GAに転生〜転生タクトを添えて〜   作:GA最高!!GA最高!!

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第3話 アステロイドの拾い物炒め ヴァニラ風味

 

前回のあらすじ

 

ギャンブルで金を増やそうとカジノで荒稼ぎする蘭花とフォルテ、そして巻き込まれたタクトはイカサマに巻き込まれる前に別れてチップを稼いだ。

 

その後、イカサマにはめられ蘭花たちがプロレスをするところを見かけたが無視。

 

後でミルフィーユたちと合流したのだが強運の影響で隕石が落下、カジノはめちゃくちゃになったがなんとか全員無事にエンジェルステーションへ帰還、借金も返せた。

 

そしてミルフィーユが新人隊員として入り、エンジェル隊はさらに賑やかとなる・・・はずである。

 

 

なお、タクトが秘密裏に稼いだ資金は結局ミントに見つかり没収された模様。世の中そんなに甘くないのだ。

 

 

 


 

 

 

宇宙というものは、地球から見れば満天の星々が輝き美しく見える。

 

しかし実際の宇宙にある物は大きい石ころのような小惑星や、先人たちが捨てていったスペースデブリ、そして無限に広がる闇のような宇宙で決して美しい物だけではなかった。

 

 

俺がいるこの宇宙も同じように、様々なスペースデブリが浮かんでおり、その中からロストテクノロジーもまた誰かに拾われるのを待っていた。

 

どうやら、今回も未知なる出会いがありそうだ・・・

 

 

 

新人隊員としてミルフィーユが加わった俺たちエンジェル隊は、現在ロストテクノロジーを発見、回収するべく作業用ポッドに乗り宇宙へ探索していた。

 

 

蘭花「なーんでアタシたち、いつもこんな仕事してんだろう・・・」

 

タクト「しゃーねぇさ。飯が食えて風呂に入れて寝るところがあるだけマシだろ。」

 

ヴァニラ「神への御奉仕です。」

 

蘭花「はぁ・・・どこかに指輪でも落ちてないかなぁ・・・」

 

ミルフィーユ「これは燃えるゴミ?燃えないゴミ?どっちでしたっけタクトさん。」

 

タクト「んーそのタイヤは燃えないゴミ・・・だっけ?蘭花?」

 

蘭花「アタシに聞かないで!」

 

ミルフィーユ「でも、ゴミはちゃんと分別しないと・・・あっ!」

 

 

ミルフィーが間違えてタイヤをぶん投げちゃった・・・タイヤは蘭花を掠めて・・・

 

蘭花「なにやってんのよ!!もうやってらんないわー!!」

 

キレた蘭花がデブリをめちゃくちゃ投げ始めた!

 

タクト「何しとんねんバカー!!・・・ったく、やってらんないのはこっちだっての・・・」

 

ヴァニラ「・・・タクトさん・・・」

 

タクト「ん?どうしたヴァニラ・・・?」

 

ヴァニラが何かを見つけたようだ・・・こ、これは!?

 

 

どうやら俺たちは、とんでもないブツを手に入れたようだ・・・

 

 


 

 

 

「アステロイドの拾い物炒め ヴァニラ風味」

 

 

 


 

 

 

ロストテクノロジーらしき物を拾った俺たちはエンジェルステーションへ帰還、エンジェル隊とウォルコット司令でソイツを見ていた。

 

ちなみに上層部からは極秘指令が下されたのだが、フォルテ曰く内容はゴミの分別なんだと・・・ロストテクノロジーが無かったらゴミをミサイルに突っ込んで上層部にぶち込んでたらしい。いやはや怖い怖い。

 

 

タクト「で、拾ってきたのがこのミサイルなんだ・・・」

 

ミント「兵器カタログにも載ってませんね・・・」

 

フォルテ「んー、この手のミサイルはアタシも知らないなぁ。」

 

蘭花「ひょっとしてこれがロストテクノロジーとか!」

 

ミルフィーユ「これが・・・ですか?」

 

タクト「そうかぁ?たしかに弾頭は変わった形をしてるが・・・」

 

フォルテ「違うね、ただの不発弾!ゴミよゴミ!さっさと処分しちゃいな!」

 

タクト「だろうな、まずは弾頭から解体するぞ。あ、一応言っておくが慎重に扱えよ!乱暴に扱ったらすぐに爆散して大惨事になるぞ!」

 

ミント「まるで以前、起爆させてしまったかのような言い方ですわね。」

 

タクト「実際に不発弾の処理をやらされたからな、どっかの誰かさんに!」

 

フォルテ「なんだよぉ、たしかに訓練でやらせたけど大事には至らなかったから良かったじゃないか!」

 

