異世界聖王冒険譚   作:ho9tocraft222

1 / 6
Prologue「邂逅篇」
#1「転生」


 これは、俺が『私』となり、私が何かを成す物語。

 

 俺の名は、神成令(かみじょう・れい)。しがない学生だ。

 ある日、俺は街を歩いていて、そこで喧嘩をする悪人がいた。

「おいアマァ!もっと金落とせやゴルァ!」

女子高生に集る不良共を見て、憤慨した。気付いた時には、不良のうちひとりを殴り飛ばしていた。

「いってぇ…なァ!」

素人の拳は痛くもないのか、殴り返される。

 そのまま地に伏せさせられたのに加え、頭目がけて死ぬ気で殴りまくられた。

 その結果、俺は無惨にも死んだ。死の間際、俺は今まで書いていた二次創作の彼女を思い浮かべた。

 ああ、エクセリア・アウェアほどの実力を持てたのならば。

【―――希望身体、エクセリア・シャルロッテ・クレア・ゼーゲブレヒト・アウェアとして設定。それに伴いユニークパッシブスキル、『終わりを滅ぼす王』を会得しました。

 ユニークパッシブスキル『終わりを滅ぼす王』習得に伴い、アクティブスキル「創造魔法」「業炎魔法」「神聖魔法」「牽制攻撃」を会得しました】

幻想は幻想だ、到底敵いっこないが…確か彼女は、コズミック・クェーサー・リズンに顕現できたよな…。

【―――ユニークアクティブスキル『召喚獣顕現』を会得しました。希望に添い、召喚獣『コズミック・クェーサー・リズン』を設定、完了しました】

それに、彼女は大太刀の二刀流が主軸の技巧派のノーブルヴァルキリー古代種だ…。

【ユニークパッシブスキル『宙準星の巫女』を会得しました。これにより、パッシブスキル「二刀流」「刀習熟」を会得しました】

黒い意識の底に、落ちていく…。

 

 気がつくと、()は池のそばにいた。

 立ち上がり、湖を見る。そこには、金髪赤眼で、肌が色白の少女が映っていた。少女とは言ったが、胸は大きく、体型も安産型などと言われそうなスタイルだ。

 …どういうわけか裸なので、少し寒いと感じるが。

「…寒い…」

そう思い、私は軽く創造魔法を行使する。白法衣で、フードと仮面もついた衣服が完成する。私はそれを着て、何か不思議な気配を感じる方へと歩いて行った。

 歩いて行った先で、この創造魔法が成せるものがどこまでなのかを考えた。

 エクセリアが得物としたもの―――エデンモーンの絶系列や、ノートゥング【絶】、特徴的な双刀は、容易に作成できた。

 衣服の方も…概念設計図(イデア)の設計に時間こそかかるものの、作れる。

 あとは、この世界の住民に会うだけだ。

 

 話し声を聞きつけ、私は洞窟の奥深くへと入っていった。

 

【ん?どうやらまた新しい客が来たようだ…】

【ソピステスローブ!?どうしてそんな服の人が!?】

 

 その反応を他所に、私は目の前の巨竜を見る。

 あぁ、参ったな…。よりによって転スラ世界かよ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。