌鍋〜!!』

 

タクト「・・・おい、なんか食べる前提で言ってるけど、お前ら忘れてないか!?目的は保護であって捕食じゃね〜んだぞ!?」

 

ミルフィーユ『そうですよ!?マンボウモドキさんは絶滅の危機に瀕してるんですよ!?大ピンチなんです!!』

 

蘭花『アタシたちのお肌も大ピンチなの・・・』

 

ミルフィーユ『そのピンチとこのピンチじゃピンチとピンチのピンチが違います!これから向かうところにはマンボウモドキさんは1匹しか居ないって言うじゃないですか!』

 

タクト「むしろ、1匹しか居ないからなぁ・・・もう絶滅寸前ってレベルじゃないくらいの崖っぷち状態なんだよ。とりあえず、食べるなんてのはさすがに・・・」

 

ミント『・・・ところでミルフィーユさん、最近笑いジワが気になるって仰ってましたわよね?』

 

ミルフィーユ『あ・・・そうなんですよぉ、アタシまだ17なのに笑いすぎなんでしょうか?』

 

蘭花『じゃあマンボウモドキを食べなさい・・・そうすれば、悩みオサラバよ・・・』

 

タクト「コラ蘭花!!ミルフィーに悪魔のささやきをするな!ともかくダメなもんはダメなんだぞ!!」

 

フォルテ『タクト、任務に背くことは隊長のアタシが1番辛いんだ・・・!副隊長のアンタにも分かるだろ・・・?でもそれで、みんなが幸せになれるんなら・・・!!ミルフィーユの笑いジワが取れるなら・・・アタシは喜んで任務に背こうじゃないか〜!!』

 

ミルフィーユ『フォルテさん・・・(うるうる)』

 

みんなして泣き始めた・・・はあ・・・

 

タクト「まあたしかに・・・みんなの気持ちは分かる・・・そりゃ、俺は男だが女は肌が重要だってことくらいは分かっている・・・だが、もうマンボウモドキはたった1匹しか居ないんだ。肌の艶やかさは元に戻せるが、絶滅した生き物はもう元には戻らない・・・だからこそ、俺たちが守ってやらなきゃダメなんだ!この宇宙に、消えて良い存在なんて無いんだ!!」

 

ミルフィーユ「タクトさん・・・!そうですよね・・・やっぱり、私もマンボウモドキさんを助けるべきだと思います!!タクトさんの言う通り、宇宙にたった1つしか無い命ですから!!」

 

と、俺の熱弁を聞いてミルフィーは答えてくれたが・・・

 

蘭花&フォルテ『『あっそ。(シュゴォッ)』』

 

蘭花、フォルテ、ミントの紋章機がスピードを上げて行ってしまった!!

 

タクト「あっ、ちょおま!?待って蘭花、フォルテ、ミント!?待て止まれ!!伏せ!!お座り!!戻ってこ〜い!!」

 

ミルフィーユ『あわわわ!皆さん行ってしまいました!!』

 

タクト「ちくしょう、忘れてた!アイツらは他人より自分優先な奴らだってことを忘れてたよちくしょう!!」

 

ノーマッド『タクトさん、そんな事より早く追いかけた方が良いんじゃありませんか?食べられちゃいますよ?マンボウモドキ。』

 

タクト「わ〜ってる!!急ぐぞミルフィー、ヴァニラ!全速前進!!」

 

ミルフィーユ『はい〜っ!!』

 

ゴウッ!!

 

俺たちは紋章機のスピードを上げて、3人を追いかけた!急がねば、マンボウモドキが危ない!!

 

 

 


 

 

木々が生い茂る森林惑星・・・

 

そこにたどり着いた、我々エンジェル隊・・・

 

目的は神秘の生物、マンボウモドキ・・・

 

果たしてこの森林惑星に、マンボウモドキは実在するのか!?

 

題して、「密林の怪奇!神秘の生物マンボウモドキを追え!」

 

 

タクト「うむ、これならスペシャル番組も行けそうだな。」

 

ノーマッド「何、変なナレーション入れてるんですか。今回は別に特別回でも無いんですよ?」

 

タクト「いやはやすまん、こういうのはちょいと憧れてたもんで・・・」

 

という訳で改めて、フォルテたちを追っかけて俺たちは密林の惑星へとたどり着いた。

 

急いでマンボウモドキを、フォルテたちより早めに見つけださねば・・・

 

 

ミルフィーユ「はあ・・・はあ・・・もう限界・・・ごめんなさい・・・マンボウモドキさん・・・私はもう・・・」

 