タクト「俺はそれで4回くらい死にかけたんだぞ!?」

 

蘭花「・・・アンタ良く生きてるわね・・・」

 

???「酷い人たちだ。ここで爆発しちゃおっかな〜。」

 

 

突然、どこからともなく声が出る。声からして機械音のようだが・・・

 

蘭花「だ・・・誰!?」

 

???「ワタシですよ、ワ・タ・シ!」

 

フォルテ「誰だ!?隠れてないで出ておいで!!」

 

???「分からない人たちだなぁ・・・」

 

タクト「・・・なあ、まさかこのミサイルから声が・・・?」

 

???「申し遅れました、私MA347612890(以下長いので省略)53ノーマッド、皆さんよろしくお願いします。」

 

 

な・・・長ぇー・・・こいつ今なんて言った!?MAの所までは分かったけどそれ以降全然わからん!!てか長いよ!AIの名称にしても長すぎるよ!!

 

ミルフィーユ「よろしくね、ミサイルさん♪」

 

ノーマッド「違います!ミサイルではありません!ワタシはMA34」

 

タクト「分かった分かった!!お前の名前は長すぎることがよーく分かった!!」

 

フォルテ「で所属部隊は?どっから来てなんでゴミの中に居たの?すぐに答えて!」

 

ノーマッド「・・・」

 

フォルテ「さあ!!」

 

ノーマッド「・・・はあ、昔は良かったなぁ。昔の女性はもっと慎ましくて奥ゆかしくて優しかったのに・・・」

 

フォルテ「な・・・何ぃ!?」

 

タクト「AIが女性について語るのかよ。」

 

ノーマッド「生きていくのが嫌になってきた・・・爆発しちゃおっかなぁ・・・」

 

 

ノーマッドがそう言うと、エンジェル隊のヴァニラ以外は全員俺の後ろに隠れた。おい、なんで俺!?ウォルコット中佐が居るでしょ!?嫌それでも司令の後ろに隠れるのはダメだけど!

 

 

フォルテ「やれるもんならやってみろー!」

 

ノーマッド「本当に良いですねぇ・・・?」

 

タクト「ままま待てノーマッド!!分かった!話を聴くぞ!!ついでにこいつらには後で説教するから爆発は後にしてくれ!!」

 

ノーマッド「ところでアナタが責任者ですか?派手な服装ですけど。」

 

タクト「え?違う違う、俺じゃなくてあっちの頼りなさそうな方。」

 

ウォルコット「た、頼り無さそうとは・・・」

 

ノーマッド「・・・アナタとは気が合いそうだ、出来の悪い部下ばかりで大変でしょう?」

 

ウォルコット「いえ〜そんなぁ・・・」

 

ノーマッド「隠さなくても解りますよ。」

 

タクト「うっ・・・そりゃたしかに出来は悪いけどさぁ・・・」

 

蘭花「カンケーないでしょ!?」

 

ノーマッド「良いんですか、そんな口の利き方をして?」

 

蘭花「うっ・・・私が悪かった・・・」

 

ノーマッド「分かれば良いんです、アナタも女性ならヴァニラさんを見習ってください。」

 

フォルテ「なーんでヴァニラなの?」

 

ノーマッド「解りませんか?大人しくて控えめで素敵なレディーじゃないですか。」

 

タクト「うーんたしかに同意できるな。例えるならまさに静かに光る月・・・っと言ったところかな?」

 

ノーマッド「ありきたりな例えですねトホホ。」

 

タクト「トホホって・・・」

 

フォルテ「けっ!子供よ、子供!」

 

ノーマッド「妬みにしか聞こえませんね。」

 

フォルテ「っ・・・!ミサイルの分際でぇ・・・!!」

 

ノーマッド「ですからワタシはMA34・・・」

 

ウォルコット「あの、お話の続きをお願いしたいのですが・・・」

 

タクト「たしかにこれ以上は収集つかなくなるからな、お願いしますよ。」

 

 

 


 

 

俺たちは場所を移してエンジェルームで会話することになった。ちなみにノーマッド(ミサイル)は立たせた状態・・・ってそれ倒れたらヤバくね・・・?

