不幸体質な少年の青春の物語   作:イルカはシャチ

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アビドス砂漠攻略サクセン2

 

僕は通りかかった住民に助けられ、病室のベッド2腰をかけていた

 

 

「アロナ、上手くいかないな」

 

 

「はい、ですがこうして無事に帰る事が出来たんです。きっといつか上手くいく筈です!」

 

 

アロナの励ましを受けて僕はアビドス砂漠を攻略する為の策戦を考える事にした

 

 

「アロナー写真は解析できた?」

 

 

「はい!ですが、、、」

 

 

なんだろうアロナの反応、何か不味いことでもあったのか?

 

 

「この写真の人はアビドス高校の生徒さんです」

 

 

「アビドスって支援要請してたんじゃ、、、」

 

 

あの子の発言、「そんなのいらない。」もう物資には困っていないって事か?それとも何かしらの理由が──

 

考えずとも答えは出た。あの子の発言だ「お前みたいな信用できない奴を誰が通すと思う?」

 

信用されてないんだ

 

 

「アロナ、その子の情報をもう少し貰ってもいい?」

 

 

「はい、名前は小鳥遊ホシノさん3年生、アビドス高等学校の生徒会長さんです」

 

 

ホシノ、生徒会長か、、、

 

 

「絶対に信用させてみせる」

 

 

そう心に誓った

 

どんなに時間がかかろうとも、どんな手を使ってでも

 

 

 

………

 

 

 

 

………

 

 

 

「ということで、連邦生徒会の人達にバイクを買ってもらいましたー!」

 

 

僕は買って貰ったアドベンチャーバイクを自慢気にアロナに見せる

 

 

「さすが幸村先生!こんな最新のアドベンチャーバイク、連邦生徒会からの信頼も厚いですね!」

 

 

「ん?しっかり出費は給料から差し引かれたよ?」

 

 

それを聞いたアロナはなんだか気まずそうな顔をしていた

 

 

「それでこのバイクはどうするんですか?」

 

 

「これを対砂漠用に仕上げる」

 

 

アドベンチャーバイクは基本砂の上も空回らずに走行可能だが、あまりにも防御力が低い、側面は機動力に支障が出るため正面の装備だけ強化する

 

そして砂嵐の中の通信強化としてアンテナを付け足す。これは気休め程度だ

 

後は視界確保のためヘルメットを被りたいのだが、どこかの不良グループと勘違いされそうなのでスノーゴーグルで妥協することにした

 

 

「それとアロナ、シッテムの箱に慣性航法装置の機能を付け足しといて」

 

 

「慣性航法装置、、、それってどういう機能ですか?」

 

 

「簡単に言えばジャイロ式の位置情報特定方法だ、スタート地点からの距離を測るからどのくらい進んだか分かる。しかもGPS衛星に依存しない機能なのだ!」

 

 

「なるほど、これがあれば」

 

 

そう、本来これがあれば問題ない。しかしGPS衛星とはそう簡単に通信が途絶えるものではない。いくら砂嵐が強かったとしても通信が遮られることなど殆ど無いのだ

 

その場合考えられるのは、、、"何者かの妨害"

 

 

「アロナ、もし他者からの妨害干渉を観測したら通達して欲しい」

 

 

「わかりました!」

 

 

僕は改造したバイクに乗りアビドス砂漠へと向かった。道中2回事故りかけた

 

 

 

………

 

 

 

 

………

 

 

 

僕はアビドス砂漠についたが入口付近には既にカイザーが待機していた

 

 

「アロナ、アレ出して」

 

 

「はい!」

 

 

僕がアロナに頼んだそれは木刀である。これはシャーレの地下にあるクラフトチェンバーから作り出したもので、原理は不明だがなんか出来た物だ

 

僕は戦いの前にエンジェル24で買った固形栄養食を頬張り、水を飲み喉を潤した。ゼリー飲料も買ったが、あまり腹が減らなかったのでそのままポケットにしまった

 

 

「準備万全、いくぞ!」

 

 

僕はバイクのエンジン音を鳴らしながら勢いよくカイザー共に突っ込む

 

 

「おい、なんか突っ込んでくるぞ!」

 

 

「止まれ!止まっ、、、」

 

 

ドゴッ!ドゴッ!

 

 

最初に気づいた2体をバイクで跳ね飛ばし、残りは木刀で叩き潰す

 

木刀を振り回しているとカイザー共が乗ってきたであろう装甲車に一体乗り込むのが見えた

 

 

「あれと衝突は避けたいな」

 

 

バイクで追ってくる装甲車から逃げながら、残りのカイザーを倒していく

 

残りは装甲車乗った奴だけ

 

 

「アロナ、バイクの運転変わってくれ」

 

 

「ええ!?い、いいですけどあまり上手くないですからね」

 

 

僕はバイクの上で立ち、装甲車との距離を目測で測る

 

装甲車がスピードを上げ迫って来た。ここだ、そう思ったタイミングでバイクから飛び降り装甲車のボンネットに着地した

 

 

「残念でしたー」

 

 

僕は木刀を勢いよく振りかざし運転席のドアを破壊する。そしてドアを蹴り破った勢いでロボットを制圧しブレーキを踏んだ

 

 

「お、お前はなんなんだ!」

 

 

「幸村、先生だ」

 

 

そう名乗った時、拘束が甘かったのかカイザーのやつに再びエンジンを踏まれた

 

 

「ふ、ふふ。はは、はははははは!」

 

 

そうしとカイザーは笑い声を上げたかと思うと、1本のマッチを手にして器用に片手で擦り火をつけた

 

不味いと思いマッチの箱を奪い取るが、火のついたマッチは既に後部座席へと投げ入れられた

 

 

「やってくれるな、、、」

 

 

「これで道連れだ、ザマーみろ!」

 

 

後部座席には火薬物質、間に合わない。そう思った僕は一か八か、飛び降りる

 

 

ドガアアアアアア!!

 

 

爆発音が耳に響いてくるが、その音はだんだんと遠のいていく

 

 

「先生!幸村先生!大丈夫ですか!?」

 

 

アロナの声、、、

 

僕は気力で体を持ち上げる。体は無傷、バイクの上に乗っていた

 

 

「ナイスアロナ、、、完璧なタイミングのバリアだよ」

 

 

僕は一難乗り越え、アビドス砂漠をバイクで走る

 

そんな僕らに砂嵐は既に迫っていた

 

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