タクト「あの、ミルフィー?まだ30mも歩いて無いんだけど?紋章機とは目と鼻の先なんだけど?」

 

ミルフィーユ「あはは・・・そ、そうですよね・・・すみません、都会育ちな物で・・・」

 

タクト「やれやれ・・・ま、ともかく捜索開始だ。頑張って行こう!」

 

ミルフィーユ「は〜い!」

 

 


 

 

数時間後・・・

 

俺たちは密林の中を探索するが、未だ見つからず・・・まあ、この惑星にたった1匹しか居ないからなぁ・・・

 

ミルフィーユ「居ないですね、マンボウモドキさん・・・」

 

ノーマッド「通信が途絶えてるところを見ると、フォルテさんたちもう捕まえちゃったのかもしれませんね〜・・・」

 

ミルフィーユ「え〜!?それは嫌です〜!」

 

ノーマッド「嫌ですって言われても・・・」

 

タクト「そうは言っても、この密林にたった1匹しか居ないんだ。向こうだって探す手がかりとか知らないだろうし・・・まだ、見つけてない可能性もあるかもね。」

 

ヴァニラ「・・・タクトさん、これを・・・」

 

ヴァニラが何かを見つけたようだ・・・これは、地面に足跡が!

 

ノーマッド「あっ、これってもしかして!」

 

タクト「・・・まだ足跡が新しい・・・ここを通って行ったのは最近のようだ。」

 

ミルフィーユ「きっとマンボウモドキさんですよ!わ〜いっ!マンボウモドキさん見〜っけ!(タッタッタッ ガササッ)」

 

ミルフィーが足跡の方向へ走って茂みの中へ・・・

 

ノーマッド「ちょっと、ミルフィーユさん!」

 

タクト「待て待て!?いくらなんでも軽率なんじゃ!?」

 

ミルフィーユ「きゃああああっ!?」

 

タクト「ああもう言わんこっちゃない!!ミルフィー、大丈夫か〜!?(ガササッ)」

 

ミルフィーユ「だ、だいじょばないですよぉ、タクトさ〜ん・・・」

 

ノーマッド「あーあもう・・・」

 

ミルフィーを追いかけて茂みの中へと入った俺が目撃したのは、大量のナイフに刺されそうになりながらも奇跡的に助かっていたミルフィーの姿が・・・

 

タクト「・・・このナイフの形と柄・・・間違いない、蘭花のナイフだ・・・あいつら、一応仲間だってのに容赦ねぇな・・・」

 

ノーマッド「敵は本気ですねぇ、ミルフィーユさん、タクトさん、ここは引き上げた方が良いのでは?」

 

ミルフィーユ「いいえ、引き上げません!!アタシ、マンボウモドキさんを守ります!!」

 

タクト「やれやれ・・・ま、俺も付き合ってやりますかね。ミルフィーとヴァニラだけじゃ心配だしね・・・」

 

 


 

 

そうしてその後も探索は続いた・・・道中、何故か隕石が降ってきたり、マグマが噴射してきたり、ヘビに襲われたりと・・・様々なトラップが襲いかかってきたが、なんとか掻い潜って来れたのだった・・・

 

ミルフィーユ「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」

 

タクト「大丈夫かミルフィー?かなり息が上がってきてるけど・・・」

 

ノーマッド「やっぱり、諦めた方が良くないですか?」

 

ミルフィーユ「諦めませんっ!私はマンボウモドキさんを守ります!!」

 

ノーマッド「ミルフィーユさん、ここまで諦め知らずとは・・・」

 

タクト「ミルフィーはアレだぞ?1度決めたら絶対にやり遂げようとする頑固者だからなぁ・・・って、ミルフィーどこ行く?」

 

ミルフィーはいつの間にか近くの川へと向かっていた・・・

 

ドポンっ!

 

って川に落ちた!?

 

タクト「大丈夫かミルフィー!?」

 

ミルフィーユ「ごくごく・・・くぅ〜、美味しい〜・・・タクトさんとヴァニラさんも飲みませんかぁ?透き通っていて良いお水ですよ〜!」

 

タクト「あ〜・・・心配する必要無かったな・・・とりあえず、待ってろミルフィー、今引き上げてやるから。」

 

俺はそう言い、ミルフィーの元へ駆け寄るが・・・

 

ヴァニラ「・・・あっ・・・タクトさん、あれを・・・」

 

タクト「ん、どうしたヴァニ・・・ゲェーッ!?」

 

ゴォォォッ!!

 

なんと、川から津波が!?これもヤツらの仕業か〜!!

 

俺とミルフィーはどうすることもできずに流されてしまう・・・!!