 

ウォルコット「・・・で、ノーマッドさん。なんでゴミの中に居たんですか?」

 

ノーマッド「はぁ・・・長旅に疲れて寝てる間に回収されてしまいました。」

 

ウォルコット「あ、旅ですか。」

 

タクト「なあ、ヴァニラ。AIって疲れを感じるのか・・・?」

 

ヴァニラ「さあ・・・?高性能なAIなら・・・恐らく・・・」

 

タクト「うーむ・・・謎だなぁ。」

 

ノーマッド「・・・はい。軍隊というところが嫌になりまして・・・それで一人旅に。」

 

フォルテ「はん!物は言いようだねぇ!要は脱走したってことだろ?男らしくない奴!」

 

タクト「AIだから性別は無いだろ・・・」

 

ノーマッド「・・・ワタシ悩んじゃいましてね・・・私っていう存在について。」

 

フォルテ「はあ?何言ってるの?」

 

ノーマッド「アナタのようなガサツで乱暴な人には分からないでしょうね。」

 

フォルテ「んだとぉ!?」

 

ノーマッド「ワタシ、ミサイルです。目標に当たったら爆発しちゃう・・・それって死んじゃうって事です・・・」

 

フォルテ「あっ・・・ふん!敵に当たって華々しく散るってのがミサイルの宿命だからね!」

 

ノーマッド「簡単に言わないでください・・・せっかくいろいろ勉強して、もっともっと楽しいこともあるかもしれないなんて思った矢先に、「爆発しろ」なんて・・・酷い話だと思いませんか?」

 

 

沈黙が部屋を包む・・・そりゃそうだ、AIだって心を持っている。そんなAIに敵に突っ込んで死んでこいなんて・・・俺なら絶対言いたくないよ・・・

 

 

フォルテ「・・・ミサイルなんだから当たり前だろ・・・?」

 

ノーマッド「ワタシは嫌だ、爆発して無くなってしまうなんて・・・ワタシにはもっと有意義な生き方があるはずだ!それを探したいんだ!」

 

ミルフィーユ「とっても素敵です、ノーマッドさん!」

 

タクト「たしかにな、AIだって心がある。心があれば、それに繋がる生き方も見つけられるはずさ!」

 

ノーマッド「ありがとう・・・この後人生について語り合いませんか?」

 

タクト「ふっ、酒は飲めないけど付き合うぜ・・・兄弟・・・」

 

ミルフィーユ「私、難しいお話は無理なので結構です!」

 

ビシッ

 

ノーマッド「アナタ嫌いです・・・後、男性の方は馴れ馴れしいです。」

 

タクト「えーっ・・・せっかく仲良くなれると思ったのに・・・」

 

 

フォルテ「あー、よく喋る奴だ・・・」

 

ミント「どうします?ゴミにする訳にもいきませんし・・・」

 

蘭花「所属不明の高性能ミサイルとなると、軍も黙ってないと思いますよー?」

 

フォルテ「軍に処理してもらうのが1番なんだけどねぇ・・・」

 

ノーマッド「酷い、酷すぎる!昔は良かった!みんな人情に溢れてて、優しかったよ・・・自爆しよ。」

 

ブシュワー!

 

ノーマッド(ミサイル)の弾頭から煙が吹き出した!

 

ノーマッド「なーんちゃって!冗談ですよ、じょーだん!」

 

タクト「ま、だろうなとは思ったけど・・・」

 

 

ちなみに俺とヴァニラ以外は部屋を出てチラ見してる。ホント行動力が強いねぇ。

 

 

ノーマッド「知識と経験は豊富ですから!ワタシが居るとお役に立てると思いますけどね?」

 

蘭花「たしかにそうかもしれないけど・・・」

 

フォルテ「危険物を基地内に置いて置けるわけないだろ・・・」

 

 

タクト「・・・はぁ・・・なあミント、何か方法は無いか?」

 

ミント「あっ、そうですわ!」

 

 


 

 

ミントが閃いたアイディア、それはミサイルの中にあるノーマッドのAIチップだけを取り出すという事だった。

 

ミント「という感じでいかがです?」

 

タクト「なるほど・・・たしかにいい考えかも・・・」

 

ミント「パーツはゴミとして処分、証拠は残りません。」

 

タクト「よし、AIチップを取り出すのは俺に任せてくれ!えーっと、チップのところは・・・」

 

ノーマッド「タクトさん、アナタの手元にボタン有りますよね?」

 

タクト「ああ、有るねドクロのマーク。もちろん押す気はないよ、どうせ自爆ボタンだろ?」

 

ノーマッド「良く分かりましたね。」

 

タクト「ドクロのマークは危険の印・・・ってね、よし!取り出せた!」

 

 

俺はなんとかノーマッドのAIチップを取り出せた。原作のミルフィー見たいな事にならなくて良かったよ・・・

 

タクト「これで自由になれたな、ノーマッド!」

 

ノーマッド「ま、感謝はしておきますよタクトさん。本当はヴァニラさんにも手伝って欲しかったんですがね。」

 

 


 

 

その後、ノーマッドのAIチップは変な見た目のロボットに移植された。

 

