非凡な身に灯る唯1つの光   作:Aoi2873

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クリスマスイブSSだと思ったか?ストーリーの進み具合的に出せねえよ
これでニーゴ編は終わりです
次はレオニだったかな?
はい。そういうことで本編イクゾー


8.輝く夜に目を細めて

「よし、これで...」

「終わったー!」

「初めての合作。結構大変だったね」

「今回も苦労したわ」

「みんなもお疲れ様」

「合作経験は今まであまりなかったのですが、楽しい時間でした。今回はわざわざありがとうございました」

「いえいえ!こちらこそ貴重な体験をさせていただきありがとうございました」

「じゃあ、こっちも公開しますか」

「...ぇ?」

 

すでに準備自体は終わらせていたため、早速アップロード。これで今回のお礼はできたかな本当は礼なんて考えてないくせしてよくやるよ

「お!これが『欠星』さんがボクたちをイメージして作った曲なんだ♪」

「やっぱりよく特徴を掴んでるわね」

「...」

「え?ちょっと待って。ど、どういうこと?なんでみんなはそんな驚いてないのっ?」

「んー?『K』が『欠星』さんの歌聴いて眠っちゃった後に聞いたんだよねー」

「こっちも急にネタバレ喰らったのよ」

「...あはは、言われた時はびっくりしたよね」

「ほんとにね。なんでも無いことみたいに言ってくるからびっくりしたわよ」

 

あちゃあ。自分には本当になんでも無いことなんだがなぁ。せっかく一緒に作曲してくれたんだからお礼をするのは当たり前じゃない?お前は外聞のために義務感に駆られているだけだろうが。言い訳すんじゃねえよ

「ま、『K』にちょっとしたハプニングはあったけど、今日はもう解散でいい?流石に、ふゎ...眠いから」

「じゃあ解散しちゃおっか『雪』と『K』もそれでいい?」

「うん。お疲れ様」

「え。まだ整理できてないんだけど...」

「じゃ、お疲れー」

「お疲れー♪」

「お疲れ様」

「あ、『欠星』さんもありがとうございました」

「いえいえ。じゃあ自分も落ちますね。お疲れ様でした」

 

ふぅ。そういえばもう夜か。体感そんなに寒くないしちょっくら夜の散歩と洒落(しゃれ)込みますかねおっ、良いじゃねえか。こういう時こそ日々の小さい幸せを大事にしていかねえとな

室内着からラフな格好に着替え、適当な金額が入ってる財布を選んで、小さいサイズの肩掛けバッグを身につけてリビングに向かう

 

「おっ、どうした?」

 

リビングでは目を向けて黙々とパソコンで作業している父さんお前もこいつみたいな普通のリーマンになって欲しかったんだがな

「ちょっと散歩してくるよ」

「おう。10時には帰ってこいよ」

「ん。りょーかい」

 

玄関の扉を開けると心地よい寒さが体を包み、思わず体を震わせるそうそう。この寒さがいいんだよな

そのままシブヤ方面まで電車で移動し、ぶらぶらと目的もなく辺りを練り歩くこういう時間が日々の小さいりをなくしてくれるんだ

20分ほど歩いて近くのベンチで休憩すると、どこからか黒髪の少女がギターケースを持ってふらりと現れた今度はどいつだ。こいつを音楽に関わらせるクソ野郎が

宵闇に消えていく心をすり減らした人たちに染み込むような、ゆったりとしたメロディと合わせられる心地よい歌声。ああ、やっぱり僕は音楽が好きなんだなぁ俺からしたら、お前をどん底に落とすものなんて"音楽"じゃ無く"音が苦"だがな

見ると少女のギターケースには幾らかのお金などが投げ込まれていた。せっかくだし僕も入れるかいや、それはお前の金なんだから見ず知らずの他人にやるもんじゃ無いだろ

財布から五千円札を1枚取り出し、ギターケースに入れる。見ると目の前の少女の目が驚きに包まれていた。まあ、知らん客に五千円も渡されたらビビるかもう入れちまったから戻れねえよ。せめて関わんな

まあフードをかぶってたから顔は見られてないだろう。そう思いとっとと立ち去ることにする。長時間拘束されると父さんが怖いからなちゃんとしてんのかしてねえのか分かんねえな。こいつは

 


 

いつものようにシブヤで歌う。みんなとの(わだかま)りも無くなってセカイで本当の想いも見つけてLeo/needも結成して、私にはあの日に見た星空のようにキラキラと輝いている

 

ギターケースには百円玉や十円玉がいくつか、たまに千円札を入れてくれる人もいる。せっかくお金を入れてくれた人たちに喜んでもらえるような音色を夜の空気と共に広げていく

 

そんな時、フードを被った私と身長が同じくらいの人がてくてくとこちらに近寄ってきた。そのままおもむろに五千円札を懐から取り出し...って、五千円!?え?大丈夫なの!?歌を止めるわけにはいかないので軽く頭を下げて歌い続ける。黒いマスクをつけてるから表情はよくわからないけど、なんとなく笑った気がする。その人はそのまま人の間をするりと抜けてすぐに見えなくなった

 


 

歌い終わった後、ギターケースの中を確認する。だいたい7〜8,000円。そのうち5000円があのフードの人だから、いつも歌う時と金額は大体一緒

 

そうして、もらったお金を整理していると、名刺を見つけた

 

『欠星』

@Missing Star_KGBS

Missing Star.KGBS.jp@pmail.com

 

へー。『欠星』さんの名刺かー...

 

...

 

......

 

.........

 

うん。目を逸らすべきじゃ無いよね。わかってるんだけど

なんで『欠星』さんの名刺がここにあるの?

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