 

ザパーンッ!!

 

ミルフィーユ「うわあぁぁぁぁ!?」

 

タクト「くそ〜っ!!ノーマッド、ヴァニラを頼むぞ〜!!」

 

 


 

 

そうして流されて数分後・・・

 

俺とミルフィーはなんとか川の岸にたどり着いた・・・しかし、ヴァニラたちとははぐれてしまった・・・

 

タクト「う、うぐぐぐ・・・ミルフィー、無事か・・・?」

 

ミルフィーユ「は、はい・・・なんとか・・・って、あ〜っ!?」

 

タクト「ど、どうした・・・ってマジかよ・・・!?」

 

 

なんと俺たちの目の前に、スラッとした両腕両足が生えたマンボウが・・・!ホントに居たよ、マンボウモドキ!!

 

ミルフィーユ「わ〜い!マンボウモドキさ(サッ)むぐぐ・・・」

 

タクト「待てミルフィー・・・ここで迂闊に近寄ればマンボウモドキが怯えて逃げ出すかもしれない・・・ここは、ゆっくり落ち着いて慎重に動くぞ・・・?」

 

ミルフィーユ「は、はい・・・慎重に、ですね・・・」

 

俺たちは、ゆっくりと川を出て岸へと登り、マンボウモドキに慎重に近ずく・・・

 

タクト「頼む・・・動かないでくれ・・・」

 

ミルフィーユ「私たちはあなたを守りに来たんです〜・・・」

 

そーっと、そーっと近ずく・・・その時!

 

 

蘭花「あ〜っ!!マンボウモドキ見っけた〜!!!」

 

タクト「ら、蘭花〜っ!?」

 

バッ ダダダダダッ!!

 

マンボウモドキが怯えて逃げ出した!!

 

タクト「まずい、このままだと見失う!ミルフィー、追うぞ!!」

 

ミルフィーユ「は、はい!」

 

 


 

 

数分後・・・

 

俺とミルフィーはマンボウモドキを追って走り続けた!にしてもめっちゃ綺麗なフォームで走りやがる・・・

 

ミルフィーユ「はあ・・・はあ・・・もう走れませ〜ん・・・」

 

タクト「ミルフィー!?ええい、ちょっと失礼!」

 

俺はミルフィーをお姫様抱っこで抱えて走ることにした!

 

タクト「しっかり掴まってろよ〜!!(ズドドドド!)」

 

ミルフィーユ「はい!ありがとうございます!」

 

タクト「な〜に、お安い御用・・・ってうぉっ!?」

 

ババババババッ シュトトトトトッ!!

 

ナ、ナイフが!どこからともなくナイフが飛んできやがる!!まさか蘭花か!?蘭花の仕業か!?

 

 

蘭花「(何よ〜タクトのヤツ〜!!ミルフィーユなんかにあんなことして〜!!羨ま・・・じゃなくて、忌々しい〜!!)」

 

 

・・・なんだか凄まじい殺気を感じる・・・!怒りと嫉妬の念を感じる!だ、だがこのままミルフィーを置いていく訳には・・・!!

 

って、なんだろう・・・何かものすごく嫌な予感が・・・このまま走っていたら、トラップが出てくるような気がしてくる・・・!

 

仕方ない・・・!

 

タクト「ミルフィー!すまんっ!!(ぽーいっ!)」

 

ミルフィーユ「うわあっ!?タクトさ〜ん!?」

 

俺はミルフィーを放り投げる!そして・・・

 

 

バシィ〜ンッ!!

 

タクト「へブッ!!」

 

突然現れた、ミントの巨大うちわに衝突!俺はそのまま倒れるのだった・・・

 

ミルフィーユ「タクトさん、大丈夫ですか!?」

 

タクト「お・・・俺のことはいい・・・は、早く・・・マンボウモドキを・・・追ってくれ・・・」

 

ミルフィーユ「タクトさん・・・!すみません、行ってきます!!」

 

ミルフィーはそのまま、マンボウモドキを追っかけて行った・・・こ・・・これで・・・いい・・・頼んだぞ・・・ミルフィー・・・がくっ。

 

 


 

 

数時間後・・・

 

 

タクト「・・・う・・・うん・・・?ミ・・・ミルフィー・・・?」

 

ミルフィーユ「あっ、タクトさん!良かった・・・ずっと眠ってたままだったので心配でした・・・」

 

タクト「そ、そうか・・・空が夕暮れ模様ってことは、かなり長い間眠っていたのか・・・はっ!?ミルフィー、マンボウモドキはどうなった!?」

 