そして現在、俺とチェスで勝負をしている。ちなみにチェスはウォルコット中佐から借りて貰った。

 

 

ノーマッド「チェック!」

 

タクト「げげっ・・・これで4連敗かぁ・・・自信無くすなぁ・・・」

 

ノーマッド「何言ってるんですか!先程までこのワタシを5連敗させておいてよく言いますね!しかし何故ワタシがタクトさんに5連敗も・・・」

 

タクト「簡単だよ、AIのお前には攻めにパターンがあるからね。それを見抜いて攻めたってわけさ。」

 

ノーマッド「そんな・・・ワタシの攻めにパターンがあると・・・?」

 

タクト「ま、AIだって万能じゃないんだ。俺みたいなやつには負けてしまうこともあるんじゃないか?」

 

ノーマッド「なんですと!?じゃあもう一度勝負してください!!次でそっちも5連敗させてやりますよ!」

 

タクト「ふん!望むところ・・・」

 

パララパッパパ〜パラララーラ〜

 

タクト「ん、連絡か?もしもし・・・ふむ・・・ふむ・・・分かった、連れていく。ノーマッド、お前の新しいボディが用意できたらしいぞ!」

 

ノーマッド「そうですか、やっとこの変なボディとおさらばできるんですね・・・」

 

 


 

 

しかし・・・ノーマッドに用意されたボディはどれもさらに妙な物で・・・

 

蘭花はベンチプレスに・・・

 

ミントは乾燥機に・・・

 

フォルテはどデカいミサイルに・・・

 

と、もう埒が明かないのでミルフィーとヴァニラが用意したぬいぐるみに入れる事に。

 

ミルフィーは羽の生えた可愛いうさぎ、ヴァニラのは・・・ナニコレ?ピンク色の・・・生物(ナマモノ)・・・?なんか腹にZって書いてあるし・・・

 

フォルテ「もうアタシたちの用意してあげられるボディは、この2つしかないよ!」

 

ミント「ぬいぐるみですけどね・・・」

 

タクト「・・・さて、どっちを選ぶ?君の判断に任せるよ。」

 

ノーマッド「・・・はい、決まりました!」

 

 

そして・・・

 

 

ノーマッド「ありがとうヴァニラさん!この身体気に入りました!初めてアナタと会ってピンときました、アナタとなら友達になれるって!これからもよろしくお願いしますねヴァニラさん!」

 

ヴァニラ「・・・こちらこそ・・・よろしくお願いします・・・ノーマッドさん・・・」

 

ノーマッド「おや?ヴァニラさんって無口かと思いましたけど、意外と喋るんですね、意外です。」

 

ヴァニラ「・・・私だって、喋る時は喋ります・・・心が有りますから・・・」

 

ノーマッド「・・・そうですよね。やれやれ、みなさんヴァニラさんを見習って欲しいですよ。特にあのタクトさんって人は!」

 

ヴァニラ「・・・タクトさんは、悪い人じゃありません・・・」

 

ノーマッド「えっ?」

 

ヴァニラ「・・・タクトさんは・・・私に、喋る楽しさを教えてくれた人です・・・」

 

ノーマッド「な・・・なんですって・・・!?おのれタクトさん!既にヴァニラさんに毒牙を!!いつか再起不能にしてやります!!」

 

 

 

タクト「・・・!?なんだこの寒気・・・」

 

 

次回へ続く!!

 

 


 

 

タクト「今回もなんとか終わったな、なんか不穏な終わり方だけど・・・」

 

ノーマッド「当たり前ですよ、ヴァニラさんを誑かしてよく言いますね。」

 

タクト「誑かしたつもりは無いって!!」

 

ノーマッド「それにしてもなんでヴァニラさんを喋らせてるんですか?本来ヴァニラさんは無口のはずでワタシが代弁をするはずが・・・」

 

タクト「それはな、作者が後に作るオリジナルエピソードで理由を作るってよ。」

 

ノーマッド「ならそれを早く作ってくませんかね?」

 

タクト「それはまだ難しいな、とりあえず今は原作エピソードを進めて行くしかないよ。」

 

ノーマッド「やれやれ、作者はホントヘタレですねぇ。で、次回は一体どんな話なんですか?」

 

タクト「社長の護衛をやるんだってさ、ただなーんか仕組まれてるような・・・ま、どうにかなるだろう。」

 

ノーマッド「やれやれ、これでヴァニラさんに酷い目合わせたらただじゃおきませんならね!」

 

 

 

 

次回のメニュー

 

「産地直送 エンジェルの盛り合わせ」

 

次回も乞うご期待!

 

 

 

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