転生者の(非?)日常 作:公開
「…とりあえずこのおかしくなってもうた零をもとに戻すのが先決やな。」
メガスターミーは不定の発狂を引き起こした零を正気に戻そうとする。だがメガスターミーの精神分析は初期値。つまり成功値1である。1/100でしか成功しないよりも…
「やめろぉ!!それ以上俺に近寄るなぁぁぁ!?」
「何を見とるんか知らんが…無理やり正気に戻したる!食らえ何の変哲もないパンチ!」
機械を斜め45度で叩いて直すように、無理やり正気に戻すことをメガスターミーは選択した。
精神分析を拳で代用…どこのひ◯ゆきだお前は
と言っても種族値A140がフルパワーでパンチすればそれこそ殺りかねないので、人間がちゃんと耐えられるレベルのパンチだが。
こぶし
メガスターミー:失敗
メガスターミーはこぶしを空振りした
「あっ空振りしてもうた。やっぱ身体が鈍っとるな。もう1回!」
こぶし
メガスターミー:成功
発狂中のため零は回避出来ない
ダメージ1d3=3
HP
零:14→11
「痛った!?…って、あの妙な動きで走ってくる死体は…?」
「多分それ幻覚や。グロいもん見たせいで精神にダメージが入ったんやろ。
というか妙な動きで走ってくるって、それもしかして団ち…いややっぱ何でもあらへん。」
零は正気に戻ったので、改めて零とメガスターミーで部屋の探索をする…と思いきや、メガスターミーが
「仮にこの部屋にこれ以上グロいもんがあるとして、それ見たらまたさっきみたいになるで。」
と言ったため、零は気を取り直して2人の少女に色々質問をしてみることにした。
「あー…なんだ、その、質問とかしていいか?」
2人の少女は首を縦に振った。
「…じゃあ、名前を教えてくれるか?」
「「………?」」
2人とも首を傾げた
「もしかして…名前とかない…のか?…呼びづらいし…よし、白い髪の方がサクラ、黒い髪の方がセイカだ。」
少女は一瞬きょとんとしていたが、その意味を理解した瞬間、セイカは喜んで零に抱きついてきた。
サクラはセイカほど感情を表に出していないが、それでもとても嬉しそうだ。
「ちょ、さ、流石に抱きつかれるのは…」
抱きつかれるのはあまり好きじゃないと分かったセイカは直ぐに抱きつくのをやめ、言葉こそ喋らないが
「ごめんなさい」的な雰囲気が出ている。
「い、いや、流石にそこまで落ち込まなくても大丈夫だからな!?」
こんな調子で零は質問を続けた。
以下その結果。
「あの男の人は…君達が?」
→2人とも首を横に振る(違う)
「スマホって知ってるか?」
→2人とも首を横に振る(スマホ?なにそれ。みたいな反応)
「あのヒトデみたいな何かを見たことあるか?」
→2人とも首を横に振る(こんなのが世界にいるんだ。みたいな反応)
「両親はいるのか?」
→サクラは首を縦に振った。
→セイカは首を横に振った。(悲しそうだった)
「君達をここに閉じ込めた犯人は分かるか?」
→2人とも首を横に振る
以上。
「いろいろ答えてくれてありがとうな。にしても、スマホを知らない、か…親がどれだけクソ野郎でも今どき子供がスマホを知らないのはなんか違和感が…」
「話終わったか?」
「あ、終わったぞ。」
「ならこの紙を見てみぃ。」
メガスターミーが持ってきた紙には
それは忠実な貴方の下僕です。
言われたことは嫌でも絶対に従います。
無口だけど人懐っこい良い子なので
可愛がってあげてください
…と書かれていた。
これを見た…正確には"下僕"という文字をみたセイカは怯えている。
「……!」
「何や、どないしたんや君。…いや、まさかな?まさか…下僕とか奴隷とな、そういう立場やったんか君…?」
…セイカは奴隷という単語が聞こえた瞬間、さらに怯えた。
「ほぉ…そいつええ根性しとるやんけ。今度知り合いに頼んでそいつのところに殴り込み決定や。
心配することはないで君、ワシが守ったる。これでも某特撮ヒーローみたいなもんやからな!
後でソイツんとこにジガルデ君、大魔女ネキ、レウスニキでカチコミや。」
セイカもその言葉を聞いて落ち着いたようだ。
それはそれとして相手死ぬのほぼ確定なんですがそれは。
レウスニキことリオレウス特殊個体は希少種とヌシを足して割らない強さを持ち、
ジガルデは伝説のポケモンで(恐らくこのような事態ではその力を行使しないだろうが)メガシンカも可能文句なしの戦闘能力
大魔女ネキこと????(ネタバレ防止)の世界線はある理由により
"人間による魔女の虐殺"が未遂に終わっており、その結果原作で世界中にばら撒かれるはずだった魔女因子=魔法を全て所有している。
はっきり言って彼ら彼女らがカチコミなどしようものなら間違いなく壊滅させられる。しかも今回のような事情なら間違いなく全員が協力するので逃げ場はない。
「…下僕なんて…ここを作った奴は相当な悪趣味野郎だな…!」
「せやな。」
とここでシーウーもログイン。
「おーい、何してるウー…って女の子?」
「そうや。カクカクシカジカでな…」
「とりあえずもしカチコむならシーとヌッさんも連れて行くウー」
「流石に過剰戦力すぎやろ…別にええか。
で、そっちは何かあったんか?」
「こっちにはスープの予備があったから誰かさんのせいでぶちまけられたスープを補充しといたウー。」
(ちなみに中身の死体は美味しく頂いた。)
「言われてるで零」
「いやアンタだろ!?」
「「…?」」
「あと紙を見つけたから読んでほしいウー。」
分かった、と言って零は紙を読んでみる。
「…大事な調味料は現在在庫切れ、か。」
「って事は多分やがこのまま飲んでもダメやな。」
「…そういやサクラ、セイカ。調味料…多分毒なんだろうけど、それがある場所知ってるか?」
シークレットダイス ?? ??
セイカとサクラはそれぞれ"書物庫"と"礼拝室"を指差した。
「…つまり書物庫と礼拝堂に毒があるってことか?」
それに対しセイカは首を縦に振り、サクラは横に振る。
「…ん?どゆことや?」
「多分毒そのものは無くても毒の調合書とか手がかりがあるんじゃないかウー?
…ほら、サクラちゃんもこうやって頷いてるしウー。」
「…ほならまず書物庫に行って、安全そうやったらワシらは礼拝堂に行くっちゅう感じでええか?」
「大丈夫だウー。」
「大丈夫だ…多分。」
残り時間、約30分