ミルフィーユ「それが・・・必死に走って追ったんですけど、見失ってしまいました・・・ごめんなさい・・・」

 

タクト「・・・そうか・・・いや、ミルフィーは悪く無いさ。フォルテたちが1枚上手だっただけだ・・・ともかく、今はフォルテたちを追わなきゃな。マンボウモドキはまだ捕まってないかもしれないし・・・」

 

ミルフィーユ「そうですよ!まだ諦めるには早いですよね!」

 

タクト「ああそうだ・・・ん〜にしても、顔がヒリヒリする・・・なんだろう?」

 

ミルフィーユ「タクトさん、手鏡ありますけど使いますか?今のタクトさん、みかん見たいで美味しそうですね〜。」

 

タクト「えっ、何みかん見たいって!?・・・なんだこりゃ〜!?」

 

ミルフィーから借りた手鏡に写っていたのは、ふっくらと腫れてみかんのような顔になっていた自分の顔だった・・・!

 

タクト「な・・・なんてこった・・・こんな顔じゃあ、しばらく人前を歩けねぇや・・・」

 

ミルフィーユ「タクトさん・・・大丈夫ですよ!タクトさんはどんな酷い姿になってもタクトさんですよ!頑張って行きましょう!」

 

タクト「ひ、酷い姿・・・まあいいか、どうせいつか元に戻るはずだ・・・さ、行こうかミルフィー・・・」

 

さらっと毒を吐かれたが・・・ミルフィーはフォローしているつもりだから好意的に受けることにして、俺たちは再び行動を開始するのだった・・・

 

 


 

 

それから歩くこと数十分後、太陽が沈みかけてきた頃・・・

 

 

ミルフィーユ「タクトさ〜ん・・・私、お腹減ってきました〜・・・」

 

タクト「そうだな・・・さすがに腹が減ってきた・・・顔はまだヒリヒリするが、腹は減ってくるもんだなぁ・・・」

 

俺たちは空腹に悩まされていた・・・

 

もうこうなったら、そこら辺に居る動物でも狩って食おうかと考えていたその時・・・

 

ミルフィーユ「くんくん・・・くんくん・・・タクトさん、何かいい匂いがしますよ?」

 

タクト「えっ?俺は何も匂わないけど・・・?」

 

ミルフィーユ「くんくん・・・こっちから匂ってきます!行ってみましょう!(タッタッタッ)」

 

タクト「あっ!?ちょっと待ってくれミルフィー!」

 

ミルフィーが勝手に走っていった!まったくミルフィーは・・・

 

俺は内心やれやれと思いつつ、ミルフィーを追いかける。

 

 

そうして追いかけていくうちに、洞窟のような穴に入っていくミルフィー。

 

もちろん、俺も入っていくことにした・・・

 

しかし、こんな洞窟・・・一体誰が・・・?

 

洞窟の奥へ進んでいくと・・・

 

 

ミルフィーユ「もぐもぐ・・・ん〜!美味しい〜!」

 

鍋を食べているミルフィーの姿が・・・

 

タクト「ミルフィー・・・?何食べてんの?」

 

ミルフィーユ「お鍋ですよ、タクトさんも食べますか?美味しいですよ〜!」

 

なんで洞窟の中に鍋があるのか、そして鍋に入ってる具材はどことなく魚に見えるような・・・

 

まあ良いか!そう言う疑問は後回し!腹を満たせれば万々歳よ!!

 

タクト「んじゃあ、俺も食うよ!いただきま〜す!!はぐっ・・・う、うめぇ・・・!!なんてとろける程に滑らかな舌触り・・・!!」

 

その後も、俺とミルフィーは鍋を食べ続けるのだった・・・

 

 


 

 

数分後・・・

 

 

タクト&ミルフィーユ「「ごちそうさまでした〜!」」

 

ミルフィーユ「とっても美味しかったですねぇ、タクトさん!」

 

タクト「ああ、そうだな!なんだか、元気が湧いてくるような気がするよ!」

 

ミルフィーユ「よ〜し!お腹いっぱいになったところで、マンボウモドキさんを探しに行きましょ〜!」

 

タクト「・・・そうだね。」

 

そうして、俺たちは洞窟を出るのだった・・・ただ、俺は薄々と察してはいるが・・・

 

そして洞窟を出ると、そこにはヴァニラとノーマッドが・・・

 

タクト「いつの間にかおっ・・・あれは・・・?」

 

ミルフィーユ「あっ!ヴァニラさん見ーっけ!」

 

ノーマッド「ミルフィーユさんとタクトさん・・・ってタクトさん、どうしたんですかその顔!?」

 

タクト「・・・ちょっと日焼けしたってことにして置いてくれ・・・」

 

フォルテ「おお、タクトにミルフィーユ!ってなんだいタクト、その顔は!」

 

フォルテ、蘭花、ミントが食材らしき物を持ってきて現れた・・・

 

ミルフィーユ「ああ〜!皆さん、なんですかそれ?」

 

ミント「丁度いいところで会いましたわ!」

 

蘭花「一緒に食べよ?マンボウモドキ!」

 

フォルテ「そろそろ煮えた頃だ!」

 

ミルフィーユ「ええ〜っ!?そ、それじゃあマンボウモドキさんは・・・もう・・・」

 

ミント「後はこの山の幸、川の幸と一緒に煮込んで、美味しく頂くだけですわ♪」

 

ミルフィーユ「そんな〜・・・うわ〜ん!!ごめんなさい、マンボウモドキさ〜ん!!」

 

タクト「・・・」

 

フォルテ「さあ!それじゃあ食うぞ〜!!」

 

ミント&蘭花「「いえ〜い♪」」

 

3人は洞窟の中へと入っていく・・・

 

ミルフィーユ「皆さん酷いですぅ〜!!」

 

フォルテ「なんとでも言え〜!!」

 

蘭花「正義は勝つのだ〜!!」

 

 

ミルフィーユ「も〜!!皆さん酷いですぅ〜!!あのあの、ヴァニラさんもタクトさんも食べませんよね!?」

 

タクト「ああ・・・うん・・・(ピカァァッ)ん!?な、なんだ!?」

 

突然、俺とミルフィーの顔が光りだし、ツルピカお肌になった・・・

 

ノーマッド「うわっ!?ミルフィーユさん、タクトさん!あなた達もしかして・・・!?」

 

 

「「「びびび・・・美肌〜っ!?!?」」」

 

洞窟の中から木霊する3人の声・・・ああ、見てしまったか・・・

 

 

ノーマッド「ミルフィーユさん、タクトさん・・・アンタたちって人は・・・」

 

タクト「・・・うん・・・薄々と察してたけど、やっぱりあの鍋・・・アレなんだ・・・」

 

ミルフィーユ「えっ、アレってなんですか?と言うか、タクトさんのお肌、とっても綺麗になってますよ?」

 

タクト「そうなの?そういえば肌の腫れも治ってるような・・・まあとりあえず・・・そうだな、うん、基地へと戻るか!」

 

ノーマッド「ええっ?マンボウモドキの件はどうするんですか?」

 

タクト「どうもこうも無いよ、絶滅しちまったし・・・まあ、適当に猛獣に食われて絶滅しましたって言い訳するしか・・・」

 

ノーマッド「じゃあアンタたちのその肌はどう説明するんですか?」

 

タクト「そりゃ・・・あれだ、サスペンス物で良くある床の血をペロッと舐めて状況判断していたら、マンボウモドキの血だったから肌が綺麗になったってことで・・・」

 

ノーマッド「なんて無理やりな言い訳なんだ・・・」

 

ミルフィーユ「それよりもタクトさん、フォルテさんたち、なんか怒ってて私たちを捕まえてやるって言ってますけど?」

 

タクト「そりゃあ楽しみにしてた鍋が、俺たちに食われたと知ったらブチギレるだろうな・・・よ〜し!紋章機のところまで走るぞ〜!!(ダダダダッ)」

 

ミルフィーユ「あっ!?ちょっと待ってくださいタクトさ〜ん!!(タッタッタッ)」

 

ノーマッド「はあ・・・結局、こんなオチですか・・・まあ、元はと言えば先に捕まえて食べようとしたあの3人が悪いと思いますが・・・」

 

ヴァニラ「・・・因果応報・・・」

 

 

次回へ続く!

 

 


 

 

タクト「前番組の埋め合わせで始まった第2期も、後少しで終わり・・・ゴールが見えてきたな。」

 

蘭花「タクト、大変よ!!」

 

タクト「どうした蘭花?そんなに焦って・・・」

 

蘭花「さっき占いをやってたんだけど、明日はミルフィーユにとっての「大凶運の日」らしいのよ!!」

 

タクト「えっ、大凶運・・・!?」

 

蘭花「そう、大凶運!とてつもない最悪がアタシたちにもやって来るって訳!という事で、アンタにもミルフィーユのご機嫌取りに手伝ってもらうからね!?」

 

タクト「り、了解!・・・はあ・・・とてつもなく疲れるハイキングになりそうだ・・・」

 

 

 

 

次回のメニュー

 

「ツキなし月見そば」

 

次回もよろしゅうござんす。

